【①.宝鐘マリン×戌神ころねという仲良しコンビに大空スバルが割って入る意味とは】
【➁.一人苦しむ夏色まつり。ホロメンは誰もその事実自体を知らない】
【③.紫咲シオンは今が旬。今この時事務所の外でその魅力を拡散しない事は事務所にとって大きな損失】
✔ 9:01～ ほぼ同期であるにも関わらず長年距離の縮まらない戌神に「マリンと同じ感じで噛み合わない」と零す大空。戌神と宝鐘は非常に仲が良く、相性も抜群。
「合う・合わない」という物差しで同僚と絡むのなら行き着く先は前記事の「お友達ごっこ」が関の山だ。自然と噛み合う相手とばかりつるむ意識でいるから常闇や獅白のようなサバサバ系女子ばかりが身の周りに増えていくがこの類をいくら引き寄せても何の働きもしてくれないし、何の恩恵も与えてくれない。そうして何の力も得られないから大空の活動はここ何年も変わり映えせず、結果ダンスや英会話等で細々とした変化を出そうと無駄な努力で時間を捨てる事になる。
大空が合わないタイプのホロメンと関わる時に意識しなければならないのは「合う・合わない」ではなく合わない相手との適切な距離感を測る事と最低限配信で出せるレベルのムーブ・絡みを模索する事だ。
人間関係を良好に保つのに距離感は、実は大して重要な意味を持たない。離れていながらリスペクトの念を持って扱い、利害関係を一致させる事は難しい事ではない。お友達ごっこに意識を持っていかれ過ぎていて距離を詰められるか否かに執着している大空はやはり視野が狭過ぎ目線が低過ぎ、根本的にズレている。
✔ 3:13～ 相性のいい宝鐘とのコラボ。タイプが似ていてシナジーが高い為ただぷよテトをプレイするだけで両方のパフォーマンスが最大化される。誰が見ても脳死で楽しめる模範的なコラボで、一日中でも観続けられる出来栄え。
この組み合わせを差し置いて大空が宝鐘や戌神と距離を詰めて仲良くなる必要があるだろうか。「シナジーが無くて噛み合わない事が逆に面白い」みたいなヒネた絡みはせいぜい年一程度に留めておいて大空は大空とシナジーのある者と、この二人はこの二人とシナジーのある者と重点的に絡むのが誰にとっても良いように思える。
大空の目的は「事務所の皆でいい物を作ろう」ではなく「少しでも多くの同僚と仲良くしたい」にすり替わっている。「いい配信をする為に良好な関係を保つ」ではなく「良好な関係でいる為にコラボ配信を行う」という本末転倒な行動パターンがその表れだ。
✔ 21:38～ 宝鐘と夏色のコラボ。姉妹っぽいと言われる程似たタイプで、さらに年上である宝鐘と絡む事で夏色が幼児化してしまっている非常に珍しい映像。
夏色はホロメンの中でも相当自分を押し込めて考え込んでから動くタイプで、本当の自分をさらけ出す事が苦手なタイプだ。破天荒だとか過剰にセンシティブなノリだとかも全部夏色なりにデザインされたビジネスムーブで、そのほとんどがポーズや演出だと言ってもいい。
自分を押し込めて考え込んでから動くホロメンに天音かなたがいるが、夏色は実際天音に近いタイプだ。帯同しているウィークポイントも「頼り下手・甘え下手」という事で共通しているが、多芸・多才で単独でも並以上の成果を出せる天音に対して夏色にはさしたる強みがなく、そのせいで今の成績不振がある。ホロメンの凸待ちには積極的に顔を出し笑いやセンシティブにも力を入れる等色々努力した上でこの惨状に晒されている事から「ここまでやってもダメな程自分には魅力が無い」と夏色は自己完結していると思うがこれは全く逆の発想で、「一人で勝手に余計な事ばかりやるから同僚もリスナーもどう受け取っていいのか分からなくなっている」というのが実際。「ビジネスモード」で塗り固めた結果全てのホロメンと「仕事の関係」になってしまいVが成功する為の必須項目「てぇてぇ」を一切得られなかった、それがVTuber夏色まつりの敗因だ。
夏色はどんな場面でも滑らない。他のホロメンが巻き込まれ事故を恐れて寄り付かないような尖った凸待ち企画にもあっさりと現れ声芸やイカれたセンシティブを駆使し、慣れた様子で盛り上げてしまう。ホロメン・ホロリス両方にとって夏色は器用で有能で頼りになる人だが夏色を直接観ている時以外誰も夏色の事を考えていないし、思い出しもしない。凸待ち企画も同じ事で、通話が繋がると同時に夏色キターッ！となって夏色のパフォーマンスに手を叩いて笑った後でも通話が切れると夏色の存在をそのパートごと記憶から抹消してしまう。何の余韻も残らないからその凸待ち配信が終わった後、何となく気になって夏色のチャンネルを訪れる事も誰もしない、だから夏色のチャンネルは全く伸びない。
夏色はVの人気の秘訣は声や話し方・モデル等からくる可愛さと華、トーク・ギャグセンスのような面白さの二つだと今でも思い込んでいる古いタイプの人だ。赤井や星川、紫咲のように表面的な魅力で人目を引くタイプのVがお気に入りの夏色は声もモデルも喋り方も自分では彼女達に遠く及ばない事を早い段階で理解し、代わりに「面白」の追求に精力を注いだ訳だが残念ながらこれも見当を外している。VTuber、特にホロライブはライバーが素の状態同士でぶつかり合って築いた家族のような関係性、つまり「てぇてぇ」を売りにしている。いい調子で活動出来ているホロメンは全員漏れなくこの条件を満たしている。
押し込めた自分を仕事モードでコーティングした上でしか人前に出ない夏色の、ガードを解いた素の様子を知っているホロリスはほとんど居ないだろう。そしてそれはホロメンもどうやら同じで、だから夏色は誰の気も引かない。「面白くない」でも「嫌い」でも無い、でも気が付いたら忘れてる、それは
