【ホロライブレビュー.03】D-17《大空さんの人間関係、既に手一杯問題》include:大空スバル、夜空メル

VTuber


【①.Vの成功に必要な才能は「その他諸々<<<<<人間関係」】

【②.単体で見るとモブでしかない大空が成功出来た理由とは】

【③.大空さんの人間関係、既に手一杯問題】

【④.人間関係から溢れたVはかなりの確率で腐る】




才能の優先順位

✔ 以上からVライバーの活動にとって有利に働く素養が「③.歌唱力やゲームの上手さ」<「①声や話し方からくる可愛さ」<「➁お笑い能力・トークスキル」<「④人間関係の構築能力」の順に並んでいる事が分かる。声に秀でる白上は笑いに秀でる天音に劣り、どちらも持たない戌神が人間関係の豊かさだけで両名の上を行く好成績を記録する、今時分ホロライブにはそれに類する実例がいくつも転がっている。

つまり「①.良過ぎる声」と「➁.さくらみこにも並ぶ強力なおバカ属性を併せ持っていて面白さでも申し分のない」夜空メルが5年に渡る活動でチャンネル登録者数80万人をギリギリ超えたところ、配信アーカイブの再生回数は5万どころか3万を切る事も珍しくない火の点くような成績不振に長年晒されている理由は「③.歌やゲーム等の突出した特技を持っていないから」ではなく「④.ホロメンとの人間関係に乏しいから」という事になる。夜空、というか1期以前に相当するホロメンは2期以下の中心的なホロメン達との関わりを渋りがちで、その為に事務所で最底辺レベルの成績不振に陥っている例が多い。2期以下のホロメン、中でも大空やさくらみこ、宝鐘等同僚を強力に拡散する性質を持った大型ホロメンとの密接な関係の構築が、夜空のような「いい物を持っているのに何故か全く売れていないホロメン」の急務と言えるだろう。


モブVの成功法

✔ そしてこの「④.人間関係の構築能力」に最も秀でたホロメンこそが大空だ。ホロライブで五本の指に入る程の成功を収めている大空だが、「①.声や話し方は全く魅力的ではなくモデルは量産型のモブのように地味」で「➁.笑いやトークはそれなり」で声に頼って強引に笑いに持って行くようなレベル、「③.歌やゲームに関しては普通中の普通」、さらにはネット文化にも元々疎くそもそもこの仕事に向いているタイプではない。

Vタレとしての才能に一切恵まれていないにも関わらずここまで成功出来てしまった大空が事務所一、いわんや業界一人間関係の構築能力に優れている事が「④.Vタレの活動においては人間関係こそが最強の武器」という法則を裏付けている。声では白上に負け、笑いのセンスでは天音に負け、戌神にすら全部の面でやんわりと負けている大空は人間関係の構築能力に限って三人より圧倒的に勝っていて、単体のライバーとして見ればやはり三人より成功している。「人間関係の構築能力にさえ秀でていればモブでも大成してしまえる」大空はその身をもって全てのVタレにとって値千金である法則の証明を行ったのだ。

「Vタレにとって最も重要な意味を持つ素養を業界で一番極めているのは自分だ」という事実を、大空は知らない。ここまでに散々言ってきた事だが、大空は視野が狭い上に思考力が弱くて、素直でポジティブな性格故に簡単に勘違いしてしまえる……平たく言えば単細胞のバカなので、ライバーとして全く恵まれない自分が何故ここまで成功出来たか、何故リスナーが何もない自分の事をこんなにも見たがるのか、恐らく考えた事が一度もない。今マシュマロか何かで誰かからその質問を投げられれば「頑張って努力したから」とか「明るくて元気いっぱいだから」みたいな事しか言わないと思うがそんなVタレそのへんに山ほど転がっとるわボケ、という話である。

ダンスだとかアイドル的所作だとか、英会話のような誰でも出来てしまうようなスキルの習得に必死になっている事こそ大空が自分の能力に気付いていない事の証だ。「Vタレにとって一番価値のある能力」を「業界で一番の形で備えている」という事は「業界一のVタレになれる可能性がある」という事なのだが、その可能性にかけて動く事をせず小賢しいダンスやイカれたアイドルムーブみたいなズレた事ばかり嬉々としてやっている姿はバカ丸出しで、何なら哀れですらある。

宝鐘が清楚でお行儀のいい方面に路線変更して今よりの躍進があるだろうか。さくらみこが勉強して一般人並の知識と教養を身に付けた時そこには更なる価値が生まれるだろうか。不知火や白銀の事が好きな星街が二人のように優しく落ち着いた女性にキャラチェンしたとしたならどうだろうか。

誰しも今より成長・成功したいなら最たる持ち味を伸ばしていく以外に方法は無い。大空で言うならそれは「可愛さ」「ダンス」「アイドルムーブ」等ではなく「人間関係の構築」次いで「笑い」になる。それが分かっていないからここ何年も大空は明確な進歩を遂げていないし、それが分からない限りこの先何年活動しようと、如何なる努力を行おうとやはり明確な進歩を遂げる事は出来ないだろう。


関係構築の限界

✔ ホロライブの中で最も手広く人間関係を形成している大空らしい「一緒にラーメンを食べに行く人を探す」だけの企画。「人間関係さえあれば企画とも言えないこんな企画でここまで盛り上げる事が出来る」「たったこれだけの事でサシラーメンに行く相手を二桁も集められる大空さんすげぇ」等色々思う事はあるが、もう少し注意深く観ると見えてくる「大空さんの人間関係、既に手一杯問題」という物もある。


✔ 1:55~ 大半のホロメンに誘いをかけるも天音を取りこぼしていた大空。不仲でもなく期生が遠い訳でもなく、ホロライブの中心部から外れている訳でもない天音を忘れていたぐらいなら他にも意図せず誘い忘れたホロメンが居たのではないだろうか。

今でも一人、また一人と消化中の通称「ラーメンバー」の中に2022年一杯をかけてやっと距離を縮めたときのそらが入っているという話は出ていない。一年かけて温めた関係を冷やす手はないので当然ここでは誘っておくべきだが、大空は果たして忘れず声をかけていただろうか。

また「ねぎゆー」というユニットで一緒の桃鈴はどうだろうか。事務所の中でとかく空気になりがちな桃鈴はユニットを組んでいたとは思えない程今大空との関係が希薄になっているように見えるが、大空的には桃鈴はもう切ったという事でいいのだろうか。「ねぎゆー」というユニット自体が立ち枯れている事も含めて大空が人間関係に手を回しきれていない事が窺える。

そしてこの配信中に登場し「ラーメンバー」入りが確定したホロメンは三人だが、全員がほぼ大空と同期だ。「ノリが合うかどうか」「近しい所にいるかどうか」が人付き合いのネックになっている大空は「リスナーが盛り上がる組み合わせかどうか」「自分や事務所や同僚の為に今後なる関係性かどうか」という重要なポイントを踏まえない。6期のような離れた期生に自分とより大きなシナジーを生める人間が居たとしても取り零してしまう可能性が高く、また大空から期生が離れれば離れる程人間関係を第一に考えるホロライブの気風が薄まり、事務所自体が先細りになってしまう危険性もある。


中目標「➁-A.笑い・バラエティ・人間関係構築能力の向上」叶えるには

✔ 大空を中心とした人間関係の拡がりは今急速にそのペースを落としつつある。「ラーメンバー」の件を見ていれば分かる事だが、それは大空がこれ以上の人間関係の拡大を求めていないからではなく、単純に手が足りていないからだ。ホロライブJPは今大体30人強程いて学校の一クラス分ぐらいの人数だが、人の倍動く大空でもたったそれだけの規模の集団を全部はカバーし切れていない。

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