【ホロライブレビュー.04】B-3《角巻わため、巻き返す(2》include:【天音かなた】、角巻わため、AZKi、大空スバル

VTuber


【①.ぼっちだったAZKiの世話役を買って出た天音、ただ友達になった角巻】

【➁.ただ友達になった角巻の方が大事だったAZKi】

【③.人を助けるにはまず「自分が助かっている」必要がある】

【④.「自分が助かっていない」まま人助けを連発する天音】

【⑤.「人を助けたい」のではなく「ポイントを稼ぎたい」だけな天音】

【⑥.病的な思考に振り回されているうちに同期全員から激しく後れを取った天音】

【⑦.人間関係の「素」すら作れていない天音のこれからは地獄】




天音の本性、卑劣な本性

【「③サシトーク企画でのコラボ」=「純粋な友人関係」】
✔ 53:40~ 大空が角巻を呼んだサシトーク企画は有名テレビ番組「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングと同じシステムで前のゲストが次のゲストを指名する形をとっている。角巻の前にこの企画に参加して角巻を指名したのはAZKiだ。

AZKiはイノナカからホロライブに一年程前に移って来た経緯が手伝って、ホロメンの友達が少ない。ときのそらとはかなり前から、最近風真とも仲が良くなった様子だが、その間に角巻とも接近している。ホロメン・ホロリスの大部分が気にも留めていない事だと思うがAZKiと角巻はかなり前からそれなりに仲が良い。

これも誰も気に留めていない事だと思うがかな建で絡むよりかなり前から、実は天音もAZKiとは繋がりがある。


✔ 一年程前赤井はあとがホロメン全体に向けて仕掛けた大掛かりなドッキリ企画(上)の標的になり、理解不能なDMを送り付けられたAZKiがいの一番に天音を頼ったエピソード(下)。ホロライブ移籍直後AZKiが早い段階で関わりを持ち、また一番頼っていたのが天音であった事が分かる。


✔ 角巻と天音のどちらが先にAZKiと関わりを持ったのかは知らないし、その切っ掛けや動機も分からない。天音が例の「オア検索」を用いてホロライブ移籍直後で寄る辺のないAZKiに救済の意志で近付いた事は堅いと思うが、角巻もそうだったのか、或いはライブか何かで共演した際に大人しくお行儀の良いキャラクターにシンパシーを感じて自然と距離が縮まったのか、それは分からない。

しかしこのサシトーク企画でAZKiが指名したのは天音ではなく角巻だった。その理由を尋ねられて語る口ぶりからAZKiは天音ではなく角巻の方を信頼して頼っていて、また関係値の高い友達だと認識している事が分かる。デビュー以来失敗続きでどうしようもなかったAZKiと親密な関わりを交わし続けた角巻の行動がまたここで一つ成果を上げている。

二つ前の記事で詳しく触れた天音の「オア検索」の条件の中に「①成績不振」「➁立場が下」「③はぐれ者」という物があったが、天音が関わるホロメンを選ぶのにこの条件を使用するのは「相手を助ける名目がある場合に限ってのみ自分には人に近付く権利がある」という自己評価低さ故の病的な前提が天音自身の中にあるからなのだが、そんな病的な思想に毒されて事務所の中で孤立を極め、成績もどんどん落ちてるお前の助けなんか誰もいらんわボケ、という話だ。事実救済の意志で移籍直後のAZkiに声をかけ、かな建にも「呼んでやった」AZKiはこうして角巻の方をここ一番の友達として選んでいる。

ここにも天音の頭の悪さがよく出ているのだが、そもそも人を助ける事を志す人間は誰よりも「助かっていなければならない」。そうでなければ「助けられる側」にろくな援助を与えてやれないし、また共倒れのような形になってしまえばまともに助けて貰えなかった上に責任感まで背負ってしまう相手の負担はこの上なく、本末転倒な結果になってしまう。簡単に言えば「自分が事務所の中堅所からすら落ちそうな状態の癖に人を助けるとか助けんとか何様なん?根暗のガキが勘違いも程々にしとけ」という話だ。


【天音に「助けられていない例」その①:白銀ノエル】
✔ 2:23~ 白銀が飼育していたハムスターが虹の橋を渡った際に天音から慰めのLINEが来たという話。

普段全く関わらない白銀に対して珍しく自分から連絡を寄越した天音だが、この行動の前にもしっかりと例の「オア検索」は行われている。今回使用された条件は「⑤相手が可哀想な状況にある」だが、普段から仲良くしていて当然の成り行きとして連絡を寄越したさくらみこや不知火と比べるとすごく不純で気持ちの悪い擦り寄り方だ。

配信でも頻繁に名前を出す程可愛がっていたペットを亡くした同僚に「行けるか?これは行ってもいいところか?」「自分も似たようなペット(ウサギ)飼ってるし、この距離なら連絡してもギリおかしくないだろ」などと考えを巡らせてから同情の連絡を入れるのは不気味過ぎるし、また人でなし過ぎる。純粋に悲しんでいる同僚に寄り添う前に思いを巡らせるのは相手の為ではなく、ただただ自己保身の為でしかない。私ほど鋭いとノータイムで勘付いて「キッショこいつ」と即拒否感を抱くが、白銀ぐらい鈍くてもその不自然さはやんわりと受け取る。それが積み重なった結果白銀と天音は今疎遠な状態にある。

白銀が傷付いている時に白銀を純粋に助けられるような存在でありたいなら、さくらみこや不知火のように白銀と本物の友達になる以外に方法はない。普段からずっと側に居てくれる友人が非常時にやっぱりいの一番に駆け付けいつも守られている安心感を与えてくれる、それが白銀のような女子中の女子には一番の励みと癒しになる。「人を助けるには何よりもまず自分が助かっていなければならない」と似たような話だが、人を助けるにも下準備や前フリが必要で、天音のように事が起こってから小手先の計算を差し挟んでも結局は何にもならないという事だ。

白銀が亡くして悲しんでいるペットはお産の際「さすがに腹減ったな」「随分産んだし一匹ぐらいいいか」と今産んだばかりのやや子を頭からむさぼり食うような畜生で、実の所私は白銀が何をそんなに悲しんでいるのか全く分からないのだが、白銀に連絡する前にあれこれと不純な思惑を巡らせた天音も或いは同じ気持ちだったのかも知れない。


【天音に「助けられていない例」その➁:沙花叉クロヱ】
✔ 1:37~ これも明らかに救済の意志で近付いている沙花叉との絡み。見下している先輩と絡んでいる沙花叉からはその悪い部分が全部出ているし、沙花叉に無理矢理合わせる形で汚い立ち回りをする天音には天音の良さが全くない。本気で最悪の組み合わせで、今ホロライブにあるコンビの中で一番質が悪いのはこの「かなクロ」だろう。

6期の中でも特に先輩達に可愛がられなかった沙花叉に繋ぎを取ってやるつもりで天音は絡みに行っている訳だが、その前にお前が中心的なホロメンと繋がれてねえじゃねえかという話が一点。沙花叉は天音と繋がっても結局この程度の絡みしか出来ないのでそれ自体に意味はなく、天音を通してホロライブの中心部と繋がる事が必要な訳だが天音自体がはぐれてしまっている為それは無理で、つまりこの関わりを通して天音が沙花叉を助ける事は絶対に出来ない。

そして「沙花叉にとって一番必要な物とは何なのか」と考えた場合、それは「五大ホロメンのような成功していて事務所の中での格も高く、ブランディングも確立しているちゃんとした先輩との繋がり」となる。事務所の中で浮いてしまっている事を気にしている沙花叉は大空や星街のような、一緒に居る事で鼻が高くなるような先輩との関りを今一番求めている。

早い話天音がそうなった上で沙花叉と関わってやればそれで万事解決するよね、という話。「かなクロ」で沙花叉が関わっている先輩はどんどん成績を落としている事務所で中の下のホロメンで、動画のように挙動がおかしくて気持ちが悪いし宝鐘から会話用AIのようなぞんざいな扱いを受けても平気な情けない人だし、沙花叉は天音との関わりが何も嬉しくなく、誇らしくもない。これも人を助けようとする前にまずやる事があるだろという話の一つで、自分が軌道に乗っていない状態で人助けなど出来る訳がないという事の好例でもある。

デビュー前とデビュー後の両方を見ても分かる通り、沙花叉は嘘松とぶりっこで頭の悪いおっさんを騙す以外何も出来ないゴミな訳だが、そんな人間だから元より助ける意志などなくて冷やかしと暇潰しのつもりで天音は沙花叉に絡みにいっているだけの可能性もある。そうだとするなら思ったよりセンスあるなお前と評価を改めなければならない。


✔ これらの例を見れば分かる通り、「人を助ける前にまず自分が助かっていない」天音が行った他人への手当は、そのほとんどが用を成していない。「人を助けるにはまず自分が一番助かっていなければならない」という理屈を、天音はその身を以って痛い程体現している。

デビュー以来一番同僚を助けて来た大空はやはり「自分が一番助かっている」。自分が事務所で指折りの存在にまず成り、自分を好きで大切にしてくれる人間と重点的に付き合う事で自分も他人(ホロメン)を好きになり、自然体のまま実質的な救済を端々にまで施していく。他人を助ける事はこういった経緯を辿って前提を取り揃えなければとても満足には出来ない。それが証拠に、ペットを亡くして悲しんでいた白銀も事務所で浮いてしまっている沙花叉も、天音より大空に声をかけて貰った方が何倍も嬉しかっただろう。AZKiが天音ではなく角巻を指名したのも中途半端な助けをやたらと連発する自己満ボランティアよりまともな友達一人の方にずっと有難みを感じるからだ。


✔ 天音の生誕祭の大型企画にときのそらが参加。後日雪花の配信で「①生誕祭の面子を選んだのは天音で」「➁呼び捨てにしたり腐したりする事が出来る企画だからあえてときのそらを呼んだ」事が語られる。

ときのそらは「そら様」「レジェンド」などという身の丈に余る肩書きに押し込められている事でホロメン達との距離が縮まらないままでいる。ウケていない上にデメリットしか生まないようなキャラ付けは早急に捨てて同じ目線で他のホロメン達と関わりフラットな友達関係を作っていくべきなのだが、それが一向に進んでいない。天音が「企画の性格上腐しても問題ないような場にときのそらをあえて呼んだ」のはその点を意識しての事だろう。

この企画が終わってから何ヶ月か経った訳だが、ときのそらの現状はこの生誕祭以前から何も変わっていない。そもそも箱の中での注目度が低めな天音がときのそらをどう扱おうがそれ自体がさして観られないし、ときのそらとどう関わろうがそれを真似るホロメンが出る程影響力もない。「自分が大した事ないのに人を助ける事など出来る訳がない」実例がここにまた一つ。

天音がここしばらくの間に救済の意志で関わったホロメンは沙花叉、AZKi、姫森、この企画でのときのそら、そしてペットを亡くした白銀等だが、驚くべきことに天音の手助けのお陰で実際に助かった人間が一人も居ない。沙花叉、AZKi、姫森、ときのそらには一~複数回の配信ネタを提供しただけで白銀にはさくらみこと不知火から連絡があった以上特に関係値の高くない天音からの連絡など必要なかった。しょぼい力加減でさわさわと撫でるような手当しかしなくて結果何の恩恵も与えていない事を延々と繰り返している様子から天音にとって大事なのは「実際に相手が助かる事」ではなく「自分が他人に手助けを施す事」である事が分かる。


✔ 天音の「人助け」の本質は自分の存在価値を勝ち取る為の卑しいポイント稼ぎに過ぎない。「存在価値を稼ぎに行かずにはいられない」という事は「自分に存在価値はない」と認めているようなもの。その想いを払拭する為に他人を利用する形を選び、下準備として「こいつは自分より上か下か」と値踏みしてから自然体を装って行動に移る、そんな姑息さが天音の本性だ。失敗して今のように落ちぶれるのが当然だし、その不気味さをやんわりと感じ取った同僚達が周りから居なくなるのも当然、一番連絡を取り合っている先輩が道具としてしか見てくれないのも当然の報いと言う他ない。

陰キャだとかコミュ障だとか、遠慮が勝ち過ぎるとかそういう事ではなく、病的な思考と卑しい行動パターン、人の身になって物を考えられない薄情さ、そしてそういった自分の内情は全て他人からは見えていないと高を括れてしまう頭の悪さに天音の不調の原因はある。私ほど洞察力があるとそんな事は一発で見抜いてしまうが、ホロメンやホロリス達にもやはり時間を掛けてやんわりと伝わり、「なんか魅力的に見えない」「惹き付けられない」という所感を生む事になる。その結果悲惨な天音の今がある。


4期いちの秀才、4期全員から置き去りに

✔ 角巻は天音と違い、デビュー以来純粋な動機で人と関わってきた。「合う・合わない」「好き・そうでもない」という感覚を元に人知れず打ち続けた人間関係の楔が、今連鎖爆発を起こし大きな成果を上げている。それは余りに無能な「持たざる者」なりの精一杯の努力だったのかも知れないが、結果的に同期で一番有能な天音を置き去りにしている。そしてその差は今後開く一方だろう。

角巻は天音と同じ4期生だが、同期で天音を置き去りにしているのは角巻だけではない。ホロライブで活動していて軌道に乗るには最も売れている「五大ホロメン」との関りを築く事が大事だが、その中でも同僚と関わって拡散する事に意欲的な「人間関係三大ホロメン(宝鐘・さくらみこ・大空)」と親密な関係を築く事がさらに重要になる。

そしてその中でも大空との関わりは飛び抜けて重要だ。ホロライブの創設以来誰よりも多くのホロメンと繋がり、助け、事務所を形作って来たホロメン。宝鐘のようにぶっ飛んでいなくてさくらみこのように受け身でもない事から今後の人間関係も他よりずっと拡がりを見せるだろう。

天音以外の4期生は、角巻を最後に全員が大空と繋がっている。天音以外の三人の人間関係は大空と、大空と関係値の高いその周辺のホロメンにも及ぶ。Vとして突出した物を持っていない三人なので大きく売れる事も特別な何かを成し遂げる事も無いかも知れないが、彼女達の残りのVとしての時間は楽しく有意義で実りある物になる事が約束されていて、ここから人生最良の時が始まる。大空とその周辺のVごと親密な関わりを築くというのはそういう事だ。

天音には大空どころかその周辺のVとの関係も、「五大」や「三大」、それどころか成績不振の後輩や窓際化して久しいオワコンホロメンとの関わりすら何一つとしてない。角巻が長年打ち続けた「人間関係の楔」すら一つとして打っていない天音は今この時だけでなく、これから先も孤独を極めていくしかない。天音自体が苦しむ事以上に、天音はVとしての矜持をとても保っていられなくなるだろう。その予兆は今既に片鱗を覗かせている。

何とか打開の糸口はないものかと可能性を探るうちに、天音にもかつて同僚以上、親友以上の関係性で繋がれたホロメンが居た事を思い出す。そしてそのディテールを読み解くうちに、やはり天音には絶望的な将来しか残されていない事実が浮き彫りになっていく。


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