【ホロ些事!】01-A《白上フブキが5人居たなら①》include:白上フブキ/宝鐘マリン/白銀ノエル

VTuber



この記事の概要

✔ がっつりと取り上げる程でもない小粒なネタを一纏めにしてお送りする「ホロ些事!」。一人目は1期生最大の売れっ子、白上フブキ。


壮絶に面白くない女

✔ 4:32~ BABACORNの赤ちゃん凸待ち。「白上と宝鐘のどちらを養うか」というお題に「可哀想な子が好き」というテーマで始め、二人の「しょげ加減」で判定するという絶妙なネタを持ち込む白銀。白銀が出演したこのパートは宝鐘と白銀の掛け合いが面白くとても盛り上がったのだが、問題なのはそれを白上がちょこちょこ邪魔している点。

(4:32)で白銀の「フブちゃんは何が欲しい?」という問い(「何が欲しい?」と訊いて「○○欲しい」と返ってきた答えを「あげないよォ(ねっとり)」と切る事でしょげ具合を判定するという恐ろしいノリ)に対して「社長になりたい」と白上は軽くボケ気味の答えを返しているが、これは完全にバッドムーブだ。簡単に言うと「今白銀が(面白い事)やってっから余計な事しないで?」という話になる。


✔ 0:24~ ドラえもんのものまねで四次元ポケットから「現実」を出すというボケ。これはジャンケンをする時手を煙や炎を表現するようにはためかせながら「放射能」を出すだとか、ものまねを振られれば普段通りの喋りで「どうも、概念です」と自己紹介するような考えボケの一種だが、赤ちゃん凸待ちの「社長」の件といい(赤ちゃんが社会的地位を欲しがるとか面白いでしょ、という意図のボケ)白上はこの手のボケ方が好きなようだ。

言うまでも無くこれ系のボケは全部低次元でしょうもないのだが、その一番の理由を挙げるなら「それ言われた方はどう返せばいいの?」という事。「社長」を聞かされた白銀は「あ、その歳で」としか言い様がない訳だが白上のそれに対する答えも「うん、この歳で」しかあり得ない訳で拡がり様がないし、「現実」を聞かされた不知火は「もっといい物出してくれよ」と答えているがこれは「社長」でも「放射能」でも「概念」でもこの返ししかし様がない。「ちょっと捻ったパワーワードを使っとけばいい」というボケ側の舐めた姿勢のせいで受け手側、ツッコミ側にしわ寄せが来てしまっている状態で害悪としか言い様がない。


✔ 1:18:04~ 凸待ちのトークデッキ「お風呂で最初に洗うのは?」という質問に「浴槽」と答えるアホ。白上の「社長」や「現実」と同種の「捻ったパワーワードをぶちかましとけばいい」という雑な笑いだが、それを受けてただ笑うしかないフレンを見ればこの類のボケが相手に迷惑をかけるだけの悪手である事が分かるのではないだろうか。「浴槽」と答える前にフレンが「どこから洗い出しますか、体の・・」と付け加えた事で文脈が合わなくなっているが、このアホはそれに瞬時に対応する事が出来ておらず、要するにこの程度の人間が救済措置として用いるような低次元な笑いだという事だ。その証拠にホロライブ上位のホロメン達は誰もこんなクソサブい芸に頼っていない。

このアホは東京とかいう中国出身なので仕方がないかも知れないが広島の出の白上ならもう少し頑張れる筈。まずはこのクソ下らない「社長」とか「現実」とかが共演者にもリスナーにも全然受けていない現実に目を向け、目を覚ますところから始めるのがいいのではないだろうか。


KY・KY(空気読めない・キツネのやらかし)

✔ ボケの種類がしょうもない事もさる事ながら、そもそもこの「何が欲しい?」のタイミングでボケを差し込む判断自体が間違っている。白銀(事務所有数のお笑い強者)が凸をして来て「しょげてる子が好きなの」というネタを持って来ているのだから周りが考えなければならないのは「絶対に邪魔をしない事」で、「何が欲しい?」と振られた場合白銀が「あげないよォ」に繋げ易い、当たり障りが無くて癖の無いトスを上げる事だけを意識しておけばいい。「社長になりたい(赤ちゃんなのに笑)」というボケがそもそもしょうもないがここでボケる事自体、せっかくネタを持って来てくれた凸者に対する邪魔でしかない。


✔ 4:18~ だからマリンたんは「お宝が欲しい」という、自分のキャラに軽く掛かっただけの当たり障りのない答えを出している。「何か用意してきてるようだから素直に乗っかっとくか」という判断が即座に出来ているからだが、人前で喋って金を貰う仕事をしているのだからこれくらいは当たり前。

「お笑いはターン制」は基本中の基本だ。相手が腰を入れて何かかまそうとしているなら周りはサポートに回って道を作らなければならないし、ボケの趣旨を理解してツッコミや合いの手を入れる準備もしなければならない。次に自分がボケる時は当然相手がそれをしてくれる訳だが、どちら共が上手くいった場合その配信は「1+1」の笑いが延々続いていく事になり、これを「シナジー」と言う。白銀のボケの滑走路に「社長になりたい(赤ちゃんなのにwww)」という下らねーボケを置いて邪魔をした白上の「笑い」は「1」でしかないし、白銀の「あげないよォ」も「1」以上には絶対にならない。「1」をどうすれば「1以上にする事が出来るか」と考えないから白上の笑いはずっと面白くない。


ワン・ツーの間ハンター

✔ 4:40~ 白銀の「あげないよォ」にこれ以上伸びが見込めない事を見越して「死にたい」で潰しにかかる選択をした宝鐘。白銀の反応もいい感じでとても面白い絡みだが(4:46)に入る「昇給したい」という声が聞こえるだろうか。場違い過ぎてまるで霊障のようだがそうではなく、これは空気の読めないクソサブVTuberのミステイクだ。

「お宝欲しい」→「あげないよォ」を前振りとした「死にたい」→「気持ち悪いw」が今爆発している際中で、それをそのまま進行させる事が配信を面白くする為の最善手なんだという事が白上には見えていない。白上の「昇給したい(赤ちゃんなのに大爆笑ww)」は白銀が宝鐘の「死にたい」に対して言った「死にたいとか産まれたばっかでしょうが」の直後に差し込まれているが、この瞬間時間が止まってしまっている事が分かるだろうか。「昇給したい」→白銀「え、昇給したぃ…?」のラリーは明らかに余計だ。

宝鐘は「死にたい」という左ジャブに「お腹に戻してママ」という右ストレートを被せようとしていた訳だが、白上はその間に割って入ってテンポを壊しに行っただけの形になる。笑いが出来ないホロメンは無能なだけでなく、時にこうして本当に面白い人達の邪魔をしてしまう害悪的存在に成り下がってしまう。


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