【ホロ些事!】01-I《丘船長は老けていく➁千変万化で獅子粉塵-Ⅱ》include:宝鐘マリン/高校の頃好きだった女/大空スバル

VTuber




今年の宝鐘、獅子粉塵(続き

✔ 宝鐘のチャンネル内において存在感を強めつつある「高校の頃好きだった女」。宝鐘が高校に通っていた頃の同級生だが、こうしてただエピソードトークに登場するだけではなく宝鐘のチャンネルに上がるshort動画の作画を担当したりもしている

宝鐘は去年ニート状態にあった実の姉を東京に呼び寄せプライベートマネージャーとして雇おうとするも頓挫した経緯があり、そこから身の周りの雑務等を人に任せる事を模索している事が窺える。実際配信やコラボで少し表に出るだけで大きな利益を生める宝鐘が家事や事務作業をするなど時間の無駄でしかない。

この「高校の頃好きだった女」はshort動画の作画を恐らく有料で請け負う事でその賃金と、宝鐘経由でなければ誰も観ない自分の作品に数百万回視聴分の拡散力を得ている。代わりに宝鐘は自分のチャンネルに上げるコンテンツの製作時間を節約出来ていてWin-Winの状態な訳で、宝鐘程売れた人間が自分でなくともこなせる雑務用に人を雇うのはとても合理的な手段と言える。

この「高校の頃好きだった女」について自分のチャンネルで取り上げ始めた頃、宝鐘は同時に以前からエピソードトークに登場させていた「歌手の女」についてもその正体を明言しており(YouTubeでそれなりに成功している若手歌手)、星川の場合とはまた別の意味で外へのアプローチを行う意識がある事が分かる。

箱外への繋がりを築く場合、その対象を同じVの領域の中に存在する者にのみ絞る意味は全くなく、実写版の歌い手とならその領域にアプローチ出来るし、信頼のおける素人なら自分自身の活動への一助となる。外・中・別の意味での外、とアプローチの幅を広げる宝鐘は非常に賢く、また活動に対してこの上なく意欲的と言えるだろう。


✔ 箱を騒然とさせたつぐのひ×宝鐘マリンの「美魔女の真実 -マリンの秘宝船-」。ホロライブ、若しくはVTuberのお陰で持っている製作会社が作ったとは思えない程壮絶なマリ虐ゲーでプレイ中涙を滲ませるホロメンが後を絶たなかった曰く付きの一本だが、驚くべくはゲーム内で描画される宝鐘自身のキャラ設定やその扱い方、その他周辺のアレコレに関する解像度の高さだ。これは制作に当たって履修したとかではなく、年スパンで一味をやっている人間が製作スタッフの中に居たと見るのが妥当だろう。

戌神のつぐのひとは比べ物にならない出来の本作だが、その理由は宝鐘がデビュー以来組み立て守ってきた「宝鐘マリン」のキャラクターの秀逸さ故だ。年増とかエロとか痴女とかはゲームのような創作物に極めて落とし込み易い要素だがそれはモデルを被り半分はアニメキャラとして存在するVTuberのキャラ付けにしても同じようにウケ易く、迷わずそちら方面の属性を積み立てていった判断はクレバー過ぎてハイセンス過ぎると言わざるを得ない。ネタ切れ気味で前作は明らかな駄作だったImCyanも創作意欲を掻き立てられたのか踏切編辺り以来の会心のゲームメイキングで、悲惨過ぎる宝鐘にベートーヴェンの月光をBGMとして重ねるというファインプレーを行っている。

このゲームは宝鐘がデビュー以来踏襲してきた活動方針が真芯を捉えていた事の証明と言えるし、ここまでの活動の集大成の一つとも言えるだろう。自分で作ったキャラ属性を的確にイジる本作をプレイしていた宝鐘が何故泣きそうだったのかはよく分からないが、箱ごと揺らす程の良作ゲーが生まれた事の八割は宝鐘の手柄と言え、誇っていい事だと言える。


そういう事じゃないんよ

✔ 外・中・別の意味での外・そして自分自身の活動の質と、宝鐘のここ数ヵ月の活動に死角がない事が分かるだろうか。自分一人がまともに活動を続ける為のモチベすら捻出出来ない者、他人と協力し合う判断一つ出来ない者、そもそも箱を離れている者等様々居る中で宝鐘だけは活動のクオリティが群を抜いている。自分の活動を頑張って×周りのホロメンも助けてを同時にやっている点にだけ着目すれば大空も同じように感じられるかも知れないが宝鐘が大空と明確に違うのは上を見る事を畏れていない点だ。根性があるとかやる気があるとかいう事以上に自分のスケールを小さく区切る機能がバカになっているようにも見受けられるが、それが天才らしくてまたいいのかも知れない。

宝鐘がこのクオリティの活動をずっと続けるなら、今後ホロライブの実質的なリーダーは宝鐘という事になっていくだろう。ホロライブの立ち上げからこれまでの最重要人物は間違いなく大空だったがここ最近はめっきりとモチベを失っておかしな事になっているようだし、ここらで一つ世代交代というのも悪くない。

宝鐘が活動の幅を広げて「ヘラる」とかいう虚無時間を減らし、同僚にも大きく貢献し始めたのは今年に入ってからで私はそれをずっと見ていたが、それに関して率直な感想を言わせて貰えるなら「こいつよくこんなにサボれんな」だ。これだけ色々やって目に見えた成果もいくつも挙げている宝鐘は今年それなりに仕事をしたつもりでいると思うが、残念な事にそれは普通に勘違いだ。頑張って褒める言葉を探すならまあ去年みたいにヘラってるよりはマシだったんじゃない、といった所だろうか。


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