【ホロ些事!@.湊あくあ】01-X-Ⅳ《6年目のニューホープ(6)世代交代⇔さくらみこ(1/11》include:さくらみこ

VTuber




【④事二強(事務所で二位の配信強者):さくらみこ】

✔ あまり大っぴらに語られたりはしていないようだが、現在ホロライブで宝鐘に次ぐ配信強者はさくらみこだ。大抵の配信が30万回前後の視聴回数を稼ぎ時には40万以上も珍しくなく、20万を下回る事は基本的にない。ここまでの記事で紹介した他のホロライブの五強とは明らかに格の違う好成績を長期に渡り保持している訳だが、その秘訣は箱で一般化しているような「リアクションがいい(大空のように」「ポップでキャッチーなキャライメージで人気を博している(星街のように」「可愛くておバカ(兎田のように」というさくらみこの定番イメージとは違う部分にどうやらあるようだ。


✔ ここ数年でさくらみこのチャンネルと言えばのイメージで定着した格ゲーのキャラクリエイト企画。実質ホロライブで2位のチャンネルなだけあって超高機能なスーパー素人が山と参加していて、毎度見所の数が物凄い。


✔ ホロライブ名物業界一高品質な「手描き切り抜き」を観る企画。これも言い様によってはスーパー素人の参加型企画。


✔ ファンの部屋を見る企画。同様の企画は他のチャンネルでも行われているが業界で一番この企画を擦っているのは恐らくさくらみこだし、サイズがデカい分撮れ高的にも一番多いのはさくらみこだろう。スーパー素人と言えるかどうかは分からないが、まあ少なくとも勇者ではある素人のこれも参加型企画。


✔ これもさくらみこと言えばの「語録」。おかしな発声と変なワードセンスが生み出す独特のコンビネーションに病み付きになった有志が作成したもの。やはりファンの手によるものだ。


✔ さくらみこの配信企画から少し話を変えて箱内で大流行りしているパワーワード「みこち俺恥ずかしいよ(み俺恥」。元はさくらみこの実母の「お母さん恥ずかしいよ(出来の悪過ぎる子供時代のさくらみこに対して」だがそれをファンが面白がってアレンジした結果汎用性が高過ぎて大バズりした形。

さくらみこに関する箱内ミームが母→ファンという本人を度外視したルートを経て生まれている点に注目。


✔ みこめっとの最近の見所。ビジネスを公言しドライなユニットであり続ける事を固い胸……堅く胸に誓っていた星街がさくらみこの幼児性に負けてとうとう母化してしまった歴史的なワンシーン。

ユニットのファンにとって非常に大きな見所になった筈だがその起点になっているのはあくまで星街の変化であり、さくらみこは何もしていない。


✔ 宝鐘がさくらみこの家にオフコラボついでに泊まりに行った時のエピソード。「①ゲーム中に長尺のロード時間が入る(さくらみこに」「➁配信準備がもうめちゃくちゃ」という二本立てだが、さくらみこの事を一切知らなくてもどういう人物でどういう趣旨のライバーか即座に理解出来るし、このエピソードを聞いて本人のチャンネルに飛ばないVファンもなかなかいないだろう。

非常によく出来た切り抜きだが、これは話上手な宝鐘が披露したエピソードトークを手描き切り抜き師が拾った物で、やはりそこにさくらみこの力は一切働いていない。


どこまでいっても他人の力

✔ ここに挙げたのはさくらみこの配信の視聴回数を大きく稼ぐ定番企画であったり箱を沸かしている見所だったりなのだが、その全てがさくらみこ以外の誰かの力が働いた結果成されている事が分かるだろうか。さくらみこの人気と好成績の礎となっているこれらがほぼほぼ全て本人以外の手によってもたらされている点に着目すると他の上位ホロメンとの差異が明らかになってくる。

ここまでに挙げた大空、星街、兎田、さらに宝鐘を加えてもいいのだが、事務所で大きな人気を博しているホロメンは全員自分をその地位に就けた要素を自分の才能やパフォーマンスにより捻出し、リスナーに提示している。同僚と深く広く繋がる事で誰よりもてぇてぇを生み出し続けた大空、スタイリッシュなパフォーマンスで魅せる星街、華々しさと運でタレントとしてどこまでも持っていた兎田、精神面の安定性以外の全てをパーフェクトのその先で総ざらいしている宝鐘、その全員が自分の才能由来の得手でリスナーにアプローチする事で成功者足り得ているのだが、さくらみこだけはそれをやっていない。さくらみこは事務所2位の地位に就く事をほとんど他人の力によって成し遂げている。


✔ 11:25~ 最近箱で流行っていたホラゲをプレイするさくらみこ。頭から観ていれば分かる事だが自発的にボケないし気の利いたエピソードトークの一つもないし、独自的な言い回しで唸らせる事もないしで非常に退屈。配信開始から都合10分ほとんど何も起きていないが、さくらみこの配信は常々そういうクオリティ。切り抜きだけをチェックしているリスナーからすればそのイメージとの結構な落差に驚く事になるだろう。

さくらみこは配信本編ではなく切り抜きが面白いライバーだが切り抜きもやはりファンワークな訳で、やはりどこまでも他人の力依存な実態が浮き彫りになってしまう。


✔ ときのそらとのアソビ大全企画でギリギリ負けてしまうさくらみこ。「また負けたにぇ」の語録が示す通りさくらみこは誰が相手でもボロカスに負けて半べそをかいているのが適当なキャラで、優等生タイプのときのそらに食い下がってしまうのは非常に微妙な展開。

この配信中でも定期的に垣間見えるのだがさくらみこはときのそらと何とかいい関係を築こうと常々慎重に落としどころを探っていて、それが箱一のおバカキャラがやる事かと思ってしまう。ホロライブのみならず他の領域にもおバカ属性のVというのは何人かいるがおバカキャラという一点に着目するならさくらみこは相当微妙でパワー不足な部類だ。

それがホロライブでおバカを売りとして2位に就いている経緯にはやはり前述したような語録・切り抜き・エピソードトーク等他者からの力が大きく関わっていて、逆説的にさくらみこ自体は大したことがない事実が窺い知れてしまう。


タイトルとURLをコピーしました