【富士葵.A】【迷走∞迷走】:【 不定期VTuberレビュー vol.4 】➁

VTuber



日本人は努力と忍耐の民族です

✔ 何かに挑戦して上手く結果を出せなかった時人、特に日本人は大抵「忍耐」・「努力」に現状打開の糸口があると信じ、人生で何度かは全身全霊で逆境に立ち向かう。富士とその運営キクノジョーは今正にその挑戦の真っ只中で、チャンネルに上がっているコンテンツの質とアップの頻度だけを見ても2人共がこの数カ月、起きている時間のほぼ全てを活動に注ぎ込んでいる事が分かる。個人勢の富士キクがいる界隈のトップは現在ぽこピーだが、仕事熱心で有名な彼らより今は富士キクの作業量の方が勝っているだろう。

そうまでして富士キクは富士のパッとしない…と言うかよく廃業せずにいられるなと思ってしまう程の苦境を脱したかった訳だが、彼らがこの数カ月に渡る「週6行動」で得たのは「1~2万人程度のチャンネル登録者数」、「毎動画1、2万・毎配信数千回程度の再生回数の増加」、「shorts動画の新たな鉄板ネタ」等だ。動画の再生回数せいぜい3万程度、配信は1万を割ってしまう事もあった以前と比べて少し改善した現状を「苦境を脱した」と取るかどうかは人次第だが、私は概ね「無駄な努力ご苦労さん」だったなと思っている。少なくとも身の切り方に全く伴っていない結果しか出ていない事は確かだ。

私はホロライブも常々見ているが富士よりずっと喋りが下手で声も全く可愛くなく、歌唱力のような取り柄もないそのへんの普通の女がホロメンだというだけでチャンネル登録者数で言えば3倍程度、配信の再生回数は10倍、オリジナルソングは5倍程も再生されているのを見ているのでこの数カ月の富士キクの数的な成長に意味があるとは思えない。大体中の下の再生回数を保つのに満身創痍にならなければならない事自体にもっと疑問を抱かなければ駄目だ。これはぽこピーに関しても同じことが言えるが動画の製作に自分の時間の全てを使うという事は時勢に付いていく為のインプットや同業者と横の繋がりを増やす為の人付き合いの時間等が全く取れないという事でもある。それはクリエイターや表現者としての成長や変化の可能性を自ら摘む事に等しく、先々までこの仕事をしていたいのなら最も避けるべき活動形態なのだ。

この記事ではそれぞれが別の方向性で優れてはいるものの組み合わせても全くシナジーが生まれず、決死の努力が全て水の泡と化している悲壮のVTuberユニット富士葵&キクノジョーの抱える問題点と進むべき道について記していきたい。



定まらないブランディング、あり得ないフォーマット

✔ Vタレントにもゲーマー系、バラエティ系等様々なタイプの者がいて、ホロライブやにじさんじ等同じ箱に属しているライバーでもその活動内容は種々様々だ。普段の活動は主にキクノジョーの用意した企画に共同で当たるバラエティ系VTuberの形態をとっている富士だが笑いの技量は並以下で月ノ宝鐘おめシス等東京系のバラエティVのように下やセンシティブで突っ走る事もしないので分類するなら「歌唱力特化型のアイドル系Vタレント」となる。同系統のVにホロライブのAZKi星街すいせい角巻わためときのそら等が挙げられる。

まず留意しなければならないのは「富士葵のAoi ch.は《バラエティ属性ではないアイドル系のVを軸としてバラエティ企画に挑戦する》という無理のあるフォーマットで運営されている」という点だ。個人勢や諸企業にもアイドル系のVというのはいて富士に近い有名所だと名取さな兎鞠まり等がそれに当たるが、彼女らはどちらもアイドルVに適当な「ライバー」という形をとって活動している。単体で「企画」という名の「ネタ」を思い付く程の発想力は無く「超一般人」な笑いの技量も持っていない、所謂アイドル系Vの彼女達は女子としての魅力を提示しつつリスナーとのリアルタイムでのやり取りで距離を詰め、親近感を獲得する戦い方を選んでいるのだ。一括りに「VTuber」と呼ばれる事の多いVタレントだが、現在は彼女らのような「Vライバー(配信勢)」として活動する者が圧倒的に多い。

一方根強く「VTuber(動画勢)」の形式で活動を続けている女性Vもいる。何度かコラボしているおめがシスターズはどちら共がゴリゴリのバラエティ系Vで、ブレーンのレイが視聴者と距離を保ったままネタで勝負する型を好む為、彼女らには動画勢のスタイルが適当だ。銀河アリスなどは「花形の女性V+男性の運営」という富士キクと同じ組み合わせのVTuberだが軸になっている銀河がおバカ系V最強の一角なのでクイズやドッキリ等のバカキャラが浮き彫りになる企画が鉄板化している。同じく「女性V+男性運営」の形をとっている、最近ぽこピーがコラボした根間ういは動画のネタを「沖縄」に絞るとめっぽう強い。根間自体はアイドル系として見てもバラエティ系として見ても普通で今時分取り立てて見る程のVではないが「《沖縄》という引きのあるネタを《沖縄で生まれ育った根間》が《沖縄を知らない人》に向けて発信していく」というブランディングが確立されていてとてもいい。チャンネル運営の目的がこれである以上活動形態は「Vライバー」ではなく「VTuber」が最も適している。

そして忘れてはならないのが甲賀流忍者!ぽんぽこだ。ここも富士キクと同じ「女性V+男性Vのサポート」で運営しているチャンネルだがどちら共がYouTube視聴者に刺さるネタを無尽蔵に産出出来、どちら共がV界いちのお笑い能力を備えていて生来の魅力で惹き付ける事もリアルタイムの絡みで視聴者と距離を詰める事も全く必要としない。「VTuberの形態が適当」という事以上に「配信に頼る必要が全く無い」という動画勢最強の化物ユニットだ。

Vタレは皆持ち合わせた特性や活動における最たる目標、得手不得手等を加味した上でベストな形態をとって活動しているが、富士だけはこれが未だに出来ていない。富士の、笑いの意味でのバラエティ能力は活動開始以来ずっと変わらずゼロだ。「これ絶対スベる流れだわ~」とか頑張ってお笑いムーブをやろうとしているが毎回素人の東京都民が関西系の笑いを付け焼刃しているキッッツイ画にしかなっていない。「笑いはやろうとするんじゃない、やるんだ(ジェダイによるフォースの扱いと一緒)」という基本原理を20代も半ばに差し掛かって分かっていない人間にお笑いは一生無理だ。

最近企画をかなりの頻度で持ち込むようになっていて、「蟹を剥きながらゲーム」とか「超絶辛い激辛の新商品が出たのにあえてその半分しか辛くない一つ前の商品を食べさせるドッキリ」とか本当に意味不明だった以前に比べて少しまともな企画を出すようになっているが、キクノジョー考案の企画や人気のshorts全パートシリーズも含めて言えるのは「こんなの誰も富士に求めていない」という事だ。富士が視聴者に見せなければならないのは生の感情の揺れ動きやとっさの瞬間に漏れる人としての素の部分、つまり《オフも含めた色んな角度から見た色んなシチュエーションの富士葵》で、受けるようにと必死で考えたネタや後付けで得たバラエティ能力ではない。もちろん歌唱力など武器の一つでしかなく、キクノジョーさえいれば歌うまVの誰にやらせても大体同じになるshortsの「全パートシリーズ」のような趣向を凝らし手間をかけた企画でもない。富士のチャンネルは「《富士自体の魅力》という最大且つオンリーワンのセールスポイントを押し出し売りにしていく」という大目標を忘れた状態で運営されているのだ。

「売れてない状況を何とかしなきゃ、とりあえず同じ形式でやってるぽこピーを参考に彼ら以上に頑張ってみよう」という闇雲な施策は多分キクノジョー主体で打ち出されたのだろうがいかにも彼らしいなと思う。キクノジョーは「箱の中で割り当てられた仕事を求められる200%の出来高で上げる事」が出来る超高性能人間だが「《箱自体の在り様》や《箱の向かう先・方針》」について思案する事はとことん苦手で、その点について思案する選択肢がある事自体に気付かないタイプの人間だ。超優秀な仕事人でスーパーサポーターではあっても視野が広く先々まで見通せるブレーンにはなり得ない、今のAoi ch.にはそんな彼の本質が過度に表れている。

一回落ち着いて考えてみて欲しいのだが、例えば苦肉の策で生み出されたモルックだとかオタマトーンだとか、口パサがどうとか富士は本当にこういう活動がしたくて、こういう活動をイメージしてVTuberになったのだろうか。shorts動画の全パートシリーズも好評と見るや擦り倒しているが先々「これの人」になりたい訳でもないだろう。

そもそも富士は富士自体の女子としての魅力と歌を聞いて欲しくてこの業界に入った筈だし、キクノジョーだとかその上にいる企業の誰かもその路線で勝負していくつもりだった筈なのだ。それがこけた途端「富士は通用しないんだ」と焦って手近な成功例であるぽこピーを意識したネタと座組でやっていくという安直な逃げが「バラエティ適性のないど真ん中のアイドルVがバラエティ系のネタ主体で勝負していく」という業界で最もちんぷんかんぷんなフォーマットを生み出している。これで毎動画3万回以上も観て貰えるのは富士がアイドルVとして魅力的である事とキクノジョーの仕事の完成度が高い事、2人共が活動に心血を注いでいる事と活動資金が十分にかけられている事の4点でゴリ押しした結果に過ぎない。ゴリ押しの活動なんていつまでも続けられる筈がないし、富士を正しい形で視聴者に売り込めていない動画コンテンツは富士の将来を深刻な形で制限し続けている。



てぇてぇの模範例その1・「需要は最大・産出は最楽」

14:54~ 今女性Vに最も求められる素養「てぇてぇ」の模範例。コメント欄を大いに沸かせた絡みだが、演者がやった事は「重なり合って」「くすぐり合う」の2つだけ。動画の2人はもちろんホロライブ。売れていないアイドルVには必ずこれが欠けている。


 簡単に言ってしまえば富士には女子とキャッキャさせておけばいいのだ。キクノジョーと組んだ一辺倒な仕事モードとは全く違う顔をした富士が簡単に引き出せるし、ネタを捻り出して撮影準備にも散々時間をかけてみたいな「無駄な結果の為の無駄な努力」も大幅カット出来、浮いた時間をもっと生産的な事に使える。動画の2人がやっているようなじゃれ合い・はしゃぎ合いを富士がやっている所を「見たくない」と言うファンなどどこにもいないだろう。それどころか富士をよく知らないV視聴者だって富士がこれをやっていたら確実にしばし見入ってしまう。

「てぇてぇ」はホロライブの成功と同時に業界に爆誕した、V新時代のスタンダードのような素養だ。言ってみれば「ワンピース」で言う所の「覇気」、「ハンター×ハンター」で言う所の「念」、「ドラゴンボール」の「超サイヤ人」みたいな、その世界で生きるなら習得しておかなければお話にならない類の能力に似ている。

おめシスや月ノは「てぇてぇ」のない激甘な旧環境だったからこそ「悪魔の実」のような備え付けの特殊能力で力押しするだけでトップまで登り詰める事が出来たし、初期は釣り竿のような、クリエイターとしてはショボ過ぎる武器しか持たなかったにも関わらずぽこピーは「兄妹属性」という念能力並みに強力な「てぇてぇ」でここまで見て貰えるようになったのだ。

今富士キクはホロライブやぽこピーのような「てぇてぇ」と言う名の、「超サイヤ人3」並みに強力な武器を手に暴れ回る同業者を相手に「体よもってくれ!!300べぇ界王拳んーー!!!!」とかやっているような状態で、それは無理だからやめときなよ、素直に超サイヤ人に変身する努力をしなよと私は言っているだけなのだ。


「てぇてぇ」の模範例その2・「青春・キラキラした空間」

48:37~ ホロライブ名物「てぇてぇ」の発信大空スバルへ関係の深い後輩で華の三期生でもある白銀ノエルから贈られる、思いの丈をしたためたメッセージ。どちら共が仕事に真摯に向き合っているし、どちら共がお互いを尊敬している事が分かる現環境で最高級の「てぇてぇ」シーン。キラキラとした空間が演者とリスナーの両方を強く感化していく。これを知ってしまうとネタとか歌唱力とかは本当にどうでも良くなってしまうし、にじライバー同士のような暴言を吐き合って面白いと思い込んでいる類の空気がキショくて見ていられなくなってしまう。49:47~大空は感極まって涙ぐんでいるようだが「この配信を今同時に観てる白銀もモニターの前できっと泣いてるんだろうな」とかそういう裏側の人間ドラマまで想像させる点も本当に強い。



✔ 若い身空で逆境に真正面から立ち向かっている富士はある意味今青春ストーリーを歩んでいる真っ只中だと思うが、ファンにとって最も需要がある筈の富士のそういった側面は表立った活動からは読み取れない。これは動画勢という裏側を視聴者から切り離して出来高だけを提示する活動形式を選択している事と、そういった裏側について配信のような表舞台で話してくれる仲間の存在がないせいだ。

富士の仲間は活動開始以来ずっとキクノジョー一人だが、まずキクノジョーは表に出る時必ず富士の傍らにいるので「裏側の富士」の姿を「てぇてぇエピソード」のような形で視聴者に提示する事が出来ない。そしてキクノジョーが「裏側の富士」を語れる程に仕事の枠を超えて親しくしている事が窺い知れるとそれは即「恋愛か?」に直結してしまい非常にまずい。Vタレントという仕事にどんな想いで臨んでいて裏ではどんな生活を送っているか、そんなV視聴者に最も需要のある富士の一面を提示出来る仕組みがAoi ch. にはない。

富士のオフやプライベート、裏側の姿や素の部分等のセールスポイントを売り込めないでいる事に関しては「週6行動」の動画の日を減らし、代わりにホロメンのスタイルを意識した配信を行う日を入れ込む事で改善が見込める。普通に考えて富士には「VTuber」ではなく「Vライバー」としての未来しかないと思うが、キクノジョーを除けた状態だとそれを単身でやり切るだけの能力は今の所ない。将来に備える意味でも不安しかない雑談力や配信者としての企画力を今から鍛えておく事はやっておいた方がいいし、自分のプライベートごと売りにして視聴者に提示していく匙加減というのは早く培った方がいい。

配信を通して特に重点的に行った方がいいのは①雑談配信で活動外、オフ時の富士の姿をリスナーに提示していく事と➁日常のエピソードを最低限面白く話せるよう雑談技術を身に付けていく事、そして③凸やコラボを重ねてプライベートでも親友と言える程のVの仲間を見つける事だ。

①推しのプライベートの様子を伝えるエピソードはいかなる時もファンの大好物なのだが、富士の場合只でさえそういった話の出来る雑談系の配信が少ない上にまるで特定を恐れているかのようにプライベートでの具体的なエピソードを語ろうとしない。にじさんじやホロライブで成功しているライバー達の雑談配信を観れば簡単に分かる事だが日常のエピソードトークというのは日々ネタをストックする事さえマメに出来れば動画製作における企画考案や撮影準備等と比べて非常に楽に下準備を済ます事ができ、また前述したようにリスナーの興味を強く引く話題でもあるので非常に効率のいい活動を行う事が出来る。浮いた時間はもちろんサボる事ではなく少しでもマシな配信が出来るようにとまともなホロメンの配信を観て技術を盗むだとかエピソードのストックを増やす為に出来れば仲の良いVと、無理なら一般人の友人と、それもいなければ一人で外にでも出てプライベートを充実させる等する事だ。

富士がオフ時の具体的なエピソードを語らないのがプライベートと仕事を分けたいからなのか所属している企業に止められているせいなのか、はたまた「プライベートをネタにしたエピソードトークは面白い」という事実を不勉強過ぎて知らないせいなのかは分からないが、ど真ん中の鉄板で一流のホロメンも使い倒しているネタを使わないでいられる程余裕のある立場でない事だけは本人も分かっている筈だ。



➁富士が「この前○○した時の話なんだけどね」と始めると死臭が漂う、それ程までに富士の、殊更エピソードトークの技術というのは低レベルだ。雑談におけるエピソードトークが下手なライバーのパターンとしてA.そもそもやる気がない、若しくはちゃんと話してちゃんと楽しませる心積もりで話し出せていない・B.頭の回転が極度に遅い。エピソード自体は悪くなくてもテンポやペースが悪過ぎたり同じ件を何度も繰り返したりする・C.実質素人のライバーが「笑い」と「悪ふざけ・はしゃぐ」等を混同して見切り発車で痛々しいトークを行う・D.若い頃に「笑い」「バラエティ」等を嗜んで実践する事をしていなくて何がどうなれば面白くなるのかそもそも理解していなかったり、ネタがニッチ過ぎる等して需要の無いエピソードを用意し明後日の方向へ展開させてしまい、「サブい」と言うより「ハネない」トークになってしまう等があるが富士の場合はDが当てはまる。

富士の、エピソードトークを含んだトーク全般は全部薄味で表面的で、ステレオタイプな物ばかりだ。相方が関西出身である事から散々関西と東京の違いについて触れていて、別に聞けない話ではないのだが富士でない東京出身の他の誰かでも出来てしまう話ばかり擦っていても面白さが一定以上に達する事は決してない。「Vの視聴者」が「Vタレント」に対して求める話題とそれをトークに落とし込む時どう展開してどの件を落ちとして使えばウケるエピソードトークになるかという事を学ぶ為に才能や感覚、センシティブなネタや勢いに頼らず教科書通りの「笑い」を熟練されたトークスキルに乗せて日々打ち出している才能ではなく努力型の雑談の名手、ホロライブ大空スバルの雑談配信を観る習慣を付けてトークや笑いに関する技術の底上げを…と言いたい所だが20代も半ばに差し掛かって富士みたいなセンスをしたライバーが上手のライバーから学んでトークスキルを大幅に向上させた例を私は見た事が無い。一線所のホロメンから配信技術を学ぶことは最早全ての女性Vに課せられた使命だが、かなり頑張っても富士がトークの点で彼女らに追いつくことは不可能だろう。せめて話始めから期待できない空気が漂う事を阻止出来る程度には技術を向上させられれば上出来、と言った所だろうか。

③の「凸やコラボを重ねてプライベートでも親友と言える程のVの仲間を見つける事」が一番重要でで最も優先すべき事柄だ。①の「配信とは違うオフ時の富士の様子を視聴者に伝える」事に関してはプライベートでも行動を共にしている仲間のVに第三者の視点から話して貰う事が一番いいし、➁の雑談配信等におけるトーク技術に関しても内容が親交のあるVに関する話題であればそこまで向上させなくても十分面白いエピソードトークになる。「てぇてぇ」の関係性萌という現環境で最強の需要を満たしファンが一番気になるオフ時の様子を互いに拡散し合う事でお互いの所有している視聴者層を共有し分け合う事にもなり、一番引きがあり尚且つ話し易い話題を提供し合う事で雑談配信のクオリティが何割も底上げされるといった具合にいくつもの利点をもたらす為、プライベートも共にするような親しいVの獲得は今富士に求められる最も重要な施策になる。

ピーナッツくんのような陰キャでもない富士にこんなにも仲の良いVがいない事はどこか闇深く、決して触れてはいけないような空気を感じるのだが、これを好意的に富士の民度が高過ぎるせいでほとんどが低民度の味噌っかすである女性V達と噛み合わないのだと捉えると、富士と噛み合うような民度が高く文化的なVの多いホロライブから富士の友達を探す事を考える必要が出て来る。ほぼ同期であるときのそらという正に時の人…にもなりきれなかった旧世代のVと度々絡んでいるがときのそらは全てのホロメンの大先輩である上にとっつき難く堅いキャラクターをしており、おまけに再生回数等の数的な部分が壊滅的で活動にもモチベゼロの死に体で臨んでいて、デビュー時期の近いコミュ強のホロメン達ですらどう触れていいか分からなくなっているホロライブのアンタッチャブル、且つ闇の部分でもある。実際に仲が良いのかどうかは分からないがこういう類のVと絡んでも将来に繋がる何かは決して生まれないのでもうちょっとまともな人探しをした方がいい。

民度が高くて文化的なホロメンをざっと挙げるならAZKi、白銀、角巻、姫森博衣といった感じで、皆ちゃんとした人間なので富士と噛み合っている姿も十分想像出来るのだが、富士が単身で彼女達に繋ぎを取るというのはどう頑張っても不自然な恰好になってしまう。コラボのオファーを出しても凸待ちに突撃しても「え富士葵ってそら先輩の同期の?なんで?」となってしまい不自然極まりなく、突発的に奇行を演じる成績不振の古株Vの闇深さに相手のVも視聴者も皆震え上がってしまう。幼く可愛らしい富士だからこの状況は想像がつきにくいかも知れないがミライアカリに置き換えて考えてみればそれがどんなに異様で怖い状況か分かるだろう。

顔馴染みで声をかけ易く、また声をかけられて一番喜ぶのは現在ホロライブで浮きまくっていて絶賛成績不振中のAZKiだがこれもときのそらと同じ理由で繋がる利点があまりない。ホロライブの中で存在感のないAZKiを個人勢の領域に引き込んで拡散してやって個人勢の視聴者層をお裾分けしてやるみたいな、助けるのではなく主に助けてやる繋がり方になってしまうだろう。それでも親しい仲間の1人もいない今の状況よりは100倍マシなので滑り止め的にこの案も使えない訳ではない。

華の3期生で超人気の白銀に声をかけるのは身の程知らず過ぎて固定ファンや宝鐘みたいな白銀ガチ勢ホロメンが「誰だテメー」とキレてしまうので駄目だ。習字にエレクトーンとガチの育ちの良さを感じさせる姫森は富士キクと本当に相性が良さそうなのだが姫森は決してノリが良くて間口の広いタイプのホロメンではなく、姫森と繋がりたいなら先ずは実質的な彼女の旦那である大空を落としてからでなければ始まらないような節があり、富士の大空攻略が意味不明且つ不可能過ぎる以上無理な話だ。

博衣はデビュー以来思うように見て貰えない状況に激しく焦っていて現状打破の糸口を躍起になって探っているので声をかければ多分応じるが「富士葵×博衣こより」の組み合わせは気持ちが悪過ぎる。脈絡が無さ過ぎて誰もが経緯と裏側を探ってしまう組み合わせだが、誰が考えても答えは「成績不振に窮した富士がホロライブを利用して一山当てる事を画策するも、いきなり大物に声をかけるのは怖いので端にいる弱めのホロメンを選んだ」以外なく、激しく心証が悪く誰も得をしないコラボになってしまう。




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