【真・ぽこピー批評.01】【業界初、廃人VTuber爆誕!!】G《最強はここにある(2》

VTuber



コラボ企画その➁:栃木キャンプ編

✔ 01:32~ 廃校編に続く大型コラボ「栃木キャンプ編」。廃校編の初っ端ではしゃぎ過ぎてしまったキクノジョーにピーナッツくんが釘を刺す一幕。

キクノジョーとピーナッツくんはそれぞれ兵庫県と滋賀県の出身だ。関西の中心部で生活していると当然どちらの県の出身者ともかなりの頻度で出会い生活を共にする事になるのだが、兵庫県出身の男性というのは攻撃的で失礼な上に権威的な仕切りたがりで、加えて裏表が激しい上に粘着質な為とかく嫌われ易く、孤立し易い。東日本、もとい日本で一番民度が腐っているのは東京都民だが関西では間違いなく兵庫県民だし、多分日本で二番目なのも兵庫県民だろう。嫌われて孤立して友達の一人も出来ずに段々うつむき加減にしなだれて、とうとう髪が真っ白になっても兵庫出身の男性が頑なに地元に帰ろうとしないのはやっぱり彼らだって自分みたいな汚い人間しかいない場所に戻ってストレス塗れの生活を送るのなんか死んでも嫌だからだろう。

フォローするようで嫌だが一応言っておくと兵庫県民は笑いのセンスに関してずば抜けている。笑いとは攻撃だし、毒だし、ポジショニングだし、ねちっこく空気を読んで二手三手先を見通した言動を紡ぐ事だし、ひねくれた根性で人の裏をかくのも「尖り」「緩急」「意外性」として笑いに一役買う。東京の頭の悪い人達は「関西の笑いの中枢=大阪」と思っているようだが実際に天性の笑いの才を持って生まれるのは兵庫県民だ。

東京の頭の悪い人達はまた「関西人は笑いにこだわる、笑いに厳しい」という固定観念に捉われていたりもするがこれも誤りで、関西で生活していても笑いのノリをしかけてくる人間などどこにもいない。つまり一般の関西人からしても「失礼で品が無くて裏表が激しくて粘着質な上に笑いとかいうどうでもいいところだけ抜きんでた只々うっとうしいだけの存在」が兵庫県出身の男性に対する評価になる。当然こんな人間は嫌われても仕方がない。

その場にいる人を見て器用に態度を変えアイドルとしては正解な自分の担当Vのおバカな言動にちくちくと釘を刺すマウント行為を欠かさず、玄人過ぎる関西色の笑いに秀でた人間。パワーでマウントの取れる三人しか周りにいない廃校コラボではイキり散らかして裏方の癖に場の空気をぶち壊し、カメラが回っていない所では格上で恩人のぽこピー相手に上から指示を出して場を仕切る…どこかで聞いたような人物像ではないか。

逆に関西で一番、もとい日本で一番クラスに民度が高いのが滋賀県民だ。行儀が良いだとか自制心が強いだとか、利他心に溢れるだとかは近隣の京都とか大阪の北の方と大して変わらないが特筆すべきはその「優しさ」にある。彼らは人を責めないし、見咎めない。明確な悪意を持って近づくだとか法の一つや二つでも破って見せるでもして見せなければ彼らは人を訝しまないし、態度も硬化させない。初見の相手にもとりあえずワンパンを入れてから反応を見る事を常としている東京都民や兵庫県民などと比べると滋賀県民などは天使と呼んで差支えない。

界隈で他に圧倒的な大差を付ける形で大売れしても決して偉ぶらず、何の役にも立たない古い顔馴染みの事も捨てきれず自分達のなんかでよければと拡散力を無償で分け与える事を厭わない…そんな人物に心当たりはないだろうか。

関西でとかく嫌われがちな兵庫県民は、優しく誰の事でも受け入れてしまう滋賀県民にしがみ付きがちだ。一つでも拠り所がある限り兵庫県民は絶対に自分を改めないし、出て行ってもくれないので正直この場合滋賀県民の優しさははた迷惑でしかないのだが、「兵庫県民>滋賀県民」は関西では絶対の定理だ。ガバガバに優しくて隙だらけの滋賀県民を「美味しい奴」と判じていい様に利用する兵庫県民の乱行は最早同じ日本人とは思えない程に醜い。

チャンネルが持ちこたえているのは完全にぽこピーのお陰だし、本当なら自分が用意すべき担当Vの定期的なコラボ相手もぽこピーにあてがって貰っているし、廃校コラボを境に自分のチャンネルの動画再生数は跳ね上がっている。こんなにも恩のある相手に何かを返そうという発想自体が常々無くて実際にコラボすると気の向くままに暴れて裏では上から指示を出すという暴挙に出るキクノジョーは綺麗な常識人に見えても一皮剝けばやはり生粋の兵庫県民だ。私は彼がとうとう兵庫県民さもありなんなボロを出してくれた事がとても嬉しい。

栃木キャンプコラボ一本目のこの動画の冒頭で、ピーナッツくんがキクノジョーに釘を刺したこのシーンは差し向けた厚意を仇で返す兵庫県民に対して滋賀県民がノーを突き付けた、史上初の感動的な瞬間だ。トルエンでも吸ってそうな喋り方の後ろの女が「全員飛ばしてた」と言った事で台無しになっているが、彼のこの指摘は極めて正しい。彼は廃校編を見直して改善点を見つけた上で次はもっといい物にすべく、そういう性格じゃないところを押してキクノジョーに苦言を呈しているのだ。妹にもそう出来ていたらこんなトルエン女みたいのに育たなかっただろうに、本当に残念だ。


✔ 01:06~ 恐らくこれ以外にもロケ中度々ちょけたであろうキクノジョーを叱るピーナッツくん。キクノジョーはおろか誰かに対して声を荒げる事自体が珍しいピーナッツくんだが、過去にこれと同じような形で度々叱りつけていた人物が一人だけいる。それは活動初期のまだ頼りなかった頃のぽんぽこだ。

デビュー後2年程のぽんぽこは只の田舎のバカな女でしかなく、笑いもトークも企画力も、編集等の技術力も何も持っていない癖に兄への態度だけはデカいというどうしようもないクソガキっぷりで、それを矯正する為にぽんぽこを叱りつけるピーナッツくんの様子は過去の動画を見直せば結構な量見つかる。2022年末のルームランナーに乗りながら行った年越し配信で「一人でぶつぶつ喋んな」とぽんぽこを注意するシーンがあるが、これの何倍も厳しく叱りつけるケースが昔はいくらでもあり、そういう彼の教育を経て今のしっかりとしたぽんぽこが出来上がっているのだ。

剣持にもおめシスにも、もちひよこやミミックにだって苦言を呈したり叱りつけるような事はしないピーナッツくんがぽんぽこにのみそれをやっていたのはぽんぽこが身内で運命共同体だからなのだが、今回キクノジョーにそれをやったという事はピーナッツくんにとって彼がそういう存在になってきているという事だ。この人に興味の持てない穿った陰キャ男が活動歴5年でやっと手にしたぽんぽこに次ぐ第二の身内の存在…こんなてぇてぇ話があるだろうか。

やはり富士キクというのはぽこピーのコラボ相手の中でも別格なのだ。コラボを重ねれば重ねる程、動画を撮れば撮る程両ユニットから次々と溢れるてぇてぇ、シナジー、新しい一面の数々…剣持とのクリスマス配信は何年やっても徹頭徹尾再放送、おめシスは妹の友達以上の何でもないしFIFAで外部のVと交流してみても誰とも距離なんか一切縮まらない、それと比べると彼と富士キクとの関わりがどれだけ特別かは自ずと分かる筈だ。

一つ言う事があるとすれば身内や共演者への指導はカメラが回ってないとこでやれや、という事だろうか。コラボ相手を動画の中でシバくなんて非常識過ぎるし、昔のぽんぽこへのキレ方は威喝的過ぎるし、支配的過ぎて胸クソ悪い。動画の質を落とすようなプレミを指摘するのにお前がさらに動画の質を落とすような動きをしてどうすんのという話だ。共演者がバッドムーブをしてしまったら後日その際の動画を見せてこことここのとこやり辛いし画的にもマズいんでやめて貰えると助かります、で済む事なのだが平成のゆとりと昭和のパワハラを併せ持ってしまった害悪キマイラには荷が勝ち過ぎる問題だろうか。


✔ 10:46~ 皆で食材を持ちよりキクノジョーが主導するお決まりの料理パート。前回にも増して楽しそう過ぎるピーナッツくんが目を引く。キクノジョーに指導を入れた事といい「ルーローハンの上のやつ」というなかなかなアイデアを持ってきた事といい彼は今回のコラボに結構な熱を入れてきているようだ。

コラボの度に同じパターンでこの料理パートを繰り返していると必ずいつか飽きがくるが、この4人のこの雰囲気だと誰かが打開策を打ち出したり積極的に工夫を加えたりといった柔軟な試行錯誤が自然と成されそうにも見える。一人で100均、一人で町中華、二人だけで旅行動画等の閉じた活動とは全く違う空気がここにはある。


✔ 05:29~ ぽんぽこのサウナ初体験を富士が指導するというてぇてぇ上に貴重なパート。終始テンパっているぽんぽこが富士に迷惑をかけ散らかす様子がいつもと違い新鮮。忍耐強く付き添って遂に整わせるところまでいったのに最後の最後に当の本人から「イスとポンチョあればサウナいらなくね?」と盛大なネガキャンを食らった富士の心中は察するに余りあるが、こうやって色々な事に一緒に挑戦して迷惑をかけたりかけられたりしているうちに段々と距離が縮まり、関係性も変化していくのだろう。

サウナに入る前の段階から辺りが真っ暗な上にずっと一人称の映像しかなくて状況が物凄く分かり難い。4人共が同時に作業をするシチュエーションもかなりの時間あり、いよいよカメラマンの必要性が出てきている。サウナを組み立てる作業や食事中の風景も滝行やVlogのようなフルトラの映像で見られると猶いい。色んな意味で裏方専用のスタッフの雇い入れを考えなければならない時期にきていると言えるだろう。


✔ 08:24~ おっさん二人で吐息混じりにやたらと感嘆詞を並べ立てる相当シュールなサウナパート。狭い水風呂に二人で浸かってハァハァ言っているだけの時間は良くも悪くも革新的だ。ROF-MAOのような美男子系でもない二人が裸の付き合いをしているこういう画が果たして視聴者に響くのかどうか私にも分からないが二人の相性が良くて息が合っている事だけは確かで、もしかするとこういうのを男性V同士の「てぇてぇ」と呼ぶのかもしれない。

ぽんぽこちゃんねるでのピーナッツくんのサウナレポは擦り過ぎて既に味がしなくなった死んだ企画だが、このパートのように誰かと一緒にサウナに行ってその様子を収録する形で行うならサウナレポもまだ継続可能だろう。サウナガチ勢のVと個室の高級サウナに行ってもいいし富士がぽんぽこに対して行ったような初心者を指導する形で行っても面白くなりそうだ。有名男性Vが初サウナで今回のぽんぽこのようにテンパり散らかす画は向こう側のファンにも喜ばれるんじゃないだろうか。


✔ 15:25~ 女子二人で寝転がって満天の星空を眺める激エモパート。脳裏に「今というほうき星君と二人追いかけていたオウイェエイっアハァ~ン」が流れたあなたはジジイだし、「あれがデネブ、アルタイル、ベカ」が流れたあなたはもうおっさんだが「彗星が僕の頭上を飛んだ~♪」と星街の「天球、彗星は夜を跨いで」がよぎった私はどうやらまだ若者の仲間のようだ。

すごくいいシーンの筈なのに今一つ芯を食わないのはやはり二人が眺めている星空を静止画でしか見れていない事と星空を眺める女子二人を引きで撮った画がないせいだろう。二人にとっては忘れられない思い出になっただろうが視聴者の事も本気で感じ入らせたいのならやはりカメラスタッフの雇い入れが必須だ。


✔ 星空を眺める激エモパートからの女子二人の寝起きパート。ぽんぽこはともかく富士葵の寝起きはそれ単体でてぇてぇ。

ここから先は前日の夕食と同じ形で朝食パートを済ませ、廃校編よりは縛りがマシでまだ見易い企画パートを挟んで帰路につく流れだが、前日の「タープ等キャンプ設備&サウナの設置→サウナ」までの流れに比べるととても弱い。今回のコラボのメインは初日までを収めた前二本の動画で二日目を収めた後二本はおまけのような感じだ。

おめシスを相手にしている時とは別人のように富士の怖すぎる顔を慣れた様子でいじるピーナッツくん、木漏れ日の中創作活動に励むピーナッツくんを「イイじゃん」と目の端に留める富士、仲良く長風呂する女子二人、入浴時のエピソードからどうやらカメラの回っていない所でも張り付いたように行動を共にしているらしい男性陣、「ここは田舎」という固定観念から見聞きする全てを自然物だと錯覚してしまうシティガール、ずっと手を顔の前に出しているせいでハンドルを握っているように見えるキクノジョーだが実は運転手はその横のピーナッツくん(5歳)…この4人ならではの「てぇてぇ」や見所は割とあるがどうも寂しい印象だ。昼食は簡単な写真のみで入浴中の音声がある訳でもなし…正味この程度なら二日目の二本は撮影しなくてもよかったぐらいではないか。いくら何でも食事パートやフリートークに頼り過ぎだ。

帰りの車中でテントサウナの購入の件や富士がキャンピングカーではなくテントや寝袋で宿泊する事について触れているがそれから早3ヶ月近く…1年の4分の1もの間この4人での動きが全く無い事に関してはお前らほんといい加減にしろよという感じだ。廃校編やこれで「この4人の感じいいな」と思ったライトリスナーのほとんどはもう既にそう思った事自体を忘れてしまっているだろう。「やっては止めを繰り返して金も労力もリスナーからの注目も全て無駄にしてしまう」最近のぽこピーで最も顕著な悪癖の一つだ。


メリットしかない、だが断る

✔ 廃校編、栃木キャンプ編の二つのコラボを見て分かる通り、この4人のシナジーは余りに強い。これと一つ前の記事で二つのコラボ、10本の動画の中で紡がれた4人のシナジー・「てぇてぇ」をこれでもかと書き連ねてきたが正直十分に書ききれた気がしていない。そして恐ろしい事にこの4人が集まった時、個人のプレミは少々あれどシナジーや「てぇてぇ」を阻害するような不和やデメリットの類は一切生まれないのだ。

ぽこピーの最も関係の深いコラボ相手の一つにおめシスがいるが、おめシスとピーナッツくんはV界でも稀に見る程相性の悪い組み合わせだ。V界が誕生してからの6年半の歴史で「仲良し→反発→不仲を指摘されて死んだ目で一緒に活動」の変遷を辿ったVの組み合わせは結構生まれているが、おめシスとピーナッツくんも大体そんな感じだ。そんな不健全な関係性はコラボの度におめシスとピーナッツくん両方を極めて非・魅力的に見せているがこれは全部おめシスとのコラボにピーナッツくんを無理矢理連れて行っているぽんぽこの責任だ。害のあるバカ、万死に値する。

女性が全員同じに見えるピーナッツくんはどの女性Vを相手にしても十把一絡げにセクハラを仕掛ける以外に絡み方を知らない本当に失礼な野郎で当然ほとんどの女性Vから嫌われている訳だが、富士に対してだけはこのセクハラ攻撃が効かないのだ。ベタリとした距離の詰め方をされても全く嫌がらない、嫌がるべきシチュエーションだという事自体に気付いていない富士はピーナッツくんの事が人として極めてお気に入りのようだ。そんな女性はV界広しと言えど富士とピーナッツくんのママさえきやひろぐらいのもので、極めて稀な例と言える。


それ、嫌がるとこですよ!

✔ 01:18~ 女性Vと見ればとりあえずベタリと距離を詰めて殴られる展開に持って行こうとするピーナッツくん。ぽんぽこもテロップにハートを付けてキモさを強調しているが全然嫌じゃない富士が普通に絡み返してしまう衝撃の画。もちひよこなら舌打ちは堅いところ。


✔ 10:12~ 初日の導入部と同じパターンでベタリと距離を詰めるピーナッツくん。「拒否反応」とテロップを入れているぽんぽこもこれをキモがっているようだが「多分嫌がるべきところだけど全然嫌じゃない」事で脳がエラーを起こして犬のように吠えてしまう富士。面白いには面白いがボケ殺しが過ぎないか。


✔ そしてもう一つ非常に重要なポイントがあって、それは「富士とキクノジョーには一切シナジーがない」という事だ。4人でこれだけ楽しい時間を過ごし、様々な「てぇてぇ」を生み出したこの10本の動画の中で富士とキクノジョーだけはほぼ会話すらしていないし、「てぇてぇ」もシナジーも一回も生み出していない。そこに着目した上でこの10本をもう一度見直してみると富士葵×キクノジョーというVユニットが持つ影の部分が浮き彫りになってくる。

2人だと駄目だが4人だと面白い、その事実が導き出す結論は一つ「2人でいるのをやめて4人になってしまえ」だ。私は4人がそれをしない理由が富士とキクノジョーが個人勢に見えて実は企業勢である、名付けて「シャドー企業勢」である事が障壁になっている点にあるのだと思っていたのだが、私の下には「富士葵はあくまで企業から軽くサポートを受けているだけであって正式には企業勢とは呼べません」という趣旨のDMが届いていたりもして、そういった障壁は実は無い線が強そうだ。それなら尚更お前ら本当のアホなん?という所感しかない。

相性が良すぎる事に加えて今回のコラボで散見された「①裏方専門スタッフの必要性」「➁富士キクにてぇてぇなし」の二つの問題は富士葵×キクノジョーというユニットを解体してぽこピーが吸収してしまえば同時に解決出来てしまうのだ。ぽこピーのネタ切れはキクノジョー・富士というシナジーたっぷりの新相方が増えれば解決、ぽんぽこが裏方仕事に時間を割き過ぎる問題はキクノジョーがいれば解決、ピーナッツくんを嫌がらない富士を吸収出来ればデメリット無しに主人公体質のガチアイドルVが獲得出来、シナジー・「てぇてぇ」不足で拡散力も自分達だけではもうこれ以上得られない富士キクはそのどちら共を手に出来る、しかも企業所属の枷が無いなら富士葵としてこれまで築いてきた物も失わずにそのまま持ち込めてしまう。そしてこれだけ得る物がありながらデメリットは何一つとして無いのだ。4人が何を考えているのか、真剣にVTuberをやる気があるのかどうかも私にはもう分からない。


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