にじさんじコラム【ゴミ箱の中心で、愛を叫べ@フレン・E・ルスタリオ➁】01-B《その箱に居てはならぬ(1)成功しても辞めたくなる謎》include:星街すいせい/三枝明那/舞元啓介/壱百満天原サロメ/アンジュ・カトリーナ

VTuber




フレン「ホロメンの友達とかは別に大丈夫です」(続き

✔ 13:29~ やっと言えた面白発言を広げようとする星街を「なんでもないです」とぶった切るフレン。「なんでもないです」の後の星街の「なんでも…?あ、あぁ……」という落胆の声が哀しい。


この辺りまでくると大体分かってくる事だが、フレンにはこのコラボを通して星街や不知火と距離を詰め、今後に繋がるいい関係を作る気持ち自体がない。輪に入っていい感じの掛け合いの一つでもやって2人に爪痕を残そうとした瞬間が一度もないし、異常に笑い続けているのも3人の絡みに笑いのSEを入れる役目だけやってこの場を乗り切ろうとしているから以外に考えられない。そもそもどれだけ緊張していようが2人について知っている事があるなら何かしら言える事はあった筈で、ホロライブどころか戌亥の親友である星街にすら普段全く注意を向けていない事が分かる。

にじさんじで長年活動しているVの中で配信の質をホロライブの平均値以上に保っているのはフレンだけだが、どういうつもりでそれをやっているにせよホロライブの、それも星街や不知火みたいな質のいいホロメンとこういう関わり方しか出来ないなら今以上の将来はない。にじライバーに生まれた以上「配信の質を保つ」「箱の中で売れる」みたいな頑張り方で先々まで生きていくのはどう足掻いても不可能だからだ。

また勉強不足なフレンは知らない事だったと思うが、この配信で健気な程盛り上げ役を頑張っているこの星街すいせいという人間はホロライブに所属しているライバーの中で実は一番性格が悪く自己中心的で、集団でコラボをしている時盛り上げ役を買って出て先陣を切って暴れるだとか、誰かが浮いてしまった時こんな風に助け舟を出すような事は決してしない。戌亥と仲の良いフレンの事が以前から気になっていてこの機に、という意識が相当強くあった事は明らかで、フレンは大事な先輩の一の親友のそんな厚意を笑って誤魔化す形で弾き、「なんでもないです(あんまり絡まないで下さい)」と切って捨てた事になる。

これはにじライバー全体に言える事だが、配信をする時は自分を守ってその場を無事に乗り切る事以上に大事な事は何かないのかと一度真剣に考えてみた方がいい。フレンがここでガードを固めて自分を守り、やり過ごす選択をした事で得をしたのは誰なのか、星街とのコラボに迷わずフレンの名を挙げた戌亥か、戌亥の後輩ならと腕まくりをして来た星街か、それともフレン自身だったのか、観ていたリスナーはどうだったのか。その壁を越えられないからにじライバーは全員先細りだし、越えているからホロメンは先々への可能性を見出し続けている。


にじさんじの中だけで活動していてはいけない理由

✔ にじライバーがにじさんじの中だけで活動していくべきではない理由は既に成功しているにじライバーの様子を見れば分かる。具体的な例をいくつか挙げていきたい。


【①.成功しても辞めたくなる謎 ~にじライバーは楽しくない~】
✔ あわや引退の無断長期休止から先日復帰した三枝明那(上)と復帰が絶望視されている長期休養中の舞元啓介(下)。どちらもにじさんじの箱の中で存在感が強く、三枝はにじさんじでは成績面で中級上位のライバーだが「比較的活動が上手くいっている二人が精神面の不調を理由に引退が囁かれる程の長期休養をとる」というのは普通に考えれば矛盾している。「仕事に向き合うと謎の動悸に見舞われる」というのはその仕事へのモチベを切らしていて辞めたがっている人間の常套句だが、ホロライブではこの二人と地位的に相当するライバーが同じ形で調子を崩す事はまずあり得ない。

この件に関してポイントは「にじライバーとしての活動は例え成績が好調でも継続的に楽しめる物ではない」という事。


【➁.素人オタク同士のどうでもいい会話 ~薄く浅く、伸びのないパフォーマンス~】
✔ 6:01~ にじさんじのチャンネル登録者数トップと地方系にじライバー実質トップの二人によるコラボ。夢小説とかいういかにもな題材でこなれたトークを調子良く進行していく様子が、物凄くつまらない。

こういうのは友達以上の関係を築いているV同士による独特なシナジー(俗に言うてぇてぇ)を交えつつお送りされて初めて面白くなるのであって、それがないならこんな物はどうでもいいブスの素人の陰キャ女二人による世間話でしかない。このコラボの様子を観ると壱百満天原はどうやら仕事の枠を超えた関係を同僚と作りたがっているように見えるが、相手の赤いうんちにそのつもりはない。責任を負いたくない、面倒事に巻き込まれたくない、そこまでして付き合いたい程魅力的な相手は箱の中に居ないという事でこいつは誰と絡んでもこういったビジネスのスタンスを崩さない。

これは三枝や舞元にも言える事だが、そうして自分を守って賢く立ち回ろうとした結果にじライバーは結局一人で閉じた活動を続ける以外の選択肢を持てなくなってしまう。バイアス効果だとかデビュー時期だとか、さんばかのようなキャッチーな人脈に恵まれてブレイクしただとかで成績自体をキープする事は出来たとしてもたった一人で延々と同じ作業を、何年もの間続けるだけの活動はやはり苦痛でしかない。これが「成績は良くても何故か調子を崩すにじライバーの謎」の答えだ。


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