ホロライブコラム.02【ジェネレーション・プレミ@ホロライブ1期生】V《副将、夏色まつり④まつりのトラウマ(前)強過ぎ!ガキ属性》include:湊あくあ/紫咲シオン/ラプラス・ダークネス/星街すいせい/あくすい/鬼すいせいすら意のままに/ガキへんのガキにガキと書いて「シオン」と読みます/水が燃えたらキモいだろう/執着の裏にトラウマあり/年上怖い症候群

VTuber




強過ぎ!ガキ属性

✔ 夏色の他のホロメンとの関係はその全てが「上から」もしくは「対等」だ。今年やっと二十五になる年の夏色はホロライブの中ではデビューから今までずっと若い部類で、同僚との関係性がこの二つのみに限定されるというのは普通に考えればおかしい。

ホロライブにおいて二十五歳未満の若い年齢というのは「リスナーからの人気を直接的に盛れる」「年上の同僚から強めの庇護とサポートを得られる」という大きな特典を二つもたらすのだが、年下ムーブを封印して「若い」という属性を使っていない夏色は受け取って当然のアドを自分から弾きに行っている形だ。


✔ 0:57~ 夏色と同い年の湊は夏色とは逆に年下としてのアドを使いこなす事がとても上手い。スタテンやあくあマリンのような人気ユニットでは他の構成メンバーが湊を若くあどけない年下の後輩として猫可愛がりする事が起点となって常にノリが展開していて、されるがままになっているように見えてもそれを主導しているのは常に湊だ。動かずして先輩連中を操り労せぬまま人気ユニット所属のアドをウマウマする、「若い」というのはホロライブでやっていく上で最も強力なアドの一つだ。

上の手描きでは星街家を訪れた際母街と二人きりにされた湊が気まずさから入浴中の星街にラインで助けを求めているが年上の先輩に甘え自分を守らせる事を全く躊躇しない湊の精神性が如実に感じられるのではないだろうか。同じように年上に甘え自分のために動かす事など戌神のような年上らしい年上を前にすると体が硬直してしまう夏色には絶対に出来ない。

この切り抜きを見ているともう一つ気付く事があると思うのだが、それは「星街が湊のために自分の都合を切り崩す事を」「全く嫌がっていない」「それどころかそうするのがさも当然かのように嬉々として行っている」という事。

健全な精神をした人間は同じように健全な精神を持った目下の人間から頼られ世話を焼かされる事で大抵の場合ある種の快感を感じる。宝鐘にしても戌神にしても同じようにストレートな精神構造をした人間は年下の後輩的立ち位置にいる人間から頼られ微弱に迷惑をかけられる事を大抵の場合喜ぶ。──つまりホロライブにおいて本人に多大なアドをもたらし周囲を喜ばせまでしてしまう「年下属性」を使わないのはシンプルにアホだという事だ。

星街と湊が健全な精神を持った者同士として共鳴し結び付き合っている事に対してそれが一切、デビューから今までの六年で一回も出来ていない夏色の精神状態は……


✔ 5:31~ 去年の兎化計画一発目の企画で兎田の声真似をする紫咲。「A.ガチで似ている声真似を披露するか」27番下さい、みたいな「B.言わなそうな事を言うか」のどちらかを選んで他のメンバー達が頑張る中紫咲だけはヘラヘラ笑いながら通り一辺倒な兎田ワードを喋るだけでほとんど何もしていない。

にも関わらずVを観ている現場の叔母さん達からは大盛況で、若いホロメンの年下属性というのはこういう時本当に強い。ガキがガキのままにガキをやっている、人はあまりにも分かり易いその有様に言い知れぬ安心感を覚えるようだ。───現在とっている長期休止に入る前の配信でその理由を話しているのを聴いてみると要するに「活動ダルくなったからまたやりたくなるまで休みます」という事らしいが普段適当にしかやっていないどうしようもないガキがこういう甘え散らかした事を抜かすとリスナーや同僚達はまた喜び更に甘やかす姿勢を作る。若いというのは本当に羨ましい。

同じコーナーの中で夏色も兎田の声真似をしているが、現場の人達からは「うまいなーこの人・・・」とひとしきり褒められただけで全然盛り上がっていない。紫咲よりずっと質の良い仕事をした筈なのにその半分も盛り上がらず好感も同様に持たれていない、これこそ年下属性を使わない夏色の弱味を象徴するシーンだと言えるだろう。


✔ 箱の内外問わず広く人脈を築き多くの庇護と協力を得ているラプラスがそれを成すために要したのは「クソガキ」の若者属性ただ一つ。センスもスキルも何もかもが良くて並みの凡夫でもたった一つそれがあれば「広く根強い人脈」というこの職において最も強力な武器をこんなにも容易く手にする事が出来る。

デビュー一年目でアホ丸出しの炎上を繰り返したラプラスはその不安定さで逆に注目を集め6期では数字の上で沙花叉とのツートップの位置に付けていた訳だが、炎上し勝ちな夏色がそうならないのはベースのキャラがガキではなく炎上と一続きになっていなくてキモいからだ。

「炎上しそうなやつ」が「炎上する」から世間はそいつをそういうキャラとして受け取り叩いたり守ったり注目したりする訳だが、「変に大人ぶったやつ」が「突発的なキ〇ガイムーブ」を働き「炎上する」のは何のつもりでどうしてそれをやったのかが全く理解出来ず視聴心地が物凄く気持ち悪い。「若いのに無理矢理にでも大人ぶる」も同様、夏色が死ぬ程不人気なのは理解不能な謎ギャップが多過ぎて気持ちが悪いからだ。


まつりのトラウマ

✔ 以上のように活動上極めて強力な武器として働き周囲全てを喜ばせるサービスの側面も持っている「年下属性」を夏色が頑なに封印し、年上をすら無理矢理に年下かのように扱う謎ムーブを代わりに貫くのは極めて不自然な事で、強迫的な程徹底している点も併せると異常行動だと言っていい。健常な人間が「強迫的な異常行動」を励行する時、その裏には必ずトラウマが存在する。

ここまでに挙げた夏色の異常行動は「①相反する行動を常々同時に取り続けていて結局何がしたいのか分からない(何も出来ていない」「➁年上の女性との順当な関りを断固拒否する」そして「③年上すらをも無理やりにでも対等以下のように扱おうとする」というものだが、「➁年上との関わりを断固拒否」は単純に年上女性と上下の関係で関わる事に危機感を覚えるから、以外にあり得ない。

上に挙げた三人のように年上女性の前で脱力して見せればシバかれ可愛がられるのではなく隷属させられ、借りを作っては弱味として利用されといったような冷徹な扱いを特に子供時代に励行される事でしか「年上の女性」にカテゴライズされる存在全てを徹底拒否するなどという異常行動は身に付かない。

夏色の短い人生の中で夏色をそんな風に扱えるのはまずは母親、場合によっては姉、可能性がなくもない祖母や叔母、特殊な形態をした厳し過ぎる学校の担任や顧問等だが、まあ普通に考えれば母親だ。夏色みたいな崩れた人間を作り上げるDQN家庭では娘を「ブス」「いらない」と嫌悪しながら育てるパターンも珍しくはないが夏色の母親は観る限り夏色には甘い

母親ではないなら姉を始めとした別の女性家族の線もあるが甘過ぎて実質対等以下だった母に慣れ過ぎた夏色は外で出会う一般的な大人の女性全てと折り合いが付かず、それが苦手意識に繋がったのかも知れない。何にしても確実なのは「➁´夏色は年上女性を怖れている」という事だ。


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