ホロライブコラム.02【ジェネレーション・プレミ@ホロライブ1期生】t《0期中の0期生⑦ときのそら(2/5)サムネでベラベラ喋んじゃねぇ》include:ときのそら/大空スバル/兎田ぺこら/火威青/「③.サムネにメッセージ性は要らない」/要るのは情報/サムネで読点使うやつおりゅ…?/ぺこらとスバルのサムネ事情/「非・野うさぎ」「非・スバ友」な君へ/【V自体への興味の増加】=「サムネ」→「タイトル」→「本編」→「Cパート」→「メン限」/→「サムネ」の前には「切り抜き」&「コラボ」もあるよ/「このVにしてこのサムネあり」/「ガラクタの子はガラクタ」

VTuber




「味があるサムネ」(続き

✔ 三つめは「③メッセージ性がうるさい」。一番最初に挙げた「わたしは誰も」+「傷つけない」もえげつない出来だが無料フォントで意味不明な文言を並べたこの手のサムネはときのそらのチャンネルでは珍しくもない。以下いくつか紹介しておきたい。


【A.「ホラーはわたしの、得意だったのに」】
✔ サムネは配信の内容を一目で分かるようにデザインするものだがこれだと何も分からない。『得意だったのに』→「怖さがガチ過ぎて震えた」のか→「システム面の不具合でプレイ出来なくなって残念」なのか、→「蓋を開けてみればホラゲじゃなかった」のか→「ぬるい出来で全然怖くなくつまらなかった」のか一切見当がつかない訳だが、そもそもこの配信自体ホラゲをやる配信なのか何なのかが分からない。──そしてこのサムネを見たホロリスのほぼ全員がそのどれだったとしても配信主がときのそらである以上興味を持つ訳がなく、つまりこの無料フォントで設えられた文言はそもそも必要がない。あと言い回しがキモい。文才がない。


サムネに書いた煽りに読点が付いてるのは頭がおかし過ぎないだろうか。今日日どのライバーの配信サムネを見てもフォントで書いた文言に読点が入る事はない。つまりどのライバーもそれが必要な程サムネに長々と文章を書き入れる事はなくそれが今のスタンダードで常識だという事で、転じてときのそらが環境に全くついて行けていないという事が分かる。


【B.「速いってなにが!?」】
✔ 最近にわかに流行っているネタ系RPGの一つ「速すぎるRPG」のサムネに率直な疑問を乗せるときのそら。───「速いってなにが!?」→知らん、リスナーにきくな。プレイしたらすぐ分かる事をここでわざわざ質問するな


✔ 同じゲームをプレイしたホロメンも何人かいたが皆こういった形で「速すぎる」に乗っかってそれを強調するようなサムネを作ってきている。企画内容を強調してリスナーにより伝わり易くなるよう心掛けての事だが、ほとんど全員がそうした事からサムネはリスナーに「企画内容をより分かり易く、より感覚的に伝える事にのみ注力すべき場」という常識がV側に存在している事が分かる。

一番下は新参期生ReGLOSSの火威によるものだが彼女はデビュー後やっと半年経ったばかりのペーペー中のペーペーだ。これクラスの新人でも理解している常識すらわきまえず、訊かれたところで知らんがなとしか答え様のない問いかけを思い付いたそのままの形でサムネに乗せたそら先輩、しょうもなさ過ぎないだろうか。


✔ ネタ系RPG被りでもう一つ「ネタバレが激しすぎるRPG」。「OP画面が企画主旨の全てを物語っている」×「色んなVがプレイしていて誰でも知っているタイトル」という事でほとんど全員が「自分の絵を加える程度でほぼ手を加えない」か「ネタバレ連発するってマジ!?とやはりゲーム側の設定に乗っかる」のどちらかの選択をしている。思った事をそのまま長々とした文章で書き連ねたのはときのそらかれもんぬぐらいのもの………お前のセンス、れもんぬと同レべだってよwwwww


【C.「初めて遊びます」】
✔ 「初見プレイ」な。


【C.「物語の核心へ」】
✔ 「最終回」もしくは「終章開幕」な。

───みろ、どっちか分かんねえじゃねぇか


【③.サムネにメッセージ性はいらない】
✔ 長編ゲームと言えば最近では兎田と大空だが、二人共その初回のサムネには「初めて遊びます」どころか「初回」とも「初見」とも書かない。極めて我が強く自分のルールにのみ従って生きている二人が同時にそうしている事から分かるのは「長編ゲームのプレイ開始にあたる配信のサムネに」「それと分かるように初回・初見等の情報を乗せるのは」「無駄で無意味でやるだけ時間の無駄」だと二人共が判断しているという事だ。

例えば一番下の大空の龍が如く配信を例に挙げてみると、この配信サムネを見た瞬間クリックする層は「大空に興味があるか」「龍が如くに興味があるか」のどちらかしかいない。その二つの情報はバックのゲーム画像と本人の立ち絵を組み合わせた時点でサムネに乗っているのでそれ以上の情報はサムネにいらない、というのが二人の判断だ。

「a.大空が嫌いだから龍が如くだろうと何だろうとその配信は観ない」「b.大空は好きだけどおっさん臭いゲームはちょっと……長編も観てる時間ないし」「c.Vとかいう気持ちの悪い人種がゲームなんかをやってるのをわざわざ観たい人間の気が知れない」大空のこのサムネを見てクリックしない視聴者がどの考えを基にそうしていたとしても「初見」「へたっぴ」「命削ってプレイするしゅばあぁぁぁぁぁあ」等の文言をサムネに書き込む事でそれを引き留める事は出来ない。「バックとなるゲーム画像」×「V本人の立ち絵」で『サムネによって最大化出来るクリック数』は達成されているという事だ。


✔ 長編ゲームのサムネに珍しく「初見」の文字を入れる兎田。これはときのそらの「初めて遊ぶから」→「初めて遊びますと書いた」とは違い「DARKSOULSを初見でプレイする事に寄せられる需要」を理解しての事だ。

鬼畜な死に覚えゲーのダクソに女子が苦しめられながら(=虐を受けながら)進む画には格別の需要があり、「兎田が」×「長編ゲームをプレイする」だと『それは大丈夫』となるリスナーも「兎田が【初見でダクソやる】んだってよ」となると『じゃあ観るわ』とそれなりにはなると兎田は読んでここでサムネに「初見」の文字を入れている。「バックとなるゲーム画像」×「自分の立ち絵」だけでは捉えきれない層を「初見」の文言で獲りに行っている状態だ。

「ときのそら」×「なんかよう分からんマイナーゲー」のサムネを見てクリックしない層はそこに「初めて遊びます」の文言を付け加えたところで『初めて…!?じゃあ観るわ』とは絶対にならない。このサムネに必要だったのは「ときのそらの立ち絵」×「バックに配置するマイナーゲーの画像」の二つだけだ(ゲームがマイナーなのでその概要を簡潔に言い表した短文は可)。


✔ ある日の雑談配信のサムネの向かって右端に配信中話す予定のエピソードについて軽く書き込んでいる大空。「コラボとか」とあるがこの配信の直前大空は宝鐘と一緒に宝鐘製作のRPGをオフでプレイするコラボを行っていて、要するに全ホロリスに向けて「宝鐘とのあのコラボの話もするよ」と触れ込んでいる。つまり「大空」×「雑談配信」だけの情報では引き寄せられない、「宝鐘の話も出るよ」と聞く事で『じゃあ行くわ』となる層を獲りに行っている。

じゃあ「コラボとか」じゃなくて「マリンとのコラボとか」って書いた方がいいんじゃないですかという話もありそうだが、大空がこのタイミングで「コラボとか」と書いて『船長とやったあれの事か』と理解出来ないリスナー(非・箱推し、大空と宝鐘のどちらも観ていないリスナー)はここで「マリンとのコラボ」と書いても結局そのサムネをクリックする事はない。大空は間違いなく「どこの誰がこのサムネを見ていて」、「彼らは何の情報に興味を示すか」を明確にイメージした上でサムネを作っている。


✔ 特定のホロメンの配信を常日頃ルーティンのような形で観ているリスナーは、そのホロメンがどんなサムネを配信に付けようが必ず観る。逆にそのホロメンが嫌いで絶対に観ないと決めているリスナーはどんなサムネを目にしようがそれがそのホロメンの配信である時点で絶対に観ない。

サムネによって誘引すべきはその中間、【自分をいいとも悪いとも思っていない、存在自体は知っているものの日頃こちらに意識を向けていない多数派のホロリス】【内容によっては観てやらんでもないよという、自分をサブの選択肢に入れているやはり多数派のホロリス】という二つの流動的な層になる。

そういった層はやはり兎田や大空のような大手のホロメン達にも付いていて、彼らは場合によっては・・・・・・・この二人を観る。メタルギアやフロムゲー、ペルソナのような人気のタイトルを扱った時だけ二人の配信の視聴回数は倍から跳ね上がるが、要するに雑談やオリジナル企画のような「テーマが本人達自身のみ」な配信と比べて大きく増えたその視聴回数こそが彼女達に常日頃付いている「流動的な層」が回した分だ。その実態は「一味」だったり「35P」だったり「ホロライブ箱推しリスナー」だったり色々だが、要するに「非・野うさぎ」「非・スバ友」なホロリスだ。サムネはこの層に向けてアプローチする意識で描くべきだし、またどう描こうともこの層以外を引っ張って来る事は出来ない。

「ときのそらを場合によっては観るホロリス」は、ときのそらが度々サムネに書くような文言を見て『じゃあ観るわ』とはならない。「わたしは誰も傷つけない」「初めて遊びます」「ホラーはわたしの、得意だったのに」どれをとっても『何を言ってる……?』『変な煽り』『きっしょ……』と思わせて終わりなのは明らかだが、その全てに共通しているのは「ただ思った事を書いているだけ」だという事。兎田や大空の例を見れば分かるように、また「サムネは流動的な層にアピールするためのもの」という前提を踏まえても分かるように、サムネにフォントで書く文言は「配信・企画内容を的確かつ端的に表すもの」に限定するのが正解で、ときのそらのように「意志や思想、作品に対する感想を書く」のは明らかに的を外している。

これも他のまともなホロメン達を見れば分かる事だが、ときのそらがサムネにでかでかと書いているような「言いたい事」「思った事」は普通皆配信タイトルに書くか、そこでも憚られるような「知らんがな発言」だった場合配信の中で言う。

「サムネ」→「配信タイトル」→「配信本編」→「Cパート」→「メン限」といった順を経て「知らんがな発言」の度合と頻度が増えていく運びだが、見ているリスナーの「配信主自体への興味」が強く色濃くなっていくのもこの順で、非常に理に適っている上空気が読めていて、おまけに「濃淡様々なリスナーの全員」+「ライバー」の全方面の需要と供給を正しく満たせる機能美だとも言えるだろう。

ときのそらがやたらとサムネに書き込んでいる文言のだめなところは明らかな無料フォントで変な言い回しをでかでかと書いていて「気持ちが悪い事」だが、それ以上に上記のような理由で「サムネというものの役割をはき違えていて場違いである事」「機能的ではなくサムネの効果を発揮出来ていない事」だ。「変」で「非常識」な上「気持ちが悪く」、おまけに「役立たず」な訳だが、その作り主であるどっかの誰かさんにそっくりではないだろうか。


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