【にじさんじレポート.01】【さんばか.B】《いぬいどんどんきらいになる》about.戌亥とこ ~ポジショニングの女王~

VTuber



戌亥とこ~ポジショニングの女王~

✔ リゼと強く結び付きアンジュとも上からの力関係で最低限良好な関係を保てている、見様によってはさんばかをユニットとしてギリギリ成立させている鎹(かすがい)のような存在。リゼとはプライベートでも親交がありアンジュとも数カ月おきのコラボ配信を定期的に行っている。自身のチャンネルでは雑談とゲーム配信が半々ぐらいでこれもゲームばかりのリゼと雑談の多いアンジュの間を取ったようなスタイルだ。

戌亥はホロライブも含めた全ライバーの中でもセンスと実力に相当恵まれている部類だ。いつも冷静で人よりかなりよく回る頭に場全体を見渡す広い視野、関西色の笑いの機微を完全にマスターしていてそれを下敷きにリスナーのコメントを捌く早朝の雑談配信は堂に入っている。声優声とは違うが色気と可愛らしさを兼ね備えたイイ女の声をしていてそれが後押しするおっとりとした雰囲気に加え来る者拒まず去る者追わずの取っつき易くさっぱりとした性格を併せ持っていて同僚、視聴者、男性、女性いずれの方面からも本当によくもて、おまけに歌唱力は様々な歌うまひしめくにじさんじでも指折り…それでも戌亥にVライバーとしての存在価値は無い。

戌亥のもっぱらの懸念点は「いかに楽をした上でいかに美味しい思いをするか」だ。にじさんじ、さんばか、にじさんじから振られた同僚達と合同で当たる企画、外部のVとのコラボ…戌亥は身を置く全ての場面、全ての団体の中で必ず「中の上の位置」に就いてそれを保持している。あらゆる団体における「中の上の位置」は責任が降りかからず矢面に立つ必要が無く、重荷を背負わなくていいので楽だが皆からの扱いも良く大事にして貰えるという非常に美味しい役割だ。

「常に中の上ぐらいの存在」と言えば「中途半端で地味な存在」と同義に感じられるが実の所これは相当なセンスや才能を持ち合わせていなければ成し得ない業だ。実力のない者が身を置く集団の中で必死に頑張った場合、何かのめぐりあわせでたまには上位に就く事も出来るかも知れないが常々安定してそこに留まる事など基本的に不可能だ。つまり戌亥はにじさんじやさんばかで「実力以上に頑張った結果今の地位に就いている」訳ではないという事になる。

逆に物凄く力のある者がVライバーとしての活動に意義を見出せなくなってモチベを失った場合も「中の上の位置」を常にキープする事など出来ない。壱百満天原の登場と共に心折れて配信の出来なくなってしまった月ノが今いないも同然の存在になっている現実を見ても、やる気を失ってしまえば例えそれが天才であっても地に落ちる以外の結末はない事が分かる。

戌亥は活動開始以来「あらゆる団体・あらゆる場面の中で常に中の上の存在で居続ける事」を第一優先事項に設定した状態で活動に臨んでいるのだ。そしてこれは「中の上」より上の才能を持った者がその地位にフォーカスして丁度いい力加減で活動する事を絶えず保ち続けていなければ実現出来ない。その点を念頭に置いて戌亥を見ていると何年もの間これを成し続けている戌亥の計算高さと狡(こす)い精神性、利己的な人格や目的意識の無さ、視野の狭さ、良心や良識の希薄さ、情の無さそして人として、Vライバーとしてのスケールの小ささが浮かび上がって来る。

さんばかという珠玉の、それも地味で目立たない自分を事務所内でも登録者数上位のライバー足らしめてくれたユニットが崩壊せんとしてもリゼアンの仲を取り持たないのはリゼに加担してアンジュを切り、炎上しない程度に踏みつけておけば自分には何ら問題が及ばないからだし女性の後輩Vから好かれる体質でもとことん引きに構えて「自分は無関心、勝手に来てるだけ」の構図を堅守するのは「楽な上に自分が映えて美味しいから」だ。戌亥はいつでも有り余る自分の才能とセンス、実力を全てこの「楽で美味しい中の上の位置」に就いて堅守する事にのみ注ぎ込んでいる。

Vライバーのような人気商売・自由業はOLのような一般職とは根本的に違う。刺激に溢れていて自由で多くの場合楽しい業務内容、保証が貧弱な代わりに上限の設けられていないこういった職業で全ての従事者に義務付けられているのは「輪を乱さない事」「従順に大人しく勤め組織の駒であり続ける事」ではなく「常に全力を尽くす事、上を見続ける事」だ。だからそれが出来なくなっていた最初期のV達は全員姿を消し古参にじライバー達は揃いも揃ってあんなにも醜悪に落ちぶれているのだ。

逆にホロライブの主力達が増々輝きを増すのは才能の多寡に限らず全員が毎日死力を尽くしているからだ。その中に歌やトークスキル、女性Vとしての魅力等で戌亥に劣る者などいくらでもいるがやはり必死に戦う姿は一つや二つの才能の優劣、また致命的な欠点の一つや二つなどどうでも良くなってしまう程に美しく、下手くそながらに上手のライバー達から少しずつ技術を盗んで向上を図る健気な姿は実質的な技量や才能より遥かに価値のある物だ。そしてこの少ないながらに少しずつ向上しているという事実と仲間達との強固な協力関係が彼女達に無限の可能性を、視聴者に先々までの期待感を与えている。それに惹かれてにじさんじの何倍ものリスナーがホロライブに吸い寄せられ箱推しに収まり、両者に絶望的なまでの差を生み出している事は言うまでもない。

戌亥にライバーとしての存在価値がないと言ったのは以上のような「Vライバーの本懐」とでも言うべき要素が彼女の中に一片たりとも存在していないからだ。この仕事が好きだからやらせて貰える限りはいつまでも続けたい、あの先輩ライバーのようになれるよう少しでも自分の配信技術を向上させたい、お世話になった事務所や先輩に少しでも恩返ししたい、自分の歌で世間を振るわせたい、せめて一番関係性のある仲間だけは身を挺してでも守りたい…そういった真っ直ぐな思いや目的意識は全て「楽で美味しい中の上の位置を堅守する」というポジショニング意識にかき消されて戌亥の中には存在していない。

そしてあまりに強くポジショニングに拘る戌亥にとってやはり「ポジショニング能力」こそが人の価値を計る上で最も重要な尺度になる。「ポジショニング」とは身を置く集団の中で「清濁併せ呑む器用な立ち回り」若しくは「各種パワー」で自身の欲に適う地位を奪取する能力だが、成程その価値観に照らし合わせるならアンジュは最底辺のクソザコで存在価値無しの人間という事になる。見下し踏みつけネガティブキャンペーンに終始する虐めと大差無い扱いにも説明が付くというものだ。

「ライバーとしてのプロ意識」「配信前準備の作業量・配信中のストイックな立ち居振る舞い、それらがもたらす配信の質」「チャンネル登録者数等の数的な部分」「超素人な笑いのセンス・技量」「利他的で自己犠牲の精神に満ちた清い人となり」これらは全て戌亥に無くてアンジュにはある美点・長所の数々だがこういった集団におけるポジショニングと無関係なばかりか場合によっては阻害してしまう要素ばかりを突き詰めているアンジュは戌亥の目にはいい所無しのザコにしか映らない。リゼと結託してちょっと悪く言い過ぎたなと思ったら「常識とか感覚の尺度が似てるから安心出来る」みたいな事を言って炎上予防を図っているのをよく見るがアンジュを肯定的な目でよく見ているならそんな昨日今日会ったばかりの人間が言うような薄っぺらい言葉ではなくアンジュを突出した存在足らしめている上記何れかの長所が口を衝く筈なのだ。

戌亥のアンジュに対するマウンティング・蔑みはV界全体で見れば「ライバーを美味しい副業ぐらいにしか思っていないせいで向上心が無く、プロとしては低レベル過ぎる配信を何年も続けて仕事をしているつもりになっているザコライバーがホロライブの主要メンバーと同レベルの配信を行っているガチのプロライバー相手にイキっている」以外の何でもないのだがにじさんじという低レベルな事務所の中でのポジショニングしか頭にない戌亥にはそれが一生分からないのだ。


ポジショニング第一主義の代償

✔ 「戌亥は笑いの機微を理解していて雑談配信がかなり上手い」という事実はあってもそれがアンジュや月ノ、宝鐘大空の域に達している訳もなく、そもそも戌亥の雑談配信はリスナー主体型、「私がリアルタイムで絡んでやっている事自体に価値がある」のスタンスで何のネタもエピソードも用意せずリスナーのコメントに反応するだけの楽な手抜きスタイルで、これはVライバーの配信としては程度が低くまとまった事前準備を経た上で真面目に雑談配信をやっているライバーと比べる事自体が失礼なレベルの物だ。Vライバーの「雑談配信」をリスナーと本当にただの「雑談」をする事だと思い込んでいる頭の悪さと不真面目な活動姿勢には心底引く。

戌亥が低レベルな配信を堂々とやっている事のさらなる弊害は事務所内で慕われている戌亥の事をライバーの手本として見ている後輩にじライバー達が自分達の配信のスタイルを戌亥に寄せてしまっている事で、フレン・E・ルスタリオなどはその好例と言える。戌亥は「先輩ライバーが低質だからそれに倣う後輩ライバーも低質にしか育たない」というにじさんじの抱える代表的な負の連鎖の担い手でもあるのだ。

戌亥と言えば事務所内で同じ女性ライバーからもてるキャラ付けだが「女性Vライバー同士の百合絡み」はこの業界最強の鉄板武器の一つで、それが始まったからにはそのお相手とは多めにコラボして追って追われて口説かれて、浮気に破局に復縁にと様々な展開を継ぎ足していくのが定石だが戌亥は「じっとしててもこんなに押される自分魅力的でしょ」という美味しい立ち位置を堅守する為「アハァー」と笑う以外の動きを絶対にしない。「せっかくきっかけを貰ったからちょっと頑張って盛り上げてみるか」という失敗による恥かき、イメージの損失のリスクが伴うアクションをするぐらいならライバーなんか辞めた方がマシというのが戌亥の正直なところだろう。

にじさんじ内では歌うまとして通っている戌亥だがこれは星街町田を聴き込んだ後耳にすると共感性羞恥が起こる程に程度が低い。「まあまあ上手い素人がそれっぽくなるよう頑張ってニュアンスを付けて歌おうとしている」以外の何物でもなく、歌唱力特化型のVとしてならザコ中のザコだ。表現力が高まり過ぎて最早歌唱に攻撃力が乗っている程に鋭い星街、オーバーキルな歌唱力の富士葵、サブカルではなく文化系の楽曲を歌わせると最強の町田、歌うまを掲げてもいない癖に頑張って歌ってみただけで神々しくて尊くてリスナーの胸を絞め潰さんばかりリゼ、では戌亥の歌うまVとしての存在価値は何なのだろうと考えると誰にも答えは見つけられないだろう。多分戌亥の中ではこの点も「事務所の中ではかなり上手い方だから」という尺度でおちが付けられている。

「戌亥は色んな分野の才能をハイレベルに取り揃えていてすごい」というのは確かだがその一つ一つを見直してみると戌亥が何れかの分野で唯一無二で替えの利かない存在であった事など唯の一度もない。お笑い能力や配信の質ではアンジュの足元にも及ばず女性としての魅力や出役としての華でリゼに敵う訳もなく、歌唱力でも歌うま中最下層、活動頻度や活動のバリエーション、企画の質も極めて並な戌亥が今すぐ引退したとしても誰も困らないしどこにも影響が出ないというのが実際だ。

既に崩壊しているさんばかは戌亥を失えば解散の流れになるだろうがリゼやアンジュはむしろそれで重荷が降りて楽になれるし花形でも看板役でも何でもない戌亥が消えてもにじさんじは微動だにせず通常営業、エンタメの観点から見ても中途半端な才能しか持たない分際でその全てを自分のポジショニングの為だけに使う女になんか何の価値もない。事務所内で豊富な人間関係を築いているので戌亥が引退となればわざとらしく悲しんで見せる人間もそれなりにいるだろうがそれは後々プライベートで飯にでも行けば片付く話だ。戌亥の固定ファンはエピソードの一つも用意せず寝起きみたいなテンションで上から喋るアホみたいな配信を惰性で常聴する呪縛から解き放たれもっとやる気のあるライバーや活動歴が浅くてまだ純粋な活動姿勢を保てているライバーの視聴に回る…いい事ずくめじゃないか。

ライバー活動の本質とも人間としての美徳ともかけ離れた「ポジショニング」などという物に固執して生きた結果戌亥は全ての分野においてあらゆる意味でいらない存在になってしまったのだ。ある者は歌を、ある者は配信を、ある者は自分のセンスの体現を、誰でもない自分を特別な何かに、大切な仲間の為、恩ある事務所の為、大好きなこの業界をもっと楽しい場所にする為、一生バカやって楽しく生きていたい…純粋な意思に従ってこそ人は突出して存在価値を生むものだがポジショニングという極めて不純で打算的な価値観を第一に生きている戌亥には唯一無二の価値など生まれ様が無い。多分戌亥にはOLを始めとした一般的な会社員として生きる人生の方が合っている。「一般の会社員、OL」と書いて「社会的には唯一無二の価値を持たない者」と読むのだ。そしてそういった場所に身を置くと多くの場合戌亥の専売特許「高度なポジショニング能力」が最強の武器として機能するだろう。

貧相な感性に貧乏臭くてみみっちい思考回路、感受性が弱くて視野まで狭いので反省の類が一切出来ず将来性は初めから閉ざされたきり、良識や良心にも欠けるので言動は汚く浅ましく、上手いのはアホを騙す事と上っ面を取り繕う事だけ…こんなに魅力と可能性を感じないVタレは初めて見た。


まとめ:「いぬいどんどんきらいになる」

✔ 中途半端な才能を何個か揃えて低レベルな事務所内でのポジショニングに成功したぐらいで思い上がって自分を一角のプロライバーだと思い込んでいる戌亥の生態はV業界全体を知った上で見ると醜く矮小で気持ちが悪く、軽蔑を禁じ得ない。定番の朝雑談も結局はどこの誰だか分からないリスナーのどうでもいいコメントにワンパターンで中身のない戌亥の合いの手が入るだけのテンプレスタイル…プロのライバー足り得ない低レベルな配信を3年以上も貫いて自分は人(リスナーやアンジュ)より上だと思い込んでしまえる部分に戌亥の救い様の無い感性・精神性とライバーとしての将来性の無さが滲み出ている。

戌亥は自身の学生時代から継続して人生の最優先事項として設定している「ポジショニング至上主義」に毒され人として、Vライバーとしての正しい在り様を失い生まれ持った才能で到達出来る筈だった未来を自らの手で摘んだのだ。楽に美味しく汗すらかかぬよう、一遍の恥も晒さぬよう…そうして小さく狭めた世界の外から今自分がどんなに醜く見えているか、一生分からないのが戌亥の人生なのだ。

歌も配信もゲームも、振られた仕事や仲間を大切にする事にさえ本気で取り組む者が誰一人としていない低レベルな事務所に身を置いているからこそ優れた存在として愛されるVライバー、戌亥とこ。その実態は腐った隠れ蓑に身を潜めバカを盾に、アホを踏み台にバランスを取って身の安全を確保する事に生き甲斐を見出す安っぽい小物だ。何者でもないし何も出来ていない癖に人を見下し優越感と安心感に浸るキッツい習性は日毎増長し周囲への悪影響を強めていく。

「いぬいどんどんきらいになる」…その言葉の意味を理解して初めてあなたは真のVタレ通になったと言えるだろう。



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