✔ 誕生日の凸待ち配信でベルモンドとの絡みを慣れた様子でこなした後に通話をつないだまだ配信に音の入っていない相手に「あ、こ、こんにちは。今、あの配信やってて…音乗せても大丈夫ですかね？ごめんなさいね…」とおずおずと話す様子を見て私はどこの大事務所のどの大先輩に繋いだんだろう、ぽこピーか？ガッチマンか？まさかときのそら…？アンジュちょっと最近頑張り過ぎなんじゃないか、勇気と無理をする事とは別物なんだぞとハラハラしながら見ていたが通話口からフレンの声が聞こえてきた時には心底仰天した。にじさんじのおバカのエースにして先輩から見た絡み易さナンバー1のフレンに対してこんなに恐る恐る口をきいている人間を私は見た事が無い。
あまりの異様さに私は初めアンジュがあえてフレンに対して下からの態度をとって煽るような形で笑いを取ろうとしているのかと思っていたが戌亥やリゼに対してやるのと同じように気さくに応じてくれるフレンにアンジュはいつまでも引き気味に構えたまま敬語を崩さず話していて、「フレンさん」等という今まで聞いた事の無い気持ちの悪い呼称まで用いた事で場の空気は異常を極める。にじさんじの中におかしな事は数あれどこんなにも気持ちの悪い絡みはなかなかお目に掛かれない。何故なのか分からないがアンジュはにじさんじのライトなリスナーですら知っているようなフレンのキャラ、フレンの扱い方を全く分かっていないのだ。
アンジュがフレンを相手におかしな態度をとるに至った原因は二つ考えられ、一つ目はアンジュが他のにじライバーに対して一切の興味を持っておらず、フレンが何度となく打ち出して来たおバカのハットトリックを切り抜きですら一度も見ていなくて数々の先輩達に対して行ってきた、あまつさえ戌亥やリゼのような自分と近い者に対しても行って来た出来過ぎていて可愛過ぎる後輩ムーブを一回も確認した事が無いという事だ。ホロライブさくらみこや個人勢銀河アリスと比べても全く遜色ない業界最高品質のフレンのおバカはどんなにじさんじにわかでも知るところだし、同じユニットの戌亥・リゼの両方がフレンをどんな風に扱っているか一切見ていないのは異常極まりなく、不自然でもある。アンジュが本当にフレンの人となりや先輩から見たフレンの扱い方を一切見た事が無いというのであればハブられた自分に代わって戌亥・リゼの両方と親交を築いたフレンの事を憎んで目に入らないように避けていた可能性まである。
二つ目はフレンの事を割とよく知ってはいてもどうにも苦手なタイプで正味の所絡みたい相手ではなく、実際に相手にすると体が拒否感を示してしまう、という事だ。フレンは恐らく体育会系出身のずっとリア充をやって人生を楽しく過ごして来たライバーとしてはどちらかと言えば珍しいタイプで、超陰キャの超絶干物で生まれてから死ぬまで日陰者であり続ける事が確定しているアンジュはそういうタイプを相手にすると身が竦んでしまうのかも知れない。
私は自分でも面倒臭くなる程のイケメンで優しくておおらかな性格をしている上に女心をくすぐるユーモアのセンスや気遣いの精神まで兼ね備えているので物凄くモテはするもののやはりどちらかと言えばアンジュと同じ日陰者の方に属している。私だってうるさいリア充や頭の悪い体育会系なんか大嫌いだがそれでも後輩として見るフレンは滅茶苦茶可愛いし、高過ぎるお笑い能力はぜひ一度一戦交えたいぐらいだし、謎に無償の気遣いや世話焼きをして勘違いさせた上で「ごめん、お前は妹にしか見えへん。そういう意味では可愛いと思ってるし、めちゃくちゃ大事な存在や」とか言いたいし、自分の息のかかった後輩の中で一番よく出来た男を紹介して結婚させてフレンの人生に憧れの大事な先輩として居座りたい、フレンというのはそのくらい魅力的な、立場やタイプなどの垣根を越えて人を感化してしまう程の求心力を持った人間なのだ。
誕生日の逆凸配信では全裸で通話を繋ぐお笑い×お色気サービス(フレンは中の人も巨乳)、スプラトゥーンコラボではトークも笑いもアンジュを先輩として立てる技量もピカイチ、戌亥やリゼどころかアホの東京系にじライバーやライトなにじさんじリスナーですら理解するその力量や魅力を受け取れないなんて、アンジュの気持ちがこんなに理解出来ないのは初めての事だ。ベルモンドや緑仙のような味噌っかすには積極的に絡みにいってフレンが無理、というのは本当に訳が分からない。
✔ ゴリゴリの後輩キャラでおバカだが打たれ強く、叩けば叩く程輝くフレンに下から遠慮がちに「フレンさん」なんて呼び方をしながら絡めば当然フレンの良さは一切出ない。同格の戌亥やリゼがフレンと深く関わっている事からアンジュのフレンとのコラボは当然にじさんじリスナーから注目され比較されるが、どう好意的に見ようとしてもアンジュの様子は二人の物と比べて余りに情けなく、醜態としか言い様がない。どちらも損しかしないようなコラボは当然やらない方がいいのだ。
誕生日の逆凸配信で通話を繋いだ面々を一人、また一人と狩るようにアンジュは地道にコラボ配信を重ねているが、なかなか残念な出来の物が多いそれらの中でフレンとのスプラトゥーンコラボは特に酷い。相変わらず敬語とタメ口、「フレンさん」と「フレン」の間を行ったり来たりするような相手が一番困る絡み方を全編続けたアンジュは何とこの配信の前にやけ酒を煽ってきているのだ。自分より遥か年下の、同期とはとっくの昔に友好関係を築いている誰から見ても物凄く絡み易い相手とたった一回コラボをするのに4年近くもプロ配信者をやっている人間がやけ酒を煽ってどんなスタンスで絡むかも決めずに本番に臨んで迷惑をかけ散らかす…さすがに呆れてものが言えない。
配信中「配信前に酒飲んできたんだけどなんかこっちの方が喋り易いから次も飲んでからくるわ！」みたいな事を言っているがこいつは自分がどの場面で何を喋っているのか本当に分かっているのだろうか。まず飲酒が前提となっている企画でもない、それもコラボ配信の前に不安感を紛らわす為に酒の力を借りるというのはVライバーの行動としては異常過ぎるし、非常識過ぎる。そしてそれを面と向かって言われた、実は教養が無いだけで頭が悪い訳ではないフレンは「酒飲まなきゃやってられないぐらい私と絡むの嫌なんだな」と即座に理解しただろう。逆凸配信で勝手にピン立てして後日さらに呼び出して支離滅裂な言動ばかり行って止めにこの暴言を吐くのはライバーとして頭がおかし過ぎるし人としても失格だし、フレンが可哀想だし何より醜いしみっともないしこれまでのキワ者のイメージと照らし合わせたとしても失望を禁じ得ない。ここまでおかしな事が出来てしまう人間だったとはさすがの私も予想していなかった事でシンプルに驚いている。
「アンジュのかれし」というのはアンジュがスプラトゥーンのプレイヤーネームとして設定している名前で、アンジュの干物具合と年々彼女の中で増しつつある狂気が入り混じったこの名前はやはり物凄く面白く、リスナーにも大変うけているのだが、お笑いのセンスも極まっているフレンがこれに激しく反応しコントをしかけたり延々笑ってくれたりしているのを「もういい加減いいから」みたいな無言の圧で黙らせたり若い女子特有の不思議ちゃん発言があればやはり「え何？」みたいな圧で切り捨てたり、前述のフレンのキャラや正しい扱い方を知らない事や更にはそれを切り抜き等で予習したり事前に絡み方のイメージトレーニングをして来ない手間のかけ無さ、やけ酒を煽らなければ関われないむやみやたらな警戒心も、全てはアンジュのフレンに対する愛の無さを如実に表している。アンジュの気色の悪いしゃくれたハム太郎ボイスを真似したり「お決まりのボケキター」みたいな反応を見せているフレンは日頃からアンジュの配信をチェックしている様子だがアンジュはフレンが配信の頭で決まって言う挨拶「こんタリオ～」も知らない。アンジュはフレンのように絡み易く才能もあって魅力的で、事務所最後の希望とも言える程筋のいい後輩、それも自分の同期の両方と懇意にしている大事な後輩に何の興味も持っていないし一回も配信を見に行ってもいないし、コラボ相手を増やしたいからと自分から声をかけておきながらその実愛情なんて1ミリも持っていないのだ。
何度も言い過ぎて心底ダルいが、Vの集団戦術は「てぇてぇ」を生む事が目的だし、それが生めないなら何度集まっても、何人集まっても一切意味はない。「てぇてぇ」は嘘偽りの無い生の感情、互いへの愛情やリスペクトを持ったV同士が集まってぶつかり合う事でしか発生しない。
にじさんじという自分を食わせてくれている事務所に対して愛情も興味もないアンジュは同じ事務所に属している後輩にも同様に愛情も興味も持てず、戌亥やリゼに対して欲や願望はあっても実は愛情など持っていない為二人共と深く関係している人間がどんな人物か気にもならず、受け入れる気がないから酒を飲んで抵抗感を紛らわすし時間を割くのが煩わしいから配信や切り抜きのチェックの一つもしてこないし、大事にしたい気持ちがないから呼び出した上で内心を慮らず暴言を吐くという乱暴極まりない扱いをしてしまう。
前述したように「フレンさん」という呼称は物凄く気色が悪いが、同じように先日偶然にも配信中に逆凸を仕掛けて来たホロライブ星街すいせいを「すいせいさん」と呼んでいたのも物凄く気持ちが悪い。「水兵さん」とか「仙水さん(幽遊白書)」みたいな変な語感のこの呼び方を当然誰も星街に対して用いていないし、ホロライブの星街界隈や星街と親交のある戌亥と彼女の合同配信を見ていてもその呼び方が星街に対してあり得ないのは誰にだって分かる。少し距離のある人間なら「すいちゃんさん」か最悪「星街さん」が適当だがそれも割り出せない程不勉強なまま「よく分かんないけどとりあえずさん付けして上げとけばいい」という雑な采配を行う事も星街にも彼女と仲の良い戌亥にも、ひいてはホロライブにもVタレントというジャンル自体にも愛と興味を持てていない事の表れだ。
アンジュには人を大切に思い興味と感心を持ち、相手目線で内心をいたわり優しく丁寧に扱うという能力が根こそぎ欠落している。自分が大事にされず、自分で自分の事を諦め蔑んだまま30まで生きた人間にしてみれば至極当然の帰結だがホロライブを例に数カ月前から「にじさんじ興し」みたいな事をやろうとしている発起人がこれではそんな事は絶対に叶わない。
✔ Vの集団戦術においてコラボは言うまでもなく肝で最重要事項の一つだが、アンジュにはそれを正しく行える才能が全くない。
ベルモンドや緑仙のような昔馴染みとそつなく絡もうが魔使や兎鞠のようなアイドルライバーと恋愛絡みを試みようが、フレンや海妹のような後輩との新たな関係を模索しようがその心の内に、発起人でありながらどのコラボ相手より愛情やリスペクトを宿していないのだから誰と何をやろうが成果など上がる筈が無い。そしてそれは徹頭徹尾、全ての場合においてアンジュに責任がある。
「さんばかF～H」、そしてこの「I」の一連の記事では愛だのリスペクトだの絆だの奇跡だのとアホの作家が書いたしょうもない漫画みたいな言葉を多用していて自分でも嫌なのだが、それでもそれを現実に成し得ていてそれを糧に成り立っている漫画みたいな集団とたった一人でその原動力と求心力を担っているどうしようもなく、それはもう本当に嫌になるぐらいのスーパーヒーローがV界には実在してしまっているのだから仕方がない。
