✔ 《自分側の事情》と【リスナー側からの需要を始めとしたそれ以外】がかち合った時どちらかを100生かしどちらかを100殺して0にした上で活動方針を決定する星街のやり方は言ってみれば『片手落ち方式』と言い換える事が出来、それだけにやはり悪い結果を引き寄せる事が多いのだが、それを用いないホロメン達はでは『片手落ち方式』ではない何を代わりに用いているのかと言えば、それは《自分側》と【リスナー側】がぶつかった時双方を半分ずつとって混ぜ合わせる事で方針を組んでいく『折衷方式』だ。ここまでに挙げた大空の「荒らしリスナーへの対処」宝鐘の度々水を向けられる「ダルいノリとの付き合い方」さくらみこの「ファンサ色の強いオリ曲」その全ては《自分》と【リスナー】双方の事情・要望をほぼほぼ同じ分量ずつ取り混ぜ合わせる事を起点にして形作られている。
その他の大型ホロメン達が用いる『折衷方式』は星街の『片手落ち』より圧倒的に強く、生産的だ。いくつか実例を挙げていく。
✔ 4:04~ 兎田との「マリンの攻略本だよ。」同様長らく擦られ続けている、そしてこの先もきっと活動期間一杯逃れる事の叶わない「船長、結婚してくれ」のノリ。早々に「ガチ恋禁止」のお触れを出しそっち系のノリを自分のチャンネルから消滅させた星街だったら精神に異常を来してとっくに死んでるんじゃないかというぐらい特に毎配信のCパートで宝鐘はこのダルくてクソつまんねーノリの相手をさせられている。
電マのヘッドを破壊する程強く押しつけて使用する性欲モンスターでも見ず知らずの、それもVの配信なんかを観ていて何回擦られたか分からない定型文の赤スパなんかを送って来るリスナーからの求婚なんかダルいに決まっているし、キモいに決まっている。それでも宝鐘はそれも一応需要ではあるからという事で一つずつ向き合って応えているし、星街のように「禁止」のお触れを出して根絶しようともしない。
「結婚してくれ」に対して宝鐘がよく使う返しは「結婚したら八つ当たりするし、家事一切をやらせた上で全部に文句つけるし、寝る前に体かかせるしこっちが寝てからじゃないと寝る事は許さないし………(以下延々と続く)………大変だよ、大丈夫?」「ほらやっぱり無理なんじゃん」「その程度で軽々しく求婚とかしてくんじゃねぇ」だが、これもやはり『折衷方式』だ。自分側の《キモい&ダルい&嫌だ》という正直な本音とリスナーから寄せられる【推しにセクハラムーブを働きたい】という需要を半分ずつ取り上げて混ぜ合わせた結果こういう返しパターンを確立するに至っている。