【①.自身のサイズを下回る仕事に日々を費やす大空スバル】
【➁.ライバーが仕事で使う目的で英語を学ぶ場合、英会話教室に通うのはナンセンス】
【③.翻訳機や補助ソフトを利用してENと絡み、海外ニキに向けて発信を行うのがベスト】
【④.ライバーが使う英語はENライバーから学べ】
✔ 最も存在価値の高いホロメンは誰だろう、「強い」ホロメンは誰だろうと、ホロライブを見ているリスナーであれば一度は考えた事があるのではないだろうか。DQN臭さとセンシティブが気にならないのであれば宝鐘、東京都民が選ぶのなら兎田、頭が弱くてだらしなくて、ワンチャンヤれそうな若い女が好きなリスナーであれば沙花叉、ときのそらと答える偽善者も中には居るかも知れないが、この問いの正しい答えは大空スバルただ一つになる。
ホロライブが業界最大手になるまでの流れを追ってもいいし、今のホロライブの気風を確かめてみてもいいし、大空と繋がっているホロメンと繋がっていないホロメンの両方をリストアップして両者を比べてみてもいいが、どの観点から見てもホロライブとその所属ライバーに最も恩恵をもたらしたホロメンが大空である事実が浮かび上がってくるだろう。
しかしその事実はホロライブの箱の外はおろか内でも語られていないし、何なら大空本人も分かっていない。だから大空の活動内容は、その辺の平ホロメンとほとんど変わらない。ホロライブの基礎を組んで業界最高品質の箱を作り、一人でそれを支え続ける天才がその辺のザコと同じ活動に終始する、こんなに格好の悪い話はない。この記事ではそれに類する、大空が近々に見せたクソダサムーブをいくつか紹介していきたいと思う。
✔ 10:29~ 最近英語の学習に力を入れている大空。海外のリスナーが多い事とホロライブENとの絡みが増えた事によるものだが、英語が苦手科目なのかなかなか上達しない。動画では最近通い始めた英会話教室でのエピソードを話しているが、大空はこの手のスパルタな習い事に通いがちだ。英会話教室で厳しく当たられているエピソードを笑いのニュアンスで話しているが、この感じの大空は大抵いつも、エピソードに出てくる人物に対して大なり小なりピキっている。ダサく大人しく、多分に変わり者なプライベートの大空は他人から舐められ易く、エピソードに出てくる一般人は大空を乱暴に扱っている事が多い。
大空に英語を教えている講師は多分東京のアホの人間だと思うが、「早くしろ、溜めずにパッと答えろ」という指摘は正しいと言えば正しい。英語は数学・理科・社会等とは違ってノリと山勘で正解に近付ける、国語に類するざっくりとした科目だ。テストを受けて高得点を狙う訳でもなく、Vの配信といういい加減な場で海外ニキやEN相手にコミュニケーションがとりたいなら、考えて慎重に、完成度の高い英語を喋ろうとする姿勢を作る事自体そもそも間違っている。幼少時から英語を習っていたガリ勉くんより洋楽が好きで暇さえあれば聞き込んでいたDQNの方が実用的な英語を身に付ける、英語とはそういうラフな科目だ。
それを踏まえるとVライバーが仕事に使う目的で英語を習得するのに、わざわざ座学の専門家の所に習いに行く事自体バカじゃねえのという話になってくる。大きなイベント前や箱ごと盛り上がっているゲーム配信のプレイ・下準備の間断を縫って毎日一時間英語の勉強+わざわざ出かけて授業を受ける、というやり方は非効率極まりない。バカで真面目で芸の無い英語の履修法は大空の人柄をそのまま反映しているようで笑える。
✔ 超高性能な、多言語に対応したリアルタイム翻訳機を用いて配信を行う桃鈴。他の言語に関しては分からないが、英語と日本語に関しては全く齟齬がなく、完璧な性能。
実際の所、海外ニキにもENにもこれを使ってコミュニケーションをとれば済む話ではないだろうか。大空は中学英語の基礎~応用をざっくりとは分かっているようだし、出来る部分だけは自力でやって、後はこれの力に頼って、という形で何の不足もないように思える。
大空に足りないのは文法や語彙力ではなく、ネイティブ達のワードセンスやノリへの理解だ。それは英語圏の文化に直接触れる事を出来るだけ習慣的に、長い時間行わなければ吸収出来ない。つまり大空が英語を習得したい場合、一番手っ取り早いのはENとのコラボ、及びプライベートでの絡みを増やす事になる。彼女達と日常的に絡む為にも、桃鈴が配信で使用しているこの製品は欠かせない。
✔ 話した日本語をその場で英語に変換して、テロップとして表示するソフトを使って配信を行う白上。桃鈴の高性能翻訳機に比べると誤訳があったり時差があったりで粗があるが、それでも十分な性能。毎日一時間以上を座学に充てるぐらいならこれを使用して一回でも多く配信を行った方がずっといい。
✔ 56:34~ イェアグルァーという、謎の感嘆詞を発する大空。どういう意味の言葉なのかは何回聴いても分からない。
英語圏の文化に触れてこなかった人が、無理にネイティブにノリを合わせようとすると大体こんな感じになる。座学で文法や語彙力の増強に成功したとしてもネイティブの語感やセンスを取り込む事が出来ていなければ、せいぜいシン・ゴジラの石原さとみみたいになるのが関の山だ。
日本屈指の大根女優みたいになりたくなければどうすればいいかと言えば、それはやはりネイティブ達と少しでも長い時間英語縛りで絡む事だ。何の単語を重用しているか、文法のどの部分を省いて文章を構築しているか、アクセントはどこに置いているか、等を実際に絡んで観察する事とコラボのアーカイブを見直す事で確かめ、覚えていくという作業を繰り返す。これがVライバーが英語を学ぶ際最も効率的で効果的な勉強法だ。
✔ 9:03~ 英単語を一日五十ずつ覚える事をノルマとして設定されている話。担当講師頭悪いなぁと思って聞いていたら大空は生真面目に一日四十ずつぐらいは覚えているらしく、お前もバカなんかいとコメントを打ちそうになる。
これは一ヶ月近く前の配信だが、仮に英単語を一日五十ずつ覚える事を週五のペースで続けていた場合、一カ月で千個の英単語を覚える事になる。受験や英検を受けて結果を出したい場合、この千の英単語は大いに役立つのだが、大空の目的は配信で海外ニキとEN相手にコミュニケーションを取る事で、その際使用する英単語は非常に狭い範囲に限られる。覚えた単語の八割方は、実際に使用する前に大空の脳のメモリから削除されているだろう。
また「ターゲット」に代表されるような頻出英単語を纏めた、一般的な単語帳に関して古くから指摘されている問題点として「記載されている英単語を覚えたところで実際英文に組み込む段になってどう扱っていいか分からない、ましてやリアルタイムでネイティブと会話する際に瞬発的に使える筈がない」という物がある。英単語を理科や社会に出てくる専門用語と同じように記憶してテストの類に活かすのなら纏まった数の単語を丸暗記するという手もありだが、大空のようにリアルタイムでのコミュニケーションに使用する目的で英語を学ぶ場合そういったやり方は時間の無駄でしかない。
例えば「attitude(態度)」や「responsibility(責任)」のような単語はENとの実際の会話でも使う機会があるだろうし、ターゲットのような単語帳にも当然記載されているが、ENとの会話で当たり前に頻出するこの類の単語は、実際の発音や使用するシチュエーション、タイミング、感情の乗せ方や会話に取り込む際の取り回しのやり方等も同時に学べる分ENとの生の会話から学ぶ方がずっと効率が良い。ENや英語圏のリスナーとのコミュニケーションに使う言葉を覚えたいのだから彼らの使う言葉や文法以外は覚える必要がないが、逆に彼らのノリや英文構築のセンスは必ず学ぶ必要がある。この条件は英会話教室に通って日本人の講師相手に座学で学んでも決して満たせない。
「大空警察でEN達に英語で置いてけぼりをくった」事が今回英会話教室に通い始めた動機らしいが、その前に大空警察でEN達が話していた英語を全部文字起こしして、そこに登場した英単語と文法を確認するぐらいの事を大空はやったのだろうか。大空警察は来年もやると思うが、同じシチュエーションで同じようにENを呼ぶのなら今年の大空警察でEN達が発した英語が再度使われる可能性は高い。どこぞの英会話教室が用意した通り一辺倒のテキストなんかより余程実践的な教材になる筈なのだが。