【ホロライブレビュー.03】D-24《最弱の売れっ子(4》include:大空スバル、宝鐘マリン、星街すいせい、さくらみこ、兎田ぺこら

VTuber


【①.ネガティブ=後ろ向きとは限らない】

【➁.ポジティブ=前向きとは限らない】

【③.大空って、不倫前のベッキーみたいだよな】

【④.大空って、ピエロみたいだよな】

【⑤.一番売れている五人のホロメンのうち一番骨がありそうに見えて、実は一番何もない大空】

【⑥.そんな大空に今以上は望めない】

【⑦.この先何をしようと、何を得ようと須く無意味】




宝鐘「上を見るからネガティブ」、大空「下を見るからポジティブ」

✔ 「死ぬ」とか「ヘラってる」とか、「誰々(ホロメン)とは距離が遠い(仲が良くない)」とか、「(同じパターンを繰り返しているだけの)今の活動って意味あるのかな」とか、宝鐘はネガティブな発言を割とよくする。個性的で激情的な宝鐘のそういう習性を大抵の人間は人の気を引く為のポーズだとか、あけすけな性格の副産物だとか、不安定な精神が悪さをしているだとか、数多ある宝鐘の「面倒臭さの一つ」としか受け取らないと思うが、今年に入って今までと違う試みを始めてからそれらの大方が一時鳴りを潜めた事からその考えは誤りである事が分かる。

宝鐘のネガティブな言動は向上心の裏返しだ。名実ともに業界最大のVTuberになっても①日々の活動に意義を見出せなければ「死にたい程」「ヘラってしまう」、➁「誰々(ホロメン)とは距離が遠い(仲が良くない)」という発言は「ホロメンとは仲が良ければ良かっただけ良い」という人間関係が何より物を言うこの仕事の本質を的確に捉えているが故(この発言自体「ホロメンとの関係性変化を見る」という企画の中での物だが、全ホロメンとの関係性について精査する企画を毎年繰り返す時点で他と目の付け所が違う)、③これだけ成功していても「今の活動って意味があるのかな」と零してしまうのはチャンネル登録者数や再生回数だとか、オリ曲のバズりやグッズの売り上げ等が今この時点で良くてもそれが先々への積み立てになっている訳では決してない事が分かっているからだ。

宝鐘に限って言えば「ネガティブな発言=飽くなき向上心の表れ」な訳だが、では反対にポジティブな発言しかしないイメージの大空をその比較対象として引き合いに出してみると①売れっ子ホロメンの中では最下層の成績・知名度に甘んじているにも関わらず同じパターンの活動を年レベルで繰り返して何の疑問も抱かず焦燥にも駆られず、結果ネガティブな発言や「ヘラり」とは無縁、➁「ホロメンと距離が遠い、仲良くない」という類の発言は宝鐘や戌神との関係のようにネタに昇華出来ていない限り絶対にしない。疎遠なホロメンとの関係性について触れる時使う言葉は「好き」「可愛い」「面白い」「自分的には既に仲が良いと思ってた(普通に嘘)」等でポジティブワードによるお為ごかしを図る、③同じパターンを何年も繰り返しているだけの活動に何の疑問も感じず、抵抗感も覚えない。ツイートのバズりだとかグッズのヒットだとか、新衣装だとかゲームとのコラボ等偶発的にもたらされた一時的な恩恵に最大限ピキる、といった形で「ポジティブ」の裏に隠された「向上心の無さ」が窺える。一般的なイメージでは普通逆だが宝鐘と大空に関して言えば「ネガティブ≒向上心の表れ」、「ポジティブ≒向上心の無さの表れ」だ。


✔ 0:41~ デビュー以来そこそこに取り扱ってきた「ソーセージレジェンド」とのコラボにピキる大空。活動意欲の低下による慢性的なテンションの低さとのギャップが激しく、シンプルに怖い。配信中「やっぱここ(ソセレ)が帰る場所って感じするよなぁ」という趣旨の発言が聞けるが意味不明過ぎてやはり怖い。

Vの活動にとってゲーム等とのタイアップは何の意味も持たない。ソセレに大空モチーフのスキンが実装されたのは大空と言うよりホロライブの手柄でついでに言えば「大空モチーフ」もホロライブが作った物、それにもやはり大空自身の功績は含まれていない。明確な目標に向けてビジョンを描き、自力で歩んで勝ち取った物ではない報酬にここまでピキれるという事は、大空は天からポロポロと零れ落ちてくるような偶発的な報酬を楽しみに漫然と活動を続ける意識でいるという事だろう。


✔ 宝鐘がたまにやる「ちょっと信用できない」といった否定的な言葉を以て疎遠な同僚について触れる行為はホロライブでは暗黙の了解で御法度だが、5回受けてやっと入れたホロライブでトレパクを決め込む桃鈴だとか出来損ない丸出しの乱行を素面で重ねて何の反省も出来ないラプラスを危険視し、不信感を言葉にして表に出すのは「警戒行動」とも言える。自分が真剣に活動する領域を土足で荒らして所属する全員の足を引っ張る人物を訝しみ、その危険性について大衆の面前で触れる事は集団を守る上で非常に重要な行いだし、誰かが担うべき汚れ仕事でもある。悪者になってしまう危険性を省みずホロライブと全ホロメンにまつわる問題提起を宝鐘は進んでかって出ている。

反対に全てのホロメンを十把一絡げに肯定し、炎上も問題行動も素行の悪さも全てもみ消す形で持ち上げていく大空は事務所の事もホロメンの事も本当の意味では考えていないし、思い遣ってもいないと言える。ホロメンが大空から認められるという事はホロライブの中心部で楽に美味しく悠々と活動していけるという事だが大空が付き合い易さから取り立て、コラボ等で連れ回している後輩ライバーのほとんどは権利と収益の為にホロライブに居るだけのカスばかりで、こいつらに居場所と拡散力を与えて潤わせる事はホロライブにとっても、そこに所属するライバーにとっても全く為にならない。これも宝鐘と大空に限ってだが「仲間を否定する≒仲間や事務所の為」「仲間を肯定する≒ただただ自分の為」という構図が見えてくる。

元気に明るく、物事のネガティブな側面を封殺してポジティブな発言ばかり繰り返す大空の様子を私は以前からどこかで見た何かとそっくりだと思い続けていたが、これはどうやら不倫前のベッキーだったようだ。物事の悪い面を無視する事でそういった問題に対処するエネルギーを節約し、元気一杯にポジティブな発言だけしていれば虫のように数だけ多いアホの集合体を騙して味方に付ける事が出来る。ベッキーのそんな生態を目ざとく見抜いてあるタレントが彼女に付けたあだ名は「元気の押し売り」だったが、大空にもこれ以上似合いのあだ名はないだろう。

大空はベッキーのように腹黒く、計算高くはない。大空は100%天然で不倫前のベッキーに匹敵するポジティブモンスターをやっている訳だが、その分客観的な視点で冷静に自分を見る事が出来ず、ベッキーのように表面を取り繕ってまともで綺麗な自分を演出する事が出来ない。

だからソセレに自分のスキンが実装されたぐらいでマクドでスポンジボブを当てた子役のようにピキってしまうし、フルトラではワキワキピョコピョコ跳ねてしまうし、ぎょう虫みたいなブス達を優遇して自分の作った大事な箱をかじらせてしまう。

アヒルがトレードマークの大空を実際はイノシシのようだと以前の記事で揶揄した事があるが、錯乱したポジティブモンスターぶりを見ていると今度はピエロに見えて仕方なくなる。5期のあいつのようなオサレピエロではもちろんなく排水溝からコンニチハして子供を引きずり込んでしまう、あっち系の白塗りを施した、恐怖症を誘発するタイプのピエロに。


大空スバル「特にないッス!」

✔ ①星街の目的意識、➁さくらみこの配信への、特に質へのこだわり、③自分の弱点と向き合う苦しさから逃げずに克服する努力を続ける兎田のひたむきさ、④今よりさらに上の、新しい何かを求めて試行錯誤を繰り返す宝鐘の向上心、他の五大ホロメンがそれぞれ違った形で持っている活動へのこだわりを、大空だけはどんな形でも持たない。強いて言うなら「活動を頑張る事を頑張る」「皆と仲良く楽しく活動する」等が大空のモットーだと思うが他の四人と比べると次元が低過ぎて話にならない。

叶えて意味のある目的を明確に設定しない頑張りはいいとこ自己満足でしかなく、悪質な人間と肩を組み増長させる事は箱を歪ませまともなライバー達の活動を阻害してしまう。努力量だけは誰より多くても目的意識は五大ホロメンいち希薄な大空の活動はやはり五大ホロメンいち将来性に乏しく、無意味で無様で有害ですらある。どんな集団でも目的意識を持たない人間の有様は得てしてそういうものだ。

大空はこれからも能力ややる気のないカスと繋がって自分が箱に撒いた良い流れを自分で断ち切っていくだろうし、合う・合わないで人を選んで能力のある同僚を放置し活動上の新機軸を打ち出す機会・ライバーとしての自分をサイズアップさせていく機会をことごとく逃すだろうし、脳死で同じ活動を都合十年程続けてその合間に自分ではなく事務所の力で授かる、今回のソセレコラボのようなしょうもない報酬で勘違いの自己肯定を重ね、一片の悔いも無く活動期間の全てを終えていくだろう。

ホロライブを己の腕一本で一強時代に導き、今もホロライブの最重要人物であり続けている稀有なVTuber大空スバルとは何とその程度の人物に過ぎないのだ。五大ホロメンいち目的意識と活動の質へのこだわりに乏しく、ホロメンいち恥晒しなピエロの側面を併せ持つ大空に今以上の展開は望めない。今この時、今いるこの場所がVTuber大空スバルの最終到達地点だ。


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