【ホロライブレビュー.04】A-7《箱推しですら追わぬ女》include:宝鐘マリン、夜見れな、戌亥とこ、フレン・E・ルスタリオ

VTuber


【①.にじさんじ内ですら拡散力に乏しい夜見とは何をやっても無駄】

【➁.「夜見×ホロ」のコラボ配信で夜見側に上がった物とホロ側に上がった物を比べると夜見とのコラボの無意味さが明るみに】

【③.兎田と大空がコラボ相手に夜見を選んだ理由は「連絡が取り易かったから」】

【④.「ホロライブ×にじさんじ」間に太いパイプを築いて協力関係を結びたい場合、にじさんじ側の代表は「とこフレ」一択】




拡散力は大事(基本)

✔ 「ホロライブ⇔にじさんじ間にパイプを築く場合、にじさんじ側の代表が夜見でない方がいい理由」二つ目は「夜見には拡散力がない」だ。

夜見はにじさんじの中でも失敗している部類で、仮に良い関係を築けたとしてもにじさんじの箱の中でホロライブを十分に拡散出来るとは言い難い。夜見と懇意になって何度コラボを積み重ねてもにじライバー・にじさんじリスナーのおおまかな所感は「なんか夜見がホロライブと隅っこでゴソゴソやってるな」に留まり、ライトなにじさんじリスナーだとそもそもその動き自体に気付く事すらないだろう。

ホロライブで明確に「成功している」と言えるライバーの配信アーカイブの再生回数は毎回25万を必ず超え、中堅どころだと毎回15万前後以上、10万を切る事が出始めると少々危うく、毎回それ以下しか回らないライバーだと成績不振の部類に入る。

にじさんじで「中級以上に成功している」と言えるのは日々の配信アーカイブが常に10万弱以上をキープしている場合だ。夜見は今回の「にじホロぶる団」のような補助を使わない場合平均3万回も危ういレベルで、これ以上落ちると専業を諦める者が出始めるレベルになる。夜見が兎田や大空と絡んだ場合、夜見側が一時的に得る者はそれなりにありそうだがホロライブ側が得る者は基本的にない。「夜見が外部のVと仲良くてぇてぇやってるらしい」では全体的なにじさんじリスナーの興味を引けないのだ。


行く者はあっても戻る者はいない(ホラー)

✔ 夜見のチャンネルに上がった「にじホロぶる団」関連の配信アーカイブ。再生回数は30万超で夜見の通常配信の10倍以上。兎田や大空等の大型ホロメンとのコラボによるホロリスの大量流入が分かり易く表れている。夜見の「にじホロぶる団」関連の配信アーカイブの再生回数はこの調子で軒並み通常の何倍も多い。


✔ にじホロぶる団後、夜見を迎えて行われた大空のサシトーク企画。再生回数は24万で大空の通常配信の少し調子が良い回ぐらいの数字で、「夜見がにじさんじリスナーを引っ張って来れていない」「ホロリスですら食い付いていない」「リピート視聴する程シナジーのある絡みになっていない」事が明白。

上の例と併せると「夜見とホロライブがコラボしても夜見が一時的に何倍かの再生回数を得る以外の意味は無い」という事実が浮き彫りになる。


✔ 同じ企画を角巻と行った物。再生回数は28万、現時点で夜見との回を上回る。

角巻は大空と「同じ箱所属の」「並中の並の売れ方の」「地味めライバー」だ。にじさんじという外部の大箱から来てそんな角巻以下にしか再生回数を回せない時点で夜見と絡む事が如何に無駄かかが知れる。今後大きな何かに繋がる訳もない。

そもそも論だが気を抜くと再生回数2万以下とかになってしまう小物ライバーを、そのライバーが所属している箱のリスナーが他所の箱まで動向を気にして追いかけて来るだろうか。にじさんじにおける夜見はホロライブで言えば不知火だとか、一期に何人かいるような同じような金髪のあいつらレベルになるのだが、そいつらが単体で他所の箱に出向いてコラボした場合、その相手が例え月ノであってもホロリスはほぼ動かないのではないだろうか。

百歩譲って「互いの利益のバランス」「数字云々」等を一旦横に置いて「ホロリスとにじさんじリスナー両方を互いの推し同士の絡みで最大限楽しませたい」という純粋な意図に従ったとしても、にじさんじ側の代表者はやはり夜見であっていい筈がない。「毎回の配信の再生回数が3万程しか視聴されない」という事はにじさんじ箱推し勢ですらそのほとんどが夜見を避けて通っているという事だ。箱推しが避けて通るようなライバーを箱の代表にしてその箱のリスナーが沸く訳がない。

大空と絡ませるとより浮彫になる①ダウナーで省エネな配信態度、➁受け身に構えるが受けても気の利いた返しを行えない配信者としての能力の低さ、③それを補おうと努力した跡が一切見えないこれまでの活動遍歴、④APEXを軸にしていてもソロマスどころかマスターにすら到達した経験を持たないダラダラゲーマーぶり、⑤東京都民丸出しの低次元・低民度フル回転で関係性の出来ていない上手の大箱所属ライバーをまとめてなじる錯乱ぶり、それは明らかに⑥ホロライブのメインストリームとは真逆を向いており安定した協力関係を築ける可能性は希薄、加えて⑦単純にその存在自体が面白くなく、何をやっても自箱のリスナーすら沸かせられない。各種数字がそれを証明している、といった具合でこと「ホロライブがにじさんじと協力関係を築く」目的で直接的に繋ぎを取る相手として夜見れなは極めて不適格で、最悪に近い選択肢と言ってもいい。

回りくどくなったようだが、要するに兎田と大空はアホなのだという事が言いたいのだった。今回のにじホロぶる団で兎田が夜見にオファーをかけたのはにじさんじで一番連絡を取り易いのが夜見だったから、そのコラボ概要をDiscordに投げられ「れなァアーー!」と飛び付きその後もれなれな五月蠅い「れなの呪霊」みたいになった大空もにじライバーの選択肢が他に無いから夜見を選んでいる。「繋ぎを取り易いから」という理由だけで相手を選んで今後に繋がる仕事が出来る訳がないし、リスナーを沸かせる事も出来ない。他所の箱のライバーまで巻き込んだ多人数参加型企画をこんなにも考えなしに行ってやはり何の成果も残せない、これをアホと言わずに何と言うのか。


とこフレ(戌亥とことフレン・E・ルスタリオ)

✔ ホロライブがにじさんじと繋がりを築く上で直接的に絡むのが夜見では不足なのであればでは代わりに誰と繋ぎを取ればいいのかと言えば、それは戌亥とことフレン・E・ルスタリオのコンビがベストだ。

「夜見が駄目な理由」の最たる理由の一つ目は「①.夜見が東京色の強いライバーでホロライブとシナジーが無い」という物だったが、戌亥とフレンはどちらも地方カラー、恐らくどちら共が関西の流れを汲んでいるライバーで、前記事で挙げた夜見(東京系ライバー)の悪癖・不安要素は全く持たない。

ホロライブは地方出身のライバーが支えて回してきた地方カラーの事務所で、その中にあって東京色の強いライバーというのは脇に寄って鳴りを潜め勝ちだ。ホロライブで最も売れている五人のライバーの出身地を洗ってみるとその全員が地方出身、大空と宝鐘ということ人間関係において事務所で最大の求心力を持つ二人の中心人物はどちらも「関西人二世」だ。「地方出身者」そして「関西の流れを汲んでいる」この二つの条件はホロライブのメインストリームとの親和性が高い、という事がまず一点。

「夜見では駄目な理由」の二つ目は「にじさんじ内での拡散力が低過ぎる」だったが、戌亥とフレンはどちらも毎配信の再生回数が10万弱をうろつき調子がいいと10万を超える程度、つまりにじライバーとして中級以上の成績をキープしていて、箱内での注目度もそれなりに高い。今回のにじホロぶる団のように大型のホロメンが絡んでも、夜見の場合と違って目に見える数のにじさんじリスナーをこちら側に引き連れて来る事が出来るだろう。


戌亥、高機能でホロライブ的(大事)

✔ 0:29~ 戌亥に「彼女が出来ました(エイプリルフール)」と報告されて泣くフレン。「フレン頭おかしい」以上に注目すべき事がこの切り抜きにはいくつかある。

戌亥は真性のおバカであり、自分にぞっこんでもあるフレンがこの類のリアクションを返す事を、その映像ごと明確にイメージした上で「彼女が出来ました」と仕掛けて来ている。ホロライブを含めてもVタレとしては物凄く高度な立ち回りだし、ほとんどアドリブのような状況で相手の反応まで計算に入れてこの一手が打てるのは高機能過ぎる。宝鐘や月ノのような派手な天才ではないが戌亥のお笑い能力・配信者としてのセッター能力はV界最高峰だ。

また「自分の一刺しを受けた上でのフレンの反応が手に取る様にイメージ出来る」というのは裏で相当絡んでいなければあり得ない事で、ライバー同士の繋がりが希薄なにじさんじにおいて唯一戌亥とフレンの関わりは主要なホロメン同士並、例えば大空とゲーマーズの関わり並に濃密である事が窺える。ライバーが互いに訝しみ合い、恐れるように距離を取り合うにじさんじにおいて戌亥とフレンはその空気に毒されず、導かれるようにホロライブ式の活動、その一端を行っているのだ。

また戌亥が彼氏ではなく「彼女が出来た」と言っている事、そして懇意にしている女性の同僚Vに相手が出来たと聞いて泣いてしまうのは所謂「百合」に属するムーブで、これもホロライブ式だ。何もかもがホロライブと逆を向いた様相を呈しているにじさんじにおいて意図せず主要なホロメン達と似通った行動をとってしまう、これは二人がホロライブの現環境に強めの適性を持っている事を示している。


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