✔ ホロライブの裏ルールの一つ「大空スバルと仲の良いホロメン」=「全員ス虐の使い手」。大空と距離を詰めたい場合「しゅばるしぇんぱぁ~い///」とか言っていないでス虐のネタ繰りを始める以外手はないのだが、人に興味を持てない天音がそれに気付く事はないのであった……
ホロメンをやっていて同僚への「虐」を行わない事はコラボ配信の質を損ねるだけでなく、人間関係も日毎希薄に導いてしまう。そろそろ活動四周年なのにそんな事も分かんないんですか?wwそんな批評記事。
✔ 13:20~ ス虐を通して仲が深まった二人。このサシトーク配信でも何やら盛り上がっているが話の内容は右の人が左の人をゲームの中で虐めた事についてで、「あそこの虐完成度高かったよな~」みたいな話。──頭おかしい。
自分が虐を受けた事についてこんなにも楽しそうに話している事から分かるのは「大空は虐を受けたがっている」事で、この時の角巻がやった物のようにそれがいい感じの虐だった場合感謝と信頼の念をその相手に向けるという事だ。これを観ていてス虐をしないのならそれは大空に対して義理を欠くと言っていいだろう。
✔ 1:09~ マイクラ鯖におけるホロメン達の相関図を表した図を紹介する大空。大空に対して「ス虐」の矢印が多数集中している。
一般人の日常生活でもそうなのだが同じ共同体の中にいる誰かに、この図のように可視化されてはいないとしても「イジり」の矢印が全方位から集中しているケースは当たり前のようにある。そうなっている人物を周りと同じように扱わないのなら、その人はシンプルに「ノリが悪い人」「面白くない人」になってしまうだろう。他のホロメンがこぞってス虐に興じている中一人だけ何もしない天音は正にそういう人だ。
✔ 5:26~ 大空の周辺で一番大空に優しい筈の大神も結局ス虐。この配信にいる後の二人はもっとス虐属性だが、数ある所属ユニットの中で今大空がホームに位置付けているのはこの常MOSだ。
ホロメンは「ス虐無くしてスバルとの関係は作れず」ぐらいの認識でいるのがいいだろう。
✔ 42:00~ ここまでを踏まえた上で観て頂きたい「スバル先輩話しかけてくれないんだァ…」という天音のかまってちゃんムーブ。大空への絡み方が一人だけ箱の空気から逸脱している事が分かるのではないだろうか。
天音は大空の事を見ていなければ箱の空気も理解出来ていないし、どちらに対しても興味を向けようとすらしていない。「相手は先輩」「自分は後輩」「どうやって擦り寄ろうか」それ以外何も考えていない。
✔ ホロライブ所属のライバーが良い調子で活動を続けていきたい場合同僚達との良好な人間関係が必須になってくるが、その中でも事務所で一番売れている五大ホロメン(宝鐘・兎田・さくらみこ・星街・大空)との関係が箱内への拡散力の意味で重要になってくる。
その中でも同僚と繋がり魅力的に拡散する事に意欲的な人間関係三大ホロメン(宝鐘・さくらみこ・大空)との関わりはさらに重要で、活動が安定しているホロメンは大抵このうちの誰かと仕事以上の関係で繋がっている。ホロライブには「視聴回数やチャンネル登録者数が不調でも活動の調子はいい」という不思議なライバーが結構な数いるが、それもこの三人のうちの誰かと繋がっていなければ実現しない。
天音の「虐不全」は天音の事を気に入っている、若しくは気にかけている「三大ホロメン」全員を天音から遠ざけている。コラボで絡んでもろくな絡みが出来ない事以上に三人共が、自分を前にするとロボットのように不気味な動きしかしない天音をどう扱っていいか理解しかねている。この「虐不全」が恐らく現状天音の一番の泣き所で、これを解消出来なければ天音はこの先一歩も前に進めないだろう。逆に言えばこれさえ解決出来れば、何故だか分からないが天音を気にかけている「三大」と仕事以上の関係を作る事が出来る可能性が濃厚で、それが叶えば天音の活動は一気に上向く事になる。
桐生との関係性を洗い直せば分かる事だが天音は人間関係の、例えば「このくらいまでなら腐していい」とか「このくらいは求めていい」とかいうラインを全て一括で「相手がこちらに向けて行ってくるレベルの数歩手前辺り」という尺度で決めている(「相手よりはやってない」という意味で「無実」でいられるから)。
例えば宝鐘との関係は「①イチャ期」→「➁しばき合い」→「③愚痴聞き専用メイド」という変遷を辿っているが、これは「①宝鐘は初見のホロメンにはとりあえずセクハラと口説きのノリで近付く為それに応えた」→「➁時間が経つとどのホロメン相手でも決まって【ボコボコにすんぞ】【分からせる】等と言って謎にシバき始める宝鐘に調子を合わせた」→「③ある時いつもと同じようにシバいていたら【そういうのやめて、今ヘラってるから慰めて】と指示を受けたから以降その通りにしてる」といった風に全部が全部宝鐘の意向に付き従っているだけの事で、こんなSiriかルンバかペッパーくんみたいな事をやっていては「虐」はいつまで経っても出来ないし、宝鐘との関係が活動に活きない。そして私生活においてさえ宝鐘はいつまでも天音を腫物に触るように扱わなければならず、身から出た錆とは言え宝鐘にいつまでも迷惑をかけ続ける事にもなる。
「虐」はこちらに向けては何もしてきていない相手を一方的に殴る事がベースの動きなので、これまでの天音の人間関係のラインの作り方は根本的に通用しない。宝鐘が完全に気を抜いている時にこそ死角から急に突き刺すような「虐」を能動的に行っていくムーブが必要になっていくが、宝鐘と裏で絡んでいる時間が長いからこそそれに使えるネタは腐るほど溜まっている筈だ(ヘラっている時の宝鐘の声真似、意味不明な相談内容、「相談」自体ストレス解消の暇潰しなだけだろ、等)。後はそれらを駆使して想像力を働かせ、「刺激的で面白いけど本人を含めた各方面の信頼を損なわないライン」を自分の責任で決めていく努力と実行する勇気を持つ事が出来るかどうかだ。これはさくらみこや大空を始めとした他のホロメン達に対する「虐」でも同じ事が言える。
✔ 0:09~ 「死ねっ!ババア!」。宝鐘にもこれくらい言わんかい。
✔ 「①リスナーに最もウケのいいムーブのうちの一つである事」「➁被虐属性のホロメンとのコラボに必須技能である事」「③被虐属性のホロメンの信頼を勝ち得て関係が深化する事」これだけの条件が揃っていて「虐をやらない」は全てのホロメンにとってあり得ない選択だろう。「虐」もホロメンが半ば義務的に習得して常に上達を心掛けるべき「職務」の一つだと言える。