✔ といった感じで、星街による一般社会への進攻が100%上手くいっていた場合担当していた筈の「ダンダダン 2期」のOPを後から来て掻っ攫っていったのがこのアイナ・ジ・エンドだ。──────誰?という人のために軽く紹介しておくと今TVバラエティを中心に大活躍しているあのちゃんと同じく〝集団アイドル → 単体の歌い手〟という経路を通って近頃大ブレイクした個性派若手シンガーだ。
このTHE FIRST TAKEでも歌っているダンダダン2期のOP「革命道中」の鋭く攻撃的な曲調を聴いて貰えば分かる通り、この曲は星街に歌わせればバチバチにハマる曲で、しかも星街に歌わせた方が確実に仕上がりが良くなる。──────星街はホロライブでのデビュー(2019年12月)後すぐ軌道に乗っているのに対しアイナ・ジ・エンドはTVアニメ『薬屋のひとりごと(2023年10月放送』のED曲を担当したあたりから火が点き始めているので纏めると、〝星街は自分より後に売れた似たタイプにして同世代の歌い手に、本来自分がやっていて然るべき仕事を取られた〟という事だ。
アイナ・ジ・エンドが売れ始めた頃から時を同じくして、星街も色々やっていた。最終的には1.5億回再生を突破したあのビビデバがチャンネルで公開されたのが2024年の3月で、それに付随するようにソロライブ、武道館ライブ、テレビ出演と様々重ねていくつもの功績を上げたが、それでも星街はビビデバを出す少し前に有名アニメ作品のEDをちょろっと担当しただけのアイナ・ジ・エンドにするりと抜き去られた。──────今年の夏アニメでトップクラスの話題性を持っていた「ダンダダン」のOP担当の話が舞い込むという事はアイナ・ジ・エンドは日本の一般社会に明確に迎え入れられたという事だし、今アイナ・ジ・エンドを肯定的に捉え褒め称える声というのは世間一般に本当に多い。対して星街を受け入れ褒め称える空気というのは、ご存知の通り今日本の一般社会に一切形成されていない。
これはどういう事かと言うと、〝星街は今以上に売れる事は絶対にないし、日本の一般社会で受け入れられる事も今後絶対にない〟事が確定してしまった、という事だ。「1.5億回再生の〝億バズ曲〟の獲得」、「武道館ライブ」、「キー局の有名テレビ番組にも何度も出演」と重ねて後から来た似たタイプのシンガーにするりと抜き去られるのだから、これはもう確定事項だ。