「失敗しなかった一日」とは、「何もしなかった一日」だ。──────吉田松陰(思想家・教育者)
【A.「五目並べ」と「中級以下のホロメン達を集めての箱内大会の主催」「みこスバ」の、既存の要素三つの”繰り返し”】
【B.「みこスバ」の繰り返し】
【C.稼働を停止していた「みっころね」の”繰り返し”】
【D.「パチスロ」の”繰り返し”】
【E.「同期周りのホロメン達とのコラボ」の”繰り返し”】
✔ さくらみこの活動は何年もの間【同じことの繰り返しの歴史】だ。Vの配信活動のみならず、YouTubeでの活動は同じことをただ延々と繰り返す戦法が(意外にも)最も有効で、何かの切っ掛けで一度バズった後はリスナーが受け入れてくれたテンプレパターンを脳死で繰り返していれば数字が保持出来、その後年単位の長い時間をかけジワジワと伸び続けていく。──────「同じこと」を繰り返していた筈なのにオワコン化したようなイメージのYouTuberが思い浮かぶとするなら、彼らの活動を今一度確認し直してみて欲しい。多分彼らは「同じこと」が出来ていない。ただ同じことを繰り返す日々にモチベが持たなくなり突発的な長期休止を繰り返したりだとか、嫌々作ったコンテンツのクオリティがピーク時を遥かに下回っていたりする筈だ。
「岩おじ」を不気味な程に繰り返しプレイしていたあの様子を思い返してみて欲しいのだが丁度あんな感じで、さくらみこは「同じことをただ繰り返すこと」に関して誰にも負けない。やっている内容自体が下らなくても、それをやっている自分の姿がみっともなくて見下されても、その結果何が台無しになって誰を失おうとも、さくらみこは何も気にせず「同じこと」をただ「同じクオリティで繰り返していく」ことが出来る。上記A~Eのような大きめの企画が増えたことから湊がいなくなって大慌てな他のホロメン達同様、さくらみこもそれに反応自体はしているようなのだが、それでもその内容は湊の卒業以前と全く同じ、「同じことの繰り返し」をただ続けているだけだ。
【A.湊の卒業以降外部の”VTuber”ではなく”VSinger”との絡みが増えた星街。「闇雲に外部のV」ではなく「自分と同カラーの」×「外部の同業者」に的を絞った非常に生産的な試み】
【B.湊の卒業前後にリゼ(上)、年末年始には壱百満天原と絡みに行っていた大空。夜見のようなランクの低いにじライバーではなく自分に手が出せるギリギリの相手を選ぶようになったあたり湊の卒業が効いていることが分かる】
【C.どのホロメンより圧倒的に多く、圧倒的に以前から外部との繋がりを模索していた宝鐘。さくらみこと対照的なその姿勢の理由は「同じことだけずっと続けるとかいうレベルの低いことは出来ない」「このままじゃ箱ごとダメになるに決まってる」等の思いからだがさくらみこは「レベルが低い」とか「箱がダメになる」とかが気にならない】
【D.他人(=宝鐘)の尻馬に乗る形だが、兎田も湊の卒業以降は外部に目を向け始めている。無能な兎田にこういった試みで結果が残せる筈もないのだが、それでも動き出したことから湊の卒業を契機に考えを改めた背景が窺える】
【E.これは今年1月にじさんじの鷹宮に凸を行ったさくらみこの様子。──────分かるだろうか、上のメンバー達に比べて一人だけやる気がないこの感じ。鷹宮みたいなザコと絡んでも何も起きないことは分かり切っている上で「自分もさすがに何かやらなきゃ」の義務感だけを引きずり嫌々凸に行っているのが見え見えだ。「連絡先を知っていてまだ話せるのが鷹宮しかいなかったから」みたいな理由で相手を選んでいるのだと思うがそんな姿勢で絡んだのが災いして後から凸に来たゴミみたいなオワコンライバーや気持ちの悪いオスライバーに好き勝手にイジられている(サムネ参照)(35Pやホロライブ箱推し勢が一番嫌がる類の展開)。『絡むなら協力し合えて双方にとって良い展開が作れる質の良いライバーと』『それをよりたくさんの人に観てもらえるように知名度も高めの相手を選ぶ』外部と絡むならこの二つの要素は必要最低条件で、それが分かっているから上の四人も(多分に無理をして)そういう相手と絡みに行っている】
✔ 湊が自分から自分達を見限るという非常事態に遭ってホロメン達は自分の活動形態を大幅に見直し始めている。湊がいなくなったことに加えて慢性的にマンネリ化していたホロライブに新展開を起こすならそれはやはり外部に働きかけ可能性のある同業者と手を組んでいくしか方法がない訳で、だからこそ全員が図ったように同じ方向性の努力を始めているのだがさくらみこは一人だけ素知らぬ顔だ。箱の主力達の中でただ一人、湊がいなくなる前と全く変わらない活動を続けている。
今まで箱の力とホロメン達の協力があってこそ活動を成り立たせることが出来ていた身分で一人だけその非常時に遭って動かない、というのはその時点で殴った方がいいレベルのクズなのだが、それ以上にヤバいのは「湊が卒業する以前と全く同じ活動だけを続けること」と「その過程で数字を盛り箱で一位の存在に成り上がったこと」で、結果としてさくらみこが具体的にやったことの方だ。
さくらみこは上で挙げた他の四人のように外に向けて働きかけていないので、「外から数字を引っ張ってくること」が出来ない。前頁で書いたように【①声もダメ】なら【➁モデル】も【③衣装】もおかしくて魅力も無ければ華も纏っていないので「箱の外にいる視聴者層を誘引すること」が出来ない(ホロの新参期生が兎田や宝鐘、星街の名は挙げても「さくらみこさんに憧れてホロを受けました」と口にしたことはないだろう。つまりあらゆる意味での”新規層”を箱の外から誘引することが出来ない)。【⑤遅い】上に【④情報量が少ない】話をダラダラ流すばかりでトーク技術は無く、「内輪ノリ」「五年前に作ったネタ」みたいな【⑥面白くない】パターンをただ擦るばかりでギャグセンスの類も無い──────つまり「華」も「魅力」も無ければライバーとしての「技量」の類も皆無で、おまけに上の四人のように足を使って外に働きかけに行くこともしていないので徹底的に「外から数字を引っ張ってくること」が出来ない。
では自身を箱で一位の地位までせり上がらせた、今や宝鐘をも大きく引き離すまでに盛った「数字」をさくらみこがどこから持って来たのかと言えばそれはやはり箱の中からだ。さくらみこの数字の伸びと宝鐘の数字の落ちの期間が被っていた時点でお察しだが、さくらみこは(宝鐘のみならず)ぺこマリがそうしたように自身が広告塔となって「外から新規顧客を誘引した」のではなくその二人がそうして数年かけて集めた客を、二人がそれぞれの理由で手放したタイミングで自分のチャンネルに引き込んで数字を盛り、箱で一位の地位をモノにしている。
例えば2年程前箱で中級以下のホロメン達がこぞって配信の視聴回数を落としたタイミングがあったが、そこで彼女達のチャンネルを離れたリスナー達が移動した先があったとしたならそれはやはりその間もただ一人着々と数字を伸ばし続けていたさくらみこのチャンネルだろう。桐生が辞めた時を私はリアルタイムでは知らないが潤羽が辞めた時は少なくともそう、湊が辞めた時もそう、そのどちら共のタイミングで彼女達のチャンネルから剥離したリスナー達が移動した先があったとしたならそれは間違いなくさくらみこのチャンネルだ。──────何せその二つのタイミングで日々の配信の視聴回数を伸ばし続けていたホロメンはさくらみこ以外には一人もいなかったのだから。
「外から数字を引っ張ってくることを一切しないまま」→「数字を盛る」というのはつまりはこういうことだ。会社、もしくは「他の仲間の誰か」がその努力や魅力により「外から引っ張ってきた数字」を自分のチャンネルに横流しするという出歯亀行為………………華のある出で立ちや確かな才能・技術により、デビュー以来外から新規顧客を箱に引き入れ続けたぺこマリに対しさくらみこは箱の中でホロメン相手に挑んだ数字の綱引きに勝っただけの話だ。──────これだけデブな上テコでも動かないのだから「綱引き」で勝つのは当然の話。不毛な戦いのバカバカしい駆け引きが嫌になってどんな相手もいずれは自ら手を放してしまう。
それをこのタイミングでやることが思慮に礼節、品位をどんなに欠いた行為かは分かるだろう。みんな湊がいなくなって傷付いているし、焦っているし、会社の成功に甘え過ぎていた今までを反省して(気持ちが甘えていた今まではハードルが高くて)手が出せずにいた新しい行いにも覚悟を決めて挑戦し始めている。その中でたった一人、その全員の頂点に位置する者が自分のチャンネルに籠ってそれまでと全く同じ活動に逃げ続けた上でそんな彼女達のチャンネルから数字を吸い上げていく……………呆れてものも言えない。胸糞が悪過ぎる。こいつは卑怯な自分やその生き方に慣れ過ぎて腐ってしまったただのクズだ。人の上に立っていい器じゃないし、何かで一位の座に就くべきでもない。
今は箱ごとがおかしなことになっていて、その中に籠って仲間内で数字の引っ張り合いをしている場合ではない。新規顧客を外からどれだけ引き込めるかが勝負の今「他のホロメンがその作業に頭を悩ませている今のうちに」「箱の将来もアイドルチームとしてのホロライブもどうでもいい、自分のチャンネルの数字を盛ることだけに集中しよう」と、さくらみこが意図的に考えているとは私は思わないが、それでも実際やっていることは火事場泥棒(それも仲間を相手取っての)でしかない。これが活動上で「考えないこと」の恐怖だし、常にそれと表裏一体になっている『ストック活用方式』の恐怖だ。活動の全てが既存の要素(=ストック)の繰り返しでしかないさくらみこはホロで一番の『ストック活用方式』ライバーだが、その結果出来上がったのは「ブスで」「面白くなくて」「華もなければ」「芸もなくて」挙句の果てには「ホロライブの箱自体が不穏な空気に包まれている中箱の内側に籠ったまま仲間相手に数字の綱引きを仕掛け、」「そして勝ってしまう」というあまりにも浅まし過ぎるクソ野郎の姿。──────『ストック活用方式』が、言い換えれば「その場その場で考えることをせずに」→「これまで活動上で用いてきた既存の要素を脳死で擦ること」がどれだけ危険な行為かはさすがにこれで分かるだろう。
進退窮まりマンネリに業績不振、メンバーの抜けまで止まらなくなったホロライブのトップはとうとうこんなブスの火事場泥棒みたいな奴(しかも仲間を盗みの対象とする)になってしまった。
つまり、ホロライブは推進力と求心力を同時に失ってしまったということだ。こんなブスの(内外共に)汚いのがセンターを務めるアイドルグループなんて魅力が無さ過ぎて上手くいく訳がないし、ファンにも後進にも憧れられない。「あなたに憧れてオーディションを受けました////」一度もそう言われたことがないメンバーがトップを務めるアイドルグループに今後がある訳がない。
またいくら立ち位置的にトップでもこいつに付いて行くホロメンはいないし、その状況を認めて喜び士気を上げるホロメンもいない。何せホロメン達は内にいるだけによりダイレクトに見えてしまうのだから、こいつが【恥知らずにもクソつまらない同じ内輪ノリを】【それすらリスナー達の助けを借りながら何年も繰り返し続け】【湊の卒業みたいな箱始まって以来の非常事態に遭っても一人だけ守りを固めたまま】【会社や他の誰かが外から引っ張ってきた数字を後から頂戴する形で自分のチャンネルの数字を盛っていった】その姿が。華、才能、魅力、行動、その全てで他のホロメン達がこいつを認める理由がないし、付いて行きたくなるわけも、祭り上げたくなるわけもない。
「最初は誰から観ればいいかって?」→「ぺこーら先輩じゃない?」という発言をホロメンがしているのを聞いた覚えはないだろうか。または「船長の配信だけは観るようにしてるよ」→「勉強のために。やっぱり才能が段違いだから」はどうだろうか。「スバル先輩は太陽みたいな人」は、「すいちゃんは歌ってる姿が格好良過ぎる」はどうだろう。
それが他のホロメン達から認められている、ということだ。ホロライブのトップランカー達は皆何かしら、誰もが認めざるを得ないような独自の能力や魅力を持っている。全員がどこかのタイミングで一回は前に出て精一杯戦ったし、場にいる全員を自分の腕一本で認めさせるフェーズを通ってその地位を勝ち取っている。──────さくらみこだけだ、「ただ待っていた」のは。全員が落ちぶれて何かしらのミスを犯して票を浮かせてしまうその瞬間をさくらみこは「ただ待っていた」。兎田に中身がないことがリスナーにバレてしまうのを、宝鐘が活動に飽きて配信が出来なくなるのを、そして湊が辞めるのを、さくらみこは「ただ待って」彼女達が取りこぼした票を自分のチャンネルにかき集め続けた。
だからホロメン達は誰も(箱で一位の座に就いて猶)さくらみこを殊更に褒め称えないし、さくらみこだけを賞賛する固有の言い回しを持たない。それはホロメン達全員が知っているからだ、【さくらみこには良い所が一つも無い】と。だから宝鐘はさくらみこに興味が湧かなくて寄り付かないし、大空や星街は楽に絡める友達以上の何とも思っていないし、兎田に関しては見下し蔑み嫌悪している。この四人はそれぞれが、それ以外の三人に分かり易く敬意を払ったり畏怖していたりで目に見えて互いが互いを認め合っている。この四人がさくらみこに対してだけそれをしないのは、つまりはそういうことだ。
こいつがトップを獲った時点で明らかになるのが「仕組みのまずさ」だ。ホロライブは今間違った仕組みの上に立った上で間違った人員により、間違ったやり方で回されている。今箱でトップに立っているこの(声と生き方の汚い)ブスを分相応に地べたに這いつくばらせるような構図に持って行けた時、ホロライブは初めて正しいレールの上に乗ったことになるだろう。
近年新出の事象が本当に生まれてこなくなったホロライブが去年大体的に打ち上げていたのが成績優秀な順にホロメン達を大舞台に立たせる『ソロライブ』だが考えてもみて欲しい、こいつみたいなやり方で”成績優秀”と判断された人間を優先的に祭り上げるそんなイベントに何の意味があるだろう。誰もが足を運ばずにいられない程魅力的だから『ソロライブ』はやるものではないだろうか。または声とモデルが秀逸な上に双方が噛み合い過ぎていて間近にその姿を確認しないことにはそういう生き物に思えて仕方がない程にキャラとしての完成度が高いから、あるいは歌が神がかっていて一聴せずには人生を終えられないから、あるいは敬服しているから、崇拝しているから、崇め奉りたいから行くものではないだろうか。
さくらみこはそのどれにも当てはまらない。ただ守りを固めて同じことを繰り返し他のホロメンのチャンネルから数字をちょろまかしていただけのこいつにそういった感情を抱く人間はどこにもいない。戦い方は「同僚のミス待ち」湊が自分から自分達を捨てた箱の窮地でも「動かない」、ライブに持ち込んだのはたった二つのテーマを12曲にも渡り擦り散らかした『ストック活用方式』のゴミアルバムたった一枚だけ…………こいつはインターネットアイドルであってタレントとも本職のアイドルとも違えばクリエイターでもアーティストでも何でもない。こんなのに最優先で白羽の矢を立てるのだからホロライブの『ソロライブ』は本当に下らないし、そんな「新出事項」しか生めないのだからホロライブは今や完全に詰んでいる。
「同僚から数字をちょろまかすのが一番上手いホロメンが優先的にステージに立てる」のなら他のホロメンの誰がステージに立ったって同じ話じゃないだろうか。実際さくらみこより「箱内の数字をかき集める」ことが上手いホロメンがいたとしてそいつが箱で一番の数字をキープしていたらカバーは当たり前にさくらみこよりそいつを先にステージに立たせただろうし、それが仮に白上やAZKiだったとしたなら少なくともこいつよりは価値のあるライブが出来ただろう。
やはり「仕組み」が間違っている。こいつみたいな出役に値しない人間が評価されない仕組みを作らなければ、ホロライブは前には進まない。