「人が互いをよく知れば、憧れも憎しみも生まれないだろう。」───エルバート・ハバード (作家)
✔ 11:32~ アンジュの悪口が言いたくて色々書いてしまったが、この件に関してプレミを働いているのはアンジュではなくぺこマリの方だ。
この動画は2回目の宝鐘とのコラボの二日後に兎田に逆凸を繋いでいるアンジュの様子だが、そこで「ストレスの解消法」として「配信して忘れちゃう」方法を挙げる兎田にアンジュは「えっ!?」と言って心底驚いている(11:32~)。その後も「かっこいい」「プロだ」「尊敬しかけた」「参考にします」などと感心しきりの様子だが、ホロライブだけを観ているリスナーにはアンジュがどこにそんなに感銘を受けているのかピンと来ない。ホロライブでは何か嫌なことがあった時だとかストレスが溜まってモヤモヤしている時に所属ライバーが兎田のような形で配信を行ってそれを発散している風景が珍しくないからだ。
アンジュがそのストレス発散法にここまで感心していることから分かるのは「A.アンジュは(ストレス発散に使えるほど)配信をすること(と言うより活動自体)が好きではない」ということで、驚いていることから分かるのは「B.にじさんじには配信(と言うより活動)に対してそこまで前向きな姿勢をとっているライバーがいない」ということ。──────纏めると、「A´アンジュ」及び「B´にじさんじという箱自体が(ホロライブと比べると相当に)やる気のない箱である」ということが分かる。
✔ 3:00~ 「(にじさんじの)外部のVと会うと(活動への意識が)高まる」と話す椎名。「にじさんじのメンバーは仲はいいけど尊敬はしてない」とも言っているが、要するに椎名もにじさんじの箱自体も他所(特にホロ)と比べるとすこぶるやる気がないという話で、上のアンジュの兎田のストレス解消法への反応とも合致する。
✔ 1:01~ つまり今回の凸でアンジュに対して「なんでそっちからも返してくれないの?」と詰め寄っていたぺこマリは「やる気のない人(=アンジュ)」に対して「やる気のある人(=ぺこマリ)」と同等の姿勢を求めていたし、また対等な関係も同時に求めていたということになる。
これは言ってみれば職場の社員(=生活がかかっていてやる気のある人)がバイト君(=社員よりはやる気のない人)に対して自分達と同じ勤務スケジュールに同じクオリティの仕事、同じ責任感を持って仕事に臨むようにと詰め寄り「これで僕達対等な関係の仲間同士だね」と肩に手を置き親指を立てるようなもので、到底成立しない話だ。学業の傍らにと適当な気持ちで働き始めたバイト君は即日バックレを決め込む筈だがぺこマリとアンジュの関係も同じ話で、両者の関係は(アンジュが増々やる気を失う形で)そう遠くないうちに破談になり凸の一回も憚られるような疎遠な関係に逆戻りするだろう。
「やる気がなくて気持ちが悪くて人の厚意に報いることも出来ない生き方の汚いゴミブスのクズのクソカス」という言葉を丁寧に「低質な」という言い方に(アンジュを愛している私は)直した上で喋るがこの話、「低質なのは」アンジュの方だが「プレミを働いたのは」ぺこマリの方だ。社員vsバイト君の仕事場の例え話にしてもやはり能力や意識が低くて「低質なのは」バイト君の方だが「プレミを働いたのは」社員の方で、彼らの行動は異常だし、無理があり過ぎる。必要だったのは相手がいちバイト君に過ぎない、という前提を意識した上でバイト君にはバイト君なりの仕事と責任意識をお願いすることだったが、そうした場合バイト君は結構な戦力として機能してくれる。
やる気のあるぺこマリがやる気のないアンジュと生産的な関係を結びたかった場合やるべきだったのはこの場合の社員と同じやり方で、「a.信じられないぐらいやる気がないにじライバーの一員で」「b.おまけに大人としての義理や礼節も果たせないクズの本性も抱えている」アンジュには「a´コラボを始めとした色々で協力し合いたい時の声かけは全てこちらから行い」「b´見返りには何も期待せず、対等な友達関係の構築は諦めた上で付き合っていく」ことだった。
ぺこマリとの最初の逆凸企画やその後の宝鐘とのサシコラボの直後には「楽しかった」と興奮気味にまくし立て兎田の”ストレス解消法”には素直に感じ入り敬意を払うアンジュが嫌なのは「a´´二人に対して自分から声かけを行うこと」と「b´´(ホロメン同士のような)対等でガッツリとしていて(また一度始めれば休むことも許されないような)密な友人関係を運営していくこと」で、「ぺこマリと絡むこと自体」ではない。アンジュは二人に幾ばくかの好意的な感情を抱いてはいるし仕事もどちらかと言えば定期的にしていきたいし、それなりにいい関係でいたいとは思っているのだが「a´´」「b´´」の二つを要求するのだけは勘弁して貰えないか、(どうしてもと言うなら絡むこと自体を考え直します)というのが本音だ。
その本音を素直に聞き入れ「a´コラボ等の声かけは全てこちらから行い」「b´見返りには何も期待しないで少し距離を空けた協力関係を築く」ことをした場合、アンジュは非常に強力な戦力として機能する。
まずホロライブにおいて例えば宝鐘を「社員」として「バイト君」は誰だろうと考えると、アンジュの色違いなんじゃないかというほどによく似た”火威”というのがいる。プライベートでの親和性が高いようで宝鐘は近頃一生火威を裏で連れ歩いているようだが、両者を知っているなら誰にでも分かる通り、火威とアンジュでは実力も格もリスナーからの好感度も存在価値も何もかもに天と地ほどの差がある。プライベートでの仲の良さにかこつけて宝鐘の配信にちょろちょろと顔を出すうっとうしい”火威”という「バイト君」の代わりに、その何分の一かでもいいから”アンジュ”という遥かに格上の「バイト君」が登場するなら宝鐘の配信活動の質は爆上がりする。
他にも宝鐘と公私共に仲良くしている「バイト君」として”雪花”だとか”3期連中”みたいなのがいたりだとか、表でだけ絡む相手に”戌神””博衣””鷹嶺”みたいなのがポロポロといたりする訳だが、この全員と比べてアンジュは圧倒的に面白いし、業界全体を通しての知名度も高い。──────何よりアンジュは宝鐘を恐がっていないし、迷惑がってもいない。兎田を含めた3期もその他のホロメン達も言動が異常過ぎる宝鐘のことを大なり小なり恐がっているし、達者過ぎるお笑い能力に関しては迷惑がっている。火威や雪花辺りでギリ耐えられているぐらいだが、他は宝鐘に関しては下手に近寄らないように距離をとっているかどう返していいか分からない謎ムーブを引き芸の一辺倒で逃げ回るかのどちらかだけだ。
2024年5月のバニガコラボ、2024年9月の飲酒雑談コラボのどちらを観ても、アンジュは宝鐘のことを全く恐がっていない。意味不明なお笑いムーブでフルスイングに殴りつけても普通に受け止めて普通に面白く返してきているが、こんなことがこれ以上のクオリティで出来るVも、やろうとするVもホロにはいない。自分の全力と唯一掛け合える相手なのだから、宝鐘は「そっちからも連絡して欲しい」とか贅沢を言っていないで「a´全部の声かけを自分から行って」でもアンジュをここ一番のコラボ要因として確保しておくのが賢明というものだろう。
何より大きいのがそんなVをにじさんじという、ホームとは別領域のド真ん中にハブとして設置出来ることだ。アンジュの持っている拡散力が宝鐘の3分の1だとすると宝鐘がアンジュのチャンネルで定期的に配信するパターンを作れた場合宝鐘の拡散力は単純計算で今の約1.3倍になる。拡散力の意味で宝鐘が今後努力するべきなのは要はこの類のことで、アンジュをにじさんじにおける拡散力のハブとするなら次は例えばぽんぽこを個人の動画勢エリアにおけるハブとして設置、次は上坂を声優界隈における………みたいな感じで拡散力の起点を増設して新規領域を開拓していくことだ。いくら仲が良くても自分のホームでそれなりに成功していて影響力を持っている相手でないと意味がない訳だがにじさんじなら早瀬や竜胆はだめでもアンジュなら申し分ない。
繋ぎを取っておくことでこれだけのメリットを供給し続けてくれる「超・エリートバイト君」アンジュとの関係を「対等な友達関係でいたい」「お互いに誘い合う感じにしたい」みたいな理由で破談にするなんて本当にバカな話だ。兎田にしてもそうだが、お前達はアンジュと「利益を交換し合ういい関係でいたい」のか「ただのお友達になりたい」のかどっちなの、という話だ。
2023年5月のぺこマリ逆凸を起点とするなら、そことそれ以降の全ての配信で絡んだ外部のVに、ぺこマリは必ず「お互いにコラボに誘い合うような対等なお友達関係になりましょう」という絡み方をしていて、だからそこから2年近くも経った今でも二人は箱外にホロメン(同箱所属のV)レベルの協力者を一人も獲得出来ていない。2年経って進度0、というのはとんでもない失策だが自分達の目的が「友達を作ること」ではなく「優良なコラボ相手を作ること」だということを失念しているのだからそれも当然、やろうとしていなくて実際やってもいないことが成し遂げられる筈がない。
箱外の同業者達は全員今の(湊を失ってケツに火の付いた)ぺこマリの半分もやる気がないし、ホロライブ基準で見てもその全員より間違いなくやる気がない。当然他所の領域に知り合いを増やしたいとも思っていないし、活動領域を広げて成績を向上させたいとも思っていない。そういう人間達相手にどうすれば優良で生産的な関係が築けるのか、考えなければならないのはやる気もなければ今以上を望んでもいない相手方ではなく、ぺこマリの方だ。
✔ 27:35~ 二人が熱を上げているるんちょまとの通話パートが大変盛り上がっていたが、注意深く観てみると騒いでいるのはぺこマリの方だけでるんちょまはほとんど喋っていない。二人の話に相槌を打つのがせいぜいでテンションが極端に低く、何ならこの凸自体が迷惑だったようにすら見える温度感だ。
このパートが端的に表しているように、お互い仲良くなりたいのはぺこマリの方(ホロライブ側)で、るんちょま(外部側)ではない。るんちょまは数字を盛りたいとも知名度を上げたいとも、外部に友達が欲しいとも自分の活動に新しい展開をもたらしたいとも(自分の箱より)質の高い同業者と(今より)質の高い活動をしていきたいとも思っていない。それは全部ぺこマリ側だけが持っている欲求で、その類の欲求を持っているVは業界でホロライブにしか存在していない。
そういう現実を100%把握した上でじゃあ根本から思想の劣った違う腐ったゴミ共同業者達をどう下に付けて操っていこう相手にどういう関わり方をしていこう、と考えるのはぺこマリの仕事であり、ホロライブに属するありとあらゆるの仕事だ。「対等な関係を……」とか「そっちからもこっちと同じように……」とか、甘えてんじゃない。