✔ 以上がホロライブが最も生産的かつ可能性ある”新人”所属ライバーを獲得できる二つの方法だ。「後藤真希」及び「有名女性声優」の2カテゴリーはどちらも名だたるビッグネームだがアイドルVTuberとしての彼女達の「Ⅰ.マネジメント」の一切を引き受けることと成績優秀の場合「Ⅱ.大規模なソロライブ」もあり得る旨を言い含めるならどちらも揺らがない相手ではない。「Ⅰ.女性のアイドルVTuberのマネジメント」はカバーが業界どころか世界一に優れる分野で「Ⅱ.大規模なソロライブ」に関しては現状専売特許だ。──────女性の活動者だと「Ⅱ.ソロライブ」の方により心惹かれるようだが「Ⅰ」と合わせてあのホロライブが二点攻めするなら揺らがない者は今このネットの界隈にはいない。
✔ そういう的を得ていて生産性あり過ぎ、夢あり過ぎな案を提示した上で今一度問いたい、このFLOW GLOWの面々は一体何なんだと。知名度無し、能力無し、ホロにもVにも適性無し、パッとしないし可能性も無いしプロジェクトを組んだ段階からこのチームがデビュー後新しい波を起こす予感の一端だって、運営は本当のところは微塵も感じ取れていなかった筈だ。日々極まる数字の落ちや業績不振を何とかする気は本当にあるのか、ホロライブにまとわりつく嫌な流れを本気で変える気はあるのか、自分の仕事やホロライブという文化を本当に愛しているのかと問い詰めたいところだがその全てに関して答えは総じて”ノー”だろう。
業界全体をしっかりと見渡し丁寧に考察する”業界研究”を一定以上にやっていて、自分の手持ちの札(ホロライブという事務所・及びそこに所属するライバー達・それらに纏わる多様な前例の数々・リスナーの嗜好や習性)への理解が進んでいれば生産的で可能性山高な案などいくらでも思いつく。DEV_ISの全てのメンバー達を”ただの人間”の属性でデザインすることに決めたこと、その上でReGLOSSに「(Vの活動で言えば重要度二の次三の次な)チャンネル登録者数を盛れ」という課題を出したこと、1年後また性懲りもなく「チャンネル登録者数」に拘り新期生の中の人に元・有名人を採用したこと、その採用がもっと手近にいて何倍もの生産性を孕む選択肢達(ゴマキ・有名声優)を明らかにスルーした上で行われていたこと……………その全てが物語っている、無能な【数字主義】の運営はこの界隈への知識も理解も興味もない人間(達)で、それ故に今後に期待も一切出来ない、ということを。「ちょっとやらかしがちだよね」とか「まだ歴が浅いから」とかではなく今後どれだけ時間をかけキャリアを積んだとしてもこの【数字主義】の運営には絶対に何も出来ない。
✔ 先日体調不良を公表して長期休止に入った火威。火威なんかは別に〇んだって構わないのでこの件自体は本当にどうでもいい話なのだが、注目すべきは「ダンスの練習中に勝手に涙が出てきて……」というエピソードの方。
「ダンスレッスンがこの活動の中で唯一本当に嫌なことで」みたいな発言だとか「ダンスレッスン中に体調不良で動けなくなって」みたいなエピソードが最近ホロメン達の間で増えている向きがあるが、この界隈において「ダンス」は本当にどうでもいいことだし、リスナーも推しに対してそのクオリティの突き詰めを求めていない。初期の宝鐘レベルだとちょっとマズいが今の宝鐘レベルだと何の問題もない、大体そんな尺度でこの界隈のリスナーは推しのダンスを観ている。
事務所の生産性を上げるためにライバーに負担をかけること自体は仕方がないことだとしてもそれが「ダンス」においてなのはアホなのかとしか言い様がない。DEV_IS自体が「歌」「ダンス」みたいなライブパフォーマンスに重きを置いたプロジェクトだがクオリティの高い「歌」「ダンス」が観たくてVを観ているリスナーなんか一人もいない。ホロメン達に負荷の高い「ダンスレッスン」をやらせていることもその流れの一環だと思うがこんなズレぶりを晒している時点で今の運営には見込みがない。
長くこういった界隈を見ていれば分かることだが「ダンスの先生」というのは本当にヤバい人種だ。そもそもDQNしか極めようと思わない分野なせいか日本語でまともに会話し相手目線に立って分かり易く動きを説明する、みたいなことが本当に出来ない。結果理不尽なイビりをスタジオに缶詰めにされた上で一日中受け続ける、みたいな状況がいとも簡単に完成してしまうわけだがそれを理由に業界を去って行く若手の女子タレントは今も昔も本当に多い。
火威なんかは別に〇んだって構わないような人間ではあるのだが、今回の休止の直接の原因になっている適応障害がその類の”地獄のダンスレッスン”の果てに発症したものなのだとしたらいくら火威とは言え可哀想だ。──────何せ質の悪いダンスコーチによる”地獄のレッスン”は〇ぬより遥かに辛い責め苦なのだから。
✔ プロデュースするVの「チャンネル登録者数」にとにかくこだわるDEV_ISの運営だが、(実際にはもっと重要な)「配信の視聴回数」の方を(デビューから一年半の時間をかけて)ReGLOSSはちゃんと盛れてきている。(一条を除く)ほとんどのメンバーの配信アーカイブの視聴回数は大体5~10万回強といったところだがこれは上の期生で言えば中級下位相当の数字だ。一人だけ成績の悪い一条は5万回を切ることが頻発しているが「五人いる期生メンバーの中で最も成績の悪い一人がそれ」というのも上の期生と比べて特に変わらないだろう。
つまりDEV_ISの「伸びない問題」は本当の意味での「伸びない」ではなく「伸びるのに時間がかかる」というだけの問題だったという話だ。「伸びるのに時間がかかる」原因として考えられるのは■〇期生ではなく「DEV_IS」という新しい括りでスタートさせたこと、■”ただの人間”の属性でライバーをデザインしたこと、■ホロライブの所属ライバーが増え過ぎていてリスナーからの注目が行きにくくなっていたこと、■2023年というVTuberブームに陰りが出始めていた時期にデビューしたこと等だが、前三つに関しては運営の責任だし最後の一つに関しては誰にもどうしようもない。にも関わらず本人達に「チャンネル登録者数のお題」を課すなどやはりお門違いもいいところだろう。
最近デビューしたDEV_ISの二つの期生の「伸びない問題」は運営が悪いか時勢が悪いかのどちらかで、所属ライバー達のせいでは断じてない。彼女達に圧をかけたりテコ入れを加えたりすることで改善・解決するような問題では絶対にない。
✔ 上二つよりもっと分かり易く運営の無能ぶりを示すのが「ライバーのプロット(=要素・特徴・デザイン)被り」だ。去年11月にFLOW GLOWとしてデビューした響咲が既に卒業した沙花叉のリワーク版だというのは誰でも分かっていることだと思うが同じチームの水宮(上)もよく見てみると(頭髪の水色とピンクの部分を逆転させただけの)湊(下)のリワーク版だ。モチーフも同じ「水」で中の人の実際の見た目は「子供にしか見えないロリっ子」……………開き直ったかのような”使い回し”だが開き直ったところで「引き出し不足」「アイディアの枯渇」の結果でしかない”使い回し”は少しも正当化されない。
FLOW GLOWの他のメンバーに関してもよくよく観てみれば輪堂は大空の焼き直し(ただし配信は全然面白くない)でしかないし虎金妃は獅白の虎版としか表現しようのないキャラクター、綺々羅々ヴィヴィは桃鈴ねねと名前の構成(違う三音を二度ずつ繰り返す)が完全に同じだ。運営は新規デビューさせるライバーのプロット(=要素・特徴・デザイン)に関して明らかにネタ切れに陥っている。
他はまだギリギリセーフのラインかも知れないが響咲と水宮の「いなくなったからキャラクター案再利用し~ようっと♪」というやり方は本気で気分が悪い。沙花叉→響咲は「(ホロメンから)嫌われていたライバー」→「(リスナーから)嫌われているライバー」への受け渡しだからまぁいいとしても「湊を再利用」は無神経過ぎるだろう。──────水宮は(腹を十発ぐらいグーで殴って大人に服従させることさえ出来れば)そんなに悪くない素材なだけにこんなことで味噌を付けるのは可哀想だ。
✔ 2024年の始めから現在までにホロで起きた不穏な出来事には、最低でも所属ライバーのプロデュースを全般的に仕切ることまではしている無能な【数字主義】の運営の影が常に付き纏うのだが、ここまでに挙げたような「的外れで発想力に乏しい新期生の採用及びプロデュース」「新規のライバープロットに関するネタ切れ」等を考慮すると必要なのは【有能なP(プロデューサー)の新規採用】だろう。それが上手くいけば二つの問題は同時に解決するし、ホロライブに昨今蔓延するありとあらゆる問題ももしかすると全て同時に解決する。
【有能なP】と言えばどうしても業界経験の豊富なアラフォー以上のおっさんが思い浮かんでしまうがホロライブが始まってから現時点で7年半経っていて、その歴史を20歳前後から見ていたリスナーは今30前になっている。軽く見積もっても数万人はいるその世代のリスナー達の中から「ホロライブPの才能」のある者を見つけ出すことが出来ればそいつは即戦力として今日・明日からでも(少なくとも今の無能運営以上には)機能する。アラフォー以上のおっさんでもいいしそんな若手でもいい、今後のカバーには新たな【有能P】の存在が不可欠だ。