✔ 2023年末頃に投稿され現在再生回数は200万回を少し超えたところという爆死気味な「エイムに愛されしガール」は、「いやゲームをオリ曲のテーマとして投射してもウケんでしょ笑」と失笑を禁じ得ない反面『(宝鐘のように)配信で見せた自分のキャラを投射せんとするまともな曲製作への試み』と『しかしまだ未熟で道半ばにあり(宝鐘と違い)まだまだこれから』というポジティブな要素も二つ見て取れる。各種能力が高く全体的に高機能なため配信を通してキャラやノリをある程度量産できるところまで成長する可能性もあり、そもそも地のキャラが強くもあった湊は今後に期待できる部分も大いにあった。
「活動を通してキャラを立てていく」という気風の極めて薄い個人勢の領域は今後湊のその芽を摘むだろうし、これまでその領域で成功した楽曲は「質」でも「キャラ」でもなく「二大箱との関係性」主体型の曲ばかり。湊が今後オリ曲をバズらせファン達を喜ばせる事は決してないだろう。
付け加えておくと、ホロに残留していた場合「マリ箱・ビビデバ並のバズりを記録した、湊の代名詞とも言えるオリ曲」はいつか必ず、確実に生まれた。
オリ曲の成功はVの活動にとって別に必須要項でも何でもないが、これを残念だと思わない人は少なくともクルーの中には一人もいないだろう。
当の湊はその可能性の消失にまだ気が付いていない。
何故かと言えば、今後の事を碌に考える事をしないままに脱退の選択をしたからだ。
✔ 宝鐘が今年の生誕祭に製作したオリ曲に仕込んだテーマは「活動ぐるじぃ…!」「頑張って゛気持ヂを立て直ざなぎゃぁ……(絶対無理」だが湊が去年末の誕生日配信のタイトルにしたためたメッセージは「ずっと待ってるだけじゃ、ダメなんだ!」。───輝度が違うよね、輝度が。
同じく地の部分に才能を宿しながら今後将来に期待出来るのは明らかに湊の方だった。トップ・オブ・トップがエントロピー消失ババアに成り下がってしまったホロにとってこの喪失は余りに痛い。