✔ 湊の脱退の発表を受けるや否や紫咲が長期休養から元気一杯に復帰しズル休みだった事を自らバラしていたが、同期である紫咲が帰って来たにも関わらず2期全員での合同コラボ、所謂「エグゾディア」が行われなかったのは本当に闇深い。それ以外の2期メンバー全員が(場合によっては複数回)湊とコラボしていた事から分かるのが「湊の卒業前最後のエグゾディアは」「大空の拒否により実現しなかった」という事で、湊の「卒業発表」~「実際に卒業」までの間大空がどれだけ湊との共演を嫌がっていたかが知れる。
メンバーが卒業するのにその同期が表立って一同に会さない、なんてホロライブではどう考えても普通じゃない。メンバー同士の仲が良い箱だから云々ではなく「まあ最後ぐらい記念に一回やっときますか」ぐらいのノリで普通はやる。
つまり今回単身でそれを成り立たせなかった大空のへその曲げ方は普通じゃない。
✔ 大空の号泣雑談パートの数日後にこういう変な企画を他のメンバーがやっていたりするが、これもちょっと作為的なものを感じる。さくらみこも最近のコラボでは大空にはやたらとソフトな対応だが、裏で大空が相当落ち込み荒れた姿を晒しているとするなら周りのこういったヨイショみたいな挙動にも説明がつくのではないだろうか。
ほとんど全てのホロメン達が「卒業までに少しでも」と湊とのコラボに走る中『一人だけ』頑としてそれを行わず、紫咲が帰って来たにも関わらず『ただ一人だけ』の力で「エグゾディア」を拒否し「2期が」「2期として」湊を送り出す事を赦さなかった大空は一見すると「頑固で」「しつこくて」「重苦しい」面倒なメンバーだが、もう一つ言えるのは今回の件に関して大空が非常に『孤独』な状況にあったという事。
湊の「卒業発表」→「卒業」へと進んでいく流れを止めたい、認めたくない、どんなポジティブなワードを以てしても今回ばかりは自分を納得させられない、辞めた後も「何でみんな平気なの」「何で普通に楽しそうなの」「何で同じ気持ちの人が居ないの」「そもそもあくあは何で辞めたの」が段々と「自分とは違う」「仲間じゃない」「味方なんて居ない」「裏切りやがったな」に変わっていき深く静かな溝として刻まれ………今回ホロでただ一人進んでいるその『孤独』の過程が湊の喪失それ自体以上に大空を強く責め立てていく。
最終的には湊の脱退以上に大空を苦しめる事になるその過程を修了した時、大空は今までと同じままでは絶対にいられない。ホロに入って一番大きな損失を被り一番心を砕いた瞬間に誰も同じ気持ちで横に居てくれなかった、泣いてくれなかった、怒ってくれなかった、止めてくれなかった、早々に諦めた、私がこんなに泣いているのに、苦しんでいるのに、頼んでいるのに、〇にそうなのに……こんなものは湊や周りのホロメン達がどういうつもりであったとしても大空からすれば離反以外の何でもない。報われないそれまでから脱却してやっと見つけた理想郷で大空が初めて現実から裏切られた瞬間に我々は今立ち会っている。「スバルのワガママだったんだよね」と湊(を始めとしたそれ以外のホロメン達)を好きだった今までの自分自体を、どこか悟ったような様子で否定しにかかっているこれこそが大空・【ホロライブの愛の人】=スバルの変異の第一段階目だ。