✔ 【D】の「Adoパターン」で行こうとするもブス過ぎるご尊顔がバレてしまった時点で【B】の「美人組」の路線も当然塞がってしまうのだが、では「ビジュは微妙(以下)だけど歌は凄い」の前々頁【C】のパターンはどうかと言うと、これも星街には往けない道だ。
90年代末頃「つつみ込むように…」でデビューして以来「歌は凄いけど」→「顔がちょっと…」の代名詞であり続けた日本の女性シンガー、と言えばMISIAだが(星街を観た後だと普通に美しい)、この人はデビューからの25年以上にも渡るキャリアの中で自己主張というものをほとんどしていない。歌番組への露出は最低限、CMの類で見かける事もほぼなく著名人と浮名を流すかと言えばそれもなく、2010年以降普及したSNSで炎上するだとか同業者や一般人とレスバするようなお騒がせもなく…………と言うか、歌を歌っている時以外に(喋る等の目的で)声を発している画自体想像する事が難しい、25年以上もの間とにかく歌う以外何もしていない、それがMISIAだ。─────何を思ったか2016年の「SING」という海外産のアニメ映画に吹き替えで出演していて、「歌う」以外に広域に向けMISIAが行った(ある意味欲を出しているとも言える)活動は本当にそれくらいだが、そこで演じたのは「卓越した歌唱力は持つものの」「陰キャ過ぎて人前で歌う事自体が出来ない」「負け犬キャラのゾウの女の子」…………やはりどこまでも控え目だ。
「25年にも渡り【歌はいいけど顔は微妙】な女性シンガーの代表格であり続けたMISIA」は「その間一切欲をかかず、何の自己主張もする事なく(Ⅰ)キャリアのほぼ全てを歌う事にのみ費やした」。────ここで大事なのは取り敢えずそれ。
✔ 続いて同じ【C】パタ―ンからいきものがかり吉岡(上、1:04~)、元チャットモンチー橋本(中、0:26~)、aiko (下、2:26~)を挙げてみるが、やっぱり三人共見れば見る程地の顔面の造形は良くない(でも星街を観た後であれば(以下同文)。
それでも三人が、特にピーク時等身大の(←魔法のコトバ)カワイイ系女子にカテゴライズされ持てはやされていた理由は素朴で大人しく飾らないキャラクターが女性リスナーから好感や共感を引き出していたからだし、それにより下がったハードルを易々と超えて突き刺さる程度には(あくまでも狙い過ぎていない範囲で)女性的な魅力や所作を心得ていたからだ。─────簡単に言うと、彼女達は(Ⅱ)素朴で控え目で性格がいいから共感を稼ぎ愛され可愛がられもしたし、結果として歌も大勢の人に聴いて貰う事が出来た。
私はaikoの顔面の造形についてどうのこうの言う事に関して本当に抵抗がある世代なのだが、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び忸怩たる思いと共に言わせて貰うなら、
aikoがこういうはんなりとしてしんなりとした、
そそる女性的所作を心得ておらず
ガツガツとしてキビキビと動き大きな声でガハハと笑い
強気に振る舞ってギラギラとした
過剰装飾な出で立ちでキメ込んでいたなら
それはもう
…………モモコ姉さんは素晴らしいお人や
ダウンタウンと同期デビューで
ダウンタウンが東京でバリバリやってた間
関西のバラエティシーンをリンゴ姉さんと共に回し続けた
神の如きお人や
でもな
誰がモモコ姉さんの歌聴きたい?
どうやって売るの?
ハイヒールモモコの歌
こんなもんaikoの100倍歌上手かったとて
もしくはaikoが100倍歌下手やったとて
全人類一人残らず
全員aikoの歌聴くよ
女の歌い手は歌そのものより
まずは容姿で、
次にキャラ的魅力から来る
「好感」
これしかない。
「歌がいい」→「好かれる」
やない
「好かれる」→「歌が聴いて貰えるようになる」
この順や
分かったか、世のブサイク女性シンガー共。。。。。
…………………
…………………
…………………あぁつら😢
✔ Adoがメジャー音楽界の第一線を占拠する少し前、ほんの一瞬だけその場を席捲していたあいみょんというシンガーもいたが要は彼女もこの3人と同じ雛形、「寄るとキツいか…?」「歳食ったらダメそうだな」というどちらかと言えば不利なルックスのまま素朴で控え目に振る舞い(Ⅲ)常識的で性格の良い人となりをアピールした上で好感や共感を引き出し、そうして引き下げたハードルの上から磨き上げた歌唱のスキルを聴かすという戦略で受け入れられたシンガーだ。
数多の多様性跋扈する昨今「女の価値は何だ」と問うたならその答えは人によって本当に千差万別な筈だが、「癒し」と「愛らしさ」が最有力候補な事に疑いの余地はないだろう。同じく最有力候補である「美貌」を持ち合わせていなかった彼女達はどうしても諦めきれなかった現実を引き寄せるため別の最有力候補を利用する事にした、これはただそれだけの本当にシンプルな話で仕組みだし、サクセスストーリーで、女達の人生のドラマだ。
「女の武器の最有力候補」が「癒し」と「愛らしさ」である前提は女詐欺師と豚の群れが愛を交わすサブカル界のアンダーグラウンド、ここV界でも変わらない。──────その生ける証明は湊あくあだ。弱々しくも「愛らしい」キャラで全方位に「癒し」を与えリスナー・同業者問わず広く根強い人気を獲得していた。
湊とよく似た背格好をしていてやはり「癒し」と「愛らしさ」が最たる武器で、肩書きだけが「アイドル」ではなく「シンガー」なだけの存在、花譜というVも少し離れた場所に居たりするが、この二人は「癒し」「愛らしさ」に加えて「美貌」も振り切っているVだ。「女の武器の最有力候補」を三つもコンプしているのだから自分のホームで最大級の人気を博している(いた)のも当然の話。
ブサイク過ぎる顔面がこの度露呈した事で星街をデビュー以来支えていた「女の最たる武器」の一つ、「美貌」はこの度打ち砕かれた。湊や花譜、加えてaikoを始めとした【C】パターンの女性シンガー達に倣うなら星街が次に頼みとすべき「女の武器」は「癒し」と「愛らしさ」だが………
やめよう、時間がもったいない。