【ホロ些事!@湊あくあ】08-09(終)《Absolute×Mistaken(アブソリュート・ミステイクン)(終)全部いらない、とあくあは吐き捨てた》include:[湊あくあ/結城さくな]*[宝鐘マリン]*[兎田ぺこら]*[さくらみこ]*白上フブキ*大神ミオ*夜空メル/花宮莉歌*[ぺこマリ]*フブミオ*さんばか/「ぺこマリ」はオワコン/「フブミオ」もオワコン/「さんばか」もオワコン/「ホロライブ」だってやっぱりオワコン/「ツインテール繋がり」で何で面白い配信になる?/ホロライブは『不治の病:現状維持バイアス』によって滅びます/「配信活動終了」を選ばなかった湊の謎/湊「ホロメンとの絆より個人的なこだわりの方が大事でした」/『ぺこマリ鯖』とか、どうですか/2024年のホロライブが地獄だった8の理由/2024年のホロの気運を言い当てし俺氏「2025年以降ホロライブは”ただ堕ちていく”だけです」/ありがとう、尊敬してる。さようなら。/『スクラップ・アンド・ビルド方式』⇔『ストック活用方式』

VTuber
ホロを滅ぼす不治の病『現状維持バイアス』

✔ 一度安定期に入った後どうしても「現状維持」という名の緩慢な「後退」から足を洗えなくなる状態を心理・ビジネスの専門用語で現状維持バイアスという。ホロメンどころか一般の社会人や学生・子供でも大なり小なりかかっているんじゃないかというような最早「病」と言うより「人の性」とでも呼んだ方がいいような概念だが、ホロライブはホロメン達によるこの現状維持バイアスにより滅んでいく。湊がいなくなって「今までのやり方は思えば良くなかった」「同じことが繰り返されないように活動を改めよう」と明確に心に決めてもなお誰も『ストック活用方式』という現状維持をやめられていない現状維持バイアス的状況がそれを示唆しているが、それ以前に湊がホロを辞めたこと自体が現状維持バイアスによる(負の)成果物だ。

湊はホロを辞める時同僚や運営にここなんとかなりませんか、と「相談して折衷案を探ろうとしたわけではない」。萎えた気持ちを取り戻そうと「半年~年単位の長期休暇をとったわけでもない」し、沙花叉やアメリアのように”配信活動のみ終了”という形でホロに「籍だけは残すという選択もしなかった」。

それが意味するのは、『湊はホロに存在するありとあらゆるものに対して”いらない”という決断を下した』ということだ。「あくすい」も「Startend」も「あくあマリン」も、「ホロライブ2期生の絆」も「大空スバル」も「紫咲シオン」も「兎田ぺこら」も、「大会」も「周年記念」も「ホロ鯖」も、きっと比較的早い段階で敢行出来た筈の「ソロライブ」も、「湊あくあ」という自分自身を意味する存在自体にさえも………………湊は『いらない』と明確に決断を下した。『一生触れられなくていい』『二度と出会えなくていい』『何の未練もない』『私に何の得もない』、と。

理由は当時既にホロメン達全体が罹って久しかった現状維持バイアスによりそういったホロを構成するあらゆる要素が湊の洗練された感性を刺激しなくなっていたからだ。「面白くない」「格好悪い」「誰も分かってくれない」「私はああはなりたくない」「一人の方が余程いい道を往ける」色んな感情を総合して湊はホロとそれを構成する全てに対して『縁を切る』という決断を下している。運営や他のホロメンに意見をぶつけてその一部と険悪になったとしても愚痴でもこぼしながら居残る選択はあったし、赤井や紫咲の前例があるだけに一年程休んで自分の気持ちに向き合う選択だって出来た筈。アメリアの配信活動終了が湊の卒業のたった一カ月後だったことを考えると寧ろ何故その選択ではなく完全に縁を切る方法を選んだのかが分からない。───────理由は『いらなかったから』だ。ホロという箱もそこに所属出来ている身分もそれにより行えた特別な活動の数々も、肩を並べて苦楽を共にした仲間達一人一人の存在でさえ、湊は『いらない』と判断し見切りをつけた。


✔ 3:40~ 転生先でホロを脱退した理由について触れる湊。ガキが下らないことをペラペラペラペラ並べ立てていて面倒臭いがその中から一つだけ抜粋すると、湊は「(湊あくあとしての)物語を綺麗に完結させたかった」からホロライブを辞める選択をした、と言う。──────裏返すと「物語を完結させることの方がホロメン達との繋がりより大事だった」となるが、これはえらい話だ。「湊あくあ」というまだ始まってもいないようなたかが中級ホロの「物語を(傷がつかないように)完結させること」の方が「同僚達との絆より大切」と言うなら「同僚達の存在は私の中で全く大きくなかった」と言っているのと変わらない。

この他にも「けじめ」だとか「理想」、「思想」、「ネット上での活動自体辞めようと思ってた」「前の場所(ホロ)で出来ることは全部やり切った」等も言っているが「けじめ」「理想」「思想」に負けてしまうようなものはその人の中で総じて価値が低いものだし、「ネット上での活動を辞めようと思っていた」のはここでこうして話しているのだから嘘か大袈裟に表現しているかのどちらかだ。

「前の場所(ホロ)で出来ることは全部やり切った」に関しては直接的過ぎて裏を読む必要もない。「前の場所(ホロ)で出来ること」には「ホロ鯖」「大会」「ソロライブ」「2期生での活動」「ホロの箱に籠ってホロメンとのみ行うホロライブライクな活動」「Startend」「あくあマリン」「紫咲シオン」「兎田ぺこら」「大空スバル」「”湊あくあ”でいること」「あくあ色ぱれっとを歌うこと」等ありとあらゆる要素が含まれている。──────湊はそれを「やり切った」と言う。「もういいです、十分です」「これ以上はいらないです」「と思いました」「だから辞めました」と。つまり『ホロライブとそれに属すありとあらゆる要素に関して”いらない“という判断を私は下しました』と、湊はここではっきりと言っている。

その判断はセンスある若者としては極めて正しいのだが、口にはもう少し気を付けた方がいい。リスナーによる揚げ足取りを指摘しているが正直揚げ足なんか取るまでもなく、ホロライブを脱退した件について触れる時湊の口から出て来るのは「嘘」や「誇張」、「抽象的な中二文言」と「意図せず漏らした本音」ばかりだ。「ホロライブはもういいわと思った」という失礼な本音ばかりか人生経験の浅いガキの嘘八百まで聴かされるのだからリスナーは堪らない。──────星街お姉さんとやはりそっくりだが星街はその悪癖のせいでメジャー入りの可能性がゼロ化したんだぞ、気を付けろ。


✔ 転生した先で「(ホロにいた)この何年かは人生で最大級に辛かった(から辞めざるを得なかった)」みたいな話も(相変わらず核心的なことは何も言わないまま)しているようだが、これは嘘だ。運営から辞めざるを得ないレベルの無理矢理な方針の押し付けやハラスメントの類があったのなら大空が「籍だけでも残しといたらええやん」と言うわけがないし、常闇の反応も「あんた一人で外でやっていけんの?」になるわけがないし、星街が「納得してるけど、黙ってなきゃいけない期間キツかったわ」と言うわけがない、つまり残った側のホロメン達の反応があんな感じであるわけがない。「ネット上での活動が本格的に性に合わなかった」のなら卒業後たった2ヵ月で全く同じ形態での活動をスタートさせるわけがなく、やはり「ホロに存在するありとあらゆると”縁を切りたがっていた“」以外の可能性がなくなる。「辛くて辞めざるを得なかった」などと言って消極的な脱退劇だった体をやたらと取り繕うのはその実能動的だったそれをそうだと悟られて自分が悪者になるのを避けたいからだろう(事実湊は脱退を機に結構な割合のホロリスに嫌われ始めている)。

現状維持バイアスはこのように一番大事なものをいとも簡単に箱から奪っていく致死性の病だが湊の卒業以降のホロメン達を見れば明らかなように、誰もその状態を脱け出せない。構成するありとあらゆるが旬を過ぎ湊を失い卑劣なブスをトップに据えた地獄の体制に堕ちてなお、ホロメン達はそこに存在するあらゆる「ストック」を擦り続けることがやめられない。

答えは分かり切っている。「湊がいなくなってしまうような痛手は二度と負いたくない」「湊が自分から見切りをつけてしまうようなホロライブを変えたい」のなら今まで懇切丁寧に『活用』し続けていた「ストック」を二度と『活用』出来ないよう全部叩き壊してしまえばいい。差し詰め「ホロの箱の中に籠ってのホロライブライクな活動」の”大ストック”を破壊したとするなら「ぺこマリ」「ホロ鯖」「大会」「アソビ大全」みたいな、それを構成していた色んな要素(=小ストック)が辺りに散らばるだろう。───────その中から『全く見たことのない新しい何か』を創るために使える”道具”や”材料”だけを拾い集めて先に進んで行けばいい。「ぺこマリ」は使えるだろうが「ホロ鯖」は無理だろうし、「大会」や「アソビ大全」は規模や使い方を考えればまだ利用出来る。そんな感じで、「ストック」をそのままの形で『活用』することを一切やめ”次の何か”を創るためだけに利用する方法に切り替えれば現状維持バイアスからはいとも簡単に脱することが出来る。


✔ 例えばこの「ツインテールコラボ」は”ホロライブの箱の中”で”ホロメンを無作為にキャスティングして”行われた「ホロライブライクな活動」だが、どうしようもないこの企画の中には「ぺこマリ」というまだ使える「ストック」が残っている。

それを最大限有効利用しようとするなら、例えば「ぺこマリ鯖」だ。マインクラフトでもGTAでも扱うタイトルは何でもいいが、仮にマインクラフトとするなら「マインクラフトぺこマリ鯖」を作ってそこに箱の内外問わない選抜女子Vを、個人配信の視聴回数の平均値が例えば目安8万回を切らないように集める。みこめっとでやったGTAホロ鯖をぺこマリ版・箱不問版でやるパターンだが、毎日インして苦楽を共にすることを1ヵ月も通しでやれば別箱所属の垣根の高さはだいぶ解消されるだろう。人間関係を進める一番の方法は「共に同じ枠の中に入って」「同じ体験を一定期間分かち合うこと」なのだから。

GTAホロ鯖の時のみこめっとよろしくぺこマリは運営業務で忙しくなってホロライブの箱の中で行われている活動、例えば今行われている「マインクラフトホロ鯖」への参加やこの「ツインテールコラボ」みたいな雑多なコラボの開催が出来なくなるが、そんなものはそもそもしなくていい。寧ろ外で新しい人間関係を作って小界隈として成立させることが出来るまでホロライブの箱の中に戻って来る必要はない。

VCRの成功を思い遣れば分かることだが、Vの界隈において「ゲーム鯖」系の企画は外れ知らずだ。またアキロゼがVCRに参加し始めてから配信の視聴回数を何倍にも伸ばした例を考えれば外部のVにとって「ぺこマリ鯖」への参加は魅力的な話だ。もちろんぺこマリの資金力を思えばその開催・運用は容易い話で、反面やらないでおく理由は見る限り特にない。


✔ ちょっと考えればこのくらい誰にでも思い付けるわけだが、それでもホロメン達には絶対にそれが出来ない。今までホロライブ絡みでその方法、つまり『スクラップ・アンド・ビルド方式(=叩き壊して新しく創り直す方法)』を行えたのは一年前ホロをクビになって以降の夜空だけだが、夜空はホロにいた頃やはり皆と同じように罹っていた現状維持バイアスを、『現状維持出来ない状況に無理矢理に追いやられる(=つまり解雇される)』というカバーによる手入れにより脱している。───────つまり現状維持バイアスは自力で解くことが絶対に出来ない・・・・・・・・・・・・・・・。第三者の手により無理矢理に「現状を取り上げられること」でしか解くことが出来ない、それが現状維持バイアスが持つ最大の特徴であり、脅威でもある。

だから、ホロライブは終わっていく。湊を失いイエスマン相手に同じ内輪ノリを繰り返すことしか出来ないブスが箱のトップになって、ぺこマリは年老いて新しい芽は育たなくて、「可愛さ」「面白さ」「能力」「才能」「可能性」あらゆる価値を保持しなくなる。今もう既に、ホロリス達も惰性でしかホロライブを観ていない。2020年~2023年頃までの、ぺこマリに一番脂が乗っていたあの頃以上の気持ちでホロライブを観ているリスナーがいるわけがない。───────そしてホロメン達も惰性で観てくれるリスナーに対してしか最早発信していない。そうして相互にレベルを下げ合う形で「ホロライブ」は堕ちていく。

タイトルとURLをコピーしました