「痛くない、もう……」
✔ 要するにどういうことかと言うと、『ホロメン達は同僚の誰が事務所を辞めても何も感じない体になってしまった』っていうことなんです。同じとは言えなくとも湊と近い形にして近いレベルで可愛がられていた紫咲が辞めるのに湊の時の何分の一かの反応をすら全員が見せなかった、っていうあまりにもな変化がその事実を物語っていますね。
「湊の卒業」っていう悲痛過ぎる出来事に遭って、ホロメン達はそれ以降結構色々と頑張っていました。回るのが分かり切っている長編ゲームの実況をチャンネルに籠ってダラダラやる、みたいな怠惰な活動を見直してサーバーや大会の類を(金も時間も労力も多分に使って)頑張ってやってみるだとか、なるべくコラボ系の企画を多めにやるだとか、リスナーから人気のあった組み合わせを復活させるだとか外部のVと絡んでみるだとか、それはもう分かり易過ぎるぐらいに精一杯頑張ってました。
僕はこのブログでそれを「(以前と同じ活動を倍速でやっているだけなので)全部無駄な行いだ」と書き続けましたが多分ホロメン達も精一杯やってみた結果実感を以て気が付いたんでしょう、「自分達には何も出来ない」「何も変えられない」「ホロライブは今までと何も変わらない速度とペースで崩れていって」「そのまま終わりに向かって」「最後を迎えるだけ」と。「(大事にしている)メンバーが今までと同じペースで抜けて行く」ことに関しても当然(良い様に言うと)覚悟ができているし、また(悪い様に言うと)諦めも付いているので今回紫咲(程に大事にしていたメンバー)が抜けても全員無反応だったっていう、つまりはそういうことなんでしょうね。
愛と勇気なんて、些細なことですぐ信じられなくなるもんさ。──────バイキンマン(アンパンマン)