✔ 2022年ぽこピーが行った活動の中で唯一価値があったのが富士葵×キクノジョーコンビとの一連のコラボ企画だ。下半期に行った二回のコラボ、動画数にして10本のシリーズは概ね非常に出来がいい。
この二回のコラボ企画が富士キク、ぽこピーの普段の活動と一線を画すのは一重に動画内で「てぇてぇ」を最大化出来ている点にある。そしてそれがもたらした物は動画的な面白さのみに留まらない。
✔ 0:28~ 二回のコラボのうちの一回目、「廃校サバイバル」の一本目。メンバーと企画が楽し過ぎてタガが外れているのか常に冷静なキクノジョーのテンションが異常に高い。
単身では活動の難しくなった富士葵のサポートの為に前に出て来た一運営でしかないキクノジョーは基本的に他のVを抑えて前に出てはいけないし、性質・性格的にも彼は後ろで構えて全体を見てから動く立ち回りが一番上手く、今回のこれはシンプルなバッドムーブと言える。ここから廃校の中を見て回るパートぐらいまでのテンション高過ぎなキクノジョーは正直動画の視聴に差し支えるレベルで邪魔だ。
この件は後々ピーナッツくんにも指摘される事になるが、普段は冷静なのにこんなになってしまう程このメンバーで臨むこの企画が楽しみだったんだな、と考えると割とてぇてぇ一幕と言える。このキクノジョーとおめシスとコラボしている時の息を殺して静かに時が過ぎるのを待つキクノジョー、見比べてみれば今回のキクノジョーのてぇてさが分かるかもしれない。
✔ 03:33~ 何の気なしにピーナッツくんの似顔絵を描く富士葵の、控えめに言ってキュンとくるてぇてぇ一幕。ちょっとした事だがこんなに愛情を持ってピーナッツくんをからかえる女性Vは業界広しと言えど他には居ない。ユニットを構成するVのどちら共がぽんぽこではなくピーナッツくんにより強い愛情を持っているからこそぽこピーのベストパートナーは富士キクでなくてはならないのだ。
✔ 05:51~ 廃校付近の川で遊ぶパート。開放的な緑のロケーションの中大人達が唯々戯れる幸せな時間が流れる。これこそがVの視聴者に極めてウケのいい「大人の青春」という奴だ。都会育ちの天然お嬢様と田舎者のわんぱく兄妹、それを静かに見守る良心的な大人、という構図もバランスが良く非常によく出来ている。
このパートの中で四人が川岸に石を積んで高さを競うという遊びをやっているが、こんな何でもない事がこんなにも楽しく見れてしまうのはやはりこのパートに「てぇてぇ」が充満しているからで、これは前記事に書いたホロライブの大富豪配信に通ずる物がある。
「この四人なら何をやっても面白くなる」という事は「四人で活動に当たりさえすれば企画考案も編集の手間も何もかも省いて面白コンテンツが量産出来る」という事であり、二組の進む道はやはりこちら側にしかない事が窺える。
✔ 14:43~ 一日目の夕食シーン。「持ち寄った食材で出来たメニューを皆であれこれ言いながら食す」という前提があるだけでぽんぽこちゃんねるの二人でウマイウマイ言うだけのグルメ動画とは別格の出来に。企画は同じようでもメンバーとシチュエーションが違うだけで桁違いの面白さになるのだが脳死でグルメ動画を乱発するぽこピーには多分この差が分からないのだろう。
この後四人は花火パートに突入して「誰の花火が一番長い間燃え続けるか」を競い合うが、20分の長尺動画でここまで徹頭徹尾何もしない(企画が無い)のはいい加減笑えてくる。こんなにも手ぶらで臨んでいるのにこんなにも面白い、「てぇてぇ」があれば企画なんか要らない、これはそれを端的に表した極めて教訓的な動画だと言える。
✔ 廃校サバイバルの二本目、富士葵のチャンネルに上がった夜の廃校でかくれんぼする肝試し的な動画。一本目が四人のシナジーの強さ、四人の生み出す「てぇてぇ」の強さを讃える動画だとするならこちらは「富士葵の新しい魅力」を示す動画だ。ホラーが苦手で自分のチャンネルではそっち系の企画を極力避けている富士の新しい一面が垣間見える、富士のファンにはたまらない一本となったのではないだろうか。
清廉潔白でいつも優等生、常識人の運営を伴って清潔な企画に常々臨む富士葵は、簡単に言ってしまうとVとしてとてもつまらない。5年一緒にやっても正直全然掴めていない運営を相手に緊張感とガードを解けないまま何の企画をやっても一様ににこやかで爽やか、なりふり構わずさらけ出す「素」や「隙」が一番ウケるV界の傾向に逆行した有様はいつまでたっても一向に改善の兆しを見せない。
この動画を観ていて私が最初に思ったのは「富士って悲鳴全然可愛くないんだな」という事だ。面白い動画なので二回、三回と観るうちに「せきがおっさんみたいだな」「今舌打ちした?」等普段の富士と全く違う「可愛くない部分」が見つかるがこれこそが前述の「素」や「隙」でありVのリスナーを惹き付けて止まない「魅力」なのだ。
多分富士を長年追っているリスナーになら分かる事なのではないかと思うが、例えば「富士が全然可愛くない悲鳴を上げる」のは「いつにも増して物凄く可愛い」。飾り気のない性格が透けて見えるような、男のようなせきをしても「こんなに清楚でお上品な子が素はこうなんだ」という事で物凄くいい。富士はチラリズムが強力なVだ。巨乳や露出のようなエロい要素を排除してあるせいで余計際立つ絶対領域、NHKのアナウンサーのような凛とした喋りに時折顔を出す甘々のロリ声、ちゃんとしてるのにおバカ、前を向いていると幼めの美少女なのに横を向くと妙に色気のある顔になり、他Vとの関わりをほぼ断っているのにTHE・俺ら側の人間なピーナッツくんには殊更に興味を寄せる…富士の魅力を最大化する方法はAoi ch.で固定化されている彼女の仕事モードを打ち砕くべくありとあらゆる状況に投げ込んで揺さぶりをかける事だ。この動画の可愛くないのに何故だかすごくイイ富士を目の当たりにしてその点に異論のある人間はいないだろう。
富士葵最大の不幸は極めて高機能で何でも完璧にこなせてしまう運営のキクノジョーがたった一つ富士の可愛さの本質だけは解さない人間だったという事だ。キクノジョーにとって富士が時折見せる良すぎるギャップはどれも「ちゃんとせえや」以外の何でもなく、富士の良さはキクノジョーとマンツーマンの座組だと常々阻害されてしまう。この動画然り、ぽこピーと絡んだ途端本チャンネルでは見せない富士の良さが堰を切ったように噴出するのがその証拠だ。
動画の中でぽんぽこが「暗闇で大声出して驚かしたかったけど可哀想で出来んかった」と言っているが、それをするのが一番面白いという事が分かっているならさっさと関係値を進めてやれる仲になってくれやという話だ。こんなにも最優先で取り組むべき事案があるにも関わらず一人でシンガポールに飛んで、否逃げて24時間をドブに捨ててしまう、こんなアホは見た事が無い。
✔ 深夜の廃校で女子二人が抱き合うサムネが良過ぎる廃校コラボ3本目。中身は二人ずつ二組に分かれてショートホラームービーを撮影する企画だがこの二人は別チームなので厳密に言えばこのサムネは嘘という事になる。ぽこピーのサムネ詐欺を常々激しく憎んでいる私だが今回だけは性癖に刺さるので大目に見るとしよう。
これの前二本が四人のシナジー、それぞれのVとしての素材の良さを生かした動画だとするならこの三本目はそれぞれのクリエイターとしての技量の程を測る企画色の強い動画になる。そしてその切り替えを行った途端こうまで面白くなくなるのは非常に示唆的だ。再生回数もぽんぽこちゃんねるに上がっている三つの廃校コラボ動画の中でこれだけ明らかに低い。
四人の作った動画がシンプルにしょうもない事もあるが、それを抜きにしてもやはり視聴者の本音は「企画なんかいいからてぇてぇ見せろ」なのだ。前二本の流れをぶった切ってこんなにもガチガチの企画を入れ込んでくる四人はやはり昨今のV業界について不勉強過ぎるのだが、ここまで分かり易い教訓を与えられておきながら今だにバラけて企画ありきの活動に勤しんでいる様子には頭を抱える。
✔ 廃校コラボの四本目、簡単に言えば「校長スピーチ大喜利」の動画。三本目に引き続いて企画企画した動画だが、やはりこれも三本目と同じく再生回数が低い。廃校編の動画はぽんぽこちゃんねるとAoi ch.の両方に三本ずつ上がっていて、どちらも「①てぇてぇ→➁企画系→③てぇてぇ」の順で並んでいるが再生回数が綺麗に「①高→➁低→③中」になっているのは面白い。当然視聴者からのメッセージは「企画系なんかいらん」だ。
✔ 廃校編最後の六本目、Aoi ch.に上がったフリートーク動画。三本目と四本目で激しく脱線した手前五本目からこちらの路線に戻って来てくれた事に胸を撫でおろすばかりだが、二組の活動の裏話を聞いているとまた別の懸念点が浮かび上がってくる。
✔ 07:23~ キクノジョーの「普段編集にどれくらい時間かかる?」の質問にぽんぽこが「8~10時間」と真顔で答えるヤバ過ぎる一幕。何の動画に出ても最低2万回以上は回せてしまうスーパーインフルエンサーが多いと週5のペースで上がる動画の編集に毎回8時間以上…同じく当たり前のように真顔でそれを聞いている周りの3人もプロVなのだと考えると頭がおかしくなりそうだ。揃いも揃いってよくこんなに物を考えずに生きられるものだと感心してしまう。
仮にぽんぽこが週に5本上がる動画の編集を全て専属のスタッフを雇って任せる形で活動していた場合、ぽんぽこは最低でも毎週40時間の空き時間を手にしていた事になる。月にして160時間、年にして1920時間、これだけの間ぽんぽこは「何をやっても再生回数2万回以上、自分のチャンネルでなら10万回以上」の拡散力を使わない時間を過ごしてきたのだ。
2022年の一年間にホロライブで一番長い時間配信を行ったライバーでもその配信時間の合計は約1850時間なので、全ての編集作業を誰かに肩代わりした場合、ぽんぽこは優に動画勢と配信勢の二足のわらじが履ける事になる。動画勢としての活動を自己表現と自分のチャンネルの現状維持の為に、配信勢としての活動は常々てぇトレやパラレルウォーカー、富士キク等の引き上げてやりたいVと合同で行って他者を拡散する目的で行っていれば今頃それによって人生を変えられたVが何人も生まれていた事だろう。そうして売れたV達とチームを組んで活動すればてぇてぇも十分、ネタ切れとも無縁で今のようにグチャグチャと延命措置を繰り返すだけの活動に終始する事もなかったのだ。
もちろんぽんぽこは常々週5のペースで動画を上げている訳ではないし、ぽんぽこが動画を通じて視聴者に強く何かを訴えたい場合全編他人の編集では行き届かない事もままあるし、8時間×5日×4週×12カ月の計算はやはり無理があるのだがざっくり半分にしてみても月80時間は空き時間が作れる事になる。一年も前からその時間全てをもちひよこや富士葵等とV界隈でトレンドになっているゲームを扱ったコラボ配信でもする事に充てていれば二人の地位は今とは全く違う物になっていただろう。
ちなみにこの「編集をスタッフに肩代わりしていれば今頃~」の理屈は同じように動画勢の形をとって編集に時間をつぎ込んでいる富士葵&キクノジョーには当てはまらない。この二人が時間を作って配信で努力しても肝心の拡散力がないので何の効果も見込めない。他の同業者とは桁の違う拡散力を手にした時点でぽこピーは周りと同じ意識・同じ形態で動いていてはいけないのだ。
✔ 09:23~ 動画のネタ切れに度々困っている事を語るぽこピー。廃校コラボの動画をここまで見ていれば分かる通り企画より「てぇてぇ」の方が圧倒的に大事だし、「てぇてぇ」を阻害するぐらいなら企画なんかない方がいいぐらいなのに二人して企画に拘ってその捻出に頭を悩ませているというのは的外れな事この上ない。
この後「どうしても企画が出ない時はどうしてる?」の問いかけに「過去の自分の動画の中から変化を付けて再利用出来る物を探す」という趣旨の発言をぽんぽこがしているが旅行・100均・ショッピング等でこれをやり過ぎてとうとう変化を出せなくなってしまったのが今のぽんぽこちゃんねるだ。「①二人で出来る事はやり尽くして企画のインスピレーションが湧かなくなる」→「➁無理矢理捻り出す為に過去の自分の動画を参考にする(この時点で過去動画の劣化版が出来上がる可能性が高くなる)」→「③湧き上がるインスピレーションに任せて思うまま撮影を行うのに比べると圧倒的に楽しくないのでモチベが下がりさらにインスピレーションが湧かなくなる」→「①に戻る」という地獄の悪循環に陥っている事が手に取る様に分かる。
ちょっと賢ければ「①二人で出来る事はやり尽くした」の時点で→「➁新しく人を取り込んでネタの考案元を増やす」「➁´企画の考案が必要最低条件な活動形態自体を見直す」等の気の利いた舵取りが出来た筈だがこの二人は間違って売れてしまっただけのスーパー小市民なのでその点全く期待出来ない。
✔ 11:43~ 2022年前期から動画の時点で半年程継続していた富士キクの「週6回行動」を褒めたくて「最近ずっと神回出す」と発言するぽんぽこ。当時のAoi ch.の動画を見直してみれば分かるが「神回」なんか一個もない。
ぽんぽこのこういう口先だけで誉めそやしていい事した気分に浸りたいだけの低知能偽善ムーブにはもういい加減うんざりだ。本当に富士キクが神回を連発しているならそれはもっとたくさんの人に見て貰うべきだし、その為には自分が少しでも多く富士キクと一緒に活動して拡散する以外に方法は無いし、そもそもシナジーもてぇてぇも一切生み出せない富士キクはVユニットとしてはもうとっくに終わっていて「神回」は絶対に作れない。実際には何もしてやらない癖に耳障りのいい言葉を吐いてヘラヘラしているだけのこいつは富士キクの事をまともに考えた事など一度もないのだ。
この動画の中でぽこピーがAoi ch.の動画を何度も褒めようと試みているがどれだけ頑張っても「技術」「手間」について讃える言葉しか出てこない。コンテンツの実の部分がウケなくて技術や手間に逃げ始めたらYouTuberは終わりだ。週6回行動みたいな「活動頻度」然りぽこピーの今年の抱負のような「再生回数」「チャンネル登録者数」然り上げ調子のYouTuber、若しくはVTuberは誰一人としてそんなガワの部分に意識を向けて活動していない。
✔ 20:37~ こんなにもよく出来た四人組のフォーメーションを全くカラーの違う人間をねじ込んでぶち壊す事を提案するぽんぽこ。キクノジョーの序盤の張り切りや富士の自然体な立ち回りも現場で見て知っている筈だしおめシスが出て来るとこの二人のそういう部分が鳴りを潜めるのも以前自分が無理やり敢行したコラボで確認済みの筈なのにこの発言が出てくるのはいよいよ頭がヤバ過ぎる。
「この4人でいるのほんと楽しいね~」な空気をぶった切られた他の3人は誰もぽんぽこのおめシス発言に乗っかっていないがしつこく「レイちゃん免許とったし」とぶっこむ暴走っぷりが目に余る。これは前述の「とりあえず神動画みたいな分かり易い言葉で褒めときゃいい」と同じ発想で「とりあえず名前だしときゃいい」「とりあえずコラボしときゃいい」というぽんぽこお馴染みのゴミ采配だ。場の空気も読まない、それぞれのVユニットの相性も考えない、コラボを行った結果得た物を整理して今後の活動に活かそうともしない、何をすれば人間がこんなに頭が悪くなれるのか私には全く見当も付かない。
✔ 01:19~ 自分達のファンの中にも多数のプレイヤーがいるであろう有名ゲームタイトルの悪口を新年早々動画で発信してしまう大暴挙。活動初期なら絶対にやらなかったミスだが特に手に職がついていて他にどうとでも食っていけるレイはVTuberという仕事自体にもう未練が無いようで、「これくらいの事で炎上すんならいつでも辞めてやんよ」の構えだ。
この二人をぽこピー×富士キクの綺麗過ぎる座組の中に挿入するならそれは一体何の効果を期待しての事なのか、誰と誰がどんなシナジーを生むと思っているのか、具体的にどんな画が見えているのか是非一度ぽんぽこには事細かに説明して見せて欲しいものだ。
✔ 富士キクとばかりコラボしている事の罪滅ぼしかのように行ったおめシスとの小さめのコラボ。四人が順番にゴーカートを運転してタイムを競う企画だがピーナッツくんの番になるとゴーカートに乗るおっさんを妹とその女友達二人が見守るというキッツい画に。同じ4人の座組だが富士キクとのコラボとは偉い違いだ。こういうのを俗に「シナジーが無い」という。
ぽこピーと富士キクの二組の中でおめシスに対してシナジーを生めるのはぽんぽこ一人だけだ。であればぽんぽこが一人でおめシスの下に出向いた上でコラボを行うのが正しいし、頭数が足りないようであれば今まで触れてこなかったおめシスとシナジーのあるVを見繕ってあてがってやればいいだけの話ではないか。本当におめシスに対して愛があるなら既に出来上がった完璧なフォーマットを壊したり人に迷惑をかけるような雑なやり方ではなく手間と時間をかけてちゃんと意味のあるコラボを組んでやれる筈だが、口先で好き好き言うだけで絶対にその類の事をやらないぽんぽこはやはりおめシスの事も真剣に考えてやった事などないのだ。
おめシスは今5年の活動歴の中で初めて外部のVとのコラボを頑張っているようだ。おめシスが近々にコラボしたおめシスと同じく「うんち/漏れる」が最大の切り札なあおぎりの大代、リオとおバカで共通する銀河アリスはどちらも東京カラーのVで、相性がいいかどうかはさておき共通点だけはちゃんとある。コラボ相手をレイが選んでいるのかリオが選んでいるのかは知らないが多分このコラボは外部のVとの繋がりを今後の為に構築しようというおめシスなりの新たな試みだ。自分達と同じ東京系のVを立て続けに選んだことも共通項のある者を見繕っている事も、東京系の中では民度がまだマシな文化系のV(おめシスと同じ)を狙っているのも極めて的を得た選択で、非常に意図的な物を感じる。
ぽんぽこがおめシスの事を本当に思いやるならこの生産的な試みに一役買ってやるべきで、シナジーがない事が既に判明してしまっているピーナッツくん、富士キクとゴリ押しで引き合わせるのは寧ろこれと真逆の行いと言える。おめシスと引き合わせるVを選ぶ際の条件は①東京カラーのVである事➁文化系、おバカ、歌うま、ガジェットに詳しい等何でもいいからおめシスと共通項を持っている事の二つだ。ピーナッツくんとキクノジョーは関西カラーのVだし富士はおめシスとは民度が違い過ぎて噛み合わない。
私が知る限り今一番おめシスと噛み合う可能性があるのはにじさんじ町田ちまだ。常々一方的で雑な立ち回りしか出来ないのはいかにも東京出身のVという感じで、名前も町田なのでさもありなんだ。東京を知らない人の為に言っておくと町田市というのは日本一の低民度民族東京都民でも恐れる程に治安の悪い街で、進んでここに住み続ける人間は基本的に全員頭のネジが飛んでいる。にじさんじの社員はアホなので中の人の個人情報をそのままライバーの設定に流用する事がままあり、多分町田は町田市出身のゴリゴリの東京都民だ。
そんな町田はやはり東京都民のお家芸「うんち」が大好きで配信時は雑で一方的な立ち回りがベース、しかし歌はプロ顔負けで好んで扱う曲は奥華子等の文化系、という訳で町田は完全におめシスの類似Vだ。分かり易く違うのは町田はおめシスと違い歌っている時以外も声が物凄く可愛い。モデルもおめシスと違いガチのモテ線なので言ってみれば「綺麗なおめシス」とでも言うべきプロットだ。町田はにじさんじの中で同じ東京系の中堅V達とそれなりに繋がっているのでもしおめシスが町田と親交を築く事が出来れば芋づる式に彼らとも繋がれる可能性があり、後々の見通しも明るい。
町田とぽんぽこには全く繋がりがなく、関西と東京の壁がありシナジーも全く望めない。いくら界隈一の売れっ子でもこの壁を越えて町田を引っ張るのは無理があるが、町田の一番の親友黒井しばは都合の良い事に百均フリークだ。非常に大人しく地方系と断じてもいい程にお行儀のいい黒井は多分ぽこピーとも、富士キクとも相性がいい。繰り返し過ぎていよいよ何の変化も付けられなくなった百均企画に黒井と、何なら富士も呼び寄せて以前やったような百均商品のプレゼン企画でもやれば間違いなく盛り上がる。記憶力の弱いぽんぽこは富士との百均企画の事を綺麗に忘れてしまっていて今やれば最早新鮮だし黒井を呼べば普段黒井を見ていないにじさんじ箱推しリスナーも何事かと寄って来るだろう。ぽんぽこの付き添いをピーナッツくん、富士の付き添いをキクノジョー、黒井の付き添いに町田という形でオファーをかければ非常に自然な形で町田に繋ぎを取る事が出来る。黒井×町田という地味なコンビをセットで呼び出すという粋な計らいでにじさんじの箱内からの印象も非常にいい。
同じ形で数回コラボを重ねれば町田を単体で呼び出しておめシスと引き合わせる形の4人でのコラボを自然に行える。色んな意味で汚らしいこんな三人を集めて何の企画をすればいいのか私には見当も付かないが、何をするにしても最後は三人で一緒に歌を歌わせてエンディングとするのがいい。レイはともかくリオと町田の対バンは余裕でV界最強クラスのステージになる。ここまでお膳立てして町田との関係をモノに出来ないならそれは全部が全部おめシスの責任だ。
今のご時世個人勢Vというのはとかく大変だが、にじさんじ内で埋もれてしまったVも同じぐらい大変だ。大手に属していながら毎配信3万回るや否やという苦汁を4年以上も舐め続けた二人は今間違いなく新しい刺激や外との繋がりに飢えている。V同士のコラボや関係性の構築は出来る事なら参加する皆が同時に最大限美味しい思いをするように、だ。おめシスの露出をたった一回増やす為だけにぽこピー×富士キクの完璧過ぎるフォーマットを壊して三人にも無理をさせて、リスナーにも面白くない動画を見せてでは一体何の為にやっているのか分からない。ぽんぽこの脊髄反射の大馬鹿節足動物プランと私の聡明過ぎて気の利き過ぎるイケメンプランのどちらに試す価値があるかは誰の目にも明らかだろう。これも業界研究の成せる業、編集作業なんかに時間を取られているぽんぽこには一生辿り着けない境地だ。