【 おめがシスターズ.A 】【 その名は謎がシスターズ 】:【 不定期VTuberレビュー vol.4 】③

VTuber



その名は謎がシスターズ

✔ リオのコロナ休暇を境に首から下を実写、上を3Dモデルで隠した複合スタイルに切り替えたおめシスだがこれには再生回数の面で一定の効果があったようだ。首から下を自由に着替えて撮影したサムネには種々多様なインパクトが生まれ、物珍しいスタイルの技術面・撮影時の裏話等を明かす動画はすこぶるよく回っている。サムネが命と言われる程ファーストインパクトが大事なYouTubeでの活動にはこういう再生回数の稼ぎ方もあるのだ。

「首から下出しちゃうなんてすげー。おめシスはやっぱVの最先端行ってんな」という類のコメントには笑ってしまう。VTuberがモデルを脱ぎ始めたらそれはYouTuberへの「退行」であって進化・進歩とはむしろ逆だと思うのだが。二人が顔に自身のあるタイプならそれも売りになるので何年か後には顔も出すと思うのだがそうなればおめシスは「元VTuberのYouTuber」になる。そうなった二人に何の価値があるのか私には全く分からないし、その過程に手を出す事を勝手に決めて勝手に相方を巻き込んだレイが何かの天啓を得てそうしているとは到底思えない。今の半人半Vのおめシスはブレーンであるレイがユニットの活動方針とネタ繰りに窮して上がらないモチベの中で無理に捻り出した哀しき化け物だ。

おめシスの今のスタイルは斬新だという事に信者の間ではなっているようだが顔だけをアニメ調の物で覆って首から下は人間、という形式には既に前例があって、一番有名なのはにじさんじ月ノ美兎の狂気の産物謎ノ美兎だ。「顔だけアニメで体が人間なのが違和感があって面白いでしょ」というのが月ノとおめシス共通の発想な訳だがこの二組はどちらも東京の出身で、多分これが東京都民の笑い、東京都民のセンスなんだろう。おめシスが主力として擦っている武器に「東京」が色濃く表れている物がもう一つある。


おめシスの「うんち・漏れる」シリーズ

✔ 非常によく回っている初期作品「撮影中にうんち漏らしたどっきり」。「可愛い系の女子VTuberがここまでやるってすげーww」と話題に。


08:40 ぽんぽこに不義理を働いたお詫びに作った「大が漏れそうコント」。ぽんぽこからの指令は「二人でロリ状態になって1分以上のコントを作る」だった筈だが吸い込まれるように漏らす系のネタに。

コントの概要は「ロリレイが漏れそうでロリリオを急かす」→「リオが急いで尻を拭いた事で尻が炎上」→「ウォシュレットで消せばいいんじゃね?」→「ウォシュレットついてないトイレだった」→「ちゃんちゃん♪」という不義理に不義理を重ねる適当な物。

ぽんぽこの指令である「ロリ」と全く関係のない「漏れる」を脈絡なく強引にネタの軸に持って来ている事からネタを求められるとそれしか思いつかない側面が露呈し始める。


✔ 08:14~ この辺りになると確信に変わってくる「おめシス、うんち・漏れるしか思いつかない問題」。自信満々に嬉々としてお題発表している様子から東京ではこセンススタンダードで何も恥ずかしくない事が窺える。この後ぽんぽこも嫌々このお題に取り組んでいるが今となっては辛くて観ていられない。


✔ 07:58~ 関係性が薄く、そういうキャラでもないコラボ相手に容赦なく「漏れる」を強要するヤバ過ぎる精神。幼稚園児並の発想しか出来ない自分達が他より劣っている事に全く気付けていないし、ピーナッツくんを見下して汚れ役を強引に押し付ける横暴さにはドン引きだ。これで自分達は差し出された虫を二人して一匹も食えないのだから笑う


✔ 05:09:12~ ぽんぽこ24「黛灰は操られている」からおめシスと同じ東京系のVでびでび・でびるの「うんち漏れる」の指令。黛にとらせるおかしな行動について自由に発案していく企画だが東京都民は大喜利を求められるとどうしても「うんち・漏れる」に行き着いてしまうらしい。

ちなみにおめシスの汚い担当リオは「うんち・漏れる」の次の手として「ちん〇こ」を出してきているが羞恥心がない事を利用して幼稚園児レベルのパワーワードをぶっ込むだけなのでやっている事は基本的に同じだ。この次は東京出身の古株にじライバーよろしく「吐く」か「ボコボコにする」か「バカ」かどうせその辺りしか出てこないと思うが東京都民のこのみっともない発想力はつくづく哀れだ。心底東京に生まれなくてよかったと思うし、ぽこピーやキクノジョーが東京出身でなくて本当によかった。


「あえて」の限界

✔ おめがシスターズは活動開始以来「あえて」を繰り返してきたVユニットだ。可愛いモデルの女性Vが「あえて」下品に、「あえて」他Vとの関係を構築せず「あえて」旦那や子供がいる事を明かし、モデルを半分脱いだのも「うんち・漏れる」を連発するのも「あえて」の範疇のつもりだと思うがレイのネタとモチベが枯渇してからの「あえて」は本人達の能力不足を露呈する物ばかりだ。

顔だけがアニメ調で首から下が人間である違和感を利用する事は業界の内外で既に行われているし、幼稚園児並のデッキ「うんち・漏れる」もこれより面白い事が思い付くならこんなに固執する理由がない。ネタとモチベが尽きた二人は今東京都民のセンスを弱々しく反映した活動をだらだらと続けているだけで、エンタメの観点から言えば極めて価値は低い。それはネタが衆目を集めにくい物だと再生回数が一気に3万回代程まで落ちる数的な部分にも表れている。

VTuberを見ているとその界隈の視聴者が「そのV自体」に価値を見出しているケースと「そのVの打ち出すネタ」に価値を見出しているケースの2パターンが見て取れる。ぽこピーは何の動画を出しても基本的に10万回再生は超えていて、これは視聴者が「ぽこピーがやるなら多分何でも面白いだろう」という形で「10万回再生分の期待」をぽこピー自体に寄せている事になる。ちなみにぽこピーがぽんぽこちゃんねる外で出演した動画は軒並み初動で2万回以上回るので「ぽこピーの動向は一つも見逃したくない」という真性のぽこピーガチ勢は「再生回数2万回以上分」いると言える。

富士葵&キクノジョーの生配信は内容に関わらず1万回強、動画は2.5万回程回るがこれも富士キクを見る視聴者がこの回数分だけネタではなく富士キク自体に興味を持っているという事だ。ぽこピーと比べると随分寂しい数字だがそれでもこの層に向けてグッズや楽曲、ライブチケット等を売り込む事でAoi ch.は成り立っている。本職を辞めると食っていくのが相当苦しくなると言っていたミミックと大して変わらない再生回数でこの活動資金をかけてどうして赤を出さずに済むのか私にはさっぱり分からないが、この「配信1万、動画2.5万」を回しているファンが熱心な推し活を通して相当な金をつぎ込んでいるという事なのだろう。

おめがシスターズが何をしていても観てくれる視聴者の数は「再生回数3.5万回程度」分だ。ネタがトレンドを外していてキャッチーでない時の動画の再生回数が大体そのくらいで、リオの個人チャンネルの動画の回り方と照らし合わせてみても大方辻褄が合う。活動初期から明らかに質が落ちていて外部のVにも散々迷惑をかけ不義理を働いて、大人の癖に「うんち、漏れる」以外何も思い付かないというキショ過ぎるセンスのアラサー女二人のユニットだったら大体こんなもんかという感じだ。初期の功績があるので一応何をするのかチェックはしておきたいがおめシス自体に張り付いて追う程の価値はない、それが個人勢V視聴者の総意だ。何の事はない、私が常々書いているおめシス関連の記事の内容と大体合致しているではないか。

おめシスの能力不足を露呈する好例を最近また一つ見つけたので紹介しよう。


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