✔ 7/18～26までの8日間一切の動画投稿を行わなかった件について釈明する動画。どちら共がコロナにかかって動けなかったという内容で、一切声の出ないぽんぽこの身振り手振りをピーナッツくんが代弁する形で進行する。
学生自体の名残がそうさせるのか猛暑を避けたい人としての本能か、ぽこピーが休んでいた時期はV界の各所で同様の期間、同様に突如として休養に入るVが何人もいて、ぽこピーに近いところだと富士葵がそれに当たる。富士の場合はぽこピーと違い「休む→もう復帰出来る→当日ドタキャンで運営にバトンタッチ→週明けには戻る→ごめんやっぱ無理夏休み入るわ」という誰の目にも精神に来ている事が明らかな休み入りだ。潔く休養の選択肢が取れない不器用さはぽこピーみたいにズル休み馴れしていない事を示していて、考えようによっては好感の持てる一幕だったかも知れない。
配信外の仕事が忙しいと10日程休む事を断続的に繰り返したにじさんじアンジュや引っ越しとは言えあまりに長期間一切の動きを止めていたホロライブ天音、デビュー数ヵ月の新人に王座から蹴落とされV人生の黄昏時に入った月ノ・・Vのお休み事情も様々だが私の中のMVPは「霊に憑りつかれたので」と休養に入ったホロライブ沙花叉クロヱだ。
若さというのは本当に強い。休みの日数がかさんで「部屋にお化けが出るから休むとか楽な仕事でいいな」みたいなコメントが出始めると即座に復帰して今また平気な顔で活動しているがこんな事は大人にはとても出来ない。
ぽこピーのコロナ休暇ももちろん嘘だ。26日の動画でわざとらしく声を発さず身振り手振りだけでやり過ごす大根芝居を披露したたった4日後に上げた動画で完全な本調子に戻っているがコロナで声が出ない程喉を傷めた者は大抵の場合完治した後も数週間は痰が絡んだり(月ノ)咳込んだり(宝鐘)声が擦れたり何かしら後遺症を引きずりつつ抑え気味の活動に勤しむ事を余儀なくされる。
4日後に上がった完治後初めて収録した動画は念願叶って自分達が初めてカードとして収録された「VTuberチップス開封動画」で、ぽこピーとしてこの動画を遅れて上げる訳にはいかないという事でこれに合わせてズル休みを切り上げたのだろう。相方も都合よくコロナにかかっているのは「自分一人じゃ何も出来ないんですか？」という責め句を避ける為と思い出作りの自己満ライブツアーで疲れた自分も体よく休みを取る為、今回の一件は只それだけのシンプルな話だ。
ぽこピーのズル休みは数ヵ月スパンの最早恒例になってきているがコロナに苦しみながらも何とかリスナーに寂しい思いをさせないようにとあらゆる手を尽くして何がしかの発信を試み、完治と告げられるや否や飛び起きてガラガラ声で配信を行う一部のホロメンの献身的な姿を思うと「コロナ」というワードを使うのはクズ過ぎるんじゃないですかという気がしてくる。人気商売はお客さんとの信頼関係の構築も立派な仕事だ。数カ月先のズル休みの際は休み期間中にその口実の証拠の捏造を頑張ってみる事をぽこピーにはお勧めしたい。
小学校低学年みたいな口実ばかり並べてズル休みを繰り返すぽこピーだが、私はこの件に関して彼らを責めるような気持ちはない。それはどんなに悪い事をしても逆ギレしとけば許して貰えるようなガバガバの環境で育ってきたゆとり兄妹だから、ではなくクリエイティブな分野で成功出来るような人間はそもそも多分に休みを取るべきだからだ。彼らのような人間はどうしても自分でなくてはいけない、出役やサイン書きのような仕事以外のスケジュールを全部白紙にしておいてその時間の中で半分遊びのように新しい仕事に挑戦して行く、「無」から唯一無二の「有」を生み出せる人間は日々をそういった形で過ごすべきなのだ。
ぽこピーのズル休みの度に「はっ？」と舌打ち台パンしている私だが、ぽこピーの落ち度は「断続的にズル休みを繰り返している事」ではなく「休みをとっても活動に支障が出ないように仕組み作りする事を怠り続けている事」だ。
ぽこピーのメインチャンネルに上がる動画は何でも10万回は回り外部のどんな弱小Vとコラボした動画をどのチャンネルに上げても最低2万回は回る。その拡散力は非常に強力で、業界で全員が失敗した「おっさん声のバ美肉」などというこのご時世に正気を疑うスタイルを引っ下げて業界入りしたウィンターズみたいなどう足掻いても見て貰い様のないユニットをたった一動画で10万回視聴分拡散したり(彼らの本チャンネルでの動画30本分以上)、成績不振の後輩Vを本チャンネルにて本腰を入れた企画に一回当たらせただけで即座に2000人程のチャンネル登録者数をプレゼントしたり、今正に淘汰されんとしている弱小Vをサブチャンネルに数人集めてほんの数本緩い動画を上げただけで案件やコラボカフェを実現させたり例を挙げればキリがない。
ぽこピーは今回のズル休みで弱小Vの人生ぐらいなら簡単に変えてしまえる程強力なこの「基本10万、最低2万」の拡散力を8日間完全に寝かせて腐らせていたのだ。この損失は収益だけでは言い表せず、加えて予告無しに休み入りして後付けで小学生みたいな言い訳をあてがうような信用を損なう行為を繰り返しているとこの拡散力もいつ損なわれるか分からない。
YouTubeでの平均的な動画再生数はちょっとした事で簡単に下がってしまう。「年収億はいっていない(裏を返せば数千万は軽く稼いでいる)」と言う程稼いでいながら企業化に踏み切ってビジネスモデルを拡大する事に長らく踏み切れないでいるぽこピーが恐れているのもこの収益の不安定さだろう。
だが動画の平均的な再生回数が下がって拡散力が損なわれてしまう事を恐れるのなら猶の事起業するべきなのだ。既に起業して裏方スタッフがいればストック動画の編集＆アップぐらいぽんぽこが動けなくても代わりにやって貰えるしサブメンバーの一人でも迎え入れて出演する事が定着していたならピーナッツくんと二人で何でもやれた筈だ。その間ぽんぽこが寝ていてもメインチャンネルの再生回数が落ちる恐れは無くなるしぽこピーの拡散力も十分に活かせる。それが不安定なYouTubeでの活動を長期に渡って安定させる唯一の方法だ。
私は以前から「ぽんぽこが倒れたらぽこピーは終わり」と繰り返し言っているがアホな二人は今回それをそのまんまやって見せてくれたようで、自分の観察眼と将来を見通す広い視野、その二つを同時に備える明晰な頭脳には心底惚れ惚れする。おまけに顔までいいので本当によくモテる。
それに対してズル休みのカモフラージュに「(療養期間中だけど)FIFAやってました」という全く面白くない「あえて」のボケをかまして満足そうにしているこの年齢＝彼女いない歴の黄色いおっさんは実に憐れだ。口先だけの小ボケをダラダラと口ずさむばかりで自分達の根本的な問題に気付いてすらいないこいつがブレーンでここまで来れたのだからぽこピーというユニットは本当に運に恵まれている。
✔ 念願叶ってようやく収録された「VTuberチップス」を開封する動画。収録されたVTuberは約40体、100種類以上のカードが用意されている。VTuberチップス3の発売と同時にそれまで収録されていたにじライバー達は「にじさんじチップス」として独立、今回の4ではホロライブも収録されていないので言うなれば「個人勢チップス」とでも呼ぶべきラインナップとなっている。ぽこピーが初めて収録されたのはにじホロの穴埋めの側面が強いだろう。
これは本当に酷い商品レビューだ。個人・諸企業と言えばほとんどが毎コンテンツの再生回数3万以下、4桁やそこに届かない者も多数いるので何袋開けようが当然ハズレカードしか出ない訳だがそれに対して「ワーかわいー」「おぉーダッ、ダンスとか頑張ってる子だよネっ」みたいな上辺だけの賑やかしを添える二人の様子がキツい。この二人だってこれに収録されているVに本当は興味などないのだ。
にじホロが抜けて猶このシリーズを継続する事に一体何の意味があるのか真面目に分からない。日々増々栄華を極めていくホロライブ、難はあっても何だかんだで話題に事欠かないにじさんじの二社のいずれかをチェックしてさらに個人勢までもを全体的に嗜む余裕はまともな大人にはないだろう。このVTuberチップス改め個人勢チップス4はぽこピーやおめシスのようなごく一部の有力Vの固定ファンに向けてしか作られていない。自然9割は誰も欲しがらないハズレカードで構成される事になるのでどの開封動画も何袋開けようが全く面白くないのだ。あまりの面白味の無さにぽんぽこも集中を欠いて編集をミスっている。
V界の主力が全て抜けたこのVTuberチップス(個人勢チップス)は最早継続する意味を失った商品シリーズだ。おまけにかさばる上に収録されている当人達ですら「美味い」とは頑として言わないポテトチップス付き…さっさとやめちまえこんなもん。
