【 不定期VTuberレビュー vol.4 】①「ぽんぽこはPCを捨てやがれ」:Ⅷ(include:企業化による利点:ぽんぽこ編

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企業化による利点:ぽんぽこ編

✔ 生放送等で本人が度々口にしている通り、ぽんぽこは編集を主とした裏方作業に時間を使い過ぎている。「ライブ等が迫って準備で忙しくなると編集をする時間が圧迫されて心折れそうになる。これが個人勢の宿命」と言うがぽんぽこが編集を担当している事自体がぽこピーの癌だという事がまだ分からないと見える。ここではぽんぽこが編集を主とした裏方作業を受け持っているせいでおざなりになっている、ぽこピーにとって本来必須で優先事項である筈のアクション・アプローチを挙げ、さらにそれを企業化による人手の充填で行っていく事の重要性と、企業化する事でぽんぽこ個人が得られるメリットについても併せて記していきたい。


【①.V業界の情勢・トレンドとVタレントの研究】
✔ ぽこピーはここ数年、V業界を全く見ていない。具体的に言えば自分達がデビューした2018年の翌年、2019年以降にデビューしたVタレント達の動画や配信を全くと言っていい程見ていない。

「ぽんぽこ24 vol.6」にゲストとして呼んでいたVタレントで主立った者を挙げてみると「月ノ美兎」「葛葉」「富士葵」「ミライアカリ」「ガッチマン」「兎鞠まり」「でびでび・でびる」「ギルザレンⅢ世」「犬山たまき」「剣持刀也」「伏見ガク」「舞元啓介」「おめがシスターズ」等が並ぶがこれらは全て2018年以前にデビューした古株のVばかりで、ぽこピーのキャリアが浅い頃に関係を結んだ者がほとんどだ。これは「24」中に度々見切れていた「てぇてぇトレイン」や「パラレルウォーカー」を構成しているV達にも共通している。

一方2019年以降デビューの者は「しぐれうい」「黛灰」「葉加瀬冬雪」「長尾景」と少数で、この四名は2019年中頃~2020年初頭にかけてこの順にデビューしておりぽこピーとも概ねこの順に関わりが深い。これはぽこピーが活動年数がかさむ毎に新出のVタレントに目を向ける事を怠ってきた事の表れで、ピーナッツくんと直接関わりのある長尾に関してもVTuberサッカー部でたまたま居合わせる形で出会っていて、自発的な繋がり方はしていない。

「デビュー時期が早ければ早い程ぽこピーとのシナジーは高まる」などという法則は当然ないのでゲストにはぽこピーとの相性や将来性を加味した上で事務所やデビュー時期等の枠に捉われず、ベストな面子にオファーをかけなければならない訳だが裏方作業に時間を取られ過ぎているぽんぽこにはそれが出来ない。上に挙げた者達に今回オファーを出した理由は「古くからの知り合いで声をかけ易く、簡単に来てくれそうだから」以外に何もない。これでは企画の面白さを最大化する事も有用な人脈を築く事も出来ず、ぽこピーの将来性に影を落としてしまう。

またあまりに多過ぎる「非Vタレント」のゲストの人選も非常に雑多で謎なところだが、一人一人を見ていくと空き時間にでも見たTwitterやYouTubeでトレンドに乗っていた人物にオファーをかけているような取り合わせだ。「VTuberが24時間生放送を行う」というお祭りイベントでVのゲストを昔馴染みの知り合いに限定し、それ以外を自分が休憩時間にたまたま見かけたTwitterやYouTube上の著名人から選ぶというのは杜撰過ぎる人選だ。企画の面白さ、出来高は面子で決まると言っても過言ではなく、当然手を抜いていい所ではない。

また富士やもちひよこのような活動が上手くいっていない昔馴染みを救済したがっている場面が散見されるが、業界の成功者が何を踏襲して成功者足り得ているのか研究していないぽんぽこは「とりあえず共演しておく」以外の手を打てず、当然一向に効果は表れない。才能がありながら成功していないアイドルVはホロライブに倣って座組から改善していかねば何も変わらないというのは度々触れている通りだが、例えば富士に関して言えば同業者との繋がりが希薄である点も気になる所だ。

キクノジョー共々育ちが良く文化的で、民度の高い富士はVのほとんどと人間的に噛み合わない。コラボが活動の上で重要な意味を持つVTuberにとってこの点はかなり痛く、富士にも仲間を増やしてやりたいと考えたぽんぽこは「とりあえず」自分と仲が良く同じ個人勢であるおめがシスターズと引き合わせている。

私はおめがシスターズが本当に好きなのでこんな事は言いたくないのだが、富士にとっておめがシスターズとの出会いは毒にしかなっていない。民度が低くて乱暴で汚いおめシスみたいな人種を避けて生きてきた富士は二人とコラボをするとお人形のように黙りこくるか(グランピングSEGA案件)無理に合わせて汚く振る舞うか(バチャメコラボ)しか出来ない。「黙る」と「汚くなる」はもちろん富士の「明るく天真爛漫」「清楚で心根まで綺麗」というブランディングをぶち壊しているのでとんでもないマイナスになる。デメリットしか産まない、相性の悪い相手とのコラボなど当人達が避けるので本来実現する筈がないのだが最後の頼みの綱であるぽんぽこがやれと言うのだから富士には断る選択肢などない。

物凄い害悪行為だ。私はぽんぽこが好きだが妊娠後期である女性に重装備を着込ませ運動をさせた件とこの事に関しては本気で引いている。世の中に「笑えるバカ」など本当はいないのかも知れない。

富士に仲間を作らせる方法など簡単だ。ぽこピーが重点的に関わっているのは「個人勢」と「にじさんじ」の二つの界隈のV達だがここには東京色の強い者や民度低めのVが多く、誰と関わらせても富士と定着する事はないだろう。富士と共通するようなお行儀の良いVというのはホロライブに多くいる。ホロライブのそういったV達と富士を大型企画を用いたオフコラボで度々共演させ、終わりに食事会でも設けて関係性を築けるか試してみるのが一番可能性が高い。ホロメンの候補は大空天音角巻姫森博衣辺りだろうか。皆何がしかの教育をまともに受けていて文化レベルが高いか社会人としても十分に通用する程に民度の高い者ばかりだ。

またホロライブにはかつて「イノナカミュージック」という単体の座組をとっていて歌が最大の特徴、というベーシックなアイドルを取り纏める部署が存在していて、現在ホロライブ所属になっている星街すいせいAZKiがこれに当たるのだが二人は完全に富士と類似タレントなので重点的に絡んで関係を築いておいた方がいい。特に古風とも言える程に落ち着いていてまともな人となりをしているAZKiに関しては富士と噛み合う可能性が高く、現在移籍から間もない事もありホロライブ内で完全に浮いていて繋がりを求めている筈なので狙い目だ。この辺りは本来富士の運営であるキクノジョーが考えなければならない所だがホロライブにパイプを作れるとしたらぽんぽこしかいないので、後々の選択肢として頭の片隅にでも置いておくのがいいだろう。

どうしても個人勢・にじさんじ界隈で富士とシナジーを生む者を見繕いたいのならアンジュが最適だ。知的で文化的、決して人に害を成さない安全な性格をしていて関西系の笑いの技量に長けている点がキクノジョー、ぽこピーと共通している。姫系の女性Vを立てて魅力をあげつらう習性があるので共演する度富士は恩恵を受けるだろう。犬山や兎鞠と直近でも度々コラボをしているアンジュはどうやら昨今のにじさんじのどうしようもない空気が肌に合わず、外に繋がりを求めているようだ。

ぽこピーの独自的な企画の面白さを最大化する為にベストなVにオファーをかける事も仲間のVを救済する為に最適な手段を見つける事も、一定の業界研究を行っていなければ決して実現出来ない。「とりあえず知ってる相手を呼ぶ」「とりあえずコラボする、引き合わせとく」という雑な行いは自分達ばかりか仲間にまでデメリットを与え始めている。これは紛れもなくぽんぽこが編集等の裏方作業に時間を費やしている事の代償だ。



【➁.最強の取り柄、コミュニケーション能力・人心掌握の不使用】
✔ ぽんぽこ最大の取り柄は強すぎるコミュニケーション能力と人心掌握の力だ。にじ・ホロ・個人の分野を問わず、あらゆるVはぽんぽこに無条件で心を許してしまう。VTuberのような人気商売・自由業は人脈が物事を大きく左右する。この能力を十分に活かせていない現状には歯痒さを禁じ得ない。

「ぽこピーはホロライブとパイプを築くべき」という事を私は散々言ってきているが「業界最高位の存在で事務所内にあらゆる人材が揃っており、外との関わりなど最早不要」であるホロライブと繋ぎをとって来い、というのはあまりにもハードルの高い注文で普通誰にも出来ない。それでも私がしつこくこの件について言及するのは個人勢・にじさんじの領域の中で唯一ぽんぽこにだけそれを成し遂げる力があり、且つ今後のぽこピーとその仲間達の一挙手一投足にホロライブが欠かせないからだ。

ぽこピーが今重点的に絡んでいるようなにじさんじや個人勢の面々に仮に技量や才能があったとしても、彼らは皆総じて下方推移中で先行きが非常に暗い。各Vのチャンネルに飛んで数的な部分を見ても明らかだが、「ゲーム配信→ゲーム配信→雑談→ゲーム配信→shorts」みたいな単調な活動を延々繰り返す事にはやはり限界があり、主にモチベーションの意味で個人・にじのVは自壊して行く傾向が強い。これを阻止する為には同じ箱の中で支え合い切磋琢磨する仲間と刺激を与え合うという事が必要だが個人・にじの領域の中にこういった気風は希薄だ。

才能の面で言えば月ノのようにホロライブのトップとも遜色ない者もいるがやはり一人では限界なようで、この数カ月だけ見ても毎配信の再生回数が目に見えて下がっている。私は月ノのコンテンツはこまめに視聴しているが「辛い、モチベーションが湧かない」という苦悶が常に聞こえてくるようだ。デビュー時期が比較的近く月ノと同じく事務所の代表者のような存在になっているホロメン、大空がこれを回避しているのはやはりどう考えても仲間達と強い関係を結び支え合っている事のお陰だ。

仮に才能が同程度あったとしても末永くいい仕事相手でいてくれる者を優先的に味方につけておいた方が当然いい。これは現在業界でホロライブしか該当せず、「ぽんぽこ24」のような大型企画にすらホロメンがほぼ呼ばれていないのは将来性の意味で非常にまずい。

またぽこピーやその仲間と共通点が多くより多くのシナジーが望めるのも個人・にじではなくホロライブだ。関西を中心とした地方色の、柔らかく対応力に優れた立ち回り、非リアでアットホームなテイスト等はホロライブで最も顕著なカラーになっている。デビュー時期が近くそもそも関わりがあり、元テレビっ子でバラエティ番組のような企画にも乗り気な大空とその周辺の者達をセットで呼び出せばそれが「ポコリーグ」を始めとした大型企画を一番盛り上げるゲストになるだろう。

富士をホロライブのベーシックなアイドル型のVと引き合わせればシナジーが期待できるという事は先に述べた通りだが、相方のキクノジョーと知的で文化的な絡みが出来る者もやはりホロライブの中にしかいない。ガチの高学歴である博衣やエレクトーンに習字と文化的過ぎる姫森、おっとりとして性格の良い角巻等はぽこピーの周りにいる、例えば東雲さえきのようなV達と引き合わせて様子を見るのに最適だがこういったVもやはり個人・にじの中にはいないのだ。

もちひよこのようなアイドル型のVが成功する為にはどう活動すればいいのか、というのはホロライブを見る事でしか学べない。ぽんぽこが直接関わって横や内側から見て肌で感じるのもいいが、もちひよこ自身が理解する事が一番大事なのでこれもやはり度々共演させるのが一番いい。同時に「もちひよこはホロライブに倣えば十分に売れる器だ」という事もホロライブをよく見ていれば分かる筈だ。持ち合わせた声やセンスやトーク技術、人間性も含めてもちひよこは平均的なホロメンと比べて一切引けを取らない。

このようにホロライブと通じていない事でぽこピーとその仲間達が取り落としている要素は多く、ぽんぽこは個人・にじの界隈で馴れ合っていないで早急にホロライブと関わりを築かなければならない。「こちらにメリットが多いからホロライブと絡んでおこう」という姿勢はキズナアイに当たり屋を働くおめがシスターズと変わらなく物凄く失礼なので一定期間、特に切り抜きを重点的に見てホロメン達の関係性や魅力を十分に理解し、彼女らと自分達の双方を最大限生かす企画を組んだ上でなるべくならオフコラボという形でオファーをかけるのが望ましい。そしてその後は必ず富士やもちひよこ、さえきや東雲を連れてホロメン達と食事会だ。

これは当然東京で行う事になるので出張の機会が激増するが兄と撮影する以外ぽんぽこには地元にいる必要がない筈なので東京に仕事部屋でも借りるのがいいだろう。東京を拠点にしている多数派のV達と仕事やプライベートで関わり易くなるので何かと便利になる。「地元で兄とまとめ撮り→東京へトンボ帰りで様々なV達と関わりを増やす→裏方作業をする時間が無くなるのでスタッフを雇う」がベストだ。

そもそも論になるがにじ・ホロ・個人の枠に捉われず業界全体を切り抜きやアーカイブでよく見ていれば誰だってホロライブに一番可能性と将来性を感じるし、余程変わった趣味でなければ一番好きになるのもやはりホロライブになる筈で、同業であれば何とか一緒に仕事がしたいと感じるのが当然の流れなのだ。「自分みたいな者には関わりようがない世界」とイモを引いてホロライブを視界に入れないようにしている事と、誰でも出来るような裏方作業に時間を割いている事がぽんぽこをそこから遠ざけている。そしてそれがぽこピーとその仲間達の将来性を絶え間なく削ぎ続けているのだ。



【③.コンテンツの完成度の向上。「素人仕事」からの脱却】
✔ 「二人だけでやってますから(ミスや不具合も許してください)」という言葉に聞き覚えはないだろうか。これは特にぽんぽこがよく言うセリフで、ぽこピーは成功した今でも「人手が足りないから多少のミスは許されるし、むしろ親近感湧くでしょ?」という前提的な感覚を持ち続けている。

そういう所が自分達は可愛いんだと思い込んでいるぽこピーに対してこれだけは可哀想だから言うまいと思っていたのだが、正直ぽこピーのこういった勘違いにはいい加減うんざりだしクソサブくて仕方がないのだ。「ぽんぽこ24」での音声トラブルや尺余り等が直近だと印象的だがアウトドアや旅行等で逐一「今回は○○持って来るの忘れた」とか「○○の写真撮り忘れた」とか生配信では蛍光灯が切れかかっているかのように画面がチカチカしたりスケジュールが立て込めば怪奇現象の話をする動画で怪奇現象みたいな音バグ動画を上げたり、長年ぽこピーが高頻度で繰り返しているこの類のやらかしは最早グダグダとして白けるばかりで何も面白くない。それで視聴者が「二人で環境も整わない中頑張ってんなぁ」と感心してくれる時期は何年も前にとっくに過ぎている。

本人達の言葉通り人手が足りておらず取りこぼしが多発している部分ももちろんあるがそれ以上にぽんぽこには抜け目なく仕事をやり切るという事自体が不可能なのだ。加えて周りにも笑えない迷惑をかける度重なるやらかしや身重の女性に運動をさせてしまうような非常識さ・無知さを見ても付き従ってすぐ側でサポートしたり入れ知恵をしてくれるようなスタッフが必要なのは明らかではないか。

案件を受ける事を極力控えたり「24」のスパチャや収益化をオフにしていたり「金の臭い」がする事を避けようとする癖があるがこれは「金を受け取らない代わりに仕事の完成度が低い事については許して下さい」というポーズの側面もあり、非常に見苦しい。金を受け取る事より完成度の低い仕事を何年も改善しない方が視聴者に対して誠意が無いし、「いつまでもいい加減な事やってんな」と見限られてオワコン化するのが早まるだけの話だ。

また仕事に忙殺されて時間が無いにしてもぽんぽこはV界をあまりに見ていなさ過ぎて、それよりもYouTube全体やTwitter等に興味が向いてしまっているようだ。そして勝負所の大型企画でアホみたいに的外れなゲストにオファーをかけたり富士をおめシスに引き合わせるような害悪采配を行ったりしている点から人の長所や短所を含めた特徴をよく見て適所に割り振るという事が極度に下手で、全く才能が無い。「人が好きだから人を注意深く観る事をしない」のか「ろくすっぽ人の事を見ていないから好きなままでいられる」のかどちらなのかは知らないがぽんぽこは「人が好き」ではあっても「人を見る目がある」訳ではないという事だ。

「V業界について詳しく研究してオファーやマッチングの際にその知識を生かす」「裏方作業を完成度高く取りこぼしなく行う」という課題に関しては企業化してそれに長けたスタッフを雇わなければ一生改善しないままだろう。本来こういう事はチームのブレーンが考えるべきなのだがそれに当たる粉瘤の呪霊みたいなコイツは「人は好きだが見る目はない」とかではなく根本的に人に興味がなく、若い女性のVに関しては全員同じに見えている程なのでぽんぽこよりさらに能力がない。



【④.人と繋がる事をベースとした活動形態の確立】
✔ そんな人に興味のない相方とは真逆に、ぽんぽこはプライベート・仕事共に常々「人」を念頭に置き続ける性格だ。

例えばデビュー当初からの仲間であるふぇありすが、うだつの上がらない現状に嫌気が差して活動を行わなくなる事は本来ぽんぽこには何の関係もないし同じグループで運命共同体、とかでもないのでその事に関して口を出す立場にもいない。

だからふぇありすが、ふぇありす自身のチャンネルの活動に前向きになる事を「お願いだから配信やってくれよ」と土下座して懇願するぽんぽこの行動は本来相当不可解な物だ。私などはそのシーンを「何目線なんだよオメーは」とVタレをこき下ろすブログ記事を書きながら悪態をつきつつ眺めていたが、ぽんぽこがこういった形で仲間にやたらと世話を焼く時胸にある感情は「せっかくここまで来たのにもったいない」と「いなくなられると寂しい」の二つだろう。

自分が惜しいと感じる人材に手を伸ばし、ある種活動に縛り付けるような措置を取りたいのなら企業化した上で正式な形で仕事のオファーを出すか上下の関係で契約を結んでしまうのが一番速く、効率がいい。個人チャンネルの活動というのは人から頼まれてするような物ではそもそもなく、ぽんぽこがふぇありす相手に土下座で「頼むよォ!!」とワンピースごっこをしていたのは支離滅裂で意味不明な行いだった訳だが、ふぇありすに合う企画を思いついた時にまともな額を提示してオファーをかけるならどちらにとってもウィンウィンなやり取りで筋も通っているし、「ふぇありすに前向きに仕事をして貰いたいしその良さを視聴者に知って貰いたい、そしてこれからもこの仕事を通した仲間でいたい」という願望も叶えられる。

ふぇありすはピンポイントで使うタイプのVだと思うので都度オファーをかける事が適当かも知れないが、もちひよこのような「見て貰えさえすれば売れる筈」というVを売り込んで成功させたい場合は企業化した上で事務所を併設し、専属VTuberとして契約を結んで身内にしてしまえばいい。樋口のような企業の中で埋もれてしまったVを引き抜いたり富士キクのようなベストパートナーをヘッドハンティングするにも迎え入れる箱が無ければ話にならない。

この仕組みを整える事が出来れば「もっと売れさせてやりたい」と思うVを引き入れて自分達の一部として本格的に拡散してやる事が出来るし、活動のフォーマットやデビュー時期の関係のせいで埋もれてしまったVを引き取り転生・リブート等をさせて再利用する等やりたい放題になる。そうして身内となった仲間達と一心同体の固い関係を結び、一丸となって活動に当たるのはぽんぽこにとっても望む所だろう。彼女にとって一番好ましい活動形態が今の粉瘤の呪霊みたいな兄とのマンツーマン只一つだとはとても思えないし、この先もこの活動形態のまま何年も過ごし最後までいくのだと考えるとゾッとする。

また業界の離れた領域にいる、例えばホロライブの大型ライバーに気になる者がいた時等にオファーを出し易くなり、また受けて貰い易くなる利点もある。ぽこピーは売れてはいてもやはり一個人勢に過ぎず、存在感を発揮している領域が非常に狭い。個人勢やにじさんじの古株で直接的な繫がりがある者ならぽこピーの独自性や実力はよく理解していると思うがここ数年デビューのにじライバーやホロメン達は「なんか昔からやってる個人勢の人」という事以外何も知らない。簡単に言うと個人勢でいる事で舐められ易く、無視もされ易くなっているので特にホロメン等からすればぽこピーなんか居ないも同然の存在なのだ。当然こちらから仕事をオファーするのは申し訳ないし、向こうも受けたいと思う筈がない。

企業化して大所帯を構え、その運営が上手くいけばホロメン含めV業界の全員がぽこピーを無視出来なくなる。「個人勢のトップ、VTuber事務所設立」、「有名個人勢V、ぽこピー設立の事務所に続々集結」、「ぽこピー設立の事務所、ホロライブ・にじさんじに次ぐ第三の勢力に」等と次々に話題を席捲した後であればオファーをかけるのが兎田ぺこらであっても必ず喜んで応じるだろう。

以前も触れた事だが上位のホロメンであっても新鮮な外との繋がりや、いつもと違うテイストの仕事を実は求めている。「チャンネル登録者数が遥かに少ない自分達とコラボなんて迷惑かな」と思っていそうだがホロメンはにじライバーや個人勢と違って皆まともなのでそんな汚い考え方はしない。かけたオファーが迷惑になる事があるとすればそれは「サイズが小さいから」ではなく「知らない・よく分からないから」か「面白くなさそうだから」のどちらかだ。企業化して成功すれば業界にいる全てのVはぽこピーに対してその印象を抱かなくなる。「素直に面白い・若しくは魅力的に感じた誰かに立場や距離感を気にせずオファーをかけて繋がれる」というのはぽんぽこにとっては相当魅力的なステータスだろう。



企業化しない理由がない

✔ ぽんぽこは粉瘤の特級呪霊くんのように「自分の展開した領域の中に一生引き籠っていたい」というタイプと違い人が好きで人を助けたがり、人と繋がる事で新たな可能性を切り拓いていくタイプだ。その性質はVの現環境最強の武器である「てぇてぇ」とも直結していて、やはり存分に振るっていくべきなのだ。

ふぇありす相手にワンピースごっこをしていた時「じゃあ仕事のオファーでもかけろやw」と冷めた悪態をつきながらも「なんかちょっといいジャン…」と「てぇてぇ」を感じてしまった事もまた事実だ。「自分はいつまでこの仕事をしているか分からない」などと大層つまらないギャグが聞こえた気がしたがそんな考えがよぎるのは毎日変化のない、決まった座組の決まった仕事を思考停止で繰り返しているからに他ならない。

「この仕事(VTuber)いつまでやってるんだろう」と考える事は日常的にあると思うが、自分からVTuberをやめる事はぽんぽこにはもう無理だ。「ぽんぽこがやめたらピーナッツくんは食っていけなくなる」と以前書いたが、今やぽんぽこがVTuberをやめた時に未来が閉ざされるVは一人や二人ではなくなってしまった。

ミミックやもちひよこ、さえきやひろ等はぽこピーがいなくなれば視聴者に観て貰える機会がほぼ無くなり、富士やキクノジョー、樋口は自分達が一番実力を発揮出来る機会をぽこピー無しには作れない。活動の全てがぽんぽこがいる事が前提になっているパラサイトお兄ちゃん一人だけならまだしも「てぇてぇトレイン」や「パラレルウォーカー」、富士キクにおめシス、樋口、キャベッツさんびわ湖くん東雲めぐ青道アカト衛星ライト…この先もまだ増え続けるぽんぽこ頼みの関係者達全員を捨てて一人で逃げる事などぽんぽこに出来る筈がない。

「最悪やめればいいだけだしこんな仕事」というのは20代OLの常套句だがぽんぽこの場合そんな逃げ道はとっくに絶たれてしまっているのだから、もう仕方ないと割り切ってぽこピーを、仲間ごと次の段階へ押し上げる事に専念するしかない。色んなしがらみと重責と、忙殺される毎日に心を病む事もあるかも知れないが滋賀のフリーターで終わっていた筈の人生を思えばありがたい話じゃないか。正直うらやましいぐらいだ。人好きが仇なして身動きのとれなくなった体でYouTubeの需要に応え続ける日々を延々と送り、最期にはピーナッツくんと二人してACのCMの砂の像みたく崩れ落ちて甲賀の土に還っていけばいいのだ。

仲間を迎え入れて守る事、援助して後押しする事、新たなVと繋がる事等ぽこピーの企業化はぽんぽこのやりたい事を様々叶えてくれる。地元でいつも集まるメンバーでグループを組みチーム名を付ける、というのは大昔から日本各地で繰り返される偏差値低め人間達のクソダサ風習なのだが、正にそんなチームである「GAYA」のメンバー達に副業を当てがったり一般人が本来触れる事のない新鮮な仕事をさせてみたり、応用の手段もとにかく多い。何をするにも人と関わる事が基本習性のぽんぽこにとってこの先は起業をしないでおく理由がない。



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