【①.視聴回数の盛り】
✔ 宝鐘のチャンネルに上がっている星川とのコラボ動画。ホロライブ側の大型ライバーは宝鐘と湊だが120万回再生はその倍の面子を集めてもさすがに達成出来ない数字。星川はにじさんじの中ですら中級と言い切れないぐらいの微妙なライバーだがこのくらいよく出来た企画に呼べばにじさんじの箱推しリスナーを大量に誘引する事が出来てしまう。
【➁.切り抜きによるホロライブ領域へのアプローチ】
✔ 戌亥の凸企画に現れた宝鐘と星街のパートを切り抜いた物。後日これについて配信で触れた部分も切り抜きとして上がっているがこれはどちらもホロライブの専門切り抜きチャンネルに上がっていて、つまり戌亥は普段リーチしていない、自分のホームより遥かに大きな領域に向けて(数万～15万回程)×何本か分拡散された事になる。
宝鐘とは笑いの意味で、星街とはてぇてぇの意味で十分良い絡みが出来ていたのでこれを常態化すれば戌亥の日毎落ち続けている成績の改善は見込める。宝鐘や星街のようなガチの大型ホロメンの関連コンテンツだと見なされれば二人のファン、つまりホロライブ箱推し勢の結構な割合が日常的に戌亥のチャンネルに飛ぶ流れが構築されるからだ。
【③.高品質なアニメ作品に】
✔ ホロライブ専門の切り抜き師によって製作された手描き切り抜き。参加しているにじライバー達は小さめのにじホロ合同イベントで一時的にホロメンと絡んだだけの面子だが物珍しさも手伝ってこうして上質な手描き切り抜きに上げて貰えたりもする。
✔ これもホロライブ専門の手描き切り抜き師によって製作された星川×ぺこマリの切り抜き。恐らくYouTube上にある星川の手描きで最も質がいいのはこれだろう。
✔ 人類初の女の無敵の人ことバケモノもひと度ぺこマリと絡めばこの通り上質な手描き切り抜きに。ホロライブ仕様の可愛すぎる絵のタッチをガビガビ声がぶち壊している点を除けば非常によく出来たショートアニメだ。
✔ にじさんじを専門にしている有名切り抜き師によるリゼアンの手描き切り抜き。──なんかあれですよね…w下手ウマってやつですよねwww
にじさんじにも専門の手描き切り抜き師が何人かいるがそのほとんどがこういった形の下手ウマだとか脱力系の体をとってスキルの低さを誤魔化している。ホロライブのようなアイドル系ではなく笑いやバラエティを押し出している事務所だからという側面もあるかも知れないがリゼや星川を描くなら絵柄をガチらせるべき局面などいくらでもある筈で、テコでもそれをやらないのは逃げ以外の何でもない。
ホロライブ専門の手描き切り抜き師も初期は拙かったものだが、にじさんじの手描き切り抜き師達のスキルが彼らと違って一向に成長しないのはにじライバー達が切り抜き師達の創作意欲をそそるような素材を提供できていないせいだ。このリゼアンてぇてぇの切り抜きにしても上がったのは数週間前だが素材自体は4年と半年前、つまり二人がデビューした直後の物を発掘する形で調達されてきている。切り抜き師が余りに可哀想だし、そうまでする程てぇてぇを欲しているリスナー側の気持ちに少しは向き合えやバカがという話だ。中毒ゲーの配信でちょけたり野球ゲーの大会で注目されていい気になったりしているようだが根本がこの誠意の無さなので逐一癇に障って仕方がない。
ホロライブでは切り抜き師達垂涎のてぇてぇ素材が週何十というペースで提供されるため手描き切り抜きという文化の発展が目覚ましい。中心的なホロメン達といい感じの絡みが出来ればあっと言う間に美麗なアニメ作品に落とし込んで貰えるし、それによって得られるホロライブ側での拡散力とイメージアップも折り紙付きだ。ついでにVのリスナーが真に求める物(＝手描き切り抜きとして切り抜かれるもの)とは一体何なのかを学んで帰るがいい、下民共。
【④.二大領域を股にかける存在へ】
✔ 声とお絵描き以外全部が素人未満の個人勢しぐれうい。大空と繋がるところから始まって今やホロライブに顔パスで出入りする「外部のホロメン」だが個人勢最強ぽこピーに匹敵する程の成績を保持出来ているのはホロライブの箱推しが彼女をホロライブの関連コンテンツと認めて久しいからだ。
「個人勢」「ホロライブ」の二つの領域からリスナーを引っ張る事で成功している稀有な例だが「にじさんじ」と「ホロライブ」の両方からという形で同じ事が出来た時そのにじライバーは数字の面で大きな飛躍を遂げる事になる……と言うか、所属ライバーの増加による事務所の飽和状態や各種バイアスによる緩慢過ぎる数字の伸びを大きく打開するにはこれ以外に方法がない。
【⑤.新たな人材の獲得と可能性の拡がり】
✔ ふれふれとこまちのスプラ配信中フレンが戌亥のサイコなドS発言にキュンする場面があったが、サイコなドSムーブと言えばホロライブでは星街の専売特許になる。少し年上でサバサバ系のドSなお姉さんが刺さるならフレンと星街が組んで新しいシナジーが生まれる可能性もあった訳で、何も考えず「なんでもないです」と流れをぶった切って逃げたフレンはその可能性を潰した事になる。
星街には叩けば鳴るおもちゃことさくらみこというユニットパートナーが居て、星街とほとんど同じ属性で笑いはさらに上手の戌亥は恐らくさくらみこを相当上手く転がせる。みこめっと(さくらみこと星街のユニット)はマイクラ1ブロック生活を配信で一緒にやる事を定番化させているがこれは星街を戌亥に代えた方が面白い展開が期待出来るし、それが実現出来た時戌亥はホロライブの中に相当深く入り込んでいる筈で、個人チャンネルの数字の面での大幅な向上も確実だろう。戌亥は斜に構えてダラダラしていないでさっさとそっち方面に活動の舵を切ってアクセルを踏み込むべきだし、その足掛かりとしてふれふれとこまちのような星街を起点にしたホロライブへのアプローチも積極的に進めた方がいい。
またふれふれとこまちに参加していた不知火という誰も知らないホロメンは極度のロリコンで、多分天宮と引き合わせると一発で懐柔出来る。天宮はライバーとしてのスキルはともかくロリ属性はなかなかに秀逸で、これはホロライブの中に出入りするようになればホロメン達からしっかりと好かれて可愛がられる感じだろう。不知火は単体ではガチで不人気の底辺ライバーだが同僚との人脈は事務所で一、二を争う程で、天宮と繋げればそのままホロライブの中心部に引き込んでそこに定着させてしまう流れが期待出来る。そしてそれが天宮にとって現状考え得るVとしての最善の将来だろう。
何が言いたいかと言うと、にじライバーがホロライブの中に、ホロメンがにじさんじの中に入って新しい同業者と出会うという事は互いの将来性を大きく拡げ、様々な可能性を連鎖的に生み出していく事に繋がるという事だ。戌亥やフレンを例に挙げても自分の箱の中で出来る事はとっくにやり尽くしているし出会える人間とも出会い尽くしていて、それはそのまま今後の可能性の拡がりの乏しさを示している。──そしてその実情は、実はホロライブ側も大して違わなかったりする。
