✔ 業界2位の大箱で中堅以上の地位に就く快挙を遂げていながら自ら箱を後にする者が続出、リスナーに愛されていたユニットは次々と立ち枯れ構成メンバーはバラけて力を失い、同じ箱で同じ意志を持って出会った仲間とも距離を詰める事を嫌い結果それぞれが環境に各個撃破される形で必ずオワコン化していく……にじさんじとは不思議な場所だと思う。にじライバー達は何故そうしてしまうのか、また何故それがしたいのか、その結果どうなりたいのか等全てが逐一謎だ。
とち狂った生態の一つ一つを見るに彼らは全員何かを畏れているようにも見える。悪質な都民にじライバーの先輩達か信頼の置けない会社をか、デビュー以降何も頑張らず変えてこられなかった惨めな自分か、それに引き寄せられるように集まった質の悪いリスナー達か…仮にその全てが当てはまっているのだとしたら異常過ぎる生態にも説明がつくのかも知れない。
そんな環境にあってフレンだけは活動の質がすこぶる良かった。明朗快活でおもてなしの精神を以って行う、笑いのセンスも十二分な通常配信はホロライブの中堅所以上のクオリティでにじさんじでは大変珍しい「てぇてぇ」も事務所で一、二の担い手、少しだけサービス精神が足りなくてアホなリスナーの狼藉を笑いに変える努力が出来ない事と同僚との関係が希薄で雑談配信での話題が貧弱過ぎる点を除けば文句の付け所がないという、にじさんじでは圧倒的に破格の品質をキープしていた。2020年初頭デビューという遅出でありながら配信の視聴回数のアベレージは今戌亥を超えてリゼやアンジュの領域に近付きつつあり、これはにじライバーの誰もが負けるデバフや障害をフレンが己の腕力のみで押しのけて邁進している事の表れと見て相違ない。早出でさんばかというキャッチーなユニット所属というアドを得ていたお陰でリゼやアンジュは今も成績面ではフレンより上だが、配信の質ではもうとっくに負けている。
そんな特異過ぎるにじライバーが目指している物とは何なのだろう、どんな向上心を以てそんな頑張りを見せているのだろうと私は以前から気になっていたのだが、どうやらそこにはどんなビジョンも存在していなかったようだ。ここまでの記事で書いたようににじさんじの女性リスナーが先々まで向上し続ける、もしくは安定した活動を続けたい場合事務所の外に出て大型のホロメンと協力体制を作る事が必須だし、Vとしての活動の基準もそちらに合わせていかなければ自分自身の品質を保持できない。それはこの職における将来性の消失を意味する。
また「先々まで向上し続ける、もしくは安定した活動を続けたい」──かどうかは分からないがフレン的にそうあって欲しいと願うにじライバーは事務所の中に何人もいるだろう。私が見たところ天宮や魔使等がそれに当たるようだが、情けない話もっとしっかりとしているべき先輩の立場である戌亥もそこに含まれる。その全員が大事で少しでも長い時間を一緒に過ごしたいと思うなら全員がホロライブに渡るための架け橋になる事がフレンになら出来た筈だし、また今回のふれふれとこまちでのスプラ配信はその第一歩として申し分がなかった筈。幸運にも向こうからやって来たそのチャンスをフレンはあろう事か自分を守る事に全集中してフイにした訳だが、この時点で先のビジョンを何も持っていない事が分かるし、またにじさんじの箱の中だけで自分を終わらせるつもりである事がよく分かる。
✔ 2:11:01~ 逆凸で通話を切った途端低く声色を変えて「ヤバい奴」と宝鐘を断ずる戌亥。群を抜いて突出し今でも勢い良く伸び続けている成績と日頃の活動の質の高さから今や宝鐘を「おかしい奴」「面倒くさい奴」「ヤバい奴」として扱う風潮は失われていて、かつて宝鐘に対して攻撃的だった星街ですら人と違った感覚を持った天才として一目置いた丁寧な関わり方をしている。センシティブやパワータイプなムーブで飛び道具的に好成績を収めていると認識されていた時期もあったが、戌亥の宝鐘に対する感覚はその頃で止まっているようだ。
また戌亥は宝鐘との通話中「怖い話を何か聞かせて」と難しいムチャぶりをした後テンションは低いし言葉数は少ないし、宝鐘が振られた以上にトークを展開させ笑いを作っている間も謎にスカしているしで態度がかなり悪い訳だが、この企画は宝鐘から通話を繋ぐ凸企画ではなく戌亥から繋ぐ逆凸企画で、自分から繋いだ上でこの扱いをして平気なのはいよいよ頭がおかしい。
長い付き合いの同期、シバき合うような関係の同僚、攻撃的で荒々しいキャラで売っている外部のV、宝鐘は日常的に色んな人間と絡んでいるがここしばらくで宝鐘に対して一番失礼な絡み方をしたのは間違いなくこの配信の戌亥で、Vの現環境の基準に照らし合わせるなら「一番ヤバい女」は戌亥の方だ。腐った事務所で楽に取り回しできる相手とだけ付き合う程度の低い活動を続けてきた戌亥はちょっと外の環境に出るとこの類の恥をよく晒す。