✔ 唐突に物凄い大型企画だ。ゲストに迎えたミミックと3人で別々のロケ地に飛びそれぞれが動画複数回分はあろうかという程の撮れ高を確保して帰って来るという、労力も費用もいつもの何倍もかけられたぽこピー入魂の特別回だ。
動画尺はいつもの倍程の20分強に上っているが時間を忘れて観てしまう程濃密な見所に溢れ、内容で言えば今年のぽんぽこちゃんねるベスト動画候補になる程面白い…にも関わらず再生回数が大して回っていないのには思わず笑ってしまう。この記事を書いている時点で動画のアップから1日経っているが再生回数は今8万回を超えた辺りだ。これは最近のぽこピーの動画では控えめな10万ちょっとぐらいでベタ止まりしてしまうパターンの伸び方で、どこかのニュース記事か何かで紹介されない限りそれ以上はないだろう。
ゲストを呼んで全員が遠方まで出向きある者は身を、ある者は精神を削って撮れ高を確保してきた事、そして出来上がった動画の質・面白さ、出演した人物の事を考えると最低でも30万回以上は再生されて欲しいところだ。ぽこピー、特に動画の中で「この企画はよかった。めちゃくちゃ面白いし恒例にしようか」と言っていたぽんぽこもそのくらいの数字を想定していたのではないだろうか。めちゃくちゃ面白いのに回らない時はとことん回らない、これがYouTubeの恐ろしい所だ。この記事ではその原因として考えられる事象をぽこピーとミミックそれぞれのパートを一つ一つレビューする形で考察していきたい。
※※※※※ 以下ネタバレを含みます ※※※※※
【①.ピーナッツくん編】
✔ 20分強の動画を観終わっていや今日のはやばかったな、と余韻に浸っている内に段々と「でもピーナッツくんあんま何もしてないか…？」と気付いてくる、そんな弱めの「ウミガメの産卵動画」を撮ってきたのがピーナッツくんだ。簡単に言うと今回ピーナッツくんは地元滋賀のお隣、近場の三重までお出かけして浜辺を散策しサウナを嗜み、小さめの水族館に寄ってまた浜辺で遊んで帰って来るという気分転換サイズの小旅行をしてきただけになる。
他の2人と比べるとほぼ何もしていないにも関わらず、様々な小技を用いて5分尺の動画をこんなにも面白く仕上げられてしまうのは彼が動画クリエイターとして極まっている事の証だ。相変わらず他Vと多人数の座組ではいるのかいないのかも分からない程大人しいし女性を恐がり過ぎているし、成功しても大きなビジョンを持てずと色々と情けない彼だが振り切ったテンションとセンスの効いた小技を用いて「何もない所からV界最高峰の動画をいとも容易く錬金してのける」という点は驚嘆に値する。V界全体を連日見渡している私だがこれが出来るVタレは今の環境のどこにもいない。
ブタでもヤギでも怪獣でもいいから彼の信頼のおける知人の誰かが、彼にもっと大きなステージに上がるべく業務を拡大すべきだと入れ知恵をしてはくれないものかと願わない日はない。早くしなければ年を食ってクリエイターとしてボケてモチベも失い、何もかも手遅れになってしまう。
【➁.ミミック編】
✔ 多大な費用と労力をかけたにも関わらず、今回の動画の伸びが芳しくない事における戦犯は恐らく彼だ。YouTubeの視聴者は推しの座組や企画のパターンが変わる事を嫌う。室内でバラエティ系の企画をこなす類のYouTuberが趣向を変えて旅行動画を撮ったら一切回らないというYouTuberあるあるがあるが、ぽこピーの旅行企画は定番化していて直近の沖縄旅行動画も非常に良く回っているので今回の動画が旅行系である事は再生回数の伸びが悪い事の原因ではないだろう。他に考えられるのはミミックというぽんぽこちゃんねるのパターンの外にいる者が動画に参加してあまりに強く存在感を発揮し過ぎた事だ。
ミミック編ははるばる北海道までオーロラを見に行く旅だが東京から北海道まで出向いた上に片道4時間の道を単身車で往き、真っ暗な北海道の原野でちゃんとロケをこなして帰って来ている事から今回労力の意味で一番頑張ったのは彼だろう。「オーロラを2日以内に映像に収める」というムチャぶりに北海道という引きのある地を選ぶ事としっかりと体を張る事で考え得るベストな形で応え、現地の天文台とも単身で正面から掛け合って夜空を一直線に射抜くダイナミックなレーザービーム、そして巨大望遠鏡の駆動という稀で見応えのある映像を撮って来た彼はこの動画のMVPと言ってもいいかも知れない。ミミックに関しては色々と言いたい事のある私だが今回の動画で少なくとも期待以上に仕事が出来るタイプで全身全霊で活動に臨んでいる事だけは分かった。
そんなミミックが何故今回の動画の戦犯になるのかという話だが、動画内のミミックのパート、つまりミミックが北海道旅行をしている間の5分間は映像も音声も全てをミミックが独占していて、これが非常にまずい。「ぽこピーの動画を観たい」という気持ちで動画を観ていて5分間違う人間100％の時間が続くと異物感が物凄いのだ。当該の5分の間にミミックが何か無作法を働いているのかと言えばそういう訳でもなくぽんぽこの編集のおかげで面白い旅行動画に仕上がっているのだが、それでも完全にミミックだけの時間が何分も続くのは多くの視聴者にとって解釈違いだろうと思う。「嫌だ」と言うより「そこはかとない違和感」で没入感が削がれてしまう、そんな感覚だ。
ぽこピーは外から人を入れて座組ごと改変を加えるべし、という事を私は前々から言っているがやはりそれは十分に期間を取って段階的に行わなければ非常に危うい。今回ミミックをぽこピーの2人と並列に扱った事と長い時間バトンを渡した事に関してはラインを越えていないように思えるし、ミミックと言うよりぽこピーのどちらとも平等に仲のいい者との3人構成で喋っている様子を見ると「やっぱり人を入れるのいいな」と思える程に具合がいいが、ぽんぽこちゃんねるに上げる動画で「外から来た誰かだけの数分間」というのはやはり当面避けた方がいいだろう。動画の再生回数が回りにくい事に加えて呼ばれたゲストに視聴者からの「コネを使って割って入ってきやがって」というヘイトが集まってしまう可能性もあり、実際にそうなってしまったら二度と取り返しが付かない。今回の動画内のぽこピーはミミックを露骨に押し過ぎていてわざとらしく、非常に不自然だ。YouTubeの視聴者はこういう意識的なゴリ押しだとかステマみたいな事を敏感に嗅ぎ分けて激しく嫌うので、「段階的に」「自然にそれとなく」という事を次回からはもっと意識した方がいい。
今回の動画のミミック編に関して言うのならそれぞれのロケ動画が流れている間に3人がそれを視聴しながらコメントしている音声を乗せるだとかそもそもワイプのようにして動画に3人の顔を表示し続けるだとか、千鳥の相席食堂よろしく動画の見所で一旦止めて1ラリー分会話して再スタートさせるとかロケ動画のテンポをスポイルしない程度に「ぽこピー要素」を常に入れ込んでおくのが最善だったように思える。これはテレビのロケ主体のバラエティ番組と完全に同じやり方だが「普段とは違う人間が参加していて新鮮だが視聴者が最も求めている、最も数字を持っているメインの出役の要素も常に欠かさず入れ込む事でいい所取りが出来る」という効果が望め、テレビというのは長い歴史の中で本当によく熟達された文化なのだと思わされる。ぽこピーはテレビ番組をオマージュしたような企画もよくやっているのでテレビ地上波から盗めるプロットがまだ沢山あるのではないだろうか。
「ゲスト100％の数分間」はまずいものの、今回の事でゲストを大々的に呼び込んで長らくバトンを渡しても面白い動画が作れるという事が分かった事の収穫は大きい。今回のフォーマットにはミミック以外の誰を当てはめても成立する事は明らかで、もちひよこやふぇありすだとミミックと同じかそれ以上のロケが期待出来るし東雲や青道に登竜門のような形でチャンスを与えてやってもいい。この度コラボした根間に沖縄ロケをやらせると物凄い映像を送ってきそうだ。「何(なに)チャンネルなんだよ」となる事を防ぐ為にぽこピーもワイプ等で参加する事は必須だが試す価値は十分にある。
ミミックの北海道旅行はその詳細版が彼のチャンネルに上がっているが、本腰を入れて作られていて情報も詰まっているにも関わらずそちらはぽんぽこちゃんねる版と比べて一向に面白くない。ぽんぽこちゃんねる版と一続きになっている映像を編集して上げている筈なのに面白さに違いが出るのは不思議な話だが、これは動画の編集をぽんぽこが行っているかミミックが行っているかの差だ。状況説明やグルメ・ホテル情報等を緩急やまともなボケの一つもなく只延々と喋るだけの面白くない映像を彼は何の迷いも無く動画に採用していて、ぽんぽこならこの辺全部カットしてテロップでつっ込みを入れたりしそうだし、そもそも撮影の段階で編集を意識しながら緩急つけて喋るんだろうなーと思いながら観ていると「やっぱりミミックってセンスないんだな」という結論に至る。単体で面白い喋り・聞かせる喋りが一切出来ていないし色んな意味でキレが無いし、編集にも同じセンスの無さがもろに反映されている。
今回のコラボの少し前、ミミックのチャンネルにぽんぽこをミミックの後輩のVTuberユニットと引き合わせるドッキリ企画の動画が上がっていて大変再生回数を稼いでいたが、これは「ぽんぽこの人気と知名度を使って」「ミミックの後輩Vユニットにリアクションをとらせる」企画なのだからぽんぽこの動画か若しくは後輩Vユニットの動画どちらかになると思うのだが、動画内で一番何もせず只横から見ていただけのミミックがちゃっかり自分のチャンネルに上げ、いつもの5倍はあろうかという程の再生回数を稼いで利益を全取りしている様子を見てもこいつセンスないなぁと思う。ぽこピーだったら著名な先輩と無名の後輩の仲立ちをしただけで自分が利益を全取りするなんて厚かましい真似は絶対にしないだろう。損得勘定や悪意はないように見えるがそれにしてもあまりに無神経で鈍過ぎる。こんな犬山たまきじみた、100％他人のふんどしで作った動画で得られるのは目先の利益だけで先々の自分のブランディング的にはマイナスにしかならないし、もちろん関わった4人もあまり得はしていない。後輩に再生回数による収益や「売れっ子VTuberと共演した動画」という資産を与えてやりたいのなら後輩のチャンネルに動画を上げさせるべきだし、より多くの目に触れさせてやりたいのならぽんぽこちゃんねるに上げるのが一番いい。自分の思い付いた企画だから権利と利益は意地でも守りたい、という発想ならいよいよ向いていない。人気商売や自由業は味方により多くの恩を売った者が最後に勝つと決まっているからだ。ぽこピーを間近で見ていてそれに気づかないのなら頭が悪過ぎるので今後自分の頭で物を考えて行動を決定する事を一切やめた方がいい。
今回の動画でミミックに関して分かったのは①体力と精神力はぽこピーと組ませても成立する程にあって、➁出役やクリエイターとして求められている物を理解する能があって単体でもロケを必要十分以上のクオリティでこなしてくる程の実力はある、③そしてぽこピーの中に混ぜてしまえばまあまあ悪くない喋りが出来るが④単体だと喋りが面白くなくて編集のセンスもない、という事だ。①～③はぽこピーの下に付いて活動する事への適性を、④は単体のVTuberとしては先が見えているという事を表していて、やはりミミックがぽんぽこちゃんねるのスタッフ兼サブの出役として迎え入れられるのは時間の問題だと思うが、それが叶っても編集のセンスが無くてぽんぽこから編集を代われないというのは本当にキツく、改めて「なんでミミック？」という疑問を抱かずにはいられない。ミミックが先輩に取り入るのが上手いのかミミックと関わりの深い、肉親か何かがぽこピーの協力者みたいな位置に密かに付いていたりするのか、いずれにせよその辺りの経緯を含めた裏側も明かしていかなければぽこピーの視聴者がミミックを推しの身内として受け入れるのがさらに遅れてしまいそうだ。
【③.ぽんぽこ編】
✔ 誰もが予想しなかった全く別の畑の本物の、それも今最も旬の有名人とガチで絡んで来たぽんぽこ編はYouTube動画通常回の1パートとしては過剰に豪華で物凄く斜め上で、完成した映像は完全に常軌を逸している。誰がそこまでやって来いと言ったのか。ルーレットで「有名人」を引き当てた時に全員がイメージした画の遥か上を行くんじゃない。
本人は「タガが外れて今回この人にオファーをかけた」と言っているが「タガ」というのはいかにVTuberのようなおかしな仕事に就いている人間でもそう易々と外せる物ではなく、こと自由業においてはこの「タガ」を勝負所でいかに外せるかが先々の明暗を分ける。今回ぽんぽこは勝負所で思い切りタガを外し見事勝利を収めて帰って来たのだ。どうせ本物は無理だからと置きに行ったピーナッツくんやストレートにオーロラ撮影の可能性に賭けたミミックと比較するとぽんぽこの今回のアプローチがどれだけ異質だったかが分かる。他のVがどれだけ優れた技術や特性を持っていたとしてもやはりぽんぽこだけは別次元だ。
だからこいつに編集を主とした裏方仕事なんかやらせていてはいけないと言うのだ。今回と同じようなハードルを年に何回も、断続的に越える事を続けさせればこいつは数年で今とは全く別サイズのタレントになってしまうだろう。前年より優っているのか劣っているのかもはっきりしないような「ぽんぽこ24」やこれまででうけの良かった通常回企画の横這い色違いみたいな事を保身的に毎日延々と繰り返している事等全部バカらしい。ぽんぽこの仕事は企画や活動方針の模索・決定と単身でぽこピーの前線を切り拓いていく事だ。ぽこピーの前線はV業界最先端の一つでもあるのでぽんぽこがそれ以外の仕事に手を付けている時間は業界全体の損失とも言える。それを匂わせる一幕なんてこの4年半で何度となくあった筈なのに誰もそれに気付いていないなんてぽこピー界隈には本当にアホしかいないんだろうか。
しかしこの動画のミミック編と、彼の個人チャンネルに上がった詳細版の違いを見るとぽんぽこの熟練した編集技術は活動歴の長いクリエイターと比べても遥かに勝っているのだと気付かされる。誰かに肩代わりさせるとしてもかなり本腰を入れて技術を伝えていかねば誰にも同レベルの編集は再現出来なさそうだ。差し当たってはぽこピーのバックヤードにぽんぽこをリーダーとした「編集チーム」みたいな部署を作って編集スタッフの育成に努めるのがいいのではないだろうか。部署に所属するスタッフが1人になるか2人になるか知らないが、どちらにしても人材育成は時間のかかる作業なので早急に取り掛かった方がいい。
【まとめ】
✔ 今回の動画は渾身の力で挑んだ割に再生回数が伴っていなくて残念な結果に終わったが、これまでと違うタイプのフォーマットに全力で臨んで試していくというのはいい試みだ。こういった新機軸をあまり頻繁に打ち出してしまうと変化の嫌いなYouTube視聴者が解釈違いを起こして離れてしまう危険があるが5～10本に1本ぐらいのペースで挑戦的な企画を打ち込むぐらいの事はしていかなければ成長の目が潰れてしまい長期的に見て非常にまずい。何なら普段の週5ペースでアップしている動画に加えて1本追加で試験的な動画を上げてみる、富士キクに倣った週6行動パターンでもいいかも知れない。当然作業が追い付かなくなるので人を雇う必要が出て来る。逆説的に言えば人を雇えばそれだけ自由で大胆なムーブも可能になるのだからさっさとそうしろよという話だ。
願わくば安全な身内と閉じた空間に籠ってネタの質だけで勝負するようなやり方ではなくV業界全体をよく見て自分達だからこそ出来る有意義で視聴者にもうけのいい活動は何かという事を割り出した上で、有力な他領域のVにアプローチしてV業界全体に鳴り響くような形で新機軸を打ち出す事が出来れば言う事は無いのだが。今回の動画もこれだけ頑張ってもいつもと同じ視聴者層がいつもより少し控えめな姿勢で視聴しただけだという事が再生回数を見れば分かる。自分達の動画を観る事が習慣付いている視聴者を増やす、つまり視聴者層の母数を増やす事に直接的にアプローチするにはにじさんじやホロライブのライバー達と積極的に絡んでそちらの箱推し勢を引っ張って来る事が一番手っ取り早い。にじライバーやホロメンは、活動に前向きな者程自分の活動が何年もの間箱内だけで完結してしまっている事に疑問を感じ、内心倦んでもいる。アンジュとか大空のように多大な固有視聴者層を有する絶賛昇り調子のエースライバーでもそれは変わらないので、彼女らを呼ぶに値する企画を用意して思い切り盛り上げて楽しませれば双方大いに得る物がある。《他領域のVと絡み自身の固有視聴者層を直接的に増やす事を試みる》→《今回の動画のような渾身の高品質動画を出す》という事を交互に行っていく事が現状最もチャンネルの発展が見込める活動方式ではないだろうか。
ネタの質のみで勝負出来る程高品質なネタを長期間に渡って打ち出せるというのはもちろん凄い事だがネタの質でしか勝負しないというスタイルには大きな弊害があって、その一つがネタが優れているという事自体がYouTubeの視聴者に知れ渡るまでに相当な時間がかかってしまうという事だ。今ぽこピーは1つ動画を上げれば大体15万人程に観て貰えるサイズのVTuberだが、これが20万人、30万人と増えるのにネタの質だけに拘っていれば何年かかるか分からない。それはデビュー以来政治的な思考で他領域のVと絡んで知名度を上げるだとかバズりを意識して一面的な企画に手を出すような事をせず只々ネタの質で勝負してきたぽこピーがその実に相応しい「個人勢V1位」の位置に就くまでに3年半という歳月がかかった事を見ても明らかだ。
悠長にやっている間にミミックやその他の仲間のV達を引き上げてやれないままどちらもジジババになってしまったら何もかも手遅れだ。ピーナッツくんはそろそろ気付く頃かも知れないがアラサーというのは若さが終わりを迎える直前の、最後の猶予の時間だ。30代の後半にもなってしまうと大抵の人間がそれまでと同じようなエネルギッシュな活動が出来なくなっていくし、「タガ」を外したようなぶっ飛んだアクションも取れなくなる。ぽんぽこは私の理解を越えた先にいる生き物なので分からないがピーナッツくんは多分この先一つ歳をとる毎に明確に老けて衰えていく。若い内に登れる所まで登っておかないと彼の中年以降は地獄になってしまうだろう。
さすがに大体のぽこピー視聴者が気付いてしまったのではないかと思うが、今回のあまりに異質過ぎる動画は「ぽこピーはミミックを身内として迎え入れて今後一心同体の態勢でやっていきます」という実質的な宣言だ。改めて「なんでセンスがあって頭もいいもちひよこやふぇありすじゃなくてミミック？」という疑問が湧いてしまうが本人達がやると言ってしまったのだから仕方がない。
最近は少し前に撮った素材を消化する形で動画にして上げたりshorts動画でお茶を濁したりでぽんぽこちゃんねるの実質的な動画投稿頻度が落ちていて、沖縄旅行にはピーナッツくんだけ何故か東京から出発していたり外ロケの最中にピーナッツくんが途中退席したり(相当長時間席を外さなければぽんぽこ1人で撮影を強行したりは普通しない)、「最近ちょっと忙しくて何だかナー」という、フリのつもりか何か知らないが猿芝居みたいなのをやっている所を見ると何か裏で大きめの動きがある事だけは確かなようだ。
それが起業だとかスタッフの雇用だとか、そういった類の施策の準備的な動きであればどれだけいいかと思うが、何せこの2人はどこまで行ってもイモ引き癖が抜けないのであまり期待せずに次のアクションを待つとしたい。V業界始動以来たった5年弱の時間の中でほとんどの者が頓挫するかモチベを失って脳死状態にある中で実直に活動の質に拘り全身全霊で新たな可能性を模索する、そんなVが確かに存在しているという胸クソの良い事実が知れただけでも今回は良しとしよう。
