✔ 三種のロボット種が三種類の人種・性別・タイプ等のメタファーの役割を担っているというのは前ページの通りだが、シーズン最終話のラストシーンで権威側についた人間達を全て檻の中に押し込め、それを前にハイブリッドチームが「これからは私達がルールだ」と宣うその傍らにいた「エイリアン(=ゼノモーフ)」もやはりメタファーで、何のかと言えばそれは『映画コンテンツ』だ。──────「女性・有色人種」+「エイリアン(=〝映画コンテンツ〟のメタファー)」のタッグチームが白人側の人間達を追い詰めていたこのラストシーンは女性や有色人種が映画コンテンツの力を借り白人サイドを糾弾する、というここ15年以上ハリウッドを占拠している映画作りの様式を象徴している。「これからも映画コンテンツを使って私達(=マイノリティ)は白人共を糾弾して参りまァすwww」という意思表示だと取ってもいい。
映画の中では最強の種族である「女性・有色人種」だが、現実世界では全く違う。今アメリカの大統領は寧ろそれと真反対の立場にいるゴリッゴリの権威的白人種だし、歴代の大統領の中で有色人種はたった一人、女性に関しては一回もその座に就いていない。「女性・有色人種」が最強の種族なのはあくまで映画を始めとしたエンタメ作品の中だけで、実の所彼らは現実世界では全く望む結果を出せていない。
「これからは私達がルールだ」という台詞に関しては、「出来るもんなら、どうぞ」としか返す言葉がない。「アバター(2009)」がその始まりだとするならそこからもう16年もの間アメリカ国内では彼らをアゲにアゲまくる「ポリコレ」の風がビュンビュン吹きまくっているわけだがそれをこの長期に渡って背中に受け続けても彼らは何の結果も残せていない。─────やったのは「白人達に酷い目にあわされて………」と嘘泣きで恨み言を言うか誰も求めていない自国の、気持ちの悪い良く言えばエキゾチックな文化を押し付けてくるか白人の悪口を言ったり映画の中で彼らを酷い目にあわせるような「逆差別」ぐらいなもので、現実世界の彼らは本当に何も出来ていないし、権威側の白人男性達にどこも勝てていない。
大体、「こんな酷いアメリカに誰がした」の論調で白人男性達を叩くマイノリティだが、お前らその時アメリカ国内にいなかったのか、という話だ。当時そこにいて自分達だって勉学に励むとか仕事で結果を出す等してどうとでも国に貢献出来た筈だし、オバマの前例がある以上高官職にでも就いて国を良い方向に導くことだって出来た筈なのに、その時何の行動も起こさず管巻いてただけの分際で何を建国以来今まで頑張って下さってる白人男性達にいちゃもん付けてくれとんじゃい、という話だ。
肝心な時に黙って付いて来るしかしなかったくせに状況が悪くなってからぬるっと出て来て上から説教をかますなんてこいつらは本当に、まるで女のようだ(女性蔑視的発言)。本当に女というのは何にも率先して動かないし集中力も論理的思考能力も無いから後から(足を引っ張りつつ)付いて来るしか能が無いくせに状況が悪くなってから対等な立場でものを言い始めるからたまったもんじゃない。──────こんな女みたいな連中(女性蔑視的発言)にアメリカを変えることなんて絶対に出来ないし、白人男性連中に優ることも今後絶対にない。その理由は「白人男性が酷い奴らだから」ではなく「女と有色人種連中が劣った連中だから」だ。「ポリコレ」という大風潮を15年以上も追い風として受け続け結局何の結果も出せていない彼らの現在がそれを証明している。
女や有色人種連中が本気で今よりマシな存在になりたいと思うなら、まず250年近くアメリカという国を精力的に回し、若輩国の身でありながら世界を相手に戦ってのし上げることを成し遂げた白人男性という種の優越性を認め、盛るでもなく削るでもなく等倍で褒め称え、そして感謝することだ。自分達が今手にしている住居も仕事も土地も文化も何もかもが彼等によりもたらされたものだと自覚して弁えることをしなければまず自分達が〝まともな種族〟になること自体が出来ない。
そのタスクをすっ飛ばして不都合の全てを白人のせいにし、力と権力とを最短ルートで無理矢理に獲ろうとすればどうなるかと言えば、このドラマシリーズのハイブリッドチームの奴らのようになる。こんな醜い、最早殺すか排除するかしかないような化け物に身をやつして一番損をするのは誰なのかを一度冷静に考えた方が良い。
私はアメリカの映画・ドラマ文化に育てられた身なので、そこでほぼ全ての名作を手掛けた「白人男性」という種がどれだけ優れているかをよく知っている。
逆に女性や有色人種が作った映画はクソばっかりだ。自分達では良い映画が作れないせいか「エイリアン」というゴリゴリの白人監督が作った映画コンテンツを使って今白人を攻撃するという滅茶苦茶な攻勢に打って出たわけだが、それがどれだけ滑稽な様相を呈しているか自覚出来ないうちは彼らは現実の世界で結果を残すことが絶対に出来ないし、白人をも唸らせる独自の価値を創出することも絶対に出来ない。
→ドラマ批評.05 に続く

