ホロライブコラム.01【蟻には蟻の、象には象の@ときのそら】H《そら、俺恥ずかしいよ(8)SorAZ『Fatality Step』》include:SorAZ/AZKi/星街すいせい/宝鐘マリン/さくらみこ/天音かなた/不知火フレア/夏色まつり

VTuber




ホロライブ観たことあります?(続き

✔ ライバー歴の長い三人が何故こんな初歩的な問題につまづいて醜態をさらしているのかというのも気になる点だが、アキロゼは本当に頭がおかしい人なのでそれはそれで置いておくとして、夜空だと前の記事で触れた通りうだつの上がらない活動歴の中で気持ちが萎えたという事、ときのそらだとそれに加えて初期デビュー故の不勉強さが考えられる。素人がとりまモデルを着て思うまま喋っていればよかった~2020辺りまでにデビューしたVの中には同じように新しい環境に全く付いて行けていないVが多く、「①凸で通話を繋ぐ」→「➁挨拶だけして切る」はないにしても近いニュアンスの醜態を晒す者は多い。

アキロゼはクレープ企画のために業務用の器材を購入して恐らく配信部屋も借りるという形で「①金銭面での努力」を、ときのそらは活動時間を倍増させ「➁労力と時間の意味で努力」した訳だがこの二つは努力のカテゴリーの中ではどちらも二線級だ。➁たくさん動いて時間も今までの倍費やしたとしてもその内容がそもそも出来ていた事(いくら繰り返そうが状況を改善してはくれなかった事)なら精神的に楽なばかりで効果が望める筈がないし、①金なら持ってる分を投げれば済むだけなのでもっと楽だろう。今年から新しい動きを見せ始めた二人だがまともな努力はまだ一つも出来ていないと言っていい。


SorAZ『Fatality Step』

✔ 15:30~ 先日告知されたSorAZのメジャーデビュー。単体ではどうにもなっていなかった同じカラーの二人をユニット化して育てていくのはかなり芯を食った判断だが疑問点は多い。

まずときのそらとAZKiの二人に共通する問題は「①色んな意味で面白くない」という事で、歌を押し出しているにも関わらず二人の歌系動画の視聴回数が全く回らないのは歌唱力や声質の問題ではなく「➁歌っている歌に何の面白味もなく引っ掛かりがない」からだ。SorAZのオリジナルソングは「刹那ティックコード」「紅藍クロニクル」そしてメジャーデビューの前振りになっていたと思しき「Scale the walls」の三つだがどれも本当に何の面白味もない曲ばかりで、ある意味とてもSorAZらしい。これまで二人が何を歌っても注目されなかったのと同じ理由でこの三曲が二人の現状を打破してくれる事は決してないだろう。

またとにかく面白くなくて引っ掛かりのない二人がこういった活動を行う際リスナーに振り向いてもらうためには「③ファーストインプレッションで離脱させない仕掛け」を用意しておく事が絶対に必要で、それは例えばモデルやキービジュアル、ライブステージに拘る事で引きのある世界観を演出する事だったりするのだが上の告知画面や年明けのライブ用に製作された入魂のキービジュアルで二人は普段の衣装のまま同じ枠に収まっていて、世界観も何もあったもんじゃない。つまらない二人がノープランで集まってやっぱり面白くない事をするだけ、これはそういう趣旨の宣言をしてしまっているのと同じだ。


✔ 0:00~ 「ファーストインプレションで逃がさない」の好例。開始5秒までの一節でリスナーにただ事ではない事を悟らせブラウザバック出来なくさせてしまう仕組みだが、前はこれがチャンネルのホームに貼り付けてあっていい仕事をしていたものだった。「①コラボ等で星街を知る」→「➁軽い気持ちでチャンネルを見に行く」→「③この曲で脳を破壊される」というコンボが成り立っていて、今回のSorAZのようにテンプレな楽曲をただ垂れ流すだけの漫然としたアプローチとはものが違う。

箱有数のガン萎えコンビSorAZでも大掛かりな3Dライブを行うだとか美麗なサムネをしたオリ曲動画を上げるだとかすれば結構な数のホロリスが一度はチェックしに来る筈だが、その一瞬で射抜いて帰らせないようにする何かが必要だ。ただいい曲を全霊で歌っているだとか、聴けば聴く程良さが分かるスルメな中毒性だとか、そういうのでは話にならない。理由は簡単でSorAZは全体的なホロリスから「面白くない」「視聴するだけ時間のムダ」という形で信用を損なっているからで、その部分を打開する事の責任はやはりSorAZにある。

だって僕は星だからとか一万年と二千年前から愛してるとか、生き残りたいを連呼するだとか、そんな服着て歩くくらいなら捕まったっていいさ(兎田や宝鐘の悪口)とか、曲の質云々よりそういう聴く者を一発で刺し貫くような仕掛けが必要だ。曲でなければ凝ったライブ演出や豪華なモデルでも何でもいい、否定的なイメージを前提的に持ったまま観に来る不特定多数に衝撃を与える何かを用意しなければSorAZに今後はないし、やる意味も小銭稼ぎ以外には全くない。


✔ これもファーストインプレッションで面白そうと、但しホロリスに限り思わせる楽曲の好例。歌が上手いか下手かはよく分からないが宝鐘が普段配信で見せているキャラクターを知っているなら誰にでもぶっ刺さるプロットをしていてそらうけるわなという話。Vの楽曲に一番重要なのは歌唱力やMVに力が入っていてどうこうとか、メジャーデビューで箔を付けるとかそういう事ではなくそのVが普段配信で見せているキャラに噛み合っているかどうかだ。これを出した時運営に叱られたという話から製作段階でこの曲の方向性を決めたのは宝鐘だと思うがさすが仕組みをよく理解しているなといったところ。


✔ サムネを観た段階でうける事が分かる「そのVらしい曲」。脱力したタッチのイラスト、ランドセルにリコーダーのロリで間抜けな出で立ち、強風にあおられて前髪が弾けるという残念な状況、その全てがドはまりしていてまだこれがさくらみこのオリジナル曲じゃないという事が信じられない。


✔ そのバズりに釣られて後に続いたミーハーなアホ共。強風オールバックの世界観と何も噛み合わないキャラをした人間ばかりで何も面白くない。強風オールバックという曲自体がリスナーにうけたと判断しての動きだと思うがそんなアホだから死ぬほど成績不振なんだよと誰か教えてやって欲しい。──キツいです、お前達がランドセル背負ってリコーダー吹いてる世界観。

SorAZのオリ曲やその活動方針とメンバー二人の普段の活動には何のリンクもない。清楚でいきたいならもっと普段から頻繁に集まって清楚な空間を演出した上でリスナーに浸透させておくべきだし、楽曲や歌唱の質で魅せたいならこんなボヤけた曲ばかりでは話にならない。「①普段の活動からキャラや世界観を構築してアピールする事」→「➁その延長線上に構築するイメージで楽曲やライブ空間を形作っていく」という必勝パターンが全く踏襲されていない。


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