✔ 0:37～ 年明けすぐに誰も来てくれない凸待ち、よくある「凸待ち0人」的誕生日凸待ちを行った火威。「イケメン」→「カエル化」のキャラに準えて先輩達からは延々とDMのみが届く流れ。
この配信は日々の視聴回数五万回以下がデフォな火威のチャンネルに上がって四十万回程回る大盛り上がりを見せていて、付随して作られた切り抜きも数多い。内容も申し分なく面白いしホロライブらしいノリがベースになっているしで文句の付けようのない配信なのだが、これが行われた背景を語る火威の後日談を聴くとこの配信はそのほとんどが火威の力によって成り立っていない。
①【大空の後押し】
✔ この配信が行われた日の日中に火威は収録か何かで大空と会う機会があり、それ終わりに二人で食事に行った際に「入って数ヵ月の自分が凸待ちとかどうなんですかね」と相談を持ち掛けたと言う。大空はそれに「A.お前は考えてない時が一番面白いから何も考えずにやってみたらいい」「B.今回限りのつもりでもいいから先輩達を信用してみて欲しい」という二つのアドバイスを与えたようで、つまりこの配信は大空の後押しが無ければそもそも行われなかった可能性が高い。配信が始まってからは数々の先輩達が「凸待ち0人」の空気を察してその流れに乗ったからこそ盛り上がった訳だが、この点も「B.先輩を信用して欲しい」の言葉通りだ。
➁【宝鐘の水向け】
✔ この配信がそもそも行われたのは大空による後押しのお陰だが、盛り上がった最たる要因「凸待ち0人」の流れを最初に作ったのは宝鐘だ。事前に凸に訪れる筈だった宝鐘がカエル化を理由にDMでそれをドタキャンしたところから他のホロメン達がそれに乗っかり始め、結果慌てふためく火威のリアクションがこの配信を大きく盛り上げている。
宝鐘は現状ホロライブ一にして日本一のVTuberで、こっち系のバラエティ的手腕も誰よりも優れている。火威みたいなペーペーのザコが「今日凸待ちやるのでよろしくお願いします」とDiscordで一言発するだけで「じゃあトップバッターで行きます」と名実共に最強のVが即快諾し協力に訪れる環境がホロライブの中にはある。───言うまでもなくホロライブに所属していてこの仕組みを使わないのはただのバカだ。自分のチャンネルで自分の実力の何倍もの面白配信を行えるアドに手を出さないのならそのVが飽和状態の現環境の中で突出していける理由はない。
③【大空の見守り】
✔ 8:35～ 自分の後押しにより始まり宝鐘が切っ掛けを作った「凸待ち0人」の流れにより加熱する火威の凸待ちを自分の配信のCパートで同時視聴する大空。自分が始めさせた以上そのケツは持つという意識からだと思うがここまでおんぶに抱っこだと最早誰の配信なのか分からない。大空は結局最後の最後に火威の配信に凸に訪れて「0人」を回避させていて、今回はそれが大空なりのけじめのつけ方だったようだ。
✔ 要するに、火威によるこの凸待ち配信はそのほとんどが火威の力によって成り立っていない。「①新人には荷が重い凸待ちの企画を事務所最大のメンバーのうちの一人が背中を押し行わせ」→「➁最強のメンバーが配信の始めに盛り上がる流れを作り」→「先輩達が次々とそれに乗っかり」→「③最後にそもそもこの配信を始めさせた先輩がケツ持ちに来る」というこの配信の軸の中に火威はいない。ただ先輩が始めさせ切っ掛けを作り盛り上げ押し進め、落とすまでの流れの中でその全てに従い起こる事象に素直にリアクションを返していただけ、言ってみれば触媒で受付嬢で、電話番でしかない。デビュー以来最大の火威のチャンネルにある、火威の配信は火威ではなく大空・宝鐘を主としたホロライブの先輩達の手によって形作られたものだ。
そもそも論、火威の「カエル化」のキャラを作ったのはデビュー後即「惚れる」→「カエル化する」の流れを火威に対して行ったみこめっとで、これも含めれば火威はその存在ごとがホロライブの先輩達、特に2～3期の事務所の中心メンバー達によって成り立っている。火威の単体配信を観れば分かる通り、火威は事務所最低クラスのブスボイスを持ちギャグもトークも何のスキルも持っていない、各期生に一人は配置されているような「外し」担当のザコ中のザコホロメンで捨て石だ。そいつがデビューから半年も経たないうちに事務所で市民権を得て「カエル化」のキャラを持てはやされ、この凸待ちのような立派な配信が出来ているのはその全てがホロライブの中心メンバー達によるものに他ならない。───ちなみに当然の話、火威の少し前にも少し後にも業界の色んな箱で色んな新人V達がデビューしているが、そのうちの誰一人としてこんな有難過ぎる処遇は受けていない。火威はもちろんReGLOSSのメンバー達はもっとずっと、少なくとも今の倍以上はホロの先輩達に感謝し敬意を示し、追従の姿勢を示した方がいい。
これが私がこのブログで何度も書いている全てのホロメンの「2～3期の中心メンバーと強い関係性で結びつく事」の必要性の具体例だ。大空の「先輩達を信用して欲しい」の言葉の通り、大空以上クラスのホロライブの中心メンバー達は例えそいつがどんなに才能のないザコでも引き上げキャラ付けを行い、拡散して存在価値を盛らせる事が出来る。大空や宝鐘、さくらみこの周りに地味で何の能力も持たない癖に箱でそれなりの市民権を得ているホロメンが特に多く見受けられるのはそういう事だ。
2～3期の中心メンバー達と親交を築く事を全期生一行わない1期のメンバー達は、火威がここであやかっているような恩恵とは無縁だ。白上や夏色辺りはまだマシな方かも知れないがアキロゼや赤井、居なくなってしまった夜空がここでの火威のように事務所の中心メンバー達から支えられて輝く瞬間を観た覚えがあるだろうか。1期が期生ごと弱い事の一番の理由は間違いなくこれだ。
