ホロライブコラム.01【蟻には蟻の、象には象の@ときのそら】I《そら、俺恥ずかしいよ(終)蟻のハードル、小石の如し》include:さくらみこ/アキ・ローゼンタール/夜空メル/AZKi/SorAZ

VTuber




SorAZ『Fatality Step』(続き

✔ 二人がどういうつもりでSorAZを今回動かしたのかはよく分からないが、こういう勝負所でこんなぬるい動きしか出来ないのなら今後時間と金を何にどれだけ費やしても何かが変わる事はない。同じパターンで時間を捨ててきたお陰で片や5年、片や6年の活動期間で何も生み出せなかった事実をそろそろ客観的に理解した方がいい頃だろう。ライブやCD販売のような活動を通してズブズブのファンから金をとれればそれでいいという考え方のホロメンも中にはいるが、今年の活動の様子を見ているとどちら共そういった思想で動いている訳ではないように思える。モデルを替えGeoGuessr単押しとかいう外角一杯のキャラ付けを行い生まれ変わるだとか、活動量を倍から跳ね上げ恥を忍んで遠ざけていた後輩達に絡みに行くようなド真ん中の努力は行う癖に活動の軸にしたい歌でこんな自殺ルートを揚々と進むのはどう考えても辻褄が合わない。

ときのそらの下手くそ過ぎる凸も結局はこれと同じ話で、要は実質的な努力を必要最低限すら行えていないという証明のようなものだ。行動量は増やしたし金もかけた、でも何かうまくいっていない気がする、それはどこの何のせいだろう、解決するには何をインプットすればいいだろうというまともな思考の伴う努力をときのそらは恐らく人生で一回もやったことがない。

改めてSorAZに尋ねたいのは今回のメジャーデビューとそれに伴い展開する予定であるユニットでの活動、年明けに控えているライブ、そして今ある三つの持ち曲で本気で人生変わると思いますか、という事。こういう大きめのプロジェクトを始動させる時は事前にこれをこうすればここにこう作用してこういう流れが起きてこういう結果が導き出せるはずとシミュレーションするのが通常だが何度それを行ってもSorAZの向かう先には何もなく、ただ空虚な空間が拡がるのみだ。──いいんですか、そろそろ終わりですよ、あなた方のV人生。


蟻のハードル、小石の如し

✔ 自分の活動する領域の中心をよく見てVとしての自分自身の趣旨をそちらに合わせていく、それはVTuberとして活動するならあまりに初歩的な心掛けで、中級以上のホロメンどころか今年デビューの新人達ですらデビューと同時にクリアしているようなハードルだ。同僚とはどういうスタンスで絡むべきか、一度放てば箱の誰もが目にして取り返しのつかなくなる新企画の方向性は慎重に決めよう、配信の時は元気で明るく全ての事象に即時対応可能な「配信テンション」で、言うに及ばず同僚を巻き込み普段とは違うリスナーも観ているコラボ配信の場では猶の事──最低限まともに動く頭、最小限のモチベーションさえあれば誰でもクリア出来る簡単なハードル。成績の向上も魅力の提示も、独自の世界観を表現する自由も当然それらをクリアした先にしか存在していない。

三人が大なり小なり既に世話になっているさくらみこはそういったハードルを大小問わず全てクリアした結果今事務所で二位の配信強者に登り詰めている。持って生まれた才能では跳ねず誹謗中傷にも当然晒され、初期はこれがライフワークになる確信など到底持てないまま現実を見つめ失敗を糧とし、才能を用いなくてもクリア出来るハードルを全て乗り越えたその姿が今心折れた全てのホロメンに問いかけている、それで終わりか、やれる事は全部やったのか、この仕事への愛が足りないんじゃないか、と。──まともに口が利けたならきっと実際にそう言った筈。

他に何人かいる事務所最大級の大型ホロメンの中でさくらみこだけがときのそらや夜空に活動上有利に働く実質的なアドを投げかけているのも要は「ホロライブではホロメン同士助け合う事で互いの道が開かれる」というこれまで何度となく身を以て経験してきた鉄の法則を一番実践しているのがさくらみこだからというだけの話だ。何年も前に心折れ自分のチャンネルに引き籠っていた二人は当然その法則を知らずむしろ恩を仇で返しているような状況だが、要するにこういう事だ。こういう事ばかりやっているから今のような悲惨な状況に陥ってしまう。

凸は確実に盛り上げ相手の配信の助けになるように、何をしても自由だけど箱の空気は最低限読んで観る人皆が楽しめる企画をやりましょう、配信の時は楽しく明るく元気にね、ときのそら以下三人の前に置かれているハードルはあまりに小さくまともなホロメンならそこにあると気付かずデビューと当時に踏み越えていた道端に転がる小さな石ころみたいなものだ。活動歴須く5年超えの三人がそれすらクリア出来ていないというのは醜態過ぎてさすがに草なのだが、多分人が一番魅力的に輝くのは自分サイズのハードルを必死に越えようと頑張っている時なので、今より少しはVとしてまともになりたいのならとりあえず目の前のそれを何とかしてみればいいのではないだろうか。

たったそれだけの事で次のステップを踏んだ事になるのだからやはりVTuberというのはほとんど遊びの簡単なお仕事だ。さくらみこみたいなバカでも事務所の二位になれる辺りも含め、やはりとっても簡単なお仕事。


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