推奨活動形態 | ランク | ホロメン名 |
---|---|---|
・公式動画勢 | A(基本月給数百万~/箱内イベントの主催&参加禁止/フリーコラボ枠2) | 宝鐘(G)/さくらみこ(L) |
・公式動画勢 | B(基本月給100万前後~/箱内イベントの主催&参加禁止/フリーコラボ枠1) | 兎田(GC)/星街(GC)/大空(L) |
C(基本月給~100万/箱内イベントの主催・参加可/フリーコラボ枠無) | 白上/戌神/AZKi(C)/猫又/角巻 | |
D(基本月給~50万/箱内イベントの主催不可・参加可/個人ライブの敢行不可) | 天音/白銀(C)/博衣(C)/百鬼/大神/雪花 | |
E(基本月給~25万/箱内イベントの主催不可・参加可/ライブの敢行不可/個人グッズ・オリ曲の製作不可) | 桃鈴(C)/姫森(C)/獅白(C)/らでん/ラプラス(C)/不知火/常闇(C)/轟/火威/音乃瀬(C)/アキロゼ(C) | |
F(基本給0円/箱内イベントへの参加不可/ライブの敢行不可/個人グッズ・オリ曲の製作不可) | 尾丸(C)/鷹嶺/風真/一条/ときのそら/赤井/ロボ子(C)/夏色(C)/癒月(C) |
✔ 前頁の①~⑧の他にもランク上位のホロメンのみを公式動画勢(=『専用スタッフチーム付きの動画勢』)化することのメリットはまだあり、それは兎にも角にも「配信あるのみ」でしかなかったホロメン達の活動に『ライン(=筋道、経路、段階)』を設けることが出来る、ということだ。
「①自分専用のスタッフチームを」→「➁事務所が事務所の金で用意してくれて」→「③質の高い動画形式での活動をやらせてくれる」という待遇は(特に配信活動から得られる給与を大幅削減された後では)ホロメン達にとって喉から手が出る程欲しいものの筈で、活動の目標もそれ一択に自然と絞られていく。
つまり下のホロメン達の思考が「売れたい」「目立ちたい」「目先の欲にあやかりたい」から『公式動画勢化するにはどうすればいいか』に絞られていき、自然『既に公式動画勢化されているホロメン達(ここまでで取り扱った宝鐘~ぐらまでの面子)と同じになるためにはどうすればいいか』という思考回路が完成する。──────『既に公式動画勢化されているホロメン達(ここまでで取り扱った宝鐘~ぐらまでの面子)』は全員頭抜けた才能か活動規範の厳守で事務所に多大な恩恵をもたらしているメンバーばかりで、つまり『彼女達みたいになりたいと願う思考回路』=『事務所に返す恩恵を最大化させたいと願う思考回路』だと言える。『公式動画勢化するにはどうすればいいか』という思索をホロメン達にさせることが回り回って『事務所に返す恩恵をいかに最大化させればいいか』という試行錯誤を呼び寄せる。
また近年ホロ所属により得た知名度を元手に箱の外で自力で何事かを成そうとする(元・現)ホロメン達が後を絶たないが、そんな彼女達でも「①自分専用のスタッフチームを」→「➁事務所が事務所の金で用意してくれて」→「③質の高い動画形式での活動をやらせてくれる」という『公式動画勢化』を外に出て自力で、というのはまず出来ない。動画勢に転身するぐらいなら出来るかも知れないが自力でやるなら苦行過ぎる(編集・企画構成・撮影準備等の)裏方作業を専用スタッフチームを用立ててやらせるなど個人の力・資金力ではまず無理(これに関しては業界に前例が一つもない)だろうし、無理矢理やったとしてもカバー程の大企業がバックアップしている場合の半分もクオリティが出ないだろう。──────であれば地獄のような「永年配信一本槍」の活動が待ち受けているわけだがそれには前述の(大神の件の)ように絶対的な「年齢の壁」が確実に立ち塞がっている。「辞めて目先の権益を独り占めするより」→「残って素直に上を目指した方が得だな」と思わせることで近年ホロで最もネックになっている「脱退」の問題を食い止めることが出来る。
纏めると前頁の「メリット一覧表」には
『専用スタッフチーム付きの動画勢への転向』によるメリット |
---|
⑨.下位のホロメン達の『公式動画勢化』を念頭に置いた質の良い努力を誘発することが出来る。 |
⑩.相次ぐホロメン達の「脱退問題」の食い止めに繋がる。 |
の二つが追加され、
『専用スタッフチーム付きの動画勢への転向』によるメリット |
---|
①.目処5年程度で(主にモチベの意味で)終わってしまう配信活動に次の段階を用意することが出来る(宝鐘)。 |
➁.スタッフの協力と先導、それにより可能になる【Global】な発信活動によりトップライバーの数的記録をさらに引き伸ばすことが出来る(宝鐘)。 |
③.配信活動の成績の落ちが止まらないトップライバーをその流れから救える(兎田)。 |
④.本人のキャリアに致命的な傷を入れかねない【Crash】行為を「編集」の力により削ぎ落とすことが出来る(兎田・星街)。 |
⑤.日々低迷を極めるホロライブの【Local】領域における発信活動の質を(スタッフのテコ入れの力により)改善することが出来る(大空・さくらみこ)。 |
⑥.配信活動に付き物な「年齢の壁」をライバーに超えさせることが出来る(大神)。 |
⑦.人気のある海外ホロをJP領域での発信活動に参加させることが出来る(ぐら)。 |
⑧.かかる資金は(下位ランクのホロメン達から吸い上げれば)実質無料。 |
⑨.下位のホロメン達の(『公式動画勢化』を念頭に置いた)質の良い努力を誘発することが出来る。 |
⑩.相次ぐホロメン達の「脱退問題」の食い止めに繋がる。 |
という大・一覧表が完成する。これでデメリットがないのだからやはりカバーは箱の上位ライバーだけを対象にした『公式動画勢化』を定型プロジェクト化して推し進めていく他ないだろう。
✔ 例えば”お笑い芸人”という人気商売には「①漫才・コント師として(主に劇場で)活動する」→「➁結果を残せた場合テレビタレントに格上げされる」という『ライン』が設けられている。”アイドル”であれば「①劇場でのライブパフォーマンス+握手会等」→「➁そこでトップクラスの人気を勝ち取った場合のみバラドルや女優に挑戦できる」という、”役者”の場合「①舞台での下積み」→「➁テレビドラマや映画への出演」という『ライン』が設けられている。──────世の「人気商売」と名の付く各種ジャンルには必ずこの『ライン』が設けられていて、だから下位の者はそれを目指して必死の努力に身を投じるし、一度その地位を手に入れた者は二度とそれを失うまいとパフォーマンスの質の保持と更なる切磋琢磨を忘れない。
ホロライブ(と言うより”VTuber”というジャンル自体)にこの『ライン』は存在していない。一度”配信勢”としての活動をスタートさせてからホロメン達には終生「①配信活動」の一択しか用意されておらず、一旦デビューして「①」を始めたが最後目指す先も無ければ失う物も何も無い。──────言ってみれば「A.努力する理由」と「B.立場を保持する意味」が全くないわけだがこれが「a.ホロメン達の活動の質の継続的な低下」と「b.自主脱退者が後を絶たない」ことの大きな理由だ。
この記事シリーズではホロメン達のことを『動物』に例えているが、例えばどこかの田舎の(敷地だけは)広い家の”ガレージ”→”門扉”までのエリアに途方もなく長い鎖に繋がれ放置されているような(多分柴犬と何かの混血の)犬を見たことがあるだろう。「10年以上は続くであろう長大なキャリア」を「配信活動の一本槍で過ごすよう申し付けられた」ホロメン達は丁度あんな感じだ。──────好きな時間に寝て好きな時間に起きて適当に飯を食って人が来たら無意味に吠えて、毎日が無意味で同じことの繰り返しで他所様から見たら何の価値もない存在で………………間違いなく、ああいった「田舎の犬」とホロメン達は全く同位の存在だ。「自由」「気楽さ」と引き換えに何か大切なものを失っている。
一方高そうなスポーツウェアにうっとうしい厚化粧の女飼い主に連れられて颯爽とドッグランを駆ける「都会の犬」も見た覚えがあるだろう。あるいは電車の出入り口付近で甲斐甲斐しく手帳持ちの飼い主に寄り添う「盲導犬」か、スマホのCMでおっさんの声で喋る「タレント犬」か…………
『動物』にはこんな感じで飼い主による強制じみた”先導”や”枠作り”が必要だ。「まずは何に挑戦して」「そこでどんな結果を出して」「次に何をして」「どんな報酬を受け取って」「何に対して」「どのくらいの悦びを覚えて」「何歳までにこの段階まで到達して」「どんな一生を送って」「死んでいくのか」──────全てを飼い主に一方的に決めつけてもらい最初から最後まで導いてもらえて『動物(≒犬≒ホロメン)』達はその価値を最大化させ輝き、意味のある一生を送ることが出来る。
大金を投げ渡して後はご自由に、と今まで放置する形でホロメン達を扱ってきたカバーのやり方は言ってみれば「(人間のくせに)ドッグランぐらい自分で引かんかい」「品行方正で献身的な活動ぐらい当然自らやるよな?」「デカい仕事ぐらいコラボ配信とか駆使して自分で取ってくるよな?(結局それが一番自分のためになるもんな?」みたいなスタンスだったわけだがそういう理屈は通用しない。──────何せホロメン達は『動物(≒犬)』なのだから。前記事の大空の【パーティ理論】なんかを見てもあんなものは犬畜生にも劣る腐れ動物理屈で、本来ならこんなことを真面目な顔して大見得切りながら喋れる生き物が「①人語を扱えることも」「➁法律で守られていることも」「③人権を与えられていることも」全ておかしい。青葉真司とか山田浩二とか、ああいうのを「人間」とは呼ばないだろう。ああいった連中と同じで(あの【パーティ理論】のクソバカを始めとした)ホロメン達も「人間」ではなく、であれば『動物』である前提で扱わなければ齟齬しか生まれない。
この項の一番上に記載したランク表には以前までと違って「推奨活動形態」の項目を付け加えてある。AランクとBランクの横に「公式動画勢」を入れておいたが、要するに各ランクの「推奨活動形態」の欄にそれぞれのランクに見合ったものを設定して下位ランクの者には上位ランクの「推奨活動形態」を目指させ上位ランクの者には既に手に入れたそれを失わないよう努力させるこれがホロメン達の活動に『ライン(=筋道、経路、段階)』を設けること、だ。──────Cランク以下が空欄になっているが、この後この記事シリーズではさらに二つの「推奨活動形態」について触れていく。