【ホロライブ・アナザーライン】02《たそ殿〝拷問〟の時間でごじゃる》include:[天音かなた]*[AZKi]*[風真いろは]*さくらみこ*星街すいせい*雪花ラミィ*とぎもち*あずきちゃん/とぎもちのアレって炎上芸だったんですか?/「つまり〝ケーキ〟みたいな〝ゲロ〟は」→「いよいよ〝ケーキ〟みたいに」→「なっていた。」/星街すいせいだけは絶対に許せなかった女/〝上下の激しい女性V〟=〝きっと病気持ち〟/どマゾの初〇き、絶望〇き/嗚呼、百合……/////風真いろは「はぁ、もう」「はぁ、好きお前」「もう好き」「好きだよ、」「ねぇ」/まじきち、画策す/Vの怖い話

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→【ホロライブ・アナザーライン】03 に続く


《たそ殿〝拷問〟の時間でごじゃる》1/15「微妙に着くのが一番辛い」





待っていた……

オマエみたいな変態を……─────垣原雅雄(漫画「殺し屋1」)





薄く月明かりが差す部屋の中、

和装に割烹着姿という

今時信じられない出で立ちをした若い女が、

手元で鎖をじゃらじゃらと鳴らしながら

何やら重労働に勤しんでいた……………

〝ジャラ……〟〝ジャキ、〟

「……………………」

「……………………ねぇ、」「ごじゃるぅ~…………」

「……………………」

〝………ジャラ、〟

「もうやめようよこんなの、」「ねぇ~…………」

「……………………」「スゥー、、、、、」

「嘘でしょもぅ~…………」

〝ジャラ、〟

「ここをこうして、」「こうでごじゃろう…………?」

「ねぇってぇ~…………」

〝ジャラ、〟〝ジャラ、〟と音をさせながら、割烹着姿の女は手元の鎖と格闘する。それを後ろ手にかけられ今まさに吊るされんとしている、貧相な体つきをした女の言葉になど耳も貸さず。

「ここをこうで……………、」「うん。」

「ねぇ一回さぁ、」「一回まじちゃんも呼んでさぁ、」

「……………あ、分かった、」「ここだ。」「ここでごじゃる」

「一旦冷静に話し合い、」

割烹着姿の女が力を込めて鎖を引くと同時に

貧相な体つきをした女が勢いよく、

天井に向け上昇した。

「っち゛ゅんっ!!!!?」

「お!?」「おーーーー!!!!」

吊り下げの高さ調節のために上下させられながら、貧相な体つきをした女は必死の抵抗を試みる。

「っねぇ!!!!」「シャレになんないってこんなの!!!!」「犯罪だかんね普通に!!!!」

「えー、確か」「ギリ足の親指が地に着くぐらいの高さ、」「っと……………」

「おいっ!!!!」「聞いてんのかごじゃる!!!!」「通報だぞ!!!!」「警察に通報すっからなここ出たら!!!!」

「っせぇなぁもう………」

「っあ゛!!!?」

「ないでごじゃるよ」

「あっ!!!?」「何ィ!!!?」

「ないでごじゃるよ、」「お前が」

「おぅっ!!!?」

「今後ここを出ることは」

「あっ!!!?」

月明かりが薄く差し込み仄暗く、

信じられない程高い天井をした部屋の中ぎしり、と

かけたて・・・・の鎖の軋む音がする。

「……………えっ?」

「……………あ、」「もちろん」

「……………うん」

「生きては、って」

「……………えっ」

「意味でごじゃる」

「えっ!!!!」

貧相な体を白パンツ一枚で隠しただけの格好の

貧相な体つきをした女は、

衝撃の言葉を受け止めつつも

後ろに向けて独楽のように回転しそうになる自分の体を

両足の親指の力だけで必死に前向きに固定した。

「…………え、」「えっ、」「…………嘘」

「嘘じゃないでごじゃるよー、」

鎖の設置に使った器具やそれらを梱包していたアレコレをガサガサとかき集めながら

割烹着姿の女が言う。

「大体分かるでごじゃろうよ、」「急にド突かれて拉致られて」

「…………え、」「えっ、」

「半裸に剥かれて奴隷みたいな生活させられて」

「…………えっ、」

「挙句の果てにこんな暗い部屋で天井から吊るされるなどすりゃあ」

後ろ手に回された貧相な体つきをした女の両手を

天井と繋いでいる鎖の長さは絶妙だった。

地に着くのは両足の親指一本ずつまでが限度、全体重を乗せていれば当然すぐ辛くなるので定期的に(コンクリ打ちっぱなしの)床から浮かすのだが

そうすれば今度は後ろ手に回した両手が自重により引き千切れそうになる。

割烹着姿の女との短い会話の中で貧相な体つきをした女は

既にこのルーティンを何度か繰り返していた。

「いやいやいやいやいや、」「待ってよォ…………」

「何をでごじゃるかー」

「いや、一回さぁ、」「一回これ」

「うん」

「解いてよォ」

「解wくwわwけw」「ねェーでごじゃるwww」

「えぇーん、、、」

「めっちゃ苦労したんでごじゃるから、これ設置するの」

どこか緊張感の無い会話の間も鎖が腕を、床が足の親指を絶え間なく虐め抜いていた。

「痛い痛い、痛い痛い痛い、」「まじ本当に痛い、これ、」

「いやいやいやいやもう、」「本ッ当ぉーーーに、」

「痛い痛い痛い痛い、」「まじで一回、解いた方がいいやつかもこれ、」

それがしもう本っ当に、」

「まじまじ、」「これまじのやつ。」「一回まじ本当、」

「大ッ嫌いでごじゃる、」「お前のこと」

「…………えっ、」

ショック過ぎる一言に、貧相な体つきをした女は一瞬体の痛みを忘れた。

「…………えっ、」「え、酷い」「酷いじゃん、ごじゃる…………」

「いやいやもう本っ当に、」

割烹着姿の女は、を切ったようにこれまでの不満をまくし立てた。

「何なの?本当に」「年末にここ来てからずっとさぁ、」

「…………うん、」

「殴って拉致ったんだって言っても〝そうなんだぁ〟とか言ってすんなり受け入れてさぁ」

「…………うん、」

「服捨ててパンいちで生活させても最初ちょっと抵抗しただけですんなり慣れてさぁ、」

「…………うん、」

「食事、うちらの食べ残しみたいなのばっかり与えても〝美味しいねぇ、あはは〟って機嫌よくばくばく食ってさぁ、」

「…………うん、」

「挙句の果てにィ!!!!」

「うん」

「卒業ライブ!!!!」

「うん」

たかったんでごじゃろう!!!?卒業ソロライブ!!!!」

たかったよ………?」

「行方不明のお前に代わってアクターが歌って踊ってしてるの観てお前何て言った?」

「…………………」

「〝やっぱ上手いなぁ、プロの人は〟」「〝僕も見習わなきゃ………〟」「って………」

「…………………」

「キモいよォ………!!!」

「…………………」

「感情どこ!?」「何目線!?」「何がしたくて何を望んでるんでごじゃる!?」

「…………………」

「嗜虐耐性の高さがキモいんでごじゃるよォ!!!!」「今だって」

「…………………」

「何でちょっと余裕なんでごじゃるか」「痛がり方といい嫌がり方といい」

「…………………」

「ちょっと余裕があると言うか取って付けたようと言うか」「表情といい言い方といい」

「…………うん、」

「ハァーーー、、、」「キモいキモいキモいキモい、、、、、」「本当にキモい、」「同じ人間とは思えない、、、、、」

「…………うん、」

「虐めていたのはこちらなのに年末から今までずっと、」「こっちが犯されていたような気分でごじゃる、、、、、」

「…………ねぇ、ごじゃるぅ、」

両足の親指だけでピョン、ピョンと跳ねながら割烹着姿の女に近付いていく。

「ひッ!!!?」

「何が、」「ダメだったぁ……?」

〝ジャラ、〟〝ジャラ、〟と、鎖が揺れる。

「ひぃ、」「来んなぁっ……!!!?」

「ねぇ、僕の何が」「ダメだったぁ……?」

「ヒイィィッ……」

割烹着姿の女がバランスを崩し、ドスッと尻もちをつく。

「直すから、何でも聞かせて欲しいな」

「ば、ばば、ば、」

「ねぇ僕、」「ごじゃるの話なら、何でも聞きたいと思ってるんだぁ……」

「バケモノォ~~~っ!!!!」

手と足とでしがみつくように立ち上がった後床に取り落としたアレコレを拾い集め、

割烹着姿の女は部屋の出入り口ドアへと走った。

「ねぇごじゃるぅ、」「何で、酷いじゃん……」

「お、お、」「お前なんかぁ、」「お前なんかぁ、」

ドアノブにしがみ付き肩で息をしながら、割烹着姿の女は最後の力を振り絞り精一杯に吠えた。

「お前なんかまじきちに酷いことされて、」「根性叩き直されちまえばいいんだァ~っ!!!!」

〝バタンッ〟

と、割烹着姿の女がドアを閉めると共に、

それに隣接する何もない筈の壁面の一部が〝バキッ〟とドア状に開いて

物憂げな顔の美女が姿を現した。

「…………ま、」「まじちゃん?」

貧相な体つきをした女の有り様を一瞥して、

物憂げな顔の美女は少しだけ歯を覗かせた。

「素敵なざま、」「ね………」「たなかん。」



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