【ホロライブ・アナザーライン】02《たそ殿〝拷問〟の時間でごじゃる》include:[天音かなた]*[AZKi]*[風真いろは]*さくらみこ*星街すいせい*雪花ラミィ*とぎもち*あずきちゃん/とぎもちのアレって炎上芸だったんですか?/「つまり〝ケーキ〟みたいな〝ゲロ〟は」→「いよいよ〝ケーキ〟みたいに」→「なっていた。」/星街すいせいだけは絶対に許せなかった女/〝上下の激しい女性V〟=〝きっと病気持ち〟/どマゾの初〇き、絶望〇き/嗚呼、百合……/////風真いろは「はぁ、もう」「はぁ、好きお前」「もう好き」「好きだよ、」「ねぇ」/まじきち、画策す/Vの怖い話

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《たそ殿〝拷問〟の時間でごじゃる》10/15「手品をしているんでしょう!!!?」




「はあっ、はあっ、はあっ………」

「………………!!!?」「?????????」

「はあっ、はあっ、」「…………はぁ、」

「いやいやいやいや…………」「えぇ………?」

コンクリート製の床に突き刺さったまま直立している

黒々とした物体は

とても大きかった。

〝ゲロパテ〟〝ポアロ・・・〟〝魚の骨〟

そのどれよりも、遥かに。

「はあっ、はあっ、はあっ………」「ふぅー…………」

「え、これ」「は…………」

「ふぅー………」

「……………………」「えぇ…………?」

だから差し込む月明かりだけが頼りの暗い中でも

貧相な体つきをした女にもその正体がすぐに分かった。

「ふぅ。」「……………………」

「え、これはさぁ、」「これはさすがに、」「………………えぇ?」

コンクリート製の床に突き刺さったまま直立している物体の正体は

マンホールの蓋だった。

綺麗な円形をしていて

離れて見てもずっしりとした鉄の重厚感が感じ取れた。

その辺りの道にはまっているものとは違う特殊な仕様の物のようで、

表面に〝小田原〟と漢字で大きく書かれているのが見えた。

「……………………」「……………………」

「え、まじちゃん」「これって」

よく見ると全体的に切り絵で描かれたようなデザインで、

和装をした何人かが行列を成して練り歩いているバックに

和風の城がそびえ立っている。

「……………………」「……………………」

「……………………」「……………………」

〝なんでこんなものが腹の中に〟と問おうとして視線を向けると

物憂げな顔の女は腕を組み

下から睨み上げるように

貧相な体つきをした女を

凝視していた。

「……………………」「……………………」

「……………ほらもう、」「おかしいって絶対…………」

「………………どう、」

「……………………」「……………………」

「だったかしら………?」

「もういいよそれ」

「画的には、面白………」

「……………………」

「かったかしら………?」

「もういいって」

「……………………」「……………………」

いくらなんでもあり得なさ過ぎる嘔吐物により

貧相な体つきをした女も

さすがにその全容に察しがついていた。

「あのさぁ、」「まじちゃん」「これはさすがにさぁ、」

「たなかん」

「いくらなんでもこんな物」

「たなかん」

「……………何。」「何だよまじちゃん」

「これは…………」

と言って鞭で床に突き刺さっているマンホールの蓋を指す。

「これは、」「ね…………」

「………………うん。」

「ゲロよ」

「ちげーだろ」

「……………………」「……………………」

「絶対違うだろ」「無理だよね、これが〝胃の中に入ってました〟っていうのは」

「……………………」「……………………」

「立たない、ゲロは」「人間の口から出てきてコンクリの床に突き刺さったりは」「しない」

「……………………」「……………………」

「呼ばない、いくらなんでもそれを」「ゲロとは」

「……………………」「……………………」

「何?」「何がしたいの?」「まじちゃん」

「……………違う、」「違う、の」「たな」「かん」

「うん」

「聞いて?」「聞いて欲しい、」「の………」

「うん」「聞くよ」

「これは、」「ね…………?」

と言ってまた鞭でマンホールの蓋を指す。

「うん」

「……………………」「……………………」

「……………………」「……………………」

「ゲロよ」

「だから違うって」

「私が今吐き出した、」「私の胃の元・内容物だから………」

「……………………」「……………………」

「これはゲロよ」

「違うってもう、、、、、」

ツッコミの動作に入ろうとした貧相な体つきをした女は、

じゃらじゃら、と音をさせたまま一向に体の前に出て来ない自分の腕にイラついたことで

久しぶりに自分が

鎖に縛られていることを思い出した。

「………んっだよこれ、」「邪魔だなぁ」

「……………………たなかん、」

「何!?」

「怒って」「る?」「恐い、わ」「なん」「だか………」

「こっちだよ恐いのは!」

貧相な体つきをした女は

自由にならない手の代わりに

足の指でぶんぶん、と

マンホールの蓋を指した。

「食べないよね?」「マンホール・・・・・なんか!」

「……………………」「食べ、」「ないわ………」

「だよねぇ!?」

「え、」「え………」「無理。」「食べられない、もの」

「そうだよねぇ!?」

「え、」「え………」「だって、」「穴」「だもの………」

「あ、あな………?」「あ゛っ!!!?」

「穴だもの、」「〝マンホール〟って」「地下に人、」「が出入りするために」

「……………………」「……………………」

「道に、人為的に、開けられた」「穴…………」「だから」

「……………………」「……………………」

「食べられない、わ」「〝穴〟を」「人は………」

「……………………」「……………………」

「空間だ、」「から…………」「たなかん、は」

「……………………」「……………………」

「時には」「お食べに」「なる、の?」「〝空間〟、」「を………」

「……………………」「やかましいなこの野郎」

「……………………」「怒って、」「る………?笑」

「何喋ってんださっきから」「ゆっくりボソボソと小さな声で」

再度足の指でぶんぶん、と

マンホールの蓋を指す。

「そーーーれ!」「それを食うのかって言ってんの!」

「……………………」「え?」

「それだよ!」「その鉄の塊!」

「……………………」「食べたから、」「今私の口から出て、」

「食べないだろ!」「人間は〝鉄〟を!」

「たな、」「かん」「落ち着い、」「て」「い、」「一旦………笑」

「食うにしても!」「割って食うだろ!」

「……………………」「ブフッ、笑」

「丸呑みだろ!それじゃまた!魚みたいに!」「マンホールの」「蓋ァ!!!!一枚丸ごと」「丸呑み!」

「……………………」「……………………」

「ワポルですら噛み砕いて」「咀嚼してから食うんよ!」「鉄とかそういうのは!」

「……………………」「…………………私、」

「うん!!!!?」

「しらない、それ」「履修してない、から」「ワンピー………」「ス」

「言ってるぅ!」「ワポルがワンピース出てるの知ってるの」「言ってるぅ!」「自分から」

「……………………フンッ、笑」

核心に迫りギアを上げる貧相な体つきをした女に対し

物憂げな顔の女は腕を組み脚を交差させて立ち、

ニヤニヤと不敵な笑みを浮かべていた。

「ねぇ、」「手品でしょ?これ」

「……………………」「……………………」

「手品をしてるんでしょう?さっきから」「分からないけど、」「どっからかは」

「……………………」「……………………」

「魚は絶対変だった!今考えると」「変だもん、まじちゃんがあんなでかい魚」「上向いて頭から丸呑みしてるとか」「考えられないもん」

「……………………」「……………………」

「ねぇ、」「手品をして」「いるんでしょう?」

物憂げな顔の女は

ふぅ、と満足げに息を吐いて応えた。

「……………………」「……………たなかん。」

「うん」

「やっと気付いて、」「くれたのね…………」



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