✔ 月ノと初絡みする兎田。観ていればやんわりと伝わってくるが兎田は月ノがあまり好きではないようだ。本間と絡んだ時と比べるとテンションが低過ぎるし近々でコラボに呼んだにじライバーは関西出身の壱百満天原、自箱の中で絡むのも地方出身者ばかりで兎田は明らかに都民を避けている。元は地方出の出自がそうさせているようだが、まあその気持ちだけは痛い程分かる。
にも関わらず機能性や性質は都民でしかないのが兎田の泣き所だ。都民由来の自制不全、トーク・ギャグセンスの欠如、柔軟性に欠け伸びのないアクションの数々……都民でありながら都民を嫌い、地方民を好きでありながらそちらに順応する能力はないという特殊な性格が兎田を孤立させ可能性を一つ、また一つと奪っていく。
✔ ぺこみこを自分から解体した兎田がいかに根性無しのアホであるか理詰めで色々書いてみたが、そもそも論ぺこみこは復活させない方がいいという立場の人間がどこかにいるだろうか。野うさぎや35Pはもちろんその大半が関係性オタクなホロライブの箱推しリスナー、同僚が同僚と仲良くしていればもちろん嬉しいホロメン達、所属ライバー同士のデカいユニット大歓迎で今年はぺこみこを無理矢理復活させた運営、そもそもぺこみこを全然やめたくなかったさくらみこ、そして活動上ぺこマリと同レベルに、極めて有利に働くユニットが成績低調気味の今この時に手に入る兎田本人、それを知っている全員の逐一に大きめのメリットを与えていく事が分かり切っているぺこみこを復活させない判断がいかにアホかは誰の目にも明らかではないだろうか。他の同僚が軒並耐えているストレスを一人だけ嫌がってそれを実行しない兎田という人間の高が知れる。
✔ 一度組んで動けば逆凸とかいう素っ気ない企画でも大盛り上がりしてしまうぺこマリ。ホロライブなんか見ていないであろう外部のV達も軒並み声が上擦ってしまう程豪華な組み合わせだが、ぺこみこを復活させるだけで兎田はこれと同格のカードをもう一枚手に入れる事が出来る。どんなに成績の落ちに悩まされても今月はぺこマリ、翌月はぺこみこみたいなパターンで大きめの企画を定期的に行っていけば先々まで箱を揺らし続ける事が可能だ。
ぺこマリに関しても宝鐘に気を遣わせて距離をとらせる事を常としているが外のV・外のリスナーにすら強く響くこの組み合わせに関して何でそんな事をする気になるのか分からない。この組み合わせでなら何をやってもクリーンヒットする事は分かっているのにそれを阻害するような基本ムーブを理由なく励行する事の狙いは何なのか訊いてみたい。それをやった先に何があると思ってるの、Vとしてのお前の目的って一体何なの、と。
明言しておくが兎田がデビューから今までの間に一人でやったアクションの中でぺこマリ・ぺこみこでの活動より面白かったものなど一つもない。宝鐘のように一人喋りで場を沸かす才能がある訳でもさくらみこのように血の滲む努力を続けていく胆力がある訳でもなし、ユニットでの活動を忌避していながらそれがなければ今後困るのは兎田の方だ。
✔ 最近流行っているゲームを用いたぺこマリの並走企画。こんな企画も同格のユニットをもう一つ持っているだけで倍の頻度で行う事が出来る。
ぺこみこの復活を望む声は今でも非常に多く、マイナスの意味合いであってもその存在感は今でもとても大きい。兎田が根性をキメて今これを復活させれば箱は大爆発する訳で、それが実現した後数ヵ月はぺこみこでのコラボは恐らくぺこマリでのコラボの視聴回数を抜き続ける。変化と進歩に乏しくここ最近ずっとつまんねー兎田に出来る中でこれ以上面白いアプローチはないと思うが、それに手を付けない理由とは一体何なのか兎田は一度真剣に考えてみた方がいい。
リスナーが最大級に求めている画を作る事の障害になっているのは自分が自分を守りたい気持ちただ一つで、箱の皆もやればいいのにと思いながら遠巻きに見ている、さくらみこも自分が蹴ったその日からずっと受け入れ態勢でスタンバってる、その全てを自衛の気持ち一つで台無しにしている自分は一体どんな人間なんだろうと、考える頭があるなら是非一度考えてみればいい。
✔ 兎田は今既に始まっているオワコン化が進行して今後どんどん成績を落としていく。兎田的には自分は十分やりきった、持って生まれた才能の部分と環境のアレコレに負けて一時に比べると観て貰えなくはなったけどそれは仕方のない事、本格的に成績が落ちた時きっとそう思うと思うが、それは違う。
兎田は自分の身を切ってリスナーの需要を満たす、もしくは同僚と協力関係を作るのに適した形に自分を変える努力が出来なかった。苦痛を覚えないし苦手意識を煽られない分野に関しては人一倍擦って努力家の称号を得た訳だが、兎田程界隈で認められて山のようなアドを与えられた人間がそれしかしないというのは怠慢以外の何でもない。
宝鐘~戌神ぐらいまでの上位層は皆多かれ少なかれ毎日のように自分の気持ちを無かった事にしているし、デビューして初めて配信用にあつらえた、自分でも見も知らない誰か別の人の皮をモデルの下にもう一枚余計に着込んでマイク前に就いている。それはプライドや自尊心、こだわり、思想、素の自分の一次感情を抑圧して押し殺して傷つけ矯正していくきつい作業だが、この仕事に就けている感謝とそこで出会うもの全てへの敬意がそれを可能にしている。嫌だ、無理、怖いと思ったら迷いなく一人逃げ、居残った同僚達にケツまで拭かせて平気な兎田にそんな気持ちはもちろんない。
兎田は活動より自分を守る事を優先させた結果オワコン化し始めている訳だが、それと環境に淘汰されて理不尽にオワコン化させられるのとでは訳が違う。自分はあの時やれる事を全部やらなかった、若くて何も分かっていなかったと後悔しながら終わっていく晩年に兎田は今向かっている訳だが、私は兎田には是非その事実をその時ではなく今この瞬間に知って欲しいと思う。
何からも半笑いで逃げて後は人に任す事以外してこなかった兎田は活動に当たる自分の姿勢が物凄く間違っている事実を知ったとしても絶対にそれを改める事が出来ない。そんな自分がどんなに情けなく、どんなに劣った人間か知った上で後悔と自己嫌悪に塗れたまま残りの活動時間を過ごして欲しい。──それがデビュー以来周囲全ての人達を裏切って生きてきた事への、せめてもの贖いというものだ。