✔ 界隈の誰もが知る通り、2024年はホロライブにおかしなことが本当に多く起きた年だった。ライトなリスナーだと湊の卒業を始めとした【所属ライバーの大量脱退】が印象的な筈だが、そのことごとくが「方向性」を理由に自主的に脱退の道を選んでいることに加えその中の一人が「多忙で常に体調不良に悩まされている」と口にしたことから【カバーのブラック化】が囁かれたり、最新期生の過半数が他領域の元・有名人で構成されていたことで【カバーの数字主義化】が囁かれたりでとにかく不穏だ。にじさんじなんかから移って来た新参ホロリスだとVの運営ならこのくらい普通じゃないですかという話かも知れないが、昔からホロライブを知っているリスナーはここ一年のカバーがどれだけ不穏で異質な空気を放っているかは肌感で分かるところだろう。
この一年でホロライブに起きた珍事・変事をさらに細かく洗っていけば、【カバーのブラック化】【数字主義化】はもっと詳らかになっていく。その展望や解決策を語る前に、まずはこの一年でホロライブに起きた不穏な出来事の一つ一つを洗ってみよう。
【case.01】夜空メルの一発解雇(1月)
✔ 10:32~ まずは2024年に入ってすぐ、1月中頃の「夜空メルの解雇」から。2024年は(運営の眼鏡も含めるなら)JP4名+EN2名の計6名が脱けているがその中で”解雇”で強制的に脱退させられたのは夜空1人のみになる。
ホロライブの”解雇”事案と言えば2022年2月の潤羽だが、潤羽の解雇は「ちょっと待って下さい」「一旦落ち着きましょう」「一つずつ連絡を取り合って連携しながら事に当たりましょう」というカバーからの再三の申し出を潤羽が逐一無視して勝手に暴走し、炎上に拡散を繰り返した末取り返しが付かなくなった挙句の顛末だった。その半年前2021年7月の桐生ココの(自主)脱退劇にしてもそうだが、カバーは進んで所属タレントを切る決断はしていない。ホロライブから所属ライバーがいなくなる時カバーがなぞるパターンは「①静観・火消し」→「➁擁護」→「③(本人からの申し出や極度の炎上により)手に負えなくなった場合のみ解雇する」と相場は決まっていた。
だから「①突然の一発解雇」の1ステップしか踏まなかった夜空の解雇事案は明らかに異質だ。夜空のバックに誰か悪い人間が付いていて(例えば他の所属ライバーの個人情報レベルの)重要機密を意図的に抜き取り横流しするような悪事を働いたのかと思う程だが(←夜空は常識が欠如している部分があるので全くない話とも言い切れない)その後の話(上動画、10:32~)を聴いているとカバーは夜空と解雇後の再デビューについて丁寧に話し合ったようで、これはそのレベルの悪事を働いた場合あり得ない。他のホロメン達は夜空が具体的に何をして解雇されたのか当然知っている訳だがその後も普通に名前を出したりしていて、これも極度に(それも意図的に)悪い行いをした場合あり得ない。──────つまり、恐らく夜空は(少なくともそれまでのカバー基準だと)一発で解雇せざるを得ない程の悪質な行いはしていない。
再デビュー後は(上動画を始めとした)要所要所で「私が悪かった」「失敗は繰り返したくない」みたいなしおらしい発言を繰り返しているので看過出来ないレベルの何かしらをやらかしたのは間違いないようだが、カバーが夜空のこの一件を機に所属ライバーの扱いを変えたのもまた事実。──────何より、カバーは夜空を泳がせていた。私は当時たまたま夜空をリアルタイムで追っていたのでよく知っているのだが、当時自分の活動を見直し反省までしてリスタートさせる作業を精力的に行い始めていた夜空をカバーはどんなに短く見積もっても数週間~1ヵ月の間(もしかするともっと長い期間)泳がせ続けある日の朝、突然社に呼び出しバサり、という感じで切って捨てた。桐生の一件・潤羽の一件と比較すると余りに様相が違い過ぎている。「A.業績が苦しくなってきて底辺ライバーに対する扱いが厳しくなった」か「B.運営が総入れ替えのような形になって体質が変わった」かの最低でもどちらか一つは確実だろう。
この件から示唆されるのは「体質」か「構成人員」の意味合いで【運営が大きく変わった】こと。2024年ホロライブに起きた不穏な出来事には全てこの【運営の変化】が関わってくるのだが、明確にそれが示唆されたのはこの件が最初だ。