✔ 埋もれた初期デビュー組のにじライバーをゴキブリよりも毛嫌いしている私は緑仙の事などぽこピーとの炎上騒動の時を除いてやはり全く見た事が無かったのだが、アンジュと絡んで初めて見てみて思うのは緑仙てアンジュの事が本当に好きなんだな、という事だ。
アンジュのはた迷惑な誕生日の逆凸配信のアーカイブのシークバーは今呼び出されたライバー毎に区切りを入れてパート化されていて、それらを比べてみると緑仙と絡んだパートは他より圧倒的に長い。これまでの合同プロジェクトを度々頓挫させられて来た事への不満とこれからの話を堰を切ったようにまくし立てる様子には「おいなんだお前とうとう動くのか///」みたいな高揚感と期待感が、途中で回線が落ちて配信が止まった際にその直前に通話を終わる流れになっていたにも関わらずアンジュが復帰するまでの長い時間を当たり前のように待ち続けた事にはアンジュとの繋がりをむやみに切りたくないという気持ちが表れている。
回線が落ちる前に一度通話を切る流れになった際に今後はチャットの途中で返信を突然しなくなる事をやめるように、と歯切れ悪くおずおずと注意した部分は普段人を諭す事に慣れていない緑仙が勇気を出して自分の希望をアンジュに伝えにいったシーンであり、緑仙がアンジュとの末永い関係を常々望んでいてこれまでその期待を何度も裏切られその度に落胆していた事を物語るシーンだ。普段斜に構えている緑仙が「連絡返してよね、君に声かけられると喜んじゃうんだから。軽々しく誘うけど今度嘘だったら許さないからねッ」という旨の発言を恥ずかしそうに話す様子は非常に分かり易いデレポイントで緑仙の可愛い部分が出た瞬間だったと思うのだがそれをこの人の気持ちが分からない赤いバカは「急に片言ww」とか言いながら笑っていて本当に腹立たしい。恋愛ゲームの無神経系主人公気取りならお前は絶対にそんないいもんじゃねえからなと頬を張ってやりたい。
緑仙がアンジュに目を付けて繋がりを持ちたがる本当の理由がその拡散力を拝借して名を売る為なのか有力な味方を増やして事務所内での立ち位置を向上させる目的なのか、はたまたアンジュの才能とセンスに惚れて一緒に面白い事がやりたいのか単純にアンジュの安全で優しい人となりに惚れているのか、緑仙を見てこなかった私にはその胸の内など知りようもないのだが、そんな私にでも誕生日の逆凸配信と年末のサシでの雑談企画のたった二つの配信を見ただけで緑仙について分かる事がある。彼女は5年近くもうだつの上がらないライバーライフを送ってきた今でもまだ本気で「何とかしたい」し、「どうにかなりたい」のだ。
「何とかしたい」対象が自分一人なのかデビュー以来一緒にやって来た仲間ごとなのか、にじさんじという事務所自体なのか業界全体の事なのか、「どうにか」が「今よりはマシで楽しい新鮮な活動」なのか面白くて意義深い、まだ見ぬ何かを作り出す事なのか、事務所の登録者数上位に食い込む事なのか事務所の看板になる事なのか、業界に名を馳せる事なのかはやはり緑仙を知らない私には分からないが、これだけ長い間どうしようもなくてまだその類の意志を折らずにいられる事に関しては驚嘆に値する。めちゃくちゃバカなのか真面目なのか、その両方なのかは知らないがこんなおかしなライバーは他ではお目に掛かれない。
緑仙がデビューした2018年中頃、そして大体その前後一年の間にデビューした今のV界の先輩組・大御所組は2023年に入った今、全員息をしていない。チャンネル登録者数や収益の意味で売れっ子の体裁を保てている者はごく少数居るが、彼らを含めても初期デビューのVタレ達はクリエイターとして、エンターテイナーとしてはとっくの昔に全員ピークを過ぎ、ネタもモチベも尽き果てて皆須く終わっている。
緑仙が籍を置くにじさんじ、その発足以来の大女帝は今や辞めるに辞めきれなかった只のOG、若頭は最早自分が何で売れているのか、何故この仕事を続けているのか分かっていない有様だし、バチバチに才能のあった事務所肝入りの三人組は疾うの昔に腐って使い物にならなくなっている。緑仙と同時期デビューの人間達などは皆抜け殻となって廃棄待ちのゴミと化しているが彼らと懇意にしていてその中心に居ながら何故緑仙の気持ちが未だに腐っていないのかは本当に分からない。「人間は環境の生き物」という、人として生まれたからには絶対に逃れられない法則から当たり前のように解脱している様子は私のように物を知っている人間からすれば物凄く不可解でかなり不気味だ。
個人勢VTuberの先発組もにじさんじに負けず劣らず本当に酷い。アイドル系Vのトップはホロライブと繋がっていなければどうにもならなかった癖に天才の自分が実力と魅力で今の地位を勝ち取ったと本気で思い込んでいる物狂いのブスだし、バラエティ系のトップは年末年始をルームランナーの上で歩きながら過ごす事で笑いが成立していると思い込んでいる、否思い込んでいる体を必死で装っているだけの最早廃人だし、その下に続く、彼らとデビュー時期の近い個人勢達は緑仙同様一人では如何ともし様のなくなった現状から現実逃避して気持ちを紛らわせる事に必死だ。
彼らがにじさんじの先発組と違うのは分かり易くやさぐれたり下卑たりせずにネタもモチベも、日頃見て貰えている感謝も尽きていない体を装い自分達がクリエイターとして終わってしまっている事実を隠蔽しようとする点にある。お行儀がいい分にじライバーよりはマシかも知れないが自分達の活動の趣旨と活動開始当初の目標を丸ごと忘れて保身と時間稼ぎに執心している様子は見苦しく、見るに堪えない。
事務所ごとキラキラと輝いて見えるホロライブにも実は先行デビュー組の闇という物が存在する。ホロライブの成功に直接的に貢献したライバーは主に二期生~四期生辺りまでの面々で、その輪に入りきれなかったそれ以前デビューの一期生やゼロ期生の一部は今や大空や宝鐘のようなスーパーコミュ強でも触れる事を躊躇う程のアンタッチャブル、事務所の闇の部分として佇んでいる。身をもってそれを感じたければときのそらの単体配信、そして後輩とコラボした切り抜きをいくつか見てみるのがいい。何か患っているのではと思わせる程に覇気がなく焦点の定まらない、何かのリハビリのような雑談配信を行いこれまでの活動を何かと悲観的に捉えてネガティブな泣き言をデビューしたばかりの超後輩ホロメンにまで聞かせて困らせる彼女は完全にどこか壊れてしまっている。
キズナアイと同タイプだが明らかにそれより劣っている古くてダサいモデル、キズナやミライアカリと同じセンスの「ときのそら」というVTuber界黎明期特有の具体的な事物ではなく綺麗めの概念をコンセプトとしたオワコンネーム、特徴のない声、取り立てて上手くない歌、人柄も極めて並で事務所内での求心力も後進に奪われてしまい共にホロライブを創設した社長よりも女子社員よりも事務所内での存在感を失い、彼女は遠く関係のない場所から見ているだけの私でも気を遣ってしまう程に悲惨なVタレントだ。本当は誰にも求められていないし、それを本人も分かっているのに事務所を上げての大舞台では中心人物のように代表を務めさせられ「憧れの先輩は?」という質問にはホロメン全員が「そら先輩ですっ」と答える事を暗黙の了解としているという辱めに次ぐ辱めの日々…女心に疎い私にでも分かる、近年ときのそらの胸を支配する思いは「私の人生って一体何なんだろう」だ。その問いの答えを私はもちろん知っているが、悲惨に過ぎるのでさすがにここに明記する事は控えたい。
✔ 緑仙のように大手事務所に参加していながらその中ですら埋もれてしまったVライバーが、自分一人の力でそこから脱する事は絶対に出来ない。「にじさんじ初期デビュー組」という新たなリスナー層の流入が望めない領域に捉われベタベタの緑頭に何と読んでいいのか分からない名前という取っ付きにくいデザインを施された緑仙は、本人も重々承知のように活動形態を抜本的に見直し人脈もゼロから再構築しなければ状況が改善する事はあり得ない。落ちる事はあっても上がる事はない、その予感を身をもって確認しながら終わっていく、それだけのライバー人生になってしまう。
ぽこピーの番組に持ち込んで炎上してしまった例の企画、同僚Vが石鹸を食っている体を装うという攻め過ぎたモノマネ、去年の歌リレー企画の主催、今思えば彼女はそのどれもを現状を打破したいという強い思惑で打ち出していたのだ。
少し想像してみて欲しいのだが、私のようににじさんじはトップ層の数人しかチェックしていないような、緑仙の事などよく知りもしないようなリスナーがたまに聞こえてくる緑仙の攻め過ぎた行動をどう受け取るだろうか。ベタベタの緑頭の男か女かもよく分からない人がラインを越えて人を腐す企画を他所様の番組に持ち込んで炎上、誰だか分からないアニメ声の女に石鹸を食わせるという面白いんだか面白くないんだか分からない変なボケ、売れてもいない癖に事務所全体の音頭を取って大型企画を促す何様ムーブ…「悪い意味で癖が強くて面白くもないのに自己主張が強くて、こんな人が仕切るなんてにじさんじってやっぱり変な所なんだな、舞元とかジョーとかあの界隈はやっぱおかしいんだな」にじさんじにわかリスナーが抱く印象はほぼこれ一択だろう。
ここの記事にも何回も書いている事だがライバーが売れる上で企画やネタなんていうものは本当にどうでもいい事なのだ。スプラトゥーンにアソビ大全、マイクラ、APEX、月に何度かのコラボ配信、雑談、飲酒雑談、オフコラ雑談、歌みたに事務所主催のイベントへの参加という凡庸極まりない活動形式をなぞってみて売れないならそれ以外の何かが間違っているんだな、そう即断していい程にネタや企画はライバーの成功に直結しない。大手事務所のトップオブトップは声やキャラ、ぶっ飛んだ感性等の生まれ持った要因で、大手事務所の上位~中堅・個人勢の売れっ子はV同士の関係性、つまり「てぇてぇ」でリスナーを萌えさせる事・若しくは自分より売れている誰かと結びついて拡散力を得る事で成功を収めている。
そんな事も分からないなんて勉強不足な小娘だな、本当は普通の女の癖に斜に構えてハイセンスぶってんじゃねえと言いたくなるところだがアンジュと絡んでいる時の「やっと相手してくれんのかよ」感を見ると緑仙は年単位のずっと前から新しい誰かと繋がる事がこの先の自分には絶対に必要だし、その相手にはアンジュが最適だという事も見抜いてずっと目を付けていたのだ。この判断と人選は緑仙の現在地やステータス、手持ちの人脈を加味した「今現在現実的に出来る事」の選択肢の中でも最適解中の最適解で、確かに今緑仙があの位置に居て関係を構築に行ってもわざとらしくも嫌らしくもならなくて活動に真面目に向き合っていて才能や拡散力まで備えていてもしかしたらシナジーもあったりするかも知れない人間はアンジュ一択だな…ときっと緑仙も何年か前に辿ったであろう道筋をなぞるとえ、この女頭めちゃくちゃ良くないかと息を呑む事になる。
緑仙は腐った環境でドブみたいな人間共に5年も囲まれていても腐らず向上心を保ち続ける清い精神と現実を冷静に観察して整理した上で分析する考察力、現状打破の効果が望めて且つ現実的な選択肢をあげつらう問題解決能力、さらには人を見てその本質を見抜く人選眼も持ち合わせた高機能ガールだったのだ。おまけにボーイッシュなキャラの癖にたまに気を抜くとアニメ声や若い女性特有の揺らぎが出る男殺しのギャップはあるし芸は多才だし、こいつはどう考えてもデビューする時期と場所が正しければ今頃普通に売れて大事務所の中心人物にでもなっていた類の素材だろう。2019年以降のホロライブにでも入っていれば、と悔やまれて仕方がないがにじさんじでももう少し取っ付き易いモデルと名前を与えられていたら今とは違う未来があったのではないだろうか。年齢も性別も不詳で近寄りがたい日本人離れした高機能キャラ、というのは確かに緑仙の中の人の特徴に合致しているが当人の将来を考えればもう少しやり様があったんじゃないですかえにからさん、といった感じだ。ジョーとかチャイカとかグウェルの例を見てもにじさんじの運営はライバーのキャラデザにこだわり過ぎて当人の将来に関して考えなさ過ぎるきらいがある。
✔ アンジュの緑仙との絡み方はニュイ・ソシエールの場合の逆パターン、一般の企業でも見られる職場の後輩・先輩としての絡みだ。自分より一年程前にデビューしていた固くしっかりと自分を持った先輩、趣味嗜好も人間の種類も特に共通していないし東京・地方の壁があって要所要所で噛み合わないし、緑仙には訃報だがアンジュは緑仙を良好な関係を築けているまともな先輩とは思っていても特別相性が良いとも職場の関係を超えて距離を縮めたいとも思っていない。
ずっとアンジュを見ていれば分かる事だがアンジュは「東京」が嫌いなのだ。にじさんじ社員の意味不明で一方的な言動、こちらに非があるにしても度を越してキレ散らかし過ぎな医者のエピソード、空気を読まず彼氏の存在を何度も訪ねる美容師の話、「道歩いてると意味もなくなんか近づいてくる人いない?あれ恐いんだけど」みたいな発言等はどれも東京の異常性にアンジュが引いているエピソードで、舞元を小馬鹿にしている事もアルランディスにやたらと強く当たるのもアンジュが東京カラーの物に内心拒否感を抱いている事の表れだ。
ちなみに先日のサシ雑談で緑仙の披露した非常識な美容室の話に関して言えばあれこそ分かり易い東京都民の非常識さを投影したエピソードで、例えば民度のまともなごくごく普通の県でカットだけで3時間も待たして謝りもしないような美容室は明らかに異常なのでさっさと切って店を変えるべきなのだが、東京でそういった非常識な店をいちいち切っていたら行く店が一件も無くなってしまう。東京は「異常が全部、非常識が全部」なのだ。例え出身が東北でも静岡でもそこに住んで東京カラーの人間ばかり相手にしていたら嫌でも人となりは変わってしまう。これこそがリアル版「東京に染まる」で、「東京は怖い所」の本当の怖さとはここにあるのだ。
緑仙と絡む時アンジュは緑仙が困ってしまわないように、会話が止まって事故のようになってしまわないようにと地雷を回避するような気遣いを欠かさず、定期的なよいしょにも余念がない。これはアンジュと絡む時にニュイ・ソシエールが拡散力ATMであるアンジュとの関係性を損なわないようにと細心の注意を払っている様子とそっくりで、やはり一般の企業で我々でも日頃目にするような職場の上下関係を見せられているに過ぎない。前の記事で書いたように、Vリスナーはそんなありふれた関係性には全く感化されないし、「てぇてぇ」ももちろん感じない。当然緑仙が望むような目に見えた変化は今後アンジュと何度一緒に仕事をしようと起こり様がない。
✔ 36:46~ ライバー同士が仕事の関係を超えて密接に結びつく事で生まれる「てぇてぇ」の力でホロライブ一強の時代を築き上げた立役者大空スバルと同じ二期生の癒月ちょこ、ホロライブと密接に関わり過ぎて個人勢でありながら最早実質ホロメンなしぐれうい、動画の時点ではまだデビュー後1年にも満たないホロライブ六期生鷹嶺ルイの四人でディズニーランドに行った事を報告する配信。目当てのアトラクションに乗れないまま一行が帰る空気になった時、それを受け入れられない癒月が泣き出してしまい皆であやしたというてぇてぇエピソードが見所。
癒月は変わった人間だがアホではないし、精神年齢も別段低くない最低限の常識はわきまえた大人の女性なのだがそれが公共の場で幼児化して泣き出したという点に癒月の、関係の深い大空としぐれに対する警戒心ガバガバの甘え具合が窺える。家族同士で出かけた時のようなエピソードには心がなごむし、元々他人同士の出会った時点で大人であった女性同士がそんな関係に恵まれている幸運は感動的だし、アニメ声の大人の女性が子供のように甘える様子は非常に珍しくて普通に生活していればお目に掛かれない上に紛れもなく可愛い。ホロライブがにじさんじを遥かに超えるリスナーを集めて大枚を稼ぐ事に成功しているのはこういった場面が事務所内で全く珍しくなく、日夜繰り返されているからだ。
アンジュとニュイ・ソシエール、もしくはアンジュと緑仙が他二名程のにじライバーを伴って無理をしてディズニーランドに行った場合誰もこのアトラクションには絶対乗りたい、こういう順序で回りたいみたいな我を出さないだろうしとち狂ったアンジュが癒月のようにダダをこねて泣き出したら皆シンプルに怖がるだけだろう。そしてその日の報告をする合同配信は絶対に面白くない。全員が一様に警戒心を解いて家族と居るように気ままに振る舞える所まで関係値を進めておかなければ一緒に集まってコラボしようが歌みたをやろうが、ユニットを組もうが何をやっても無駄になる。「自分待ち属性なんで」「仕事関連以外の事で連絡を取るのは申し訳ないからなかなか出来ない」みたいな言い訳をして延々動かない緑仙やアンジュはこの点を全く理解出来ていない。
この配信のメンバーを構成しているのは緑仙とほぼ同時期デビューで同じように事務所内で埋もれてしまっている東京系のV一名、言動が汚らしくてライバーとしては能無し過ぎる質の悪い地方系が一名、ギャグセンスもユーモアのセンスもサブカル系の知識も備えない将来性の無いライバー一名、そして大空の四名だがカラーもバラバラで能力にも乏しい、単体では何の価値も無い味噌っかすを集めてこんなにも上質な配信を作れてしまう大空には只々舌を巻く。癒月はデビュー以来大空との関係を頼りに活動を続けしぐれは大空のモデルを手掛けた事でホロライブとのパイプを築き今の地位を獲得、鷹嶺は大空がホロライブでも指折りの重要人物だという事を見抜いてデビュー以降いの一番に擦り寄ってこの輪に参加している。大空は東京系・地方系、デビュー時期や能力・才能の多寡等の垣根を越えて人を引き寄せまとめ上げそれぞれのパフォーマンスを何倍にも高め存在価値を爆上げさせてしまうという恐るべき特殊能力を持つ。ホロライブの中に良い流れが起こる時、その中心には必ず大空がいるのだ。
✔ 前述したホロライブのアンタッチャブル、長らく触れてはいけない闇の部分としてホロメン全員から忌避されてきたときのそらを口説き落として感化して取り込んでしまった大空が、あろう事かときのとサシでお送りする2022年年末の雑談配信。長らく関わる事を避けてきたのが嘘のようにお互いがノーガードで絡んだこの配信は大いに盛り上がり、取り分け一人配信だととても見ていられないときのそらを別人のように魅力的に映す。分かる人には分かる事だが、これはホロライブの絶対的ヒーロー大空がぬかるみにはまり長い間一人で苦しんでいたときのをそこから引き抜いて浄化した事を意味するホロライブの歴史に残る偉大な配信なのだ。
大空がときのとこの距離感の関係性を構築した事で、大空と繋がっている大多数のホロメンはときのの事を以前のように恐れず、今後大空の絡み方を参考にときのと絡んでいく事だろう。大空はそんな事を計算して動くタイプではないが、何となくこれがいいと思ってやっている内に気が付けば周囲を上へ上へと導く仕組みを構築している、デビュー以来ずっとそんな活動遍歴だ。にじさんじにも個人勢の界隈にもそんな傑物は当然一人もいない。
✔ 上の配信を行うたった一年前、ときのとの関係構築を目指す意志を表明した決意の企画配信。大空の緊張具合からこれまでの両者の関係の希薄さが窺える。
この二つの配信の二人の会話を見比べればたった一年で関係性が一変している事がよく分かる。大空は当たり前のようにときのにタメ口をきくようになっているし、はじめは訝しんでいたときのは大空に全幅の信頼を置いて明るく笑いよく喋り本当に楽しそうだ。
ときのそらと二期以下の中心的なホロメン達のこれまでの隔たりは、ドーラと本間やリゼとアンジュなんかとは比べ物にならない程深い。それでもずっと放っておくのはよくないという100%の厚意で勇気を振り絞って恐る恐る手を伸ばし、関係値を重ねるまめな努力を続けて本当に目標を達成し、たった一年で他人をこんなにも輝かせる偉業にはシンプルに敬服してしまう。
去年末のときのとの配信の最後で次はこちらも事務所内で非常に浮いている存在AZKiを攻略する流れになっているがときのと比べると遥かにハードルの低いAZKiを大空はきっと初回のコラボ時にでも落としてしまうだろうし、そうなれば後はロボ子だとか夜空、アキ・ローゼンタール辺りとゼロ距離まで近づくのも時間の問題だろう。内心何とかしたかった二期生以下との溝を埋めるパイプを作ってくれた大空に皆本心から感謝して上下の立場など関係なく忠心が芽生えるし、そうして完成したより大きな大空体制は事務所内で眠っていた新たな才能を再発掘し、ホロライブは更なる盛り上がりを見せていく事になる。落ちるばかりのにじさんじや個人勢界隈とホロライブ、中でも大空の界隈では時空が反転しているかのように事象の進む向きが何もかも完全に真逆だ。
たった一年で事務所が長年抱えていた最難関を突破して見せた大空に引き換え緑仙とアンジュは足掛け四年も関わっていて「仲良しです」と口先で言ってはいてもいい所損得勘定で結びついた仕事の関係を作るので精一杯だ。その事実こそがどちら共、特に緑仙の懇意を考えも無しに度々袖にしてきたアンジュが人を受け入れ信頼関係を築く努力を進んで行う程の度量を持ち合わせない人間である事の証だし、同時にV同士が繋がり合っててぇてぇの力を糧に上昇していく集団戦術など一生出来る筈がない事を示唆している。
二人でのユニット名など考えなくていいし、募集する必要もない。どうせ実を結ぶ筈がないし、何の成果も上げないままフェードアウトしていくだけの集まりに過ぎないのだから。