✔ 企画考案・動画編集等富士葵の成功ともチャンネルの成長とも無関係な仕事に拘り的外れな采配ばかり振るうキクノジョーに対して、5年以上活動しても自力で何かを成し遂げる事が出来なかった富士は完全に自信を失い、今はキクノジョーの操り人形状態だ。
長らく頑張った「週6回行動」はどう考えても努力教信者のキクノジョーのセンスだし過密スケジュールに対して心が折れたのもキクノジョーより富士が先、日々の動画のセンスはキクノジョーカラーの物が大半を占め2022年に新規開発した「アカペラショート動画シリーズ」「コント型お笑い動画シリーズ」もどちらもキクノジョー主体で製作された物、編集技術、編集センスの向上も物凄いがこれも富士ではなくキクノジョーの成長だ。
「週6回行動」以降訪れた2回の視聴回数のアベレージの増加、の1回目はキクノジョー主導の下活動頻度を跳ね上げたお陰、2回目はぽこピーとコラボしたお陰(コラボの発案・打診・計画等はキクノジョーとぽこピー主導)でやはり富士がAoi ch.の成長に関わる事案で主体的に動いていた例はない。
実は富士のような蝶よ花よのアイドルVが、自分の売り方について自分から思案して自発的に行動する必要は基本的にない。女性Vの女性的な魅力を最大の売りにして業界で一番成功しているのはホロライブだが、そこに属しているホロメン達は皆YAGOOの掌の上で踊らされる形で稼いでいるだけだ。彼女達が自発的に決められるのはせいぜい「どう踊るか」ぐらいのものだが視聴者と面と向かって直でやり合う役目の女性Vの領分というのは元来そういうものだ。
富士の問題は誰かに操られている事ではなく、富士を操っている人間が何も分かっていない点にある。Aoi ch.の運営キクノジョーは厳密に言えば「技術者」で「作家」だ。YAGOOみたいに様子がおかしくて病的にKYだが視野だけは広くて、おっさんの癖してでっかい夢を持っているようなネジの飛んだ水先案内人を得る事が出来なかった事で富士のアイドルVとしての才能はこの5年一向に日の目を見ない。富士界隈でYAGOOのようにスケールの大きな采配が振るえるとすればそれはピーナッツくんだった筈なのだが、彼はもうV界に対する興味を失って自分の知名度と収益を守る事にのみ執心する既得権益クソジジイになってしまったので、やはりVTuber富士葵がその価値を世間に認められる機会が訪れる事は今後ないだろう。
✔ 3:34~ 有名YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に出演して絶賛バズり中の星街。星街の出演が予告されてからFIRST TAKE側のコメント欄が荒れ、星街が歌った途端にそれが止んだ一連の流れで彼女は今「今だ差別的な目で見られがちなVTuberという存在を世間に認めさせた魁」として神格化されたような状態だ。
自分の歌唱力に絶対の自信を持ってこの業界に乗り込んできた富士が当初やりたかったのはこういった方向性の活動ではなかっただろうか。表現力はともかく、富士は単純な歌唱力や女性Vとしての華で星街に全く負けていない。それが今こんなにも落ちぶれて、同じ界隈の上位のVから何もかもをしがんで業界の事を何も分かっていない運営に操られて、本来やりたいとも思っていなかったよく分からない企画をやらされて素質の上では自分が最初に立っていてもおかしくなかった舞台を他人に横取りされてそれでもヘラヘラ笑っている富士からは何の意志も矜持も感じられない。活動当初どんな気持ちでいたか、どんな意志を持っていたかなど富士はもうとっくの昔に忘れてしまったようだ。
ホロライブの外で紹介に預かる時星街は必ず「ホロライブ一の歌唱力を持つ…」と評されるが、実際それには結構な齟齬がある。ホロライブには星街以外にも自分の歌で世間を振るわせたいと願うVが何人も居て、彼女達の活動のベクトルは何をしようとも必ずそこに向かっている。彼女達はどう見ても星街が「ホロライブの歌姫一強」とされている現状を良しとしていないし、星街のFIRST TAKE出演の話を振られると良い顔をしない者までいて、歌唱特化型と認識して貰えない現状をひっくり返そうとオリ曲のMVに自腹で4桁を突っ込むようなイカれた女もいる。しかし当初の目標をブらさず苦しくても努力を辞めない彼女達の姿はやはり魅力的で、その姿に感化されたファンや周りの人間に押し上げられて彼女達が星街に追い付く可能性だけは残り続けるのだ。
富士は一体何がしたいのだろう。業界の「歌と言えば」になりたいのならその方面の活動が少な過ぎるし配信や動画の面白さを突き詰めたいならネタも喋りも勉強不足過ぎる。仲間と楽しく活動する事が大事ならそれを一番叶えてくれるぽこピーとの絡みの頻度が少な過ぎるしおめシスとかいう何のシナジーも無い守銭奴のババアと絡む事はむしろ逆の行いだ。単純に売れてチャンネルを大きくしたいのならやはりぽこピーとの絡みを増やす事が最善手なのだが、そのどれをも行っていない富士には何の目標も無いようにしか見えない。
うだつが上がらないからと言って現状に屈して手近に居た支配的な年上の男性に言われるまま脳死で活動する事は、全く当然の事ではない。業界最高クラスの才能と十分な華に上出来なモデル、有難いことに界隈で最強の成功者との人脈まで手に出来ているにも関わらず早々に志を折った富士は頭ではなく意志と心が弱いのだ。そしてそんな富士には独自の魅力も覇気も育たない。だから視聴者を惹き付ける事が出来なくてぽこピーとコラボしても向こうの再生回数を一ミリも伸ばせないような恥ずかしい事態が起こってしまうのだ。
ホロライブで星街に噛み付かんと悪あがきする自称歌唱特化型のマイナーホロメンにはまだ可能性があるが、富士には今後如何なる可能性も一切ない。本人に意志がなければ周りの大人もボンクラ、才能と華があれば自動的に成功する程人気商売は甘くはないのだ。
✔ 3:47~ 2022年年末、箱内を大いに賑わせた「hololive shuffle medley」。箱に所属するライバー同士が手を取り合って日々育てた「てぇてぇ」をこの場に集約し、爆発させる事で並々ならぬ多幸感を演出する事に成功した、ホロライブの何たるかをここ最近で最も端的に表したMV。それぞれの歌唱力でも声質でもモデルの美麗さでもホロライブの技術力でもなく、「てぇてぇ」という前フリこそがこのMVの本質となる。
私がこれを鑑賞しつつ思ったのは「何で富士はこれをやってないんだろう」という事だ。ぽんぽこやおめシスのようなお笑い方面のバラエティ特化型ではなく歌唱特化型の美少女アイドルVである富士にこれ以上の選択肢などありはしないのに、富士はこれに至る道程に足を踏み入れてすらいない。
代わりに富士がお正月企画としてやっていたのは初日の出を撮影する企画だが、これのフリとなる動画は全くシナジーのない男性運営との対決企画だし、絶対に仲の良い女性Vと一緒に行ってお互いにとって忘れられない思い出とした方がいい初日の出の撮影には一人で行っているし、手に手を取って協力し合うべきなぽこピーはルームランナーに乗ってダラダラ喋っているだけだし、もう何もかも滅茶苦茶だ。
富士もその周辺の大人達も、富士を使って富士が行ける最高到達地点まで彼女を押し上げる意識を全く持っていない。「富士葵を成功させるには」の意識と共に業界を注意深く観察すれば「①富士に応用すべきはホロライブのメソッド」である事が即座に分かり「➁同僚を超えて終生の友と言える程の仲間のVを複数用意する事の必要性」と「③界隈で一番のインフルエンサーで相性も抜群なぽこピーの力が欠かせない」等のポイントが見えてくる。「週6回行動宣言」以降富士とキクノジョーがやっている事はむしろ逐一その逆を行っているような形だ。
✔ 10:22~ 2022年末の大空の雑談配信。オフコラボの為自宅に招いたときのそらの天然っぷりをイジりつつエピソードを披露しているがこの一年前大空はときのそらと面と向かって話す事も憚られる程関係性が希薄だったのだ。
先日富士もゲスト出演していたときのそらの100万人達成記念3Dライブという物があったが、ホロライブに5年所属してYouTubeチャンネルの登録者数が今やっと100万人に到達するというのは物凄い成績不振だ。2020年夏にデビューしたホロライブ5期生ですら全員が登録者数100万人を超えている現状、この記念ライブ自体がほぼほぼ事故と言って差し支えない。絶対に苦しい筈なのに努めて明るく振る舞う様子も極めて息苦しく、ときのそらはホロメンですら気安く触れられない事務所の影の部分として長年放置され続けて来たという経緯がある。
2021年末にときのそらと距離を縮める宣言をしてから1年かけて本当にそれを達成してしまった大空によって、にわかに拡散され始めた「実は制御に困る程の天然キャラだった」「気遣いせずに同じ目線で時には叩きつつ接した方がいいらしい」というときのそらの素のキャラクターや「取り扱い説明書」を踏まえて2期以下の中堅ホロメン達が彼女と絡む機会は今年以降飛躍的に増えるだろう。単に「2期以下の中心メンバーと絡めていなかった」事で存在ごと忘れられて成長の止まっていたときのそらのチャンネルは今後息を吹き返し、チャンネル登録者数100万人以降の成長はこれまでよりずっと早いペースで成される筈だ。
富士がほぼ同期のときのそらと定期的にコラボを行って辛抱強く関係を繋いでいた場合、富士はこの波に乗ってホロライブの中心メンバーと関係を作れていたかも知れない。育ちが良くて学もあって、お上品で文化的な女子Vは現状ほぼホロライブの中にしかおらず、富士がぽこピーの次にいいコラボ相手を作れるとしたらそれは常識人系のホロメンの誰かだったと思うのだが、苦境に立ち続け息も絶え絶えだったときのそらに目もくれなかった富士はその機会をみすみす逃している。
外に目を向けず逃げるように自分のチャンネルの活動にばかり打ち込むというのはこういう事だ。「Vの活動は他Vとのシナジーこそが肝」→「ぽこピーの他に富士とシナジーがあるのは?」→「色々探したけどホロメンしかいない」→「浮いてるみたいだけどとりあえずときのそらとAZKiぐらいは繋いでおこう、何があるか分からないし」という芯を食った采配をキクノジョーが出来ていたら、若しくは富士が単純に旧知の仲のVに興味を持って繋がる意識を持てていたら2023年の富士の活動はこれから行うしょうもない物とは全く違う様相を呈していたかも知れない。ちなみにときのそらを懐柔して手懐けてしまった大空が次に目を付けたのはAZKiだ。モデルを変えて前とは比べ物にならない程華々しくなった彼女は切り抜きが作成される量が飛躍的に増えており、大幅な上昇への予備動作に入ったような格好だ。
広い視野を持って外に目を向ける事をしなかった結果、富士が得ているコラボ相手はぽこピーの他にはおめシスとかいう真性のアホが脊髄反射で無理矢理押し付けたシナジーのないはた迷惑なクソババアだけだ。こいつらと絡んで一体どっちの誰が得をするのか富士にでもキクノジョーにでもぽんぽこにでもいいから納得のいく説明を聞かせて欲しいものだ。中でも「富士=失敗した駄目なタレント。自分が頑張るしかない」と思い込んでいるキクノジョーからの説明が私は特に聞いてみたい。
✔1:44~ 廃校コラボの導入にてここから数日の日程を聞いて「最高だね♪」と漏らす富士。この露天風呂に浸かりながら熱燗でもやっていそうな心の底からの「最高だね♪」にファンは萌えてスパチャをしこたま投げるのだがキクノジョーはそういう事が本当に分かっていない。
動画は2022年の夏の終わり頃収録した物だが当時富士は活動に疲れ果てていて本当に元気がなく、こんなに楽しそうな姿を見せるのは久々で、それが彼女の好きなぽこピーとのコラボの場での出来事だった事がとてつもなく「てぇてぇ」のだ。彼らとの関係を日常の定番と化して擦り続け、ぽこピー界隈の視聴者がそれを十分に認識すると切り抜きが量産され始める。それが広告媒体となって富士のチャンネルは急成長を遂げる、それが令和のアイドルVの売り方だ。
担当しているタレントがこの感じで「最高だね♪」と漏らしたら運営やマネージャーなら「うちのタレントめっちゃかわえぇ~絶対成功さしたろ//」と思わなければならないところだがキクノジョーは多分この瞬間の事を覚えてもいない。彼が舵取りをして富士を売る事は絶対に不可能だ。
✔ 0:40~ 「大晦日大好き」と言う富士に対して終始「は?何が?」という構えのキクノジョー。このご時世にこの感じの女子V相手にこんなクソサブい絡みをしている男性Vは滅多にお目に掛かれない。にじさんじの古株男性Vですら近頃はもうちょっとマシな感じだ。
この富士の「大晦日大好き」という女子トーク中の女子トークに対してベストな返しは「えー私もー♪めっちゃわくわくするよねっ//」(共感)とか「わかるー(わからない)でもいっつも早めに寝ちゃって年越し蕎麦食い損ねるわ」(同レベルの目線からの返し)とか「わかる、わかるよ、だから年末年始は一緒のベッドで過ごそうね//」(百合絡み)等になる。当然相手は関係の深い女子Vがベストで、その後の展開によっては切り抜きに仕上げて貰える可能性も十分だ。
この後の「は?何が?」と歩み寄らないキクノジョーに対して「わ、わくわくするから」と無謀な説得を試みる富士の様子が痛ましくて見ていられない。他領域のVの活動模様をよく見ているならこんなヤバい絡みを編集して動画にした上で自分のチャンネルに上げようなんて気の狂った真似は出来ない筈だ。
「ぽこピーみたいになれるかどうか」が視野の全てになっているキクノジョーはピーナッツくんがぽんぽこに対するようなスタンスで常々富士と絡んでいるがそのズレっぷりに彼の司令塔としての限界がよく表れている。ピーナッツくんがメインの女子Vに対してあの態度をとって受け入れられるのは彼が彼女の兄だからだし、そもそもぽこピーがネタとモチベ切れで限界化する事など「週6行動宣言」の前から先見の明のある人間なら見抜けていた筈だ。
キクノジョーにはユニットの司令塔も出役として最前列に出て陣頭指揮を執る事も無理、後ろに控えて後出しで気の利いた対応をとりつつ一人籠って企画の作成や技術の研鑚に努めるべし、彼という人間に関して言える事はずっと前から徹頭徹尾それが全てだ。
✔ 2022年、重ねた多大なる努力で確かな成長を遂げた富士葵&キクノジョー。しかし現実や環境から目を背けた状態で闇雲に重ねた努力は結局どれも成果に繋がらず、コンテンツの視聴回数の増加や拡散力、2人のVとしての真価を引き出すところまで全てぽこピーに頼り切りだった、というのが実際だ。
問題は「2人がぽこピーに頼らねば何も出来ない」事ではなく、「自分達がぽこピーに頼らねば何も出来ない事実を認めてそれを踏まえた上で今後の活動プランを立てる、という潔さを持てない」点にある。もちひよこやミミックに関しても同じ事が言えるがぽこピーに頼らねばVとして成立し得ない現実を本当に視聴者から隠せているつもりかボケが、という話だ。
失敗して上手のVから飽食を働いている身分のVがさも立派に一人立ち出来ている風に振る舞う、どうでもいい奴がどうでもいい自分の為に虚勢を張って開き直っているのをなんで視聴者が見て喜ぶと思うの、なんでそれが売れる事に繋がるの?誰が得するの?ぽこピーへの感謝の気持ちは湧かないの?と至極当然な質問を投げかけてみてもぽこピー界隈のVは誰も何も答えられないだろうし、何の価値もない自分のプライドを守る為に「ヒボウチューショー!」とでも叫んで逃げて行くのが関の山だろう。
「ぽこピー界隈」に属している個人勢Vのお歴々が、ぽこピーと繋がれてその寵愛を受けられたのは紛れもない奇跡だったのだ。人気商売に就いて成功する為に絶対に必要な、誰の人生にも一度手にする機会があるかどうかの特大の「運」が彼らにとってはぽこピーとの関係だったのだが、プライドを守る為か恩返しをする責務が発生する事を恐れてか、誰もぽこピーに対してゼロ距離まで近寄って関わろうとしない。腰が低過ぎて人に助けてくれなんて言えないぽこピーは今本当に空っぽになって2人で共倒れる寸前だ。
何回もやったパターンで行先だけ変えた旅行を毎回一人でやって、100均やサウナに縛られてのみ動画を作って何も思い付かないけど何かしなくちゃいけないから雪の中を裸になって走り回って、そんな活動が楽しい訳あるだろうか。PS5の空箱だけ渡して相方を錯乱させたり何食わぬ顔でこっそり腹筋を鍛えていたあの頃のような、インスピレーションに後押しされた勢いと張りは2人にはもうない。モコピ、モコピ、とだけ鳴き新手のポケモンのような有様になっても「今までの恩があるので協力させて下さい、自分のチャンネルは元々2人のお陰で保ってただけですから」と申し出る人間は一人もいない。そんなしょうもない人間だから売れなかったんだ、とはきっと誰も死ぬまで気付かないのだろう。
そんな人間の筆頭である富士葵&キクノジョーの活動は今後もずっと下らない。富士が売れるのも無理だし、キクノジョーが富士を売る事も無理だ。成功と全く関係のない部分の努力に逃げ込んで自己肯定感を高める事、そして辞める時の「でも頑張ったよね」に使える材料を増やす事にだけ執心する2人の活動模様はその上っ面と違って本当に醜い。
おめシスが守銭奴のオワコンババアに堕ちてさんばかが壊れて、桐生と潤羽が居なくなって今度はぽこピーが終わるのだ。後々まで業界を代表する存在であり続ける筈だった本物の才能がまた一つ…V界の変容は実に目まぐるしい。