✔ 2:45~ 最近は疎遠気味だった宝鐘とも近々何かやりそうな雰囲気。そもそもそこまでシナジーのある二人ではないが余計な前提がデバフとして機能している今は猶更何をやっても面白いものは作れないだろう。最近めっきり配信頻度が落ちた宝鐘の一回分の配信がすいマリコラボで潰れると考えるともったいなくて仕方がない。
ここまで上げた星街のコラボ(予定)相手にはさくらみこ、兎田、宝鐘という箱最大級のビッグネームが名を連ねるが、これが星街のタチの悪いところでもある。協力し合う事が最大の強みな箱の中で自分の事しか考えない人間が顔を出すとそれだけでとにかく不快な訳だが、同じ属性の獅白や常闇だと大空の界隈ごとを日々の視聴のルーティンから一括で切ってしまえばとりあえず面を拝まなくて済むようになる。しかし箱指折りのビッグネームで横の繋がりにも長けている星街の場合誰をどう切ってもいずれかの推しの配信には必ず現れるし、星街側ではなくこちらの推し側の配信が一回潰されるのをむざむざ一度観せられる羽目になる。上に挙げた3人の他にも兎田とのコラボには戌神が居たし、湊とは懇意だし、不知火建設という箱最大の多人数参加型ユニットで星街は仕切り役を務めている。それにまつわる全ての配信に現れリスナー側からのヘイトを高め、コメント欄が荒れるリスクも高めて炎上の件を知っている深めのリスナーの視聴心地を削ぐのなら星街は間違いなくホロライブ史上最大級の害悪生物だ。YouTube広告の如く切れないのなら最低限誰の視聴にも耐える水準を保つべきなのだが星街の場合「切れない」×「誰の視聴にも耐える訳では絶対にない」という最悪のコンボを達成している。
誰が悪いとかではなく箱が荒れてる状況がただしんどいです、という和気あいあいとしたホロライブが好きな平和主義のリスナーからのお気持ちが先日の釈明配信では取り上げられていたが、そのリスナー達は今ホロライブ全体が薄っすらと楽しくなくなっている状況だろう。見れば分かる通り、星街は彼らに対して何の対応もせずその気持ちと意見をシンプルに無視してただゴリ押す形で自分の立場を優先させている。
✔ ホロライブを視聴する上で前提条件というのは欠かせない。げんたろう事変以前のみこめっとの配信が面白かったのは二人の母娘や姉妹のような関係性が下敷きになっていたからだがそれが面白かったのはビジネスを公言して距離をとっていたそもそものスタイルとのギャップがあったから、ビジネスを公言するドライな関係性が面白かったのはてぇてぇ主体で甘い関わりの多いホロライブの中にあって異色なしばき合いのスタイルをとったから、しばき合いのスタイルが面白かったのはキレキレでドSな星街とガバガバでおバカなさくらみこのキャラの組み合わせがこの上なくそれに合致していたから、といった形で、ホロライブが発信するコンテンツの「面白」には必ずその前振りとなる前提条件が存在する。マリ箱、昭和歌謡、強風オールバック、ホロのスイカ、兎田ぺこらと仲良くなり隊、ス虐、みこ虐、スバル鎮魂歌、格ゲー絡みのキャラクリエイト、みこに勝たないと出られない部屋、年末特番のシャッフルメドレー……ホロライブの箱を賑わすコンテンツにはいつもそれに関わるライバー達が過去に打った楔が前提となって存在し、そのクオリティを大きく底上げしている。逆に前提が存在しない単発のネタはどれだけ金と労力をかけてもホロライブではヒットしないし、そのまた逆に前提さえ丹念に積み上げられていればその場のパフォーマンスはやっつけでも成立してしまう。ホロメンの活動で一番重要なのはキャラや設定、関係性等の前提の積み上げだと言ってまず間違いない。
今星街すいせいという一体のコンテンツに付随している最も大きな前提条件は「裏で男とこっそりと繋がっていて、それがバレたのに責任も取らず逃げ続けている人」だ。星街や信者に言わせると裏で男と繋がる事自体そもそも何が悪いのという話だろうし、星街との共演に積極的な同僚達から言わせるとそんなの関係ない、あくまですいちゃんを守るよという考えだと思うがそういうのは全部関係がない。男性の匂いをさせない事が前提となっている空間の中にいてバレたらマズいと思いながら男と通じたのは事実だし、意図せずバレた時に焦りや後ろ暗さを感じながら居直ってファイティングポーズをとったのもまた事実だ。「①こそこそと男と繋がって」→「➁それによって生じた全ての責任から逃げている」という流れに何の相違もない。
それが一の前提条件になっている今、星街は何をやっても面白くない。大所帯のアイドルグループのダンスを仕切れば「男と繋がってた人が仕切ってる」だしみこめっとで派手なオフコラをやれば「あんな事があったのにゴリ押しでなかった事にするんだ」だし、歌を歌えば「裏では男に生で聴かせてるんだろ」になるし意見を述べれば「責任も取らず逃げた奴が何言ってんの」になる。ドS、サイコパス、スタイリッシュな天才肌、クールビューティーでボーイッシュにしてド真ん中のモテ線ライバーという希少種、みたいなアドを一番の前提として活動していた頃とは全く違った世界がそこにはある。
箱全体から受け入れられていた、それこそが自身のアイデンティティとも言える程だった前提条件を自ら破り捨ててしまった星街はホロライブ産のコンテンツとしては壊れている。出演した全ての配信で荒れのリスクだけが増し前に出れば違和感が、名前が上がれば雑味が生じ発言の一つ一つを真正面から聴いては貰えない。単体での配信の視聴回数はやはりじわりと下がったようだが他のホロメンの配信に出ても今はただ邪魔なだけで、あらゆる意味で害しか生み出していない。誰を切ってどう防ごうとも必ず強制的に現れ視聴者側の気持ちを萎えさせていく押しつけがましい害悪ぶりは腫れ物と言うより特級呪物と言った方が相応しく、他所様の気持ちをまるで端から存在していないかのように度外視した上で貫く攻撃的なスタイルはある意味とても星街らしくもある。